自分を癒したら前より幸せになったけれど、1番欲しかったものはまだ遠くて「間に合わないかもしれない」と不安になってしまう。



理屈で考えれば「遠い」「間に合わないかも」と判断しちゃうのですが、心の世界は怪しい世界ですので、信じられないことが度々起こるものです。
遠くに感じるってことは遠くに置いてるってことですし、近くに置こうと思えば置けるのが心の世界なのです。
そんな意識を持ちながら「今できることをする」と不安はどんどん少なくなっていくものです。

ねもとせんせー

最近、Nさんからの相談文がやたらとブログに上がってるので、私も呼ばれてるんじゃないかと思ってネタを送ってみますよー。

間に合わなかったらどうしよう?
という不安はどう扱ってあげたら良いのでしょう?
結婚して子供を産んで家庭を持ちたいのに、もうそろそろ年齢的にタイムリミットで、白髪の増えた自分を見て悲しくなった秋の夜長です。

燃え尽き→人生の夏休み→女性性ゆるふわ→中学生で心が止まってる自分を育て直し始めて、「順調っすねー」って言われてたはずが、ここに来て激しい怒りや寂しさが止まらず情緒も不安定でございます。
幼い頃に出せなかった感情が噴火していることは理解していて、お怨み帳と感謝の手紙を猛スピードで繰り返しては、自分を癒す日々を送っております。

でも、自分と向き合えば向き合うほど、そりゃ、そんな経験したら人間不信にもなるよねー、怖くて近づけないよねー、セクシャリティも抑圧しちまうよねー、と、自分が独り身なことに納得してしまいます。

採用されてもされなくても、リトリートには行こうと思うので、こんなに課金してるってことは、私のライフワークはパートナーシップのはずですが。

自分を癒していったら、前よりはずっと幸せになった。でも1番欲しかったものはまだ遠くて、間に合わないかもしれない。こんなときはどうすれば?
(Nさん)

確かにNさんがけっこう登場されてますね。昨日もそうだった!

ということでNさんも参加される1DAYリトリートはこちら。

◎東京:11/23(日祝)11:00-18:00 1DAYリトリートセミナー~1日かけて自分と向き合い、自分を癒し、自分自身と出会う~

まあ、相変わらず順調っちゃ順調なんですよね。(たぶん)(無責任!?)

「間に合わなかったらどうしよう?」という不安や焦りの気持ちもよく分かります。
「出産年齢」というのが確かにあるものですから。
ということは、やはりそうしたご相談を何度もいただいているということでもあります。

私の場合、Nさんもご存じのようにけっこう大風呂敷を広げて人生全体を俯瞰するようなところからその問題を見ていくことが多いんですね。
だから、

>でも1番欲しかったものはまだ遠くて、間に合わないかもしれない。

という問題も、とても変な話ですが、

・なぜパートナーシップが1番ほしいものなのか?
・ほんとうにパートナーシップが1番なのか?
・なぜ間に合わない状況を招いてしまっているのか?

という疑問をNさんの全体像から探っていきたい、と思うものです。

もし、「今の状況を自分が望んで作っているとしたらなぜ?」というそもそも論もまた自分の心を理解する上で役立つ疑問かもしれません。

「そんなことねーよ!!」とお怒りになるのも無理はなく、お恨み帳(もしくはデスノート)に私の名前が列挙される可能性もあろうかと思うのですが、改めてそこを掘り下げていくこともお勧めしたいところです。

「プロセスは完璧」という考え方がありまして、私も「なるほどー、その通りだなあ」と皆様のお話を聞いたり、自分自身に照らし合わせてみたひたすら感心するばかりなのですが、今のNさんのプロセスも完璧だとして見るとどういう解釈が成り立つでしょうか?

しかも、長期間自分と向き合ってらっしゃるでしょう?
幸福度もぐんと上がったわけですよね。

そうして、自分なりにできることはやってるのだから、悪いことなんて起こるわけないじゃない!という風に思ってみるのはどうでしょうか?

つまり、自分にとって「悪い」と感じていることも、実は「恩恵」であり、素晴らしいものであると解釈してみるのです。

「パートナーができなくて出産年齢も迫ってるというのに、それが恩恵だと!?は?」とNさんのみならず同志のみなさまからの怒りの念が飛んできそうなのですが、あ、あくまで、か、か、解釈の仕方のひ、ひとつとして、い、いかがでしょうか?(震)

>でも、自分と向き合えば向き合うほど、そりゃ、そんな経験したら人間不信にもなるよねー、怖くて近づけないよねー、セクシャリティも抑圧しちまうよねー、と、自分が独り身なことに納得してしまいます。

これってものすごく素晴らしいことだと思うんです。
自分と向き合い続け、自分という世界を探求し続け、そうして自分自身を理解できるようになったってめちゃくちゃ素晴らしいことじゃないですか。

「パートナーがなかなかできひん。このままじゃ子どもも産めん」というところに意識を取られると不安や焦りが大量に押し寄せると思うのですけれど、その一方で、自己理解が進んだおかげで見えてきたものも数多くあると思うのです。

そうして「こういう人生を歩んで来たら独り身なのも納得できる」という“今を受け入れる”ということができたわけですよね?

これ、めちゃくちゃすごいことなんですよ。
めちゃくちゃ快挙なんですよ。

そして、今からすごく当たり前のことを言うのですが、独り身であることに納得できたってことはパートナーができないことにも納得したってことですよね?

「分かっとるわ!それがイヤなんじゃー!」とお恨み帳を取り出す前に聴いていただきたいのですけれど、となると、現状把握ができたんだから、あとは未来を創っていくだけじゃね?と思ったわけです。

◎そういう現状把握、自己理解に役立つセミナー

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つまり、課題は明白になった、ということですよね?

〇人間不信をもっと解消していこう。
〇もっとセクシャリティを解放していこう。

この2つのテーマに邁進すればいいってことですよね?

でも、これらってゼロからのスタートじゃないですよね。
今までも自分なりにやってきたこともあるし、カウンセリングやセミナーで向き合ってきたものでもあるし。

そのために具体的に今できることって何でしょうか?
それを見つけて取り組んでいくのはいかがでしょうか?

また、同時にそんな自分がパートナーを得るために今できることって何か?を考えて、実践してみてください。

「できること」をやってくださいね。
「できないこと」「やりたくないこと」はやらないでくださいね。
「これって正しいのかな?間違ってないかな?」とかは考えないでくださいね。

「不安」の多くは「今できること」に意識を向けると消えていくものです。

「不安」は過去のデータを基準に未来を予測することで生まれるもので、意識は「今、ここ」にいない状態です。

だから、今のNさんは「もう子どもが産めなくなった」わけでもなく、「パートナーもできずにひとり老後を迎える」ことが確定したわけでもありません。

過去の傾向を頭が考えて「未来はきっとこうなるんじゃねえか?」と推測して、その推測によって不安が作り出されているのです。

だから、今のNさんは「結婚できないわけでも出産できないわけでもない!」という現実を受け入れるわけです。

そして、その人間不信もセクシャリティも完璧になくす必要なんてありません。

今できることをやっていくことで、それらの問題も少しずつ軽くなっていきますし、何よりも「できることやってるぜ!」という思いが自信を作り、不安を消していきます。

そうすると今度は「なるようにしかならん!」と悟り始め、「これであかんかったらしゃあない!」という開き直りのような気持ちになっていきます。

つまり、より自信が付いて行くってことなのです。

だから、今まで頑張って自分と向き合ってきたこと、そして、それが少なくない成果を生み出していること、そして、何より「前より幸せになったなあ」という今をもっと認めてあげたいんですね。

そうするとよりその“悟り”が近くなるものです。

そういう境地に至ると「ほんとに必要だったらパートナーも赤ちゃんもやってくる」という思いに至りますし、「もうそこは神様に委ねるしかねーよなー」という気持ちになるものです。

そしたらものすごく楽になります。

>でも1番欲しかったものはまだ遠くて、間に合わないかもしれない。こんなときはどうすれば?

捉え方、考え方を変えてみるのはどうでしょうか?

「まだ遠いから間に合わないかも」というのは物理の世界の話でして、心の世界の話ではありません。

「パートナーができん!と言ってた人がそのちょうど1年後には結婚して妊婦になってた。」という話をNさんも聞いたことがあるでしょう?

それがNさんの身に起こらないとは限らないですよね。

こういう考え方って“心の世界”らしいですよね。
だから違和感を覚えたり、抵抗を感じたりする方も多いと思います。

そういう体験をされた方であれば「ほんまにそうやわ」と思えるのですが、ふつうに物理法則を信じてきた方は「気持ち悪い」とすら感じるかもしれません。

心の世界ではエビデンスってのはあまり重要じゃないんですよね。
未来がどうなるかなんて分からないものですから、ほんとにミラクルと思えることだって全然起こり得ます。

そうなるとほんど自分が何を信じているか?という話になっちゃうんですけれど、私も25年もカウンセラーをやっていると「どうなるかなんてほんと分からんよなー」と思うんです。

人生には予想外のことばっかりが起こるんだなあ、としみじみ思います。
悪い方向の予想外ってのもありますけれど、びっくりするくらい良い方向のできごとも起きていて、「ほんまに神様っているのかもな」とすら思わされることがあります。

だから、Nさんにとっても「できることはやってるし、良い方向にしか進まんわなー」くらいの気持ちでいることをお勧めしたいわけです。

今できることを見つけて粛々と取り組んでいく。

不安になったら、「これは過去のデータから作り出した幻想だ!そんなことは今時点では起きてない!」と思い直し、「今できることをしよう!そうだ、白髪を抜こう!」っておもむろに鏡に目をやればいいのです。

そして、その上で、でも、やっぱパートナーが欲しい!子どもが産みたい!という気持ちを認め続けていく、のです。

そうね、結局のところ「自分を信じろ!」ということでしょうか。

実は今日お話ししたプロセスは女性性だけでなく男性性のサポートも必要としています。

今の気持ちを受け入れたり、自分と向き合って現状を納得していく、というところは女性背いですし、「今できること」を見つけるのも女性性がサポートします。

しかし、思い直しをしたり、今できることを実行したりするには男性性が必要です。

つまり、意志の力も大事なんです。

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