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女子にとって母とセクシャリティの問題というのは案外つながっていることも多いものでして、その抑圧が強いとなかなかどちらとも向き合えない状態になるものです。
まずは母と、そしてセクシャリティと向き合いつつ、やはりがっつりやるならカウンセリングをお勧めしたいところです。
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今回は「セクシャリティ、それに付随する無価値感・依存・受け身」についてお伺いしたいです。
先日「与えるのが得意な人がハマりがちなひとりよがりの有難迷惑問題~自立の依存の罠から抜ける方法~」の記事を読んで、自分がとんでもない依存をしていることと、受け身になっていることに気が付きました。
・仕事している最中「これだけ私は我慢してやってるんだから、大事に扱えや!」と思っている、とんでもない依存
・何をするにも受け身で、能動的に取りに行く(お客様からの評価を良くする等)ができない、というかめんどくさい、「相手によるじゃん」というスタンス。
特に依存の部分に関しては、過干渉かつ無関心の母親にそっくりで気分が悪くなったくらいです。「結局毒親の子は毒なのか」とそりゃもう自己嫌悪に陥りました。
その後、先生のブログをキーワード検索して読み漁り、「自分の内側に気を向けること」が必要であることを再認識しました。これまでもやってきたのですが、どうにもしっかり腹が括れてなかったのかな?と思っています。
と同時に、疑問が生まれてきました。「セクシャリティ」の部分です。
自分の内側を見つめることとなると、セクシャリティの部分がどうやっても出てくるのですが、自分には「そんなものがない」と思っているんです。理由としては下記のとおりです。
・小学生の時痴漢に遭った
・それ以来年上の男性が怖くなった、男の人は「女性を性の対象としかみていない。望まない好意を求められる」と強く思い込む。人からの好意を受けるのが怖くなった
・「痴漢に遭ったのはわたしが女の子だからだ」と思い込み、当時ロングヘアだった髪をバッサリ切り、それ以来伸ばしていません。また女の子にみられたくないので、スカートも学校の制服以外では履かなくなりました。服の傾向もどっちかというと男に見られるように黒系・メンズモノを着ています。
・生理前などにどうしようもなく湧き出てくる性欲が気持ち悪い、それを自慰で発散する自分も気持ち悪い
・親には痴漢に遭ったことをとてもじゃないが言えなかった。言ったとしても慰めることなく、「お前がそんな服着ているから悪い!」と言われるのが目に見えているから。(母は過干渉かつ無関心のいわゆる毒親です。わたしも早くに自立しないと行けない状況でした)
・親や祖父母からは「長男」として生まれてくることを望まれていましたが、「長女」として生まれてしまい、期待外れな扱いがあった。実際ヒステリーを起こした母に「お前さえ男で生まれてきたら」と怒鳴り声で言われ、「自分には価値がない」と思い込みました。
これらの理由で「女としてのわたし」はもともとなくて(というより抑圧して、押し殺している?)、セクシャリティをどうしていいかわからないのです。
セクシャリティを解放した結果男の人が寄ってくるのかと思うと、怖くて仕方ないです。
だったら今のままでいいのでは・・?と思う判明、「ここをなんとかしないと無価値感やらなんやらが癒やさないのでは?」という思いもあります。
「女の魅力のようなセクシャリティの解放ではなくて別の方法ある・・?」など自問自答しております。
ブログを読んで、自分の中で必死に理論を組み立てようとしましたが、混乱して爆発しました(笑)
自爆系のわたくしにアドバイスいただけると嬉しいです。
(Mさん)
ほとばしるような情熱があふれかえっておりますが、セクシャリティ云々はせておき、Mさん自身が情熱系女子であることは自覚されてますよね?自爆系っておっしゃるくらいですから。笑
で、この女性であること、また、セクシャリティについては「受け入れ難く存じます」というお話をよく伺うものです。
現代においても「長男」を期待されていた方だったり、母が兄や弟ばかりをかわいがっている家庭だったり、Mさんのように痴漢や性的被害に遭ったり、学校でも何でも「なんか女で損した」という思いを感じるようになっていたりすると、女性であること、そして、セクシャルな部分を抑圧してしまうことはよくある事例です。
また、「女でごめんなさい」という罪悪感についても過去に何度か扱っていると思いますので、G◯ogleよりもご利用くださっているブログの検索機能をご活用くださいませ。
例えばコレ↓
人生をハードモードにする「女でごめんなさい」の罪悪感と「自分なんていらん子では?」の無価値感とどう向き合っていけばいいのか?
とはいえ、文章の書き方にしても表現にしてもとても上手で、自覚されてるかどうかは分かりませんが(たぶん自覚してないよね?笑)、賢い方だし、コミュ力が高い方だと思うわけです。
そもそも「女で損したー!」「男に生まれたかったー!」「くそーっ!」「うんこー!」と叫んでおられる方をカウンセリングすることもあるんですけれど、そういう方々はたしかに髪型とかファッションは女性っぽくしてない(こざっぱりされてる方が多い)のですが、しかしその雰囲気はとても女性的であることが多いという印象です。
クライアント様の中にはFtoM(女性の体に生まれたけれど心は男性)の方もいらっしゃいまして、彼(彼女)らとはまた全然違う雰囲気ですから、なおさら「ほんとうはすごく女なんだろうな」ということを心の中でひそかに思っているものです。(そう思われるのもキモいと思いますけど)
そして、やはり前述したようなトラウマがある場合、女であることを否定し、抑圧してしまうのも無理はないことですが、それゆえ、飛車角落ちの人生になってしまうことも多いものです。
それで「女である自分を受け入れる」的な提案をすることが多いのですね。
また、そういう方々は婦人科系の疾患にはお気を付けくださいませ。
神様が「えー、あんたは女やないかー!」とツッコミを入れてくる可能性がありますので。
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さて、Mさんのお話を見返すとまずはその無価値感とか依存という話から始めたほうが良さそうです。
結局のところ、
>特に依存の部分に関しては、過干渉かつ無関心の母親にそっくりで気分が悪くなったくらいです。「結局毒親の子は毒なのか」とそりゃもう自己嫌悪に陥りました。
という部分がひとつの核心のようで、Mさんにとって「母」は相当重要人物みたいですね。
うちのブログでは過干渉だったり、ヒステリックだったりする母が準レギュラーとして頻繁に登場していますので、気分の悪さを抱えながら武闘派らしく突き進んでみられると良いかと思います。
>・仕事している最中「これだけ私は我慢してやってるんだから、大事に扱えや!」と思っている、とんでもない依存
ただ、正確なお話をすれば、この思いは「依存」というよりも「自立の依存」という問題に属するものです。
基本的には自立しているんだけど、その中から依存が出てくる、という状態で、取り扱いが異なるんですね。
そして、誰にでもあるっちゃあるわけです。
某カウンセラーさんも「なんでこんなにも一生懸命本を書いてるのに売れないの?」とぶつぶつ言ってるらしいですし。。。
「なんでそんな頑張ってんの?」
「なんでそない抱え込んでんの?」
「何が怖くてそこまで仕事してるの?」
みたいな質問になるのですが、Mさん、そして、同志のみなさまにはどんな答えが浮かぶでしょうか?
>・何をするにも受け身で、能動的に取りに行く(お客様からの評価を良くする等)ができない、というかめんどくさい、「相手によるじゃん」というスタンス。
ここについてはもう少しねちねちと詳細を伺いたいところでして、そもそも評価をよくするような行動が必要なのか?ほんとうに受身なのか?という点については検討を要します。
けっこう自己評価ってのは何に対してもあてにならんことが多いものでして、「モデル事務所に所属して活動しているのに自分をブスだと思っている奴」とか「東大出身なのに頭が悪いと思っている奴」などもいまして、確かに本人の基準ではそうかもしれんけど、世間が聞いたら炎上しまっせ?というケースは履いて捨てるほどあるものです。
先ほどちらりと「Mさんは賢くて文章がうまい方ですね」とお伝えしたのですけれど、それは私から見た客観的な評価ですよね。
それをMさんはどう受け取られたかが気になるものです。
まあ、こうした気づきから「やはりラスボスおかん問題か」というところまでたどり着かれたことも賢さの一つなんですけどね。
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この線で行きますと、母と似てる?という最悪の気づきを元に、様々な見方をしていくことができるものです。
もし、心に余裕があるならば軽く本丸に突入してみましょうか。
〇Mさんが子どもの頃に母に求めていたことは何?
〇その中で、今も母に求めているものは何?
〇さらに、その中で、母以外の人にも求めてしまうものは何?
〇母に分かってほしかったことってどんなこと?
〇母のために頑張ったことって何がある?
〇ちなみに母ってどんな人生を送ってきた人?
〇母が我慢してきたこと、あきらめたことってどんなことだと思う?
軽くという割にはディープかもしれませんが、少し時間をかけてノートに書きだしてみるなどしてみるとまた新たな気づきが得られると思います。
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で、この母との関係をがっつり向き合っていくことでもその依存心や無価値感などを癒していくことが可能です。
セクシャリティに触れずとも、ね。
でも、なんか気になるんですよね?ね?ね?
なんか、引っかかるんですよね???
で、まあ、「才能」という大仰な言葉を使ってしまうと構えてしまうかもしれませんが、やはりその「なんか引っかかる」という部分については自分では思ってもみない物語が流れていることも多いものです。
セクシャリティがないと思っているけれど、それだけ気になるのであれば、やはり気持ち悪いけど向き合っておいた方がいいと思います。
痴漢に遭うってのはほんとうにひどいことでめちゃくちゃトラウマになるものです。
そして、生理前に出てくる性欲が気持ち悪い、自慰も気持ち悪い、という点についても着目したいと思います。
とするとやはり「ない」のではなく「抑圧している」「隠してる」「見ないようにしてきた」という方が正しいんじゃないかと思うのです。
性的な被害に遭ったことがきっかけで女を封印している方ってほんとうにたくさんいらっしゃいます。
また、男の子を求められていると思って女を捨てて男らしく生きてきた方もこれまたたくさんいらっしゃいます。
ただ、そうした生き方が自分にフィットしているならば、女ではなく男でいる方が楽だし、快適だし、幸せなんですよね。
けれど、何かと女であることに引っかかりを覚えるのであれば、むしろ、その抑圧は幸せを遠ざけるものになってしまうんです。
これが飛車角落ちと例える所以です。
ただ、女であることを否定し、否定されてきたし、それで傷ついてきたとするならば、そこと向き合うのはまさにパンドラの箱を開けるようなものでして、ものすごく抵抗も強くなるでしょう。
だからひとりでここを扱うのはちょっと危険、というわけで、ぜひカウンセリングなどの機会をご利用いただきたいものです。
セクシャリティって自己嫌悪が付きまといますし、とても繊細な部分でもあるので、自分で傷つけちゃうことも数多くあります。
また、抵抗が強くて逃げてしまうことも想定できますよね。
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さて、慎重に扱うべきセクシャリティの問題ですが、ひとつここは自分に徹底的に素直になってみましょうか。
人に言えなくてもいいので、自分の気持ちに正直になろうとして、自分の心の内側に湧いてくる気持ちを否定せずに受け止めてみてください。
〇自分が女である、と思ったらどんな感情が湧き上がってきますか?20個以上、書き出してください。
〇男性に対して、今、正直にどんな感情がありますか?20個以上、書き出してください。
〇もし安全が保障されているのであれば、どんなファッションを身に着けてみたいですか?また、どんなメイク、どんな髪型をしてみたいですか?
〇男性に対する恐怖心や嫌悪感を思い出してみてください。どんな感情が湧き上がってくるでしょうか?
〇セックスに対してはどのような感情をお持ちでしょうか?10個以上書き出してください。
で、セクシャリティにも関連するんですけれどよく言われる「ありのままの自分を愛する」なんてことにもチャレンジしていきませんか?
無価値感を癒すって目的も含め。
感情ではなく「体」を扱う、とてもシンプルな方法です。
お風呂に入ったときに全身を洗いますよね?
そのとき、毎回じゃなくてもいいので「丁寧に」「優しく」「手で」洗うんです。
風呂上がりにクリームなどを塗る習慣があるなら、それもテキトーにやらずに丁寧に優しく行います。
そこでおまじないとして「ありがとう」という言葉をかけてもいいですね。
感情は込めなくてもいいです。
このアプローチ、案外効果的なんでぜひやってみてください。
これだけでも体と心をつなげるレッスンになるものです。
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で、Mさんをカウンセリングしていくならどうしていくか?と言えば、そもそも「自分がどうなりたいか?」をお聞きしていくと思います。
セクシャリティの問題は一旦横に置いて。
で、母の方に行くのか、セクシャリティや女性性の方に行くのか順番を決めるかな、と思います。
セクシャリティを扱う場合は「自分を女の子として扱う」ということにまずは取り組むと思います。
ここに抵抗が強いからカウンセリングをお勧めするんです。
また、母との関係では「対等性」を目指します。
こうした母との関係では、どうしても「娘」でいる部分が多く、大人になった今も、「娘として母を求める」というマインドが出てくるものです。
つまり、未だに母に期待している、という部分です。
これが「依存」を示すものでもあるのですし、求めても手に入らないことが分かっているのに求めてしまっているわけですから消耗してしまうんですね。
これも時間をかけて扱うものです。
ということで、そんな機会を作ってみてよ!ということで参考になれば幸いです。
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