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お金は親からの影響をもろに受ける分野なので、親との関係がお金との付き合い方に強く出てしまいます。
だからお金の問題を心理的に解決しようと思ったら親と向き合うのがお勧めなのです。
そして、親離れを果たしていくことでお金との付き合い方もどんどん変わるのです。
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元彼との復縁戦略会議(カウンセリング)ではお世話になりました。元彼に助けを求るたところしっかり助けてくれました。その後の進展はありません!
ふと、男はもちろんお金も追いかけてないかい?と気づきました。
男を追いかけるのが好きなのは仕方ないとしても(え?)、お金との向き合い方のアドバイスを頂けたらと思います。
これまで恋愛以外に悩みはない!と言えるほど他に目が向かなかったんですけどお金についても向き合いたいこの頃です。
「追いかける=逃げられる」謎の方程式によって、お金にも逃げられている気がします。
「追いかける=捕まえる」の方程式はないのかなぁ?
実際、働いているのに貯金を切り崩す生活が続いている点では、この仕事が合ってるのか?の確認が必要なのかもしれないけど、この仕事での目標もあるので達成するまで頑張りたい気持ちもあります。
大きな契約を頂けたので今月のお給料は何とかなりました。
というのもわたしは今、外資系の営業の仕事をしています。売り上げが収入に直結するため馬車馬のように働いてます。
がむしゃらに働くよりももっと自由にもっと楽にもっと楽しく仕事を続けていくにはどうしたらいいか?と考えています。月収3桁万円と人生で稼ぐことのなかった金額を稼いだ経験もあります。
わたしは母子家庭で父を知らずに育ちました。6年前父を探して会いましたが、昨年末に亡くなっていたことを先月知りました。生活保護を受けていたそうです。父の金使いの荒さと浮気が原因で離婚したようです。兄も父と似て金使いが荒く、結婚して子供もいますが職を転々としているためか生活が苦しいみたいで母が援助してます。
お金と父、お金と男が私の中でセット商品のようになっていそうで怖いです。
私が長年追いかけてるものって男だけじゃないのでしょうか?そして追いかけると捕まえられないのでしょうか?
おそるおそる…ネタにして頂けたらうれしいです。
(Yさん)
「お金と男がセット」というのは意外とあるあるなネタのひとつなのかもなあ、と空を眺めながら思ってみました。
「お金を異性に例えるとどんな存在?」という質問があります。
ツンデレで肝心な時に傍にいてくれない野良猫男子!
とても冷たくて、きっとあたしのことなんて好いてくれないと思っちゃう相手!
みたいな。
それが「あたしででれでれでいつでもどこでも会いたがってくれる男」ってイメージが変わったら全然お金との付き合い方も変わりますよね。
ちなみにそんな話をこの間、黒田くんとしました。
かつての私は「クールで厳格な感じで近寄りがたく、自分を振り回す存在」みたいにとらえていましたが、今は「気まぐれだけどなんだかんだ味方になってくれるいい奴」みたいな感じにめっちゃ変わりました。
Yさん、そして、みなさんはいかがでしょう?
そして、そういう異性とはどういう付き合いになるかを想像してみてください。
お金ともそんな付き合い方になっていませんか?
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一部の方には復讐、あ、いや、復習になるかと思いますが、基本をおさらいしておきましょう。
「お金」というのは子どもにとって縁遠いもので「親」からもらうものです。
4歳くらいだった息子に「一万円」と「500円玉」を並べて見せて「どっちがほしい?」って聞いたら迷わず丸くてキラキラした方を選んでいました。
みなさんならどっちを選びますか?笑
だから、「お金」というものは「親」を通じて入ってくるものですので、「お金に対するイメージ」も「親が持っているお金のイメージ」をそのままインストールしていることが多いのです。
親が「お金は怖いものだぞー」と言っていたら、子どもも「お金は怖いものだ」と思い込むってことです。
だから、ちょくちょく「母がずっと『うちはお金がない』と言っていたので、うちは貧乏なんだと思っていたけど、実際はそうでもなかった」という話を耳にするんですね。
そして、その娘は母の言いつけを守り「お金はないもの」と思い込んで、使途不明金を大量発生させていたのです。
だから、あんまり事例はないんですけど、世帯収入がそれほどなくても親が幸せそうに、楽しそうに暮らしていたら、そのイメージを子どもは持つようになりますから、大人になって自分で収入を得るようになっても金額の多寡にかかわらず豊かな生活を送るようになるものです。
だから、お金の問題を扱う際は必然的に親の話になり、その親からどんな影響を受けてきたのかを確認することになります。
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Yさんの話に戻ります。
そういう視点で見れば、父がお金遣いが荒い人で離婚までして、それで母子家庭で育ったということであれば、お金に関してはだいぶ苦労されたように思うのですがいかがでしょうか。
「お金ってものは人を苦しめるものなんだ!」
「お金がないのが当たり前だ!」
みたいな思いが刷り込まれている可能性はありますでしょうか?
で、ついでに「男」について見てみれば、父はある日を境にいなくなってしまったわけですから、「男はいないもの」という思い込みを持っている可能性もありますね。
兄がいらっしゃったので、完全に男がいない環境なわけではないですが、やはり娘にとっての本命は兄よりも父なものですから、男性と縁がないわけではないけれど、本命君とは距離が空いてしまいやすい傾向もあるかもしれません。
さっき、お金を異性に例えてもらいましたけど、そもそも異性に対してどういうイメージを持っているか?というのは恋愛に直結するものですからね。
そういう意味では、男ってのはいなくなるものだから追いかけなきゃいけないし、お金もそもそもないものだから頑張って獲得しなきゃいけないもの、というような思い込みが心の中を占めているのかもしれません。
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ちなみに、お金を異性に例えたときに「逃げられないように捕まえておかなきゃいけない存在」みたいに考えた方は、案外、貯金はできるけど使えない、というパターンを持っている可能性もあります。
この「使えない」というのもカウンセリングのネタになることが多いテーマですね。
中には「中古なら都内にマンション買えるほどの貯金があるけど、全然使えずに貯まる一方」という羨ましい悩みを持つ方がいらっしゃいまして、「根本先生に課金はどう?もっと課金するのはどう?」と鼻息荒く迫ってみましたが、「もう十分してます」と一蹴された経験があります。
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ということで、お金のイメージは親が持っているイメージを元に作られるので、親と向き合うことでお金に対するイメージも変えていけるんじゃね?という発想が生まれるわけですね。
先ほど紹介した黒田くんとのインタビューの中で「かつてはあれば全部使ってしまうタイプだったけど、母に対する感情を解放していくことで、自然と貯金ができるようになった」と語ってくれました。
ちなみに私は「父への感情を解放していくうちに収入が増えていったし、両親に感謝するワークをしたら臨時収入が舞い込んできた」という経験を持ちます。
だからみなさまにも一度試していただきたいと思うんです。
別に父を許す、とか、母と仲良しになる、ということが目標ではありません。
親に対して感じている気持ちをただただ吐き出していくだけです。
カウンセラーに話してもいいし、ノートに書きまくってもいいでしょう。
お金に関する部分だけでなく、ただただ母や父への感情をひたすらノートに書き出していくんです。
とはいえ、親への感情ですから生まれてこの方、膨大なものがあると思います。
だから、コツコツ吐き出していくつもりでやってみるといいでしょう。
1,2回ではなく、数か月、半年かけてやるつもりで。
でも、親への感情の解放ってお金だけに効果はとどまらず、パートナーシップや仕事にも抜群の効果が表れるものです。
そして、最初は少し遠い、知り合い、仕事上の付き合い等に変化が現れることが多いです。
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そうして親への感情がだいぶすっきりしてきた、次は「感謝」に移ります。
私はよく宿題で「母、父、それぞれに感謝できることを100個ずつ書き出す」というものを出しているのですけれど、これ、やってみると心理的な変化がとても大きく、そして、だんだん人間関係にも変化をもたらします。
・・・となるとこれはもう手放しワークの領域になるんですけどね。
*「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナー動画:本気の手放しワーク 2024
*セミナー動画:『本気の手放しワーク』
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さて、お金が親と密接な関係があるとなれば「親離れ、できてるよね?」というテーマが次に上がってくるんですけど、この先、読み進める自信あります?笑
これはYさんがどうされているかはちょっと分からないので一般論な話になりますことをご了承ください。
お金=親からもらうもの、という思いを子どもが持つことは自然なことです。
それが思春期になると親から精神的に自立をはじめ、やがて大人として成長していきます。(それが反抗期というものです。)
そうして、自分でお金を稼ぐようになり、経済的にも自立を果たしていくんですね。
ただ、これが「形の上ではそうなんだけど、心理的には自立したとは言い難い」というケースが多数存在するんです。
親が過干渉・過保護・心配性だったり、逆に、親が放任主義だったり。
あるいは、両親が不仲で家庭内が荒れていたり。
まあ、そうするとどの家庭でもある話になるんですけどね(苦笑)
ほんとうは子どもをしていたかったのに事情により自立しなければならないとすると、心の中には「子どもでいたい自分」が取り残されます。
表向きは大人なんだけど、子どもな一面を持ちます。
そうすると「自分はまだまだ大人になりきれないなあ」なんて思いを持つようになります。
また、親から甘やかされて育った場合も「ずっと子どもでいたい」という思いを持つわけで、そうするとやはり大人になることができないわけですね。
もちろん、みんながみんなそうなるわけではなく、どこかで折り合いを付けて精神的にも経済的にも親から自立して大人になるわけですけれど、何らかの要因で子どもの部分を取り残したままにしていると、それが恋愛に出たり、仕事面やお金という点で問題になったりするのです。
その内側を除いてみれば、
「なんでうちが働かなあかんねん。ほんまはもっと親が面倒みてくれるべきや」
「お金なんて知らん。ちゃんと大人がうちのお金のこともやってくれなあかんねん」
「お金のことなんてよう分からんし、うちはなんもできひんし」
みたいな、お金やそれにまつわる人に対する「依存心」(つまり子どもの心)が見えてくることも多いのです。
でも、これって一応、精神的に自立している身としてはなかなか認められない、というか、見たくないものじゃないですか。
だからなかなか自分でも気づきにくいものですが、そこはちょっと勇気を出して向き合ってみたいものですね。
そこで、目指すのが親との対等性ということでして、手っ取り早いやり方としては経済的な「親孝行」です。
親を旅行に連れて行ってあげたり、お年玉をあげたり、生活を支援したり、という、子どもではできないことをやること、そして、それを喜びに感じることがひとつの目標です。
ただやるだけじゃだめですよ、喜び、である必要があります。
だから話は中盤くらいに戻りますが、親に対してたくさん感謝するワークが役立つとも言えます。
★オンライン:11/1(金)20:00-21:30 特別心理学講座「大人になりきれない大人のための心理学講座」
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/53939
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Yさんからすれば「また親か!」と思われるかもしれませんけれど、やはりまだまだ親との関係がポイントかもしれませぬ。
>私が長年追いかけてるものって男だけじゃないのでしょうか?そして追いかけると捕まえられないのでしょうか?
これに関して言えば、ほんとうに追いかけたいのか?追いかけるのが好きなのか?という問題があるんです。
もし、「ほんとうは追いかけたくはないんだけど追いかけなきゃ手に入らないから追いかけてる」のだとしたら、その戦略を見直した方がいいかもしれないのです。
「受け取る」というものです。
男性からの愛も受け取るものだし、お金だって受け取るものですし、豊かさだって受け取るものです。
愛を受け取る、お金を受け取るって思ったときにどんな感情が動くでしょうか?
もし、そこに何らかのポジティブではない感情が混じっているとしたら、それがカギかもしれません。
要するに「あたしは男からもお金からも愛されるにふさわしい」という思いを持つことができれば、もっと楽になると思うのです。
「受け取り上手になる」というのがこの場合の目指す方向性だと思うのですがいかがでしょうか?
これに関してはレベルに応じて無限の方法があります。
・自分が周りの人から愛されてる証拠を集め続ける。
・親(特に母親)からの愛情を気合で受け取る。
・歴代の男たちの「愛し方」を研究する。
・「自己愛」を研究する。
ちょっと難易度を上げてみました。特別サービスです!笑
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それと同時にお金に対するイメージを直接変えていくのもいいかなあ?
これはけっこう難しいのですが、アファメーション風にやっていきます。
難しいってのは感情的な抵抗が出てしまうとあまり効果がないからです。
「わたしは、お金に、愛されています。」
シンプルなものはコレなのですけれど、案外抵抗が強く出そうなので、そのために自分を納得させる必要もあります。
「お金に愛されてきた理由を探す」
無理やりでもいいんですけれど、案外、「ほんとうに困ったことってなかったなあ」「いつも何かと助けが来たなあ」「ヤバいと思っても何とかなってるなあ」という事例を集めてみると「意外と何とかなるかも!」からの「あたしって愛されてるかも!」という風に思えるようになり、納得感も出やすいと思います。
ただ、アファメーションは補助的な意味では使えますが、親との関係を抜きにやろうとすると空転しちゃうと思いますので気を付けてくださいませ。
◎12/22(日)東京:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/50757
★自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ!。
◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
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