そのときの流れで生きてきたので向かいたい目的地が分からず不安や恐れが出てきます。



そもそもがやりたいことや目標を決めることが必要なタイプなのか?という点について考えてみましょう。
目標設定をすると縛られて窮屈になるのでいらんねん!というタイプもいるんです。
お察しの方もいらっしゃるかもしれませんが「待つ女」の皆様にも参考になると思います。

根本先生のブログには、いつも大変お世話になっております。ネタとして提供させていただきたいと思います。
私は社会人になりたての頃に母が他界し10年あまりになります。母は絵に描いたように過保護で、いろいろなことを制限されてきました。
母が亡くなり、好きなことがやれるようになっても、やりたいことが思いつかず、それに悩み、カウンセリングにも通いました。
母との癒着もある程度解消され、やりたいと思うことをやれるようになってきました。
ただ、おやつにあれ食べたいとか、あの映画を観たいという程度で、それが終われば、次の行動の指針がないという心境ですごく不安になることを繰り返しています。
かたや、朝から晩まで好きな仕事に打ち込み、構ってくれない彼氏に寂しくなり、色んなブログを読んでは、彼を気にしないくらいに自分で自分の面倒をみなきゃと始められた趣味もありますが、彼のことを気にしないでいられるほどになれません。
また、そのときの流れでやりたいと強く願うことなく学校や就職を決めた人生ですが、恋愛以外は特に問題なく、たいして考えなかったのにむしろ恵まれていて、運が良いなと思っています。
ただ、その時任せなので人生の指針がなく、結婚も子どももせっかくなら欲しいくらいのぼんやりなので、彼との関係もはっきりさせることができません。
本当はまだまだ私はこんなもんじゃないとどこか思っている気がするのですが、向かいたい目的地がわからず、やりたいことの無さによる恐れが辛いです。
どうこの状態とうまく付き合っていけばいいのか、ご教示いただけたら幸いです
(Tさん)

要するに仕事ばっかりやってTさんのことを放置している彼氏を成敗すればよいっちゅう話でんな?うちの突撃部隊を一個師団ほど投入しましょうか?秒でケリがつくと思いまっせ?え?そういうことちゃう?でも、寂しいんちゃう?「もっと会いたいよー」とか言ってる?それが望みちゃうん?それとも腹立つから浮気しちゃう?

ということで、おそらく一番のポイントはすでにお伝えしてしまった感のある筆者です。こんにちは。Tさんとしては全然納得されてないと思うんですけど。笑

母が過保護でなんにでも口を出してくるので、自分の意志を持てなくなってしまった「アイデンティティの喪失問題」というのがあります。

進学や服、誕プレ、習い事、おやつの選定まで口を出してきて、自分の思いを踏みにじられてくると、自分がどうしたいのか?自分が何がほしいのか?が分からなくなってしまいます。

ほしいものがあっても「どうせ分かってもらえない。かなえてもらえない。」という思いが根付いてしまうので、ほしいと思うこと自体を禁止してしまうわけです。

それが母との関係だけだったらいいんですけどそんなわけもなく、友達にも、そして、彼氏にも自分の希望を伝えられなくなることも多いものです。

だってわかんないんですからね。

しかも、

>そのときの流れでやりたいと強く願うことなく学校や就職を決めた人生ですが、恋愛以外は特に問題なく、たいして考えなかったのにむしろ恵まれていて、運が良いなと思っています。

という風に「案外うまくいっている人生」を歩んでいると、その生き方を変えるのって勇気要りますよね。

今までうまく行っていた方法を捨てて新しいやり方を始めるようなものでして、そんなの自信ないし、怖いし、不安だし、無理って思っちゃうものです。

「あたしは自分の望みとかやりたいこととかを見つけないほうがいいんでしょうか?」

そんな問いを投げかけられたこともあります。

そう、同じ思いを抱いているのはTさんだけじゃないってことです。

過保護もそう、過干渉もそう、アイデンティティを失う要因はいろいろあるものです。

実はタイプは異なりますが昨日、常連様に似たような説法をしていました。

「Mちゃんはねー、目標とか設定しちゃうとそれが束縛になっちゃうタイプなんだよねー。それくらい“自由”が大事な人なんよ。だから、目標とかはいらんのよ。」

「やりたいことはたぶんやるんだろうけど、そもそも突撃部隊のみなさまのような情熱が沸き立つやりたいことってあんまり持たないタイプなのよ。」

「でも、その気になったら動く人だから大丈夫やで。問題はいつその気になるのかが分からなことやけどな。だから、来月急に婚活始めました!1年で200人に会います!とか言い出しても全然不思議ちゃうんよね。」

やりたいことを見つけて一生懸命取り組む、ということが「正しい」と思っていませんか?

目標を設定し、そこに向けて頑張ることが「あるべき姿だ」と思っていませんか?

好きなことに夢中で打ち込むことが「本来の姿」なんて思っていませんか?

もしかすると、全部、間違いかもしれません。

例えば、そういうキャラを前向きにとらえている経営者さんがいます。

「目標とかそんなんあったら縛られるやろ?そんなんいややし、つまんないやん?コンサルさんとか長期計画を立てましょうって言うけどな、数年後にそれやりたいかどうかなんて分からへんやろ?そんな計画、窮屈すぎるやろ。休みの日の予定とかもな、先に決めんのいややねん。彼氏との約束くらいは入れてもええけど、それでも『何時にどこどこ集合な』みたいなんはいややねん。『その日、会おか』くらいがちょうどええねん。」

どう?

こういう話を聞いてTさん、そして、みなさんはどう思う?

「ああ、あたしもそういうタイプやわ」と思った人もいれば、「いやいや先々のことが決まってないとか不安だよ」という方もいらっしゃるでしょう。

タイプの違い、ね。

正しい、正しくないのではなく、合ってる、合ってない、という話ね。

だから、

>その時任せなので人生の指針がなく

というTさんの状態がおかしいのかどうかが分からないのですよね。

確かに過保護母の影響もあるかもしれないけれど、そもそもがそういうタイプなのかもしれないのです。

彼氏とか周りとか職場で「目標設定!目標達成!」が好きな人がいると、分かりやすいじゃないですか。なんかかっこいいというか潔いというか分かりやすいというか、その方が「正しい」ような気がしちゃうじゃないですか。

でも、それもタイプなんですよね。

もし、彼氏がそういうタイプで「彼はいいけど、あたしはダメ」と思ってらっしゃるならば、それは「彼氏との競争」という問題になります。「あたしはあたし、彼は彼」で一線引かないと辛いっす。

この間のライブ配信でもちらっとお話したのですが、私自身も先ほどの経営者さんにいたく共感してしまうタイプでして、目標とかやりたいこととかをあまり持ちませんし、先々の予定を決めることもしたくありません。

「これから何していきたいですか?」「次にやりたいことって何ですか?」という質問を内外からされるのですが、いつも答えに窮してしまいます。

「いやあ、特にコレ!といってやりたいことはないっすねー。そのときそのときで思いついた面白そうなことをやっていきたいっすねー!それができれば十分っす!」と期待外れの回答をしてしまいます。

いつしか「それが自分なんやからしゃあない」と思うようになりました。
そして、その方が「快適に」「気分よく」「面白おかしく」「楽しく」過ごせるようになってきました。

みなさんはどうでしょうか?

自分はどんなタイプなのでしょうか?

もちろん、2色に分かれるわけじゃないですよ。

「ある程度はやりたいことはあるけれど、めちゃくちゃやりたい!ということは特にないタイプ」

「信頼する人から目標を与えられると燃えるタイプ。でも、自分から目標を立てるのは苦手。」

中間地点というかミックスバージョンもあるでしょう。

そう、いつものように「これが自分らしさ」というところを模索する必要があるんです。

「将来のことをあまりはっきりさせたくないタイプなんだろうなあ」と思うならば、それが自分なのです。

「信頼する人に付いていくのが好き」という人もいます。

別に女性限定ではなく、男性でもそういうタイプはいます。

「彼を応援して、彼をサポートして、彼が心地よく過ごせるようにしてあげるのが好き」という内助の功が得意なタイプですね。

だから、そういう人は明確な目標とか野望とかはもともと持たないわけです。
そんなのあったら邪魔だから。

恋愛というかパートナーシップがたいへん重要な人生を歩んでいるんです。

ちょっと前にお話しした「きっかけ待ちの待つ女」もひとつのタイプです。

許可さえもらえたらとことん頑張るけど、そうじゃないといじいじする、というタイプで、この方々も明確な目標はあまり持ちません。

つまり、いろいろなタイプがあるんですよね。

Tさん、そして、みなさまはどんなタイプなのでしょうか?

人と比べたり、正しさを求めたりしちゃだめですよ。笑

そういう目標を明確に持たないタイプというのはすでにお察しの通り「女性性が大変豊かなのですね」という方々でして、したがって、その人にとっては「今を楽しむ」ということが最重要課題となります。

楽しいこと、面白いことが好き。
自由にあれこれできることが好き。
気が向くままに生きることが好き。

だから、日々、そこに目を向けることが重要なんです。

今日を、今を、どう楽しむか?が課題です。

だから、それだけ考えていればいいんです。

感情に任せて過ごすのが一番なんです。

「流されるのがあんたの人生なんだよ?」と思った方がいいんです。

そういうわけでTさんにとっては仕事ばっかりして自分を放っている彼氏ってのが重大なわけですね。(え?)

母との関係を見つめなおすならばここですね。

母に対して自分を出せなかったように、彼に対しても自分を出せなくなってません?
彼と一緒にいるときもなんか母を気にしてしまうことってありませんでした?
(あ、こういう問題って母が亡くなったからといってなくなるものでもないので)

なので、Tさんにおすすめするのは「彼との関係をどうする?」というところに向き合うことです。

とはいえ、、、まあ、その辺も、行き当たりばったりというか、流されるままというか、そういうところなんですよね。

自分で道を決められないから、彼に「いついつ結婚しよう。結婚したらこの辺に住もう。子どもは何人作ろう。」みたいなことを決めてくれたらいいですよね?

むしろ、それを待ってるという感じでしょうか?

それとも「うーん、こいつがパートナーでええんか?お?」と迷っていらっしゃるのでしょうか?

母という存在はとても近くなのでパートナーシップに影響を与えることが多いものです。

母と同じような過保護な彼氏だったらまだ良いのですが、そういうタイプじゃない場合、ほんとどうしていいか分からなくなります。

だから、当面は日々を楽しみつつ、「この男をどうするか?」と点と向き合われるのが良いのではないかと思う今日この頃です。

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