元バリキャリ、現・専業主婦=ライフワーク、を考える。



専業主婦になると「わたしって何者?」という疑問にぶつかる方が多いと思うんです。
もしかするとそれは消極的に専業主婦を選んでいるからでは?と思うわけです。
そこで、改めて自分という人間を知ることにしませんか?
他人軸から自分軸に意識を移行させていきませんか?

根本さんこんにちは。いつもブログや本、とても参考にさせていただいています!
専業主婦=ライフワークというネタについてお聞きしたくて思い切って送ってみます。
以前取り上げていただいた時、ライフワークについて悩んでいたように思い、その後もあれこれ考えてみましたが、何を実行するでもなく。
そんな行動しない自分が嫌な一方、過去を思い返すと、仕事を頑張ったのって「生存」のためだったんです。
つまり生きてくために必要じゃなきゃ、働くインセンティブが湧かないっていう事実に突き当たってしまい、かつ専業になってから夫は出世して稼いでいます。もちろんサポートしていますが…。
ただライフワーク=専業主婦って思えるほど充実感があるかというと疑問で、自分って何者って思ってしまうんですよね。
同期は皆バリバリ働いていますし、私の暮らしを聞いたら卒倒するようなタイプばかりで、あまり会わなくなっています。かくいう私自身、かつては卒倒する側だったので、ライフワークって何?って。
それでいて、実際ライフワークをお金にするって考えると、やりたくなくなる自分がいます。ライフワークってどう考えたらいいんでしょうか?
(Mさん)

たぶん、「元バリキャリ、現専業主婦」という方が大いに感じやすい疑問を呈していただいたように思います。

めちゃくちゃ同志がいらっしゃるでしょう!!

私が言う「ライフワーク」というのは「自分らしい幸せな生き方」というもので、必ずしも仕事になったり、お金になったり、人のためになったりするものとは限らないんです。

専業主婦もそうですが、ボランティア活動がライフワークの人もいれば、趣味に生きるという人もいます。

自分が「幸せ」を感じられる方向に進んでいくことがライフワークへの道でして、「専業主婦で、夫をサポートし、夫が出世して稼いでる」という点を見れば、立派な「あげまん」と言えるし、もしかするとそれがMさんにとってのライフワークである可能性も少なくないと思います。

ただ、専業主婦ったって千差万別でございまして、その中身は多種多様です。

ライフワークってのは「形」ではなく、「要素」がすごく大事なんです。

専業主婦がライフワークという方は、家が大好きで、家族のために家事をすることが喜びで、針仕事も好きで、今の生活が大好きでした。

一方、別の専業主婦の方は家事が苦手で最低限ですが、動物や植物が好きで、家で動物を飼ったり、観葉植物を育てまくってジャングルみたいな家にしちゃっています。夫はそんな妻のことが大好きで、夫婦円満に過ごされています。

また、外に出ることが好きな専業主婦は「学ぶ」ということが喜びなので、歴女になったり、薬膳料理を学んだり、日本酒の利き酒師になったり、興味のあることを次から次へ手を出しておりました。

だから、自分が何が好きなのか?逆に、何がイヤなのか?あるいは、何が喜びで、何が喜びじゃないのか?と心の中をしっかり見つめていくことがとても大切なのです。

それはやっぱり「自分軸」じゃないと難しいんですよね。

>ただライフワーク=専業主婦って思えるほど充実感があるかというと疑問で、自分って何者って思ってしまうんですよね。

専業主婦って「自分は何者でもない」という思いを抱きやすいものですよねー。

じゃあ、この「何者」て具体的に何を指し示しているのでしょう?

このマインドは私たちの中にある「何者かにならねばならない」という概念を生み出しますね。

では、なんで「何者かにならねばならない」のでしょう?

おそらくそれは承認欲求が根付いているのではないかと思うんです。

人から認められる、褒められる、愛される、などの欲求。

つまり「何者かにならなければ自分は人から必要とされない」という思いが心の中に存在してませか?

もし、その思いがあるならば手放していきたいですよねー。

つまり「わたしはそのままで十分愛されている」「わたしはそのままで愛されるにふさわしい存在だ」みたいな思いに入れ替えていきたいですね。

ちなみに、誰から「何者かになること」を求められたのでしょう?
あるいは、いつ頃から「何者かにならねば」と思うようになったのでしょうか?

その歴史にもヒントがあると思います。

また、Mさんにとって充実感を覚えるときってどんな状況のときなのでしょう?
ちょっと過去を振り返ってみてくださいませ。

例えば、

>同期は皆バリバリ働いていますし、私の暮らしを聞いたら卒倒するようなタイプばかりで、あまり会わなくなっています。

どの同期たちにどこか引け目や罪悪感のようなものを感じたりしてませんか?

同期が正しくて、自分が間違っているような、そんな気分になっていませんか?

それってやっぱり「比較・競争」という問題なんですよね。

>過去を思い返すと、仕事を頑張ったのって「生存」のためだったんです。

という一文を見ても、必死に頑張って生きてきたMさんの姿が見えるわけですが、それは周りの人たちとの激しい生存競争のようなものに見えるんですよね。

周りの人たちに打ち勝つ、あるいは、周りの人たちに認められる、そういうことで、自分のポジションを確保してきたような過去が見えるんですけどどうでしょうか?

それって刺激的でアクティブな面がある一方で、他人軸で、しんどく、辛い日々にもなりうる気がするんですけど、Mさんにとってはどうだったのでしょう?

>つまり生きてくために必要じゃなきゃ、働くインセンティブが湧かないっていう事実に突き当たってしまい

生きていくための手段として「働く」ということをしてきたんですよね?

ってことはそもそもMさんにとって「働く」ということはあまりポジティブなイメージがないってことでしょうか?

そのイメージってどこで身に着けたものなのでしょう?

親や周りの大人が仕事を楽しんでなかったから?
自分が仕事をしてみたときにすごくしんどい思いをしたから?
学生時代から周りとの競争に巻き込まれて、それ自体がイヤだったから?

少なくとも今のMさんにとって「専業主婦」という立場は、積極的に選んだものではなく、消去法で選んだような感じがしてると思うんですよね。

「働くのがイヤだから専業主婦をしている。幸い夫もそれを認めてくれている。」という状態だとすると、そりゃあ、ライフワークに迷うのも自然なことだと思いませんか?

だとするとMさんにとってのライフワークというのはもう一度、自分を見つめなおすプロセスであるとも言えるんです。

そうするといろいろと自分を見つめていただきたいポイントが出てくるものです。

繰り返しになりますが、自分は何が好きなのか?何をしているときが喜びなのか?

例えば、アニメが好き、ゲームが好き、というのも全然アリですけれど、そこをさらに掘り下げてみることをお勧めします。

アニメの何が好きなのか?という風に。

物語の展開が好き、現実離れしたストーリーにわくわくする、純粋に絵がキレい、イケメンが大量に出てるのが好き、美しく構成された物語に涙するのが気持ちいい、みたいな。

その要素が自分のわくわくポイントになりますね。

人が好き、仲間とわいわいやるのが好き、という場合もあれば、けっこう一人で過ごすのが喜び、友達は狭くて深い方が心地よい、みたいな人間関係に関する喜びにフォーカスもしてみたいものです。

また、子どもの頃に好きだったこと、楽しんでたことにもライフワークの一端を見ることができます。

バリキャリができてしまうような武闘派女子のみなさまは、他人との比較競争に身を置いて来られたかと思います。

そうすると自己評価も他人との比較の上で出てくるものだし、また他者から認められることが重要に感じてしまいます。

それは別に悪いことではないのですけれど、そればかりに意識を取られると他人軸な日々となってしまい、自分を見失ってしまいます。

最近もそんなエリートたちの物語を続けて書いてきたのですけれど、自分軸で生きてるつもりで実は他人軸だった、なんてこともよくあるんですよね。

とすると「自分自身を見つめる」とか「自分を知る」ということにあまりエネルギーを割くことができなかったと思うんです。

だとすると今のMさんは大いにチャンスですよね。
改めて自分を深く知ることからライフワークを再構築していくことが可能だと思います。

自分ってどんな人間なんだろう?を理解していくことと、ライフワークを生きることはとても近いので、そんなチャレンジに挑んでみてはいかがでしょうか?

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