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男性性と女性性をパートナーシップに見立てて、相互依存に持っていくことが「自分らしい生き方」の秘訣になるものです。
お互いがお互いを尊重し合い、サポートし合いながら人生というプロセスを進んでいくのです。
そうするとライフワークを生きやすくなり、その先の「神様との相互依存」というプロセスに進めるようになるわけです。
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セミナーやカウンセリングを通してだいぶと自分と向き合うことができ、女性性の開花からビジョン追求と並走いただいた結果、何周も女性性だけでなく男性性もまた成長させられたように思います。
そのおかげか、最近は自分の男性性が傷ついたものではなく芯を持った、でも時には傲慢さなども含んだ強かなものになってきているように思いまして、これは自分の女性性が男性性を癒しつつ調子に乗らせることができているのではと感じた次第です。そう、まるで過去のロックマンを手懐けていたように!
そのせいで(カウンセリングでご存知の通り)またマッチョな働き方や倒す相手を求める自分もいて、この流れが正しいのかはあるものの、昔と同じ嗜好をしていても余裕がある感じなのです。
また両性具有が深まった感もあるのですが、同様にバランスが取れた殿方以外には手を出さないよう一人ライフを楽しんでいます。
そこでご質問なのですが、ブログのネタではよく、女性性が強い人はそれを開花させ、内なる男性性がその夢の実現をサポートさせることのアドバイスをされることが多いと思います。
また、相談初期には、内なるマッチョな男性性が自分のか弱い女性性を守っているから、そらそんな子の眼鏡に叶う男はこの世におらんとも言われておりました。
それぞれが成長したのか、はたまた男性性が強くなったのか、むしろこの強さは女性性なのか?今がいい状態なのかよく分からない部分もあるのですが、この状態の分析、また男性性が強い場合に、女性性を守るのではなく、女性性側が男性性をサポートする在り方がありなのか、ネタにしていただけると幸いです。
(Mさん)
このテーマについてはほんとうに幅広く扱えるのでほんとうは本などにまとめられるといいのですけれど、全然売れる見込みがないので営業会議は通らないだろうなあ、と思う今日この頃です。
ということで、昨日のお話に直結する内容かと思いますので、未読な方はぜひ目を通していただけるとありがたいです。
ちなみにMさん、もうお読みになりました?本の方。
「ずいぶんと自分に似た人が主人公だなあ?」とか思いませんでした?笑
まあ、今日は少々難解な内容になりますので、熱い茶でも啜りながらお付き合いくだせぇ。
>最近は自分の男性性が傷ついたものではなく芯を持った、でも時には傲慢さなども含んだ強かなものになってきているように思いまして、これは自分の女性性が男性性を癒しつつ調子に乗らせることができているのではと感じた次第です。
>またマッチョな働き方や倒す相手を求める自分もいて、この流れが正しいのかはあるものの、昔と同じ嗜好をしていても余裕がある感じなのです。
今日の本題になるんですけど、今のMさんは女性性が男性性をサポートできてる状態だと思うのですよね。
だから、「余裕がある」わけですし、女性性がうまく男性性を乗せてることができていると思うのです。
少し長期的な目でMさんの変遷をたどってみましょう。
〇ステップ0(圧倒的男性性優位時代)
女性性が抑圧されて男性性がかなり強く出ていた状態。
紅緒さんレベルの超絶武闘派女子でした。
それゆえ、各方面でトラブルが発生しておりましたね。
〇ステップ1(女性性全振り時代)
女性性がゼロな訳もなく、非常に強い男性性が優位になっている状態でしたので、「女を思い出そう!女に戻ろう!」という方向性で進んでいきました。
元々女性性も豊かな方ですし、男性性のサポートもあって、女性性が解放されるのも早かったかと記憶しております。
とはいえ、その反動もあって「モチベーション低下」「方向性迷子」「男性不信」等も出てきておりました。
〇ステップ2(男性性女性性調整時代)
とはいえ、そもそも頑張ることが好きで、目標を見つけるとジェットエンジンが自動点火される気質でいらっしゃいますので、改めて男性性の方に意識を向けることが増えてきました。
仕事についても、新たな目標についても、女性性のサポートを受けながら男性性を活かす方向に進んでおられました。
あま、そこで面倒な部下が付いたりしてましたが、それが自然に解消されていくという不思議なプロセスもありました。(その辺が女性性の力かもしれません。)
そして、今ここ、という段階ですね。
本で言えば、紅緒さんもステップ2に入った段階で物語は終わっています。
ということでそのストーリーが気になるって方はこちらの本をご一読ください。
●「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
「刺さりすぎて泣いちゃった」という武闘派らしからぬかわいい声もぽつぽつ頂くようになりました。
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さて、そんな風に男性性と女性性のバランスを取っていく段階にMさんはいらっしゃると思うのですが、そこは「相互依存」という世界のお話になります。
よくパートナーシップにおいて「相互依存」が語られるのですが、内なる男性性と女性性でも相互の関係において同じことが言えるわけです。
「待つ女」たちのように、圧倒的に女性性が優位な方の場合は比較的話は簡単で、Mさんがご指摘くださったように、「女性性が自由に飛び回り、男性性がそれを支える」という図式を目指すことが多いんです。
「空を自由に飛び回る凧(女性性)と、しっかりそれを支えて風に乗せる糸(男性性)」という関係性を目指すわけですね。
しかし、男性性と女性性が同じくらい発達している場合、それぞれの“出番”はケースバイケースになると考えています。
両者の力が拮抗していると、それぞれが主導権争いを起こすものですし、それによって「両性具有問題」も生まれるのですが、実際は「この場面は男性性が主導し、ここでは女性性がリーダーシップを取る」という形で役割分担をしていくイメージです。
例えば、仕事等において重要な任務が与えられた場合は、男性性が前面に出てそのプレッシャーを受け止め、目的遂行までのプロセスを思考しつつプランを立案します。
そして、ゴールに向けて突き進んでいくのも男性性の力がメインになりますが、その際、女性性は「自分を緩める時間」を提供する以外にも、チーム作りのためのコミュニケーションやメンバーのフォロー、感覚的な全体像の把握、直感的なアイデアなどの役割を担当することになります。
一方、休日の過ごし方や居心地の良い家作り、パートナーシップ等においては女性性が主導した方がうまくいくケースも出てくるでしょう。
仕事では迷彩服に武器を携えているわけですから、オフの日はスカートなんかを履いてショッピングに出かけ、女性らしい時間を過ごすようにして気分をリセットします。
また、かつて「筋金入りの自立系武闘派女子なのに、部屋はピンクが主体でまとめられている」というクライアントさまがいらっしゃったのですが、そこまでは極端としても、気分がリラックスできる部屋を作る際には女性性がメインとなるでしょう。
その際、男性性は予算管理並びに新調する家具のサイズを検討したり、宅急便で届いたデスクを組み立てたりする際に活躍します。
パートナーシップは相手に寄るところも大きいのですが、コミュニケーションや雰囲気づくり、彼のサポート、セクシャリティとあらゆる面で女性性が必要となるものですし、ビジネスや将来の計画等においては男性性がいいサポートをしてくるでしょう。
愛し、愛し合う関係を作っていくために男性性と女性性をバランスよく発揮することは非常に意味のあることでしょう。
とかくセックスにおいては「男性性」が前面に出てしまうと「格闘技」になってしまうわけですから、そこは女性性の「受け入れる力」や「感じる力」が重要や役割を果たすものです。
それゆえ、ふだんのトレーニングにおいても、ただ性欲を解放するとかイクことを目的にするのではなく、女性の体をちゃんと愛してあげる、という意味がとても大切になってきます。
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つまり、様々な場面において男性性と女性性をうまく使い分けていくことがポイントになるのですが、そのカギを握るのはやはり「自分らしさ」かと思います。(自分軸と言ってもいいですが)
Mさんにとっては「頑張ることが好き(自分らしい)」わけですから、女性性で適度に抜きながら目標に向かって頑張っていくことでより喜びや幸せを感じられるでしょう。
そうすると一見、積載重量オーバーな荷物を扱っているように見えて、実に見事に美しく荷台に収まってくれるものです。
また、パートナーシップにおいても男性性と女性性が高いレベルでバランスを取り合っていれば、同じようなタイプに惹かれることになりますので、今度は彼との間で相互依存関係を築いていくことになるでしょう。
その際、内なる男性性と女性性が相互依存関係になっていれば、パートナーシップでその関係を築くのはとても簡単になるわけで、そうするとものすごく早い展開を見せることになるかと思います。
つまり、出会って一瞬で「この人だ」と感じ、時を忘れて語り合ってお互いを深く知り合い、ついでに体の相性もばっちり合ってしまい、「奇跡的かつ運命的な出会いが起きた!」と感動しつつ、そのまま1か月後には同棲もしくは入籍なんてことになっても不思議ではないのです。
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つまり、「それが自分らしいかどうか?」「ここでどうするのが自分らしいか?」ということを男性性と女性性で話し合って決めていくイメージでしょうか。
そこでは、男性性がもたらす「直観」と、女性性がもたらす「直感」がとても役立つと思います。
要するに「思考」というのは後から男性性が使うものでして、まずは「直感・直観」にて物事を判断していきます。
もちろん、ときには「直感は左って言ってるけど、直観は右なんだよな」みたいなときもあるでしょう。
その際は改めて男性性と女性性が話し合う感じでしょうか。
特に新たなチャレンジに際してはそうした意見の食い違いが生じやすいものですから、この話し合いは重要です。
とはいえ、ここでもやっぱり「自分らしさ」というのがカギになりますから、改めて直観・直感に聞いてみる(何度も問い合わせてみる)ことで、ああ、ここはやっぱり左にするか、という決断も出せるようになるでしょう。
そこでは「思考」的な見地や、「感情」的な気分も判断材料になることがあります。
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長年の経験からすれば「Go」なのだが、直感は「待て」と言っている。
なぜ、直感はそう言うのだろう?
もしかしたら、何か見落としている点があるのかもしれない。
改めてプランを再検討してみることにしよう。
確かに、今回のプランは今までのモノと似て非なる部分がある。
そこについては未経験だから、もう少し準備をしてから望んだ方がいいということか。
その準備を計算に入れると直観が言う「Go」も先ほどより強く感じられる。
ならば、まずはその準備を慎重に進めて、その上で改めて協議することにしよう。
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そんな風に直観も直感も大事にするのが相互依存です。
まあ、理想論ですけど、そうした意識で目の前のものに取り組めるようになると、より「幸福感」は大きくなると思います。
もちろん、文字にするとそういう表現になるだけで、感覚的なものですから、そない時間がかかるとも思えません。
ただ、自分を否定せず、直感・直観のみならず、思考や感情だって大切にしながら物事を選んでいけるようになっていきます。
そうするとずいぶんと地に足の着いた生き方ができるようになると思うんです。
そういうプロセスを見れば、Mさんなどはもう「思考」を優先する時代ではなく、もっと感覚的に物事と向き合うフェーズに入ってきてると思うのです。
つまり、内なる男性性と女性性のバランスをより高度に取っていくために、「感じる」というところによりフォーカスしていきたいわけです。
つまり、より自分の内側に意識を向ける時間を確保していきたいところですね。
1日10分でもいいので「瞑想」をしたり、あるいは、何らかの方法で「瞑想状態」を作り出したりすることが大切になると思いますし、また、資本である「体」を管理したいところですし、当然ながらメンタルのケアも重要です。
お食事とか、ね?笑
趣味も大事ですし、友達付き合いもより意味を持つようになるでしょう。
そのあたりはほんと千差万別で、それこそ直感に聞いてみるのが良いと思うのですが、自分自身にとって「栄養」になるものを採り入れ、不要なものをデトックスできる状態を作っていきたいものです。
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さて、別に高いレベルで男性性と女性性がバランスを取り合うだけが答えじゃなくて、それぞれの「今」に合ったバランスを取っていくのが良いので、人によっては「圧倒的女性性と少数精鋭の男性性」というバランスもあるわけです。
そうなってくると徐々に「意識」や「欲」のレベルを超えていくものでして、いわゆる「使命」というものに従って生きることが求められるようになります。
「ライフワーク」もこの辺まで来ますと、正直自分自身ではコントロールできるものではなく、必要とされて動く、とか、流れが勝手にそっちに向いていく、みたいな感じになっていきます。
そうなるともう流れに乗っておくしかなく、そこでは個人的な感情も関係なくなる世界がやってきます。
嫌とかいいとか言ってられない世界で、ただそれが「神から与えられた使命」だからとしか言えない生き方になっていくものです。
そうして今度は「神」との相互依存関係を築いていくことになるんです。
ここでは便宜的に「神」という言葉を使っていますが、ハイアーマインドとかサムシングレートとか呼び名はなんでもかまいません。自分を超越した存在のことです。
人によってはそんな全面降伏したような、ただただサレンダーしている状態のことを「神のしもべ」と呼ぶこともありますが、いわゆる「エゴ」を超越してるわけで、とっても楽であり、とっても怖いものであり、それでいながらただただ安心感に包まれた世界を生きることになります。
つまりこれがほんとうの「あるがまま」だと思うのですよね。
まあ、常にこのマインドでいられることは難しいとは思いますが、時にはこの境地を体験することが出てくると思いますので、楽しみにしていただければと思うわけです。(なんやこのシメの言葉。笑)
●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
◎素敵な未来を「予祝」して引き寄せちゃうのはいかが?
東京:3/20(木祝)14:00-19:00 予祝ワークショップ&予祝パーティを開催する件。
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/54677
◎ライフワーク・グループコンサル~これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45894
◎自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ!。
ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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