回避型の心理~どうして向き合わなければならないことから目を逸らしてしまうのか?~



最近よく「回避型」についてのお話を伺います。
肝心なときに逃げちゃう彼のお話が多いのですが(それって野良猫ってことだよね?)、でも、そうした回避癖って意外と自分の中にもあるかもしれません。
今日はその心理を深掘りしながら対策についても考えていきたいと思います。
・・・回避癖がある方はこの記事もスルーしちゃうんだろうけど・・・。

ちょくちょくこんなお話を伺います。

「もっと早く根本さんのカウンセリングを受けたらよかった・・・。ずっと前から迷ってたんですけど勇気がなくて・・・。嗚呼!」

ありがたいお話なんですけど、、、そんなに怖いの???笑
今もそんな風に思って勇気が出ない方もいらっしゃるのかな?
でも、それもタイミングですからね。
ご縁だと思ってるし、たぶん今がベストなタイミングなのでしょう!と思うので、気が向いたらエントリーしてくだされば幸いです。

で、そんな話をしてくれた方の問題をあれやこれやとお聞きしていったのですが、「ん?それってもしかして・・・パターンじゃね?」という風に分かってきたのです。

※もしかすると一部の方から心臓が止まる話になるかもしれないので、「嫌な予感がする」という方はぜひ深呼吸を10回くらいしてから続きをお読みください。

「向き合うべき肝心のものから逃げてしまうってパターン、ありませんか?」

「向き合うべき」とするか「向き合いたい」とするかを迷ったのですが、強い表現の方を選んでみましたっ。てへっ。

例えば、こんな話の流れを利かせていただくことがあります。

「彼との将来こと、ちゃんと考えなきゃいけないんですけど、今、仕事がすごく忙しくてなかなか考える時間が余裕がなく・・・。ダメですよね。早くわたしがちゃんと決めなきゃいけないことなのに、つい目を逸らしちゃって。はい。ちゃんと考えます!」

ま、そんな彼女は“自己完結癖”をお持ちでもあるのですが、「彼とのことをちゃんと考えて決めたいのに、つい仕事に逃げてしまう」という文脈で語られていました。

それを聞けば私はたいてい「まあ、そりゃしょうがないですよ。ハードワーカーなのは確かなことですし、彼とのことまで頭が回らなくなるのもしゃあないですよ」と優しくお受けします。(怖くないでしょ?)

そこで自分を責めちゃうのが一番つらいことですからね。
「じゃあ、今、この場で考えましょう」ってお伝えします。

でも、回避癖がある方はそこで「そうしたいのはやまやまなんですけど、実は今日は仕事のことをご相談したくて」なんておっしゃるんですけどね。

もちろん、「じゃあ、まずはお仕事の話から伺いましょうか。彼とのことは時間に余裕があったら一緒に考えましょうね」と優しくお聞きするんですよ。(怖くないでしょ?)

とはいえ、私の中では「ふふふーん。逃がんでー。そろそろ彼とのこと、ちゃんと向き合わなきゃ後悔するかもしれへんでー。仕事の話にかこつけて彼との件に話を持ってたろか。」と手ぐすねを引いてるわけですけどねっ!(あ、怖い?笑)

あるいは、こんな風にそのパターンが出てくることもありませんか?

「なぜか本命を選べない」

一番好きな人、一番近づきたい人、一番一緒にいたい人には近づかず、二番手、三番手の人に近づいてしまう。しかも、積極的に。

以前、うちのお弟子にこんな奴がいたわけです。

「根本先生のお弟子さん制度にずっと興味があったんですけど、次の募集が待ちきれず、他のところに行ってしまいました!でも、やっぱり違うと思って、今回応募したんです!」

・・・なんか冒頭のカウンセリングの話もこの話もなんか「俺がNo.1だぜ!だからさっさと来いよ!」と言ってるような気がしてなんか恥ずかしいっすね(照)。でも、その逆に「お弟子になったけど、本命は別のところにあった」という奴もいると思ってますよ。

もちろん、そのお弟子には「まあ、タイミングですからね!今回来てくれてほんとによかったっすよ!」とお伝えしました。(やっぱり怖くないでしょ?)

でも、こういう風に解釈することもできるんです。

「次の募集が待ちきれない」という正当な理由を作って回避しちゃったのでは?と。

つまりは、本命に近づくのが怖すぎて、自分を正当化する理由をでっちあげていませんか?

もし、それが「本音」か「正当化」なのかの違いは、その後、どれくらい後悔するか?で分かります。

とはいえ、(そう自覚してなくても)二番手を選んだ時点で「モヤモヤ」はしますよね。それは無視するか、さらに正当化しようとしますよね?

最近よく「回避型」って話を耳にします。
「いい感じになったら逃げちゃう彼」の話などで。

いわゆる「回避性パーソナリティ障害」という問題をお持ちなのかな、と思うんですけど、パーソナリティ障害って言葉がきつすぎるし、ほんとにそうなら社会生活に影響が出ちゃうので、「回避癖」とか「回避型」という表現がよく使われると思うのですけど。

私はそういう人を「野良猫」なんて呼んでおりますね。
ただ、野良猫男女は「近づくと逃げる、逃げると追いかけてくる」という性質を持つ「自立の依存」タイプだから必ずしも「回避癖」と一致するかは分からないんですけど。

ちなみに同じ自武女でも「自立の自立」の傾向が強すぎる「突撃部隊」な方々はにはあまり見られない傾向ですね。
彼女たちは「怖い、めっちゃ怖いわー」とか言いながら突撃してくるので。(こっちが怖いわ)

で、そういうときは「彼が回避してる」って話をされるんですけど、もしかすると「彼の話」じゃなくて「わたしの話」かもしれないのです。(野良猫の野良猫好き説より)

つまり「彼の話」をすることで「わたしの話」から回避してるんです。(意味、通じます?)

パートナーシップだけじゃなくて、仕事でも趣味でも日常の中でもありませんか?

「本当はAが欲しいのに、怖すぎて勇気が出ないから、Bを選んでしまう」ということ。

さらに、「本当はAのことを誰かに聞いてほしいのに、誰かに相談したいのに、それすら怖くてできない」みたいなこと。

でも、そういう風に自覚している場合はまだ全然OKなんすよ。
怖れを自覚していれば、それを乗り越えたい!という気持ちも出てくるし、その怖れに向き合っているので、そのうち「今や!今ならイケる!」というタイミングが出てくるし。(「待つ女」はこのパターンを大いに持ってると言えます。でも、動くときは一気呵成に動くのでその時を待ちましょう!?)

恐ろしいのは正当化するなどして自分が回避してることに気づかないこと。

そうすると人生の中に「後悔」が渦巻くようになっていくのです・・・が、もちろん、後悔してるなんて認めたくなくて正当化しちゃってることも多いんですが。

頭の良い人、もしくは、ずっと我慢して生きてきた人、によく見られます。
逃げる真っ当な理由を作って自分を納得させる、あるいは、どんな感情もとりあえず我慢する癖がついている、みたいな。

ある人はカウンセリングの中で中核的な問題に向き合うことを無意識に(?)回避していました。
「今はそれよりも仕事のことと向き合いたい」とか「今、それは自分なりに向き合っているので今日はそれじゃなくて別のことを相談したい」とか「マイペースに進めていきたいので今日はこっちの問題を何とかしたい」という風に。

私としてはそれが本人の希望ならば、ということで受け入れるのですけれど、でも、やはりその傾向は他の問題でも見受けられました。

「結婚についても真剣に考えなきゃ、何とかしなきゃって思っていたんですけど、なかなかそういう気持ちになれずにいい年になっちゃいました。その時々で家とか仕事とか体調とか趣味とか結婚に向きえない事情があって、そっちに逃げちゃってたというか。だから、ちょっと後悔してるんですよね。」

“後悔”という形で気づくのはちょっと切ないですよね。
その時々で向き合えない事情があることは分かりますし、しゃあないやん、と思うのですが、それでタイミングを逃しちゃったり、あのときこうしておけば、と思うのは悲しいですよね。

「いずれ、こういう仕事をしたいと思っているものがあるんです。けど、今はまだその仕事をする自信もないし、準備もまだまだかかるので、少しずつアイデアを温めてるところです。それがある程度できたら思い切って転職してみようと思っています。」

という話を聞いたときに、確かにそうだよね、と思いますし、今できることをやってるなら問題ないかな、と思うこともできるんですけど、それが彼女のパターンかもしれないと思ったから「もしかして今も回避してるんじゃない?」と突っ込んでみたんです。

「え?今もですか?」とびっくりされてました。

けど、「わたしはいろいろと時間がかかるタイプなので、これでいいんだと思います。」という風におっしゃってました。

それが彼女の人生ですし、本人がいいとおっしゃるならばそれでいいのですけど、私としては少々後味の悪いカウンセリングになりました。

よくよく考えれば当たり前なのですが、「回避癖がある方は、その回避癖に向き合うことも回避する」わけでして、そこは尻尾を捕まえてあげたほうがいいのか、本人がその気になるのを待つのがいいか、いつも迷うんですよね。

のちのち私の方が「あのとききっちり指摘してあげたほうが良かったかも」と後悔したくはないですしね。

それでいろいろと証拠もそろっているので、その回避癖についてあれやこれやと偉そうなことをお伝えさせていただき、一番のお勧めは「怖れ」など彼女を回避させてる感情と向き合うこと、そして、一番怖い中核的な問題に向き合うことを提案しました。

それまでのいくつかのセッションでそれとなくその怖れを取り除いていくことをしてきたこともあって、彼女は納得してくれたのですが、帰り際にこんな話をしてくれました。

「しばらく仕事が繁忙期になって、習い事の発表会の準備とかもあるので、ちょっと次にカウンセリングにいつ来れるか分からないんです。ほんとは来月もちゃんと来たいんですけど・・・。」

吉本新喜劇ならそこで全員がずっこけるシーンですね!笑

「怖がり」なのは悪いことではないんです。
回避型と「待つ女」はそこが決定的に違っていて、待つ女は「向き合わなきゃいけないですよねー。分かってるんですけど動けないんですよねー。でも、怖いのは怖いんですよねー」と自己嫌悪しながらも怖れを自覚しているものです。

それに先ほども書きましたが「待つ女はスイッチが入れば怒涛の如き勢いで、突撃部隊を凌駕するほどのスピードで動く」ということを知っているので、「まあ、そのうちスイッチが入るよ」と気長に捉えることができます。

けれど、回避型というのはそれがないんですね。
ずっと無意識に回避する方を選んでいて、それが癖になっていて、自覚もしづらいわけで。

そして、回避するのは「向き合うのが怖い」からなのですが、その「怖い」というのもいろんな種類があるわけです。

まず、「今の問題や目の前のできごと、人に向き合うのが怖い」という場合が多いです。

決めなきゃいけないことから逃げる。
親密になることを回避する。
ちゃんと考えることから目を逸らす。
目の前の大切な存在から逃げる。

他にも、「変わることへの怖れ」「変わってしまうことへの怖れ」もあります。
さらに「責任を取ることへの怖れ」「前に進むことへの怖れ」「本気になってしまうことへの怖れ」「後戻りできなくなることへの怖れ」「夢中になることへの怖れ」「失敗することへの怖れ」「怒られることへの怖れ」「失望させる怖れ」「周りの人にどう思われるかへの怖れ」「高すぎるプライドからの怖れ」などなどたくさんあります。

「愛を感じる」のがほんとうはめちゃくちゃ怖いのかもしれません。

でも、それらを総じてまとめてしまえば「感情を感じることへの怖れ」とも言えます。

回避癖がある人は、実は感情から逃げている状態なんです。
感じているようで、感じられていないんです。

まあ、誰も怖れを感じるのは嫌ですしね。
でも、それだけじゃありません。

罪悪感、無価値感、無力感、寂しさ、惨めさ、悔しさ、怒り、恨み辛み、後悔等々、感情を感じることが怖いんです。

「やりたい仕事があるから思い切ってチャレンジしたい。けれど、失敗するのが怖いし、自信もない。きっと親は反対するだろうし、もしうまくいかなかったらがっかりするし、怒られる。ああ、考えるのもめんどくさい」という風になって“先送り”にしちゃうわけです。

だから、回避型ってなかなか難しいって思うわけです。
回避しようと思ってしてるばかりではなく、回避するつもりはなくても回避しちゃっているので。

それで「とりあえず月一回ペースで続けて行こうと決めてください」ってお願いします。
強制的に予約を取ってもらうのも本来は違うけど、時にはそんな強引な手を使うこともあります。

それで少しずつ感情に向き合えるようにしていきます。

その怖れの向こう側には何があるの?
その怖れはどこから来たの?

そうした基本的なマインドと向き合っていきます。

そうするとなぜか少し楽になり、生きやすくなるんです。

「回避」って後悔だけじゃなく、罪悪感が付いて回るんです。
まるで逃避行を続ける犯罪者みたいな心理があるので。

つまり、回避癖がある人って実は罪悪感がとても強い一面があるんですね。

多くの犯罪者が逮捕されると安心し、その夜はぐっすり眠れると言います。
それくらい実は罪悪感に苛まれているんです。

回避癖もそれに似たようなところがあって「もう逃げられない。逃がしてもらえない。」と察すると素直にお縄をちょうだいしてくれるわけです。

カウンセリングという場でそれをやるのはけっこう大変なんですが(だって実際に身柄を拘束するわけにはいかないじゃないですか。笑)、でも、どこかで「この人は逃がしてくれない」と察すると、ホッとして、めちゃくちゃ素直になるんです。

※だから回避型の彼(女)を追いかけてる方は、いかに「こいつからは逃げられない」と分からせるかがポイントですよ!

そして、素直になった分だけ、そこからの変化、成長も早いんですよね。
それはそれはびっくりするくらい。

もし、自分が今日のお話が刺さりすぎて痛くて気絶しそう・・・という方で、かつ、この自分の問題をほんとに何とかしたい!と思われる方は、「自分が回避できないようにする」のがお勧めです。

「先に高いお金を払っちゃって、先々まで予約を入れちゃって、エステやジムに通う」みたいに、「毎月必ずカウンセリングに通う!」と決めて継続コースに申し込み、何があってもキャンセルしないと誓う、とか。

友達に「毎月カウンセリングに通うから!報告させてね!もしカウンセリング行かない月があったらザギンでシースーおごるから!」って宣言して足かせをハメるとか。

「回避癖を何とかしたい」と思った時点でだいぶ進歩なのですけれど、あとは逃げずに自分(感情)と向き合い続ける“システム”や“環境”を創ることがお勧めです。

※ちなみに回避癖がある彼を追いかけている方は彼のことを相談したくなるかもしれませんが、「ちょっと待て!野良猫の野良猫好きって説があるじゃねえか!」ということを思い出してみてください。

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