封印してきた「女性であること」を、もう一度取り戻すために~性や女性性を嫌悪してしまう心の仕組みについて~



性やセクシャリティにネガティブなイメージを抱いてしまう背景には、性被害や心ない視線、家庭環境、とくに母との関係が深く影響していることがあります。
自分を守るために女性であることを封印するのは自然な反応ですが、それでもメイクやファッション、セックスに惹かれるのは、女性性やセクシャリティが本来の才能であることを心のどこかで知っているからかもしれません。
母との距離を見直し、自分軸を取り戻すことで、抑圧してきた感情や女性性は少しずつ解放されていきます。変えようとする前に、まずは今の自分に寄り添い、安全な場で本来の自分を取り戻すことが大切なのです。

根本先生、こんにちは。
先生のブログを夜な夜な拝読し、ご著書も購入させていただきました。
夫と子どもがいる30代女性です。

先生、女性のセクシャリティの素敵なところって、何でしょうか?

私は、幼少期から大人になるまで何度か性被害に遭っています。
加えて、思春期に体の変化について母から無神経なことを言われたり、男子がいる前で女子から無理矢理服を脱がす悪戯をされたりしていました。
それで、「女性の性は男性から良いように搾取される惨めなもの。しかも、私の性は同じ女性からも無下にされるくらい底辺なもの。」というイメージを払拭できずにいます。
また、私の母は性的なコンテンツを毛嫌いしていたので、私も「いかがわしい」というイメージを持ってしまっています。

結婚して出産もしているのに、セックスに向き合おうとすると、その行為や男性である夫、自分自身に対して、色んな負の感情がわいてきます。
妊娠のために!と向き合った時は事務的になれて楽だったんですが…
先生のブログを参考に、女性らしいメイクやファッションを楽しむことにチャレンジしてはいるんですが、なかなか自分のセクシャリティを肯定できないことが、すごく悲しいです。

セクシャリティだけじゃなく、全体的に母の影響を受けて自分を抑制した生き方をしてしまっています。
母は、本当は可愛いものや明るい色が好きなのに、「私なんて」と地味な服装をしていて、人の目を気にして遠慮してばかりいました。
そんな母が不憫で、私だけ幸せになるのは申し訳なくて、母が歳を重ねて柔軟になっていくのに合わせて、私もその分だけ自分に幸せを許可してきました。
優しいと言えば聞こえは良いけれど、それじゃあいつまで経っても私は自分らしい生き方ができません!

どうすれば変われるでしょうか?
家族や友だちなど、私の周りにいてくれる大切な人たちと温かい気持ちで繋がりながら、自分らしく幸せに生きたいんです。
(Mさん)

性やセクシャリティについてネガティブなイメージをお持ちの方もとっても多いと思います。
Mさんのお話を読めば、「いかがわしい」というイメージを持ってしまうのもしゃあないことやんなあ、と思います。

“男性から搾取されるもの”という感覚はほんとうによく耳にする言葉です。

性被害はもちろんのこと、そこまで行かなくても男性からいかがわしい視線を投げられることもあったでしょう?

そしたらそれを封印して隠そうとしてしまうのも無理はないでしょう。

※でも、それだけ自分自身を大事にしようとしている、ということもありますよね。

そして、やはり「母」の影響はとても大きいのかもしれません。
女子から無理やり服を脱がされるってのもいじめですものね。
そしたら、対女性に対しても心を閉ざしてしまうようになってもおかしくありません。

そうして女性であることを嫌悪することになるのも自然なことだと思います。

で、また裏を返すようで申し訳ないのですが、それでもメイクやファッションを楽しみたいとか、セックスに向き合おうとされるのは、それだけやはりセクシャリティが強く、そして、それが自分の価値であることをどこかで知っているからかもしれませんよね。

同じような目に遭った方が女性であることを隠し、中性的な風貌や生き方をしている方も多いものです。もちろん結婚も恋愛も拒否して。

だから、Mさんはどこかで女性としての誇りや喜びを知っていて、それが自分の魅力であり、才能であることを感じているのかもしれないと思うのです。

だから、そこに意識を向けられるのはとても素晴らしいチャレンジです。
ぜひ“安全だと感じられる場”でそこを開いていくことにしましょう。

セクシャリティに限らず、Mさんは「母」との関係がとても影響しているようです。

「お母さんが幸せになったら自分も幸せになっていい」

そんな思いを持っていませんでしょうか?

「母が不憫」という表現はとても重要なサインです。
そう感じてしまうと人はその人のことが気になって仕方なくなるし、何かしてあげなきゃと思ってしまうものです。

いつも意識の中で「母」の存在を気にしていませんか?
今は結婚し、子育てをしながらも、何かと「母」のことを考える時間はありませんか?

改めて母との関係を整理していきたいものです。

お母さん自身もセクシャリティを抑圧して生きて来られましたよね。
ファッションなど女性らしく振舞うことを嫌悪していたのでしょうか?
あるいは何らかの事情で女性を楽しむことを忌避するような環境にあったのでしょうか?
「私なんて」と遠慮するのはなぜだと思います?

長らく女性が女性を楽しむことを禁じられた時代がありますね。
特に「結婚したら女は卒業」みたいな風潮がつい数十年前までありました。

また、女性が性に関心を持ったり、積極的になることは「はしたない」「恥ずかしい」「けがらわしい」みたいな風潮も強く、清楚で、清純で、従順であることを求められてた時代も長かったわけです。

お母さん世代だとそうした時代の影響が強く残っていることも多いのかもしれません。

そこにお母さんの生い立ちとかそれまでの恋愛とかお父さんとの関係などが影響して、性や女性であることを強く抑圧するようになってしまったのかもしれません。

どんなところで「不憫だ」と感じるのでしょうか?
そこまで母に心を寄せてしまうのはなぜだと思いますか?

お母さんを守ってあげたい、傍にいて助けてあげたい、そんな気持ちが今もあるのでしょうか?

両親の関係はどうだったのでしょうか?

子ども時代、母を見てMさんは何を感じていたのでしょうか?

お母さんによっての楽しみ、喜びは何だと思いますか?

お母さんのことが大好きなのは悪いことではないですし、優しい娘であることも間違いないんですけど、ちょっと距離が近すぎるのかもしれないですね。

なぜそんな距離が近くなってしまったのか?という点にたいへん興味があります。

おそらく、カウンセリングを進めていく中ではお母さんとの関係に注目し、今のMさんにふさわしい距離感を取っていくことを目指していくと思います。

それによってお母さんとの間にきちんと境界線が引けるようになるので、MさんはMさんらしさを発揮できるようになっていくでしょう。

そしたら、今感じていらっしゃる抑制も外していけるでしょう。

なので、ここでの質問に答えるように、お母さんとの関係を見つめなおしてみてください。

「わたしが幸せになること、わたしが人生を楽しむことこそが、母を喜ばせること」

そんな意識を持ってみることはいかがでしょうか?

同時に「自分軸」ですね。

「わたしはわたし、母は母。わたしにはわたしの人生があり、母には母の人生がある」という意識して線引きして、母軸な部分から自分軸の方に意識を向けていきましょう。

それと同時に、「わたしってどんな人間なんだろう?ほんとうのわたしってどんな女なのだろう?」という疑問を持ち続けてみてください。

これからMさんは新しい自分に出会えます。
それにわくわくしといていただければと思うのです。

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性的な被害やいたずらによって女を封印するのは当たり前のことなんですが、逆にそうした被害によく遭うのはそれだけセクシャリティが強い証拠という風にも取れます。

だからこそ、強い力でセクシャリティを封印してしまうことになるのですが、もしかするとMさんのお母さんも似たような思いを抱かれてたのかもしれません。

そうした被害に遭わなくても、社会的に、または家族の中でセクシャリティを強く抑圧しなければならなかったかもしれないですね。

それでつい娘に無神経なことを口走ってしまったし、かわいい明るいものを遠ざけ、もちろん、性的なコンテンツに嫌悪されてたのかもしれません。

そして、いつしかMさんも母のやり方を真似てしまったところもあるかもしれません。

そうしたトラウマはとても繊細なもので、慎重に、丁寧に扱ってあげる必要があるものです。

例えば、

>それで、「女性の性は男性から良いように搾取される惨めなもの。しかも、私の性は同じ女性からも無下にされるくらい底辺なもの。」というイメージを払拭できずにいます。

という感覚は当たり前のようにMさんの心に刻まれていますよね。
だから、まずはそこに光を当てていくことにしましょう。

この「惨めさ」「底辺」という感覚をじっと見つめてみましょうか。

どんな感覚になるのか、どういうイメージが浮かぶのか、どんな声が自分の内側から聞こえるのか、をただ感じるか、感じたことをノートに書き出してみてください。

「感じる」ということが大事なので、できるだけ「考える」はストップしてみます。

悲しい、寂しい、辛い、痛い、苦しい、という気持ちもあれば、悔しさ、怒り、嫉妬、攻撃性などの気持ちも出てくるかもしれません。

また、搾取されている映像や、バカにされてる声なども聞こえるかもしれません。

それは確かに実際に起きたできごとかもしれませんが、今ここにいるMさんの中にあるイメージであり、声であり、感覚です。

そうして「今のわたしはこんな風に感じている、こういう世界を見ている」とだけ思ってください。

それを払しょくしようとしたり、消そうとしたり、なかったことにしようとしないのがポイントです。

ここから先はセラピー的なアプローチになるので、本来は現場ですることなのですが、少しだけブログでも可能な範囲でお伝えしておきます。

例えば、「そういう風に感じている今のわたし」を客観的に見てみましょう。

その自分に何て言ってあげたいでしょうか?
そもそも、そういう感覚を持っている自分をどのように見ているでしょうか?

こうして少し「性的被害に遭うなどしてセクシャリティを抑圧してしまったわたし」を客観視していくんです。

それでこの記事の冒頭の話を思い出しましょう。
そんな自分を否定するでもなく、ただ、「まあ、そう感じてしまうのもしゃあないよね」と寄り添ってあげるんです。

変えようとするのではなく、ただ寄り添うだけ。
払しょくしようとする前に、まずは受け入れる、肯定する。

それだけも心の持ちようは変わって行くものです。

そこから先はできれば専門家に委ねることをお勧めしたいです。
良かったら個人セッションなども利用くださいませ。

でも、少しシンプルで効果的な方法もお伝えしときます。

「女の自分」に対するイメージはどうでしょうか。

底辺、惨め、というほかに何かありますか?
穢れてしまっているような、傷つきまくっているような、痛々しい感じのような、みすぼらしい感じのような、どんなイメージが出てくるでしょう?

そうした感覚をイメージを使って洗い流していくこともできます。

例えば、お風呂にひとりで入る機会はありますか?
いつもお子さんと一緒かな?その場合は寝かしつけを終わった時間にお布団の中でやってもいいです。

シャワーを浴びるときに「体中の穢れが流されて行く」というイメージをしてみます。
湯舟に浸かって体を温めながら「体の内側にある惨めさや悲しい気持ちが溶けだしていく」というイメージをしてみます。

お布団の中でもそれをしてみます。
それだけでも体がぽかぽかしてきて浄化される感覚が得られると思います。

さて、才能という点からみれば、Mさんは女性であることを心から楽しみ、喜べるようになっていくみたいです。

ファッションやメイクはもちろん、セックスにも喜びを感じられるようになっていくでしょう。

むしろ積極的にそうしたものに興味を持ち、生き生きとしながら取り組んでいかれると思うので、ご主人にはたくさん稼いでいただかなければなりませんね。笑

ちょっと想像してみてください。

自分の周りの世界が「安全な場」だとして、その世界にいる人たちに少しずつ心を開いていく自分。

キラキラと輝き、ニコニコしながら心から人生を楽しんでいる自分が、その世界に与えているものは何?

そんな自分が家族とどのような日々を送っているか?

そうしたヴィジョンを描いていき、それを時々思い出してみるだけでもずいぶんと効果があるものです。

「わたしは今まであまり使えていなかった“才能”を使ってこれからは幸せな人生を生きていく」

そんな言葉を日々自分にかけながら、今できることから始めていきましょう。

◎東京:1/25(日)11:00-17:00 Being(本質)につながり、新しい私の軸で生き方を組み直す1DAYワークショップ

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