インプットは大好きだけどアウトプットは苦手(興味なし)問題。



学ぶことは好きだけど発信したり、具体的に動いたりすることが苦手なので、もやもやしてしまう、というお話がよくあるものです。
アウトプットと言ってもいろいろありますが、特に外に向けて発信することに恐れを持つ方も多いですね。
ただ、女性性が豊かだとすると「それってほんまにする必要あるんかなあ?」という話にもなるのです。

うちのお弟子にも多いわけですし、またクライアントさまにもなんだかんだ多数いらっしゃるパターンについて今日はお話していきたいと思います。

若干、というか、相当部分、例の「待つ女」に当てはまることが多いので、シリーズもののひとつとしてご理解いただければと思います。

なお、こうして後方待機部隊の記事ばかり書いておりますと、突撃部隊や特殊空挺部隊に所属する方々が「ちぇ、つまらん。根本先生、オワコン」とか言い出しそうで気がかりなのですが、そういうみなさまにとりましては、従業員、部下、後輩、お客様等を理解するうえで役立つ知識だと思っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

さて、掲題が問題になるのはカウンセラーであれ、創作活動であれ、ビジネスであれ、「SNSなどで発信しなきゃいけないんだけど続かないんです~♪」という場合なんですよね。

また、「何かしたいんだけど何がしたいのかわかんない」とか「スキルを活かして何か始めたいんだけど腰が重たいんだよね」という場合にもよく出てきます。

セミナーやセッションをしたり、何らかの活動をする際に心理的な壁を感じる方に向けてお話したいと思います。

アウトプットと言っても意味は広く、例えば「学んだことをノートにまとめる」というのもアウトプットですが、今回はそうした自己完結できるアウトプットではなく、外に向けてのアウトプットをテーマにしています。

学ぶことが好きで、セミナージプシーと言われようが何かしら学び続けたい方。
内的充実にエネルギーを割くことが楽しい方。

例えば、先日こんなお話を鼻くそをほじくりながら聞いていたんです。

「この間の土曜日、久々に何も予定がなくて、それならブログ書いたり、SNSを発信したり、インスタライブもできたりすると思ってたんです。けど、SNSを見てたら仲間の先生のセミナーがあると知って、すぐに申し込みしちゃったんです。前から一度お話を聴いてみたいと思ってた先生なので。だから、結局、その日も何も発信できなかったんです。」

彼女はご自身でコーチングやカウンセリングや占いなどをしていらっしゃいまして、もっとちゃんとそれらを仕事にして生活できるくらいにはなりたい!という希望をお持ちなのですね。

しかし、実際はSNSも長続きせず、知り合いからの紹介でたまにお客様が来てくれる程度で全然集客がうまくいってないのです。

それで起業セミナー、集客セミナーなどに通い、また、専門分野を強化しようと本やブログを読んだり、動画を買ったり、セミナーに通ったりしているのですが、あまり成果につながらない、と。

集客セミナーに通っている間は頑張って発信してたんだけど、それが終わったら燃え尽きてしまって続けられないのです。

彼女のような方ってけっこう多いと思うのです。
学ぶことは好きで、とても熱心で、学びノートが何冊も積みあがっているような方。

しかし、それをアウトプットしようとすると、自信もないし、恐れも強いし、無価値感も出てくるし、、、。つまりは全然発信できないわけです。

そんな相談を根本先生にすると「え?そもそもアウトプットに興味あるん?」とか聞かれてしまうので要注意です。

「しなきゃいけない」と思ってない?
「したい」と思ってる?
「必要だから」やろうとしてるんじゃないの?
発信するのって楽しいと思える?

まあ、そう聞かれるとねえ・・・何も言えねぇってなりませんか?笑

この発信というのもプライベートなことや学びについてなら全然抵抗ないって人も多いと思います。
おしゃれなカフェの写真をインスタに上げたり、「今日はこんなセミナーに来てみました」という報告をXに上げたり、友達とおしゃべりしてる様子をストーリーに上げたりすることは全然平気って人。

けど、いざビジネスが絡むととたんに怖くなっちゃって腰が引けるんですよね。

でも、そうして苦手意識が強くなると、好きがきっかけで始めようとしているビジネスが嫌いになりそうじゃありません?

それが一番本末転倒だと思うので、「それならやんなくてもいいよ」と言ってしまうものです。

ここからはいつもしているお話の繰り返しになります。

インプットというのは受け取る側ですから女性性がメインです。
アウトプットというのは与える側ですから男性性を使います。

だから、発信するというのは少なからず男性性を使うものです。

また、女性性というのは人間関係を「狭く深く」するものです。
一方、男性性というのは「広く浅く」でOKです。

となると「目の前にお客様が来てくれたらものすごく一生懸命やる」のだけど、「誰が見てるか分からないSNSなどの発信は何をどうしていいのか分からなくて苦手」となるのです。

また、「誰かのために」とか「誰かに頼まれて」とか「誰かの代理で」という“大義名分”ができると動けるのですが、自発的に動くのはとても苦手ですよね。

これは昨日のお話に由来します。

きっかけ待ちの「待つ女」について。

だから、女性性が豊かな人は「内的充実」が大事になり、外側の世界にあまり興味を示さないものです。

自分が楽しく、幸せを感じられることが最も大事なので、家族、友達、仲間たちとの限られた人間関係を重視するんですね。

「特定論」を語るのは好きで得意だけど、「一般論」を語るのは難しいしよくわかんないとなるものです。

そういう傾向をお持ちですから、外側の世界に向かって、不特定多数の人たちに、情報発信をするのは「ものすごく苦手」であり、もっと正直に言えば「興味がない」のです。

だから、「カウンセリングが嫌いになるくらいだったら発信しなくてもいいよ」ということになりますし、「別にカウンセラーとしてガンガン稼ぎたい!って気持ちが強くないのであれば、好きなように学び、気が向いたときに発信する形が一番楽しいと思わない?」なんて話をするのです。

でも、その方が自分らしいと思いませんか?

よくよく考えれば、それで生活費を稼がなくても生活していけるだけの収入があるのです。
昼間の仕事に不満があったり、夫に罪悪感を持ったりしても、それらを投げ打ってまでそれを仕事にするほどの問題ではないのです。

つまり、発信しなくても生きていけるくらいの余裕があることは正直に認めちゃった方がいいと思います。

ということは、学ぶのもビジネスをするのも「可処分時間」をあてがうことになりますよね。

そんな自由な時間があるなら好きなことに使いたいと思いません?
しんどいことなんてしたくないくて、楽しいことをしたいと思いますよね。
そしたら、学びが好きだから学びに行く、ということを選ぶのです。

「カウンセラーしかできることがない!やりたいことがない!しかも、これで食っていかなきゃならねえ!」とお尻に火が付いたらたぶん発信だってできるんです。

なんとかしなきゃ!という思いが男性性を動かしますからね。
「つべこべなんて言ってらんねー!」と思えば、苦手なことも頑張って乗り越えようとするものです。

だから、できない自分を責めてはいけません。
「発信しなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてはいけないのです。

とはいえ、稼ぎたい、儲けたい、○○さんみたいになりたい、という「欲」も確かに存在しているわけです。

「発信しなければならない」という思いもあるけれど、それ以上に「発信できるようになりたい」という欲をお持ちの方だっているんですよね。

だから葛藤するんですよね。

それで、女性性が優位な方には発信するよりも「口コミ」を重視することをお勧めしています。

不特定多数の人に訴えるのではなく、目の前のお客様にお願いするのです。

また、口コミが起こるように「勉強する」こともお勧めしています。

勉強だからやりがい感じるでしょ?笑

言い換えれば、「腕を磨く」ということですね。
商品やサービスの質をより高めようとするわけです。

変な話、よりインプットを強化してしまうんです。

いい商品に出会えたら人は周りの人に勧めたくなるものですから。

まあ、とはいえ、、、女性性が豊かな人って「極める」ということには興味がないのですよね。それはやはり男性性でして。

コロコロ興味が変わるものですから、まあ、ほどほどに、ということになります。

「楽しいのが一番!」ですから、別にめちゃくちゃ頑張らないのがよいのです。
(それよりも「あげまんになる」という方がテンションあがるかもね。)

とにかく「しなきゃ!」というプレッシャーを除外し、「楽しいのがいいよねー」ということを認めるのがお勧めですね。

さて、他にもどうしたらアウトプットに力を入れられるようになるか?というところを考えると次のような方法が浮かぶものです。

〇仲間と一緒にやる。

〇師匠や先輩に付いて(サポートをして)、はじめはおこぼれをもらう。※インプットとアウトプットを同時に行うイメージ。

〇師匠や先輩、仲間から仕事を回してもらう。※頼まれごとならやりやすい。

〇男性性を鍛える。

最後を除いては「チーム」で動くわけで、アウトプットの苦手意識も仲間と一緒にやる楽しさが幾分和らげてくれる効果を狙っています。

例えば、マネージャーが付いて、あれこれ指示をしてくれたり、管理したりしてくれると窮屈に感じる一方で、案外やりやすい人も多いです。

だから、そういうポジションにあたる人を見つけるのも一つの方法ですね。

ここで、ひとつ見ておきたいポイントがあります。

アウトプットにもいろいろな形があるわけですが、特に「社会」に向けての発信ともなりますと、ここで「男性性」もしくは「社会」に対する意識をチェックする必要があるものです。

つまり「社会が怖い。苦手。」という意識がないかどうか?です。

アウトプットが苦手なみなさまは「社会」に対してどんな感情を持っているでしょうか?

また、その感情に似た感情を持つ「誰か」に心当たりはないでしょうか?

一般的に「社会」というのは「父親」を投影するものです。
両親が「共働き」だった場合は「両親」を投影するものです。

他にも「学校」であったり、「先生」であったりもまた「社会」です。

また、「男性性」に対しても嫌悪感や苦手意識がある場合も同じです。

さらに「社会」には「つながり」の意味もあります。

学校でいじめに遭ったり、人間関係がうまくいかなかったりする経験を持つと「社会」が苦手に感じられます。

アウトプット先が「不特定多数の社会」であっても、見えないだけでひとりひとりには顔があるわけです。

だから、そうした苦手意識と向き合っていくことでアウトプットがすんなりできるようになることも多いです。

特に「父親からの愛を受け取る」(場合によっては母親からも)ことで、「自分は社会から愛されている」という感覚を得ることができますから、発信にしても活動にしてもしやすくなるでしょうし、師匠や先生や先輩たちへの恐れもなくなり、また、「権威との葛藤」と言われる競争心も収まるようになります。

また、社会に対する恐れというよりも「恥ずかしさ」がテーマになることもあるのです。

アウトプットそのものが恥ずかしい、という。

となるとテーマは恥ずかしさと向き合うことになりますから、これは昨日の記事を参考にしてもらえればと思うのです。

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