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排泄物などをきれいと思う人や愛おしいと感じる人はけっこうマレで、多くの人が「汚い」と感じてしまうものだと思います。
けれど、それが強い嫌悪感ともなれば、やはりちょっと過剰ですよね。
そこにどんな心理が隠れているのかを見つめていきたいと思います。
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最近、自分の排泄物や経血などに「汚い」という強い嫌悪感を抱いていることに気づきました。たとえば布ナプキンに挑戦しようとしても、自分の血を洗うことに抵抗があり断念しました。自分しか使っていないトイレの掃除にも手袋をつけ、身体を便器から離して掃除するほどの抵抗感があります。
その一方で、野菜を育てるようになってから、自然の営みに気づかされました。芽が出て、花が咲き、実をつけ、枯れて土に還る。人間の身体もまた、食べて、排泄し、土に還る命の循環の一部だと感じるようになりました。
苦労して育てた野菜を愛おしく感じるにも関わらず自分の体を通って出たら汚く感じる自分がいる。この矛盾に戸惑いを感じています。
思い返せば、幼い頃から「汚いからきれいにしなさい」「見せてはいけない」と言われて育ちました。母の「太っている人は醜い」といった価値観も、自分の身体を否定する感覚につながっていたかもしれません。
こうした「自分の身体に対する嫌悪感」は、どうすれば和らいでいくのでしょうか。
自然の一部としての身体、その身体から生まれるものすべてを優しく受け止めていけるようになるには、どのように向き合っていけばいいのでしょうか。
アドバイスをいただけたら嬉しいです。
(Mさん)
排泄物がテーマだから私にご相談いただいたということでしょうか?
別にあたしはウンコ専門のカウンセラーではないんですけど???笑
さて、身体の感覚に向き合うっていいですね!
めちゃくちゃいいですね!
身体の声を聞く、ってめちゃくちゃ大事ですからね。
どうしても私たちは「思考」や「情報」に寄りがちですから、ちゃんと「聞く」「感じる」ってものすごく大切なものだと思います。
健康情報で「体にいい!」とされてるものが自分に合うか?って自分にしか感じられないものですからねー。
ということで、排泄物や経血が「汚い」という“思い込み”についてのお話ですね。
例えば、息子がまだ幼稚園のときに、その園長さんが「なぜ晴れの日のことを『いい天気』て言うんでしょう?雨の日は『悪い天気』なんでしょうか?」と疑問を投げかけられていました。
その当時、息子は雨でも喜んで森で遊んでいて、雨は雨で楽しいんでいました。
また、今は内地に住んでる元道民からはGに対する様々なエピソードを耳にすることがあります。
「はじめてみたときかわいいと思った」
「これがGか!と感動して、しばらく観察していた」
「同郷の知人はそれを虫かごに入れて飼っていた」
最近ではすすきのなどの札幌市内でもGの姿を見かけることがあるらしいのですが、彼らはGを汚い、怖い、汚らわしい、とは思わない人がとても多いそうです。
じゃあ、Gを忌み嫌うみなさまはどうしてそれがダメになったのでしょう?
また、これも聞いた話ですけれど、インディアンの方々には「出産は快楽である」という思い込みが存在するようです。
経産婦の方々が聞いたら怒られそうなのでこっそり言います。笑
病気のガンも遺伝性のあるものって少ないらしいんですけれど、「うちはガン家系だから」という思い込みを持っているがゆえに、その通りの人生を迎えた方々もいらっしゃいます。
心理系にはそんな思い込みは無限にあります。
「男は嘘をつく」
「あたしはロクな恋愛ができない」
「どんな頑張ったって幸せになれない」
「あたしは運がいい」
「あたしはオヤジキラーだ」
「自分はどこに行ってもブランク企業だ」
「お金はなくなるもの」
「自分は表に出ちゃいけない」
じゃあ、こうした数々の思い込みがどこからやってきているか?というと大きく次の3つに分類されると思います。
1)自分の体験から
2)自分の身近な人の体験から
3)親や周りの人たちからの刷り込み
Mさんが排泄物を汚いものと思うのは、
>思い返せば、幼い頃から「汚いからきれいにしなさい」「見せてはいけない」と言われて育ちました。母の「太っている人は醜い」といった価値観も、自分の身体を否定する感覚につながっていたかもしれません。
という部分にあろうかと思います。
道民がGを怖れぬのも、そもそも出会うことがなかったために、Gを見たらきゃーきゃー怖がって「早く!早く!殺虫剤!!」と親が叫ぶシーンを見たことがないからでしょう。
つまり、幼少期からMさんは「排泄物=体から出るもの=汚い」という思い込みを“教育”されてきたんだろうと思います。
思えば、そういうことなんていっぱいありますよね。
母親が「お父さんと結婚なんかするんじゃなかった」てこぼしているのをよく耳にしていれば、「結婚=苦しいもの」という思い込みが成立し、婚活において難解な状況を招いてしまっていたでしょう。
また、親が子どもの頃から「お金がない。お金がない。」と呪いのようにつぶやいていたならば、「お金=ないもの」という思い込みが成立し、大人になっても「稼いでるのになぜかお金がなくなる」という不思議な現象に出会うでしょう。
さらに、父親が「ああ、仕事しんどい。疲れた。」と家に帰るなりぼやいていたならば、「仕事=しんどいもの」という思い込みが成立し、仕事をすることに前向きな思いを持てないかもしれません。
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Mさんにとっては健康により意識を向けるようになったんですよね?
布ナプキンとか野菜を育てることに目が向くようになってから、その排泄物は汚いという思いがより強くなったんじゃないかと思うのです。
もちろん、それまでもトイレ掃除はされてたわけで汚いと思っていたわけですが、そこに問題意識を持つようになったのは最近ってわけですよね?
今までは特に問題とも思わず当然だと思っていたけど、意識が変わってからはそれが問題になった、というケースはとてもたくさんありますね。
まずは、そうした自分の意識の変化に着目してみましょう。
「思い込み」というのは条件反射的に出てくるものです。
そして、「それが正しい」と勝手に思い込んでいるものです。
そこでちょっと自分自身に聞いてみましょう。
「なぜ排泄物や経血を汚いと思うのか?」
「なぜそれらは汚いのか?ほんとうに汚いものなのか?」
もちろん、反射的に「やだ!汚い!」って思ってしまうかもしれませんが、そこで一旦、「ちょっと待てよ?」と留まり、その質問の問いに「内側から湧き上がってくる思い」で応えてみましょう。
必要とあれば、そのために「ウンコ」について調べてみることをお勧めします。
ウンコって何なのか?どう役に立っているのか?
戦いに挑むためには「まず敵を知れ!」ということですよね。
そうして「ほんとに汚いのか?そんなにヤバいものなのか?」みたいな視点をずらすことができるとちょっと気持ちが変わるかもしれません。
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さて、ウンコがきれいだと思う人ってたぶんあまりいないのですけれど、そこに強い嫌悪感を抱いてしまうとしたら、それは何の象徴なのかな?と考えるわけです。
>苦労して育てた野菜を愛おしく感じるにも関わらず自分の体を通って出たら汚く感じる自分がいる。
まさに、その通りですよね。
ということは「自分の体」を通ると、愛おしいものが嫌悪感に変わる仕組みがあるようです。
じゃあ、「自分の体」は汚いもの製造機ってことなのか?ということですよね。
となるとチェックしてみたいのは「自分の体のことを自分はどう感じているのか?」という点です。
これは内臓的な意味とかではなく、心理的な意味で。
つまり、「自分は汚い」という思い込みはないだろうか?
あるいは、自分に対して嫌悪感を抱いていないか?ということです。
Mさんは自己嫌悪は強い方だと思いますか?
それともさほど感じない方でしょうか?
ここがこの問題の心理的なアプローチのポイントかな?と思うんです。
ウンコが汚い、嫌悪する、の裏側に、自分は汚い、嫌悪する、という心理が隠れていないか?ということ。
となるとやはりポイントは自己肯定感ということになるんです。
そして、「いかにもっと自分を愛せるか?」ということになります。
口に入れるものが愛おしい、そして、それが通る体(=自分)も愛おしい、となれば、そこから出てくるものが「汚い」にはなりにくいと思うわけです。
なんなら「愛おしい」に変わる可能性だってあるものです。
となれば、もっと自己承認、自己肯定に意識を向けてみるのはどうでしょうか?
自分を愛する。
自分の体を愛する。
そう聞いて思いつくことをまずはやってみましょうか。
手で触れてもいいし、自己対話を繰り返すのもいいでしょう。
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また、思い込みを外す、という視点で見れば、その思い込みを与えた「母」と向き合うのも王道のやり方になります。
幼少期、母とはどんな関係だったのか?
母に甘えたり、頼ったり、なんでも話せたりする関係だったのか?
母に対して我慢したり、犠牲したりしたことはなかったか?
自立して母に頼らないようになろうとしたのは何歳くらいなのか?
母に対してどんな思いを抱いているのか?
そうして母との関係を整理していきます。
これは排泄物や経血を汚いと感じてしまう問題だけでなく、様々な面で波及効果があると思います。
野菜を育てよう、と思い立った時からMさんの女性性はさらに成長を始めたと思うんです。
そうすると女性性のシンボルである「母」との関係がクローズアップされるのも自然なことですから、母と向き合うってのはなかなかいいテーマだと思うのですが、いかがでしょうか?
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