人生の中心に位置する「軸」と、その効果、作り方について。

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「軸」を定めていくことって、よくカウンセリングでもやっているんです。自分の感情や価値観を大切にし、他人の期待に左右されないことで、心が安定し、自己肯定感も育っていきます。好き・嫌いを素直に受け止め、「これが私なんだ」と認めることが、ブレない自分をつくる第一歩になるんです。

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失恋の後遺症はどうでしょうか？まだホヤホヤで熱いですか？
もう立ち直りつつありますか？それともどっぷり浸かってますか？

さて、けっこうカウンセリングの中で心理学というよりも哲学的な話になることも多く、「軸」というのも案外そのひとつなのかもしれません。

というのもＫさんの意味する「軸」って何を表しているのかな？と思いまして。

＞仕事も結婚も恋人作りも自分の軸が無いと本当の意味ではうまくいかないと思います。

と考えられていらっしゃるってことは「自分ってこういう者だ！」というアイデンティティだったり、「あっしはこう生きます！」というポリシーのようなものだったりするのかな？と推測するのですけれど合ってますでしょうか？

そしてこれをお読みのみなさまにとって「軸」ってどのようなものだと考えてますでしょうか？

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たぶん、Ｋさんのその思いは

＞母方の親族で士業に就く人が多く、その影響で子供の頃からその士業を目指すよう誘導されてきました。

この辺に起因するのかな？と思われるのですが、やはり「士業に就く」ということが子どもの頃からの目標だったのでしょうか？

そして母の反対もあって混乱しちゃったんですよねー。

似たような話はけっこうありまして、「親や親族が家業を継ぐことを自分に期待していたのでそのつもりでいたら、父がいきなり家業を畳んじゃって人生迷子になった」みたいなカウンセリングもちょくちょくありますね。

それでＫさんも「軸」が分かんなくなっちゃったってところがあるのかもしれません。

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ただ、私が最も気になるところはこちらなんです。

＞今は自分で選んだ仕事に就いて家族関係も良い

ん？じゃあ、それでいいんじゃね？笑

なんて思っちゃうんですよね。わざわざ問題を作らなくても？とも思うのですけど、まあ、そういうことじゃないんですよね。

＞私の将来を心配する空気をひしひしと感じてプレッシャーです。

というところが一番の問題かもしれませんが、子どもの頃から末っ子として家族の思いをいろいろと受け止めて来られたのでしょうか？

士業に就くことも含め、空気を読みながら生きてきた感、そして、どこか家を背負っているような感覚ってお持ちだったのでしょうか？

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彼氏ができても半年持たないって話を聞けば、そもそも背負い癖があり、彼のこともなんだかんだ背負ってしまいがちなのかもしれず、それで依存されて重たくなっちゃうのでは？とか思うわけです。（けっこう関連性があると思うし）

愛情表現がうまくできなくて冷たく受け止められるのも、背負い癖がある人にはよくあることで、相手の望みを察知しつつ、面倒見つつ、あれこれ動いちゃったりして気持ちが伝わりにくいことも多いのです。（この点での隠れた問題は“恥ずかしさ”です。）

そんな風にＫさんがどこまで意識していたか分からないのですが、今は自分が選んだ仕事に就いてうまくやってる（んですよね？）のだけど、何かしら「違和感」を覚えているんだろうな、と推測するわけです。

ちょいと頑張りすぎていますかね？
なにかと背負いすぎてきましたかね？

だから、軸を持とうとしても思考放棄しちゃうのかもしれません。

「いやいや、もうしんどいっすよ。もういいっすよ、そういうんは。勝手にやらせてくれよ。」みたいな。

それだけ責任を感じてきたのかもね、と思うのです。

まあ、その辺はより詳しく話を聞いて見なきゃ分からないのですが、もしかしたら荷物を下ろすところから始めたほうが良いのかもしれません。

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ということで、話は転じまして「軸」のお話です。

実は私のカウンセリングやセッションでよく「軸を作る」という提案をしていまして、これがＫさんの意味するところと合致するかは分からないのですが、私の個人的都合により、私なりの軸についてのお話をさせていただくのです。（強権発動）

「軸がない」と状態というのは分かりやすく言えば「ふらふらしている」という状態でして、人生が定まらない、腰が落ち着かない、となっちゃってるところです。

「青い鳥症候群」にとらわれている場合もあるし、目の前の状況に流されちゃってる場合もあるし、人生の迷子になっちゃってることもあるし、何かから目を逸らしてる（逃げてる）こともあるし、状況としては様々です。

具体的には、「結婚したい！」と思いながらも結婚できない人とばかり付き合っていたり、結婚できる人と出会ってもほかに目が行っちゃったりすることもあるし、「この仕事、楽しくねえなあ」と思いながらも仕方なくその仕事を続けちゃってる場合も、逆に、転職を繰り返して腰が定まらない場合もそうです。

自分が何者で、何がしたいのか分からない、というのも軸を作れていない状態とも言えますし、犠牲や我慢の繰り返して他人軸になってたらそりゃ軸は分からなくなりますし、さらに、それで燃え尽きちゃっていたら軸を作ることすらしんどい作業に感じられるでしょう。

そんな話をすると多くの人に当てはまっちゃうと思うのですが、今のこの選択肢が多い時代を鑑みれば、ほんとうに軸ができるのって３０代～４０代くらいじゃないかとも思うのですね。

私が言う「軸」というのは「自分を知っている」という状態です。

だから、具体的な形というよりも概念的なもの、心理的なものです。

例えば、職を転々としているという状態でも、「将来起業するために様々な職種を渡り歩いて修行している」とか「自分はひとところに収まることができないから、潮時だなと思ったら転職することにしてる」みたいな思いがあるならば、それは軸があると思っていいですね。

また、「結婚したいのになかなかいい相手が見つからん！」というケースでも、「自分のストライクゾーンはめっちゃ狭いし、これぞ！って人じゃないと心が動かされないから、そりゃ時間かかるわー。だからじっくりやろうと思うねん」と思っている方は軸があると言えます。

「軸」というのは「自分らしさ」の表れとも言えるので、「これが自分らしいよな」という生き方ができていれば、軸が定まってるわけで、その形はなんでもよいのですよね。

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そして「軸」が定まると、まず、メンタルがとても安定します。

もちろん波風はあるし、情熱系武闘派女子はドラマを求めるのがサガなのですが、それすら、「まあ、あたしってそういう女だもん」と受け入れられるのでブレません。

自分の内側（心）とのつながりができている上に、それを受け入れられてるわけです。

そうすると次のような効果が得られます。

・自己肯定感を高くキープできる。

・自分軸が確立され、地に足が着いた生活ができている。

・ヴィジョンが見える。自分がどうなりたいか？何がやりたいのか？が明確に見えている。

・つまりはライフワークを生きられる。

・自分のキャラ（＝自分らしさ）に合わせたライフスタイル、人間関係が構築できている。

・人との距離感を“心地よいもの”に設定できている。

なんかすごいことができるわけです。

様々な経験を通じて「自分を知る」ということをしてきています。

「自分ってけっこう人が好きなんだよな。だから疲れるときも多いけど、人とかかわっていたいってことやな。まあ、要するに寂しがり屋っちゅうことなんかな」

「けっこうしっかりしてるように見られるけど、実はけっこう抜けていて、なんだかんだみんなに助けられて生きるタイプなんよ。」

「自己管理が苦手でねえ、もっとちゃんとしなきゃって思うんだけど、それができないのが自分なんよね。だから、その辺はもう人に頼むしかねえって思ってるんだ」

「自分はひとつのことを長く続けられなくて、いろいろと目移りしちゃうタイプなんだよね。早く落ち着きたいとも思うけど、いつもふらふらしちゃうのが自分なんだよね」

良い悪い、ではなく、それが自分だから、として受け入れる。

つまりは自己肯定感ってことなのですが、そうして自分を知り、自分を受け入れられると「軸」というものが定まっていくのです。

だから、理想主義や完璧主義（どちらもネガティブな意味で）にとらわれているうちは軸はできないですし、他者評価に振り回されているだけでは軸はブレブレになりやすいのです。

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自己肯定感をあげるための呪文に「それが自分なんだよな～」というものがあるわけですが、そうして自分自身を肯定して、受け入れていくことが「軸」を作る方法でもあります。

「なんだかんだ人のために頑張っちまう自分」とか「肝心なところでビビッて逃げ出してしまう自分」というのも“自分らしさ”なのです。

良いとか悪いとかではありません。

また、「なんでも中途半端になっちまう」というのも“自分らしさ”なのですが、それを受け入れられないってことは「受け取り下手」か「自分に厳しい」とも言えますし、あるいは、自分に期待しすぎているのかもしれません。

「それが今の自分なんだからしゃあないやん」とカウンセリングでもよくお伝えするのですが、これも自己肯定感をあげる呪文ですので、ぜひとも口癖にしてみてください。

「自分が好きなもの」
「自分らしくいられるところ」
「自然体でいられる場」
「自分が心地よいと思うもの」

そして、その逆、

「自分が嫌なもの」
「自分らしくいられないところ」
「自然体でいられない場」
「心地よくないと思うもの」

こちらも大切な「自分を知る」ということです。

良い悪いではなく、それでいい、のです。

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そこで、人生を棚卸していきます。

自分が大切にしてきたもの。大切にしたいもの。
自分がコーフンしてしまうシチュエーション。
自分が心から笑った体験。
ついわくわくしてしまう状況。
しみじみと「この瞬間が幸せだなあ」と感じたできごと。

その逆のネガティブなものも拾っていいのですが、そうして、「自分を知る」のです。

そこにはたくさん宝物が隠れています。

自分の価値や魅力、そして、才能。

けっこうあるあるなのが、「そのできごとをネガティブにとらえてるみたいですけど、ひっくり返してみたらこういうあなたの魅力を表しているんですよ」ということ。

自分では「ダメだー！」と思っているところが実は「魅力」だし、「才能」であることはものすごく多いです。

物事って受け取り方によってネガティブにもポジティブにもなりますよね。
ピンチと捉えることもチャンスと捉えることもできるように。

だから、そうした自分の人生を今までと違う角度から眺めてみたら「ん？意外とあたし、軸があって、ライフワークを生きてるかもしれない！」と気づくことだってあるんです。

とはいえ、そこには見方を変えるって作業が必要になりますから、誰かの手を借りたほうが早いかもしれません。

そうすると「慢性的な問題だと思っていたものが、実は自分の才能を表していた！」ということに気づき、「じゃあ、こういう生き方がライフワークなんじゃん！」と感動的気づきを得られることもあるのです。

だから、今ははっきり意識できないけれど、もしかしたらＫさんはすでに「軸」をお持ちなのかもしれないんです。気づいていないだけで。

あるいは、その人生を眺めてみればすぐに「軸」が見つかるってこともあるでしょう。

そうすれば迷いもなくなり、これからの生き方も定まっていくと思うのですがいかがでしょうか？

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5/3,4,5 自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ！。
ザ・リトリートセミナー in 神楽坂～生き方が、人生が、自分自身が変わる３日間～
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『ブレない軸の作り方〜自分にとことん素直になって自己肯定すべし！〜』

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