人生ってほんとうに何が起こるか分からないし、何が起きても不思議じゃないですよね。



「もうダメだろう」「離婚しかないだろう」みたいな状況が逆転しちゃうことって案外珍しくなく、予想外の展開を迎えることなんて日常茶飯事です。
となると、やはり自分らしさを追求していくことが一番大事なんだろうな、と思うようになりまして、今日はそんな「へー、そんなことあるんだー」という事例を紹介できる範囲でお伝えしようと思います。希望にしてもらえるとうれしい。

今日は心理学の話というよりも、それをぶっちぎってしまってるようなコラムをお届したいと思います。

「まあ、ふつうに考えれば無理だよね」と思われることが「ふつうに起こる」のが人生なんだろうと思うんです。

「え?そんなことって起こるの?」というお話をこの20数年の間にいくつも耳にしてきました。

その結果、「何が起きても不思議じゃない」という思いを持つようになったんです。

そんなネガティブな話ってみなさんの人生にも起きてきたかと思うのです。

突然彼に別れを告げられたり、信じてた夫が浮気したり、突然会社がうまくいかなくなったり、いきなり借金背負わされたり、大切な人が突然亡くなってしまったり、大きな病気にかかってしまったり、事故に遭って入院することになったり、等々。

でも、当然その裏にはポジティブなできごとだって起こりうるわけですね。

「人生は小説より奇なり」という言葉がありますけれど、ほんとその通りだな、と思いますし、「一寸先は闇」ってネガティブな意味で使われますけど、ポジティブな意味でもほんとそうだな、と思うのです。

夫の浮気がきっかけで離婚騒動になり、お互い泥沼の裁判をして慰謝料の支払いまで行われ、しかもその渦中に夫が転勤になる、というケースがありました。

妻も離婚を決意し、新たな人生を歩み始める覚悟をして私もそれに同意したんです。

半年後、セミナーの受付に現れた彼女はお腹をさすりながら「実はせんせー、夫とやり直すことになったんです。今までと打って変わって今はとてもラブラブなんです。」と報告に来られました。

婚約破棄された傷を持つロックマン氏を追いかけて3年。全然彼の心は閉じたままで、わざと他の女とのやり取りを隣で見せつけられも健気に彼の家を掃除したり、ご飯作ったりして尽くしていた彼女。

友達も家族も見放して「彼の話をするなら聞かない」とシャッターを降ろされていました。

他のカウンセラーに相談しても、占いを受けても「手放した方がいい」と言われてましたが、彼女は頑固に彼に執着し続けていました。

そして、3年後、彼女は晴れて彼の心をこじ開け、結婚することになりました。
さらにすぐに妊娠し、かわいい女の子を出産したのです。

「根本さん、うちの会社、もう駄目ですわ」とため息をついた社長さん。
何とか立て直そうと必死に走り回っていたそうですが万策尽きた様子で「今週末に不渡り飛ばすことになりそうです」と。

でも「最後の最後まで諦めませんよ。できること全部やろうと思います。」とセッションルームを去った数日後、全然予期せぬところから新しい仕事が舞い込み、前金まですぐに頂いて不渡りを回避できたのです。

その後、彼は離職率の高い業界で、ものすごく低い離職率で会社を好調に回していらっしゃいます。

ずーっと彼氏ができなくて自己嫌悪の塊だったアラサーの女子。
バージンであることもコンプレックスならば、どこに行っても選ばれず、すっかり自信を失っていました。

とにかく自己否定の言葉を羅列していたので「ほら、また否定するー」とたくさんイジっていたのですが、それでも少しずつ自信を取り戻していったのでしょうか。

ある日、今までと雰囲気がガラッと変わったので「え?どうしたの?」と聞くと「え?何もないですよ。あるわけないじゃないですか」といつものようにキレ気味に反応された1か月後、フィーバーがかかったように彼女とお付き合いしたいという男が5人もほぼ同時に現れたのです。

相変わらずネガティブな彼女はそんな状況にパニックになりながらも「2年に1人ずつ20歳のときから現れてくれたらよかったのに!」と文句を言ってましたが、「選べない、そんなひとりに絞れない」と贅沢な悩みを吐露してました。

モラハラな彼に苦しめられていた彼女。暴言を繰り返され、自分の欲を満たすだけのセックスに、数々の浮気。

なぜ自分が彼に惹かれるのか分からないとバツイチの彼女は奮闘していました。
もちろん友達に相談しても味方にもなってもらえず、仕事もどんどん忙しくなり、疲弊していっていました。

それでも彼と何とか幸せになりたいと思い続けていたある日、彼の態度が突然変わり、優しい言葉や感謝を述べてくれるようになり、すごく愛情のこもった愛撫をしてくれるようになりました。

その変化が急すぎて「キモい」となりましたが、今では彼のことを「犬」と呼ぶほどに関係は逆転し、女王様な日々を送っているそうです。

夫が転勤先に浮気相手の女を連れて行き、連絡を取り合えば離婚話になり、早く決めろ、と催促がやまなかった状態が1年以上続いてました。

ワンオペで子育てを行い、自分の仕事をしながら今後の生き方を模索していました。
子どもたちがパパのことが大好きなので、何とか離婚を回避したくて頑張っていたのですが、それも絶望的な状況に見えました。

しかし、自分を磨き続けていて、職場で気になる男性が現れ、これでもう離婚してもいい!と思った直後、ある朝、彼が転勤先から家に帰ってくるなり「やり直してほしい」と土下座されたのです。

「えー、今?もうちょっと先にしてくれない?せっかく彼といい感じになってきたのに!」と反射的に思ってしまったそうですが、「まあ、いいけど」と夫を受け入れることにしました。

同業者で経営者だった夫と事実婚を解消し、改めてフリーランスとして活動を始めた彼女の元に仕事は全然来ませんでした。

元夫から仕事を回してもらったり、資金を援助してもらったりして何とか食つないでいたところ、彼に恋人ができたらしく、実はまだ彼のことが好きだった彼女はお先が真っ暗になりました。

大阪での生活に見切りを付けて実家に帰ろうか?と思った矢先、かつて得意先だった大企業から「うちに来ないか?」と声がかかりました。うちの仕事を優先してもらえるなら、フリーで仕事を取ってもいい、と。

そこから彼女は猛烈に忙しくなり、今度は元夫に仕事を回すほどになっていきました。

「元カレと何とかヨリを戻したいんです!」と主張される彼女。4,5年付き合って結婚するはずだったのに、突然「好きな人ができた」と別れを告げられ、訳も分からぬまま一人になってしまっていました。

その後、彼氏を作ってみたのですが全然気持ちは入らず、むしろなおさら元カレへの気持ちは募ります。

そうすると元カレが結婚したという話が飛び込んできます。
思い切り絶望し、そのとき付き合っていた彼氏とも別れ、仕事も身が入らず、自暴自棄になっていました。

そこから人生を立て直したいと思うようになり、自分を磨き直していきました。
モテ期が到来したのですが、彼氏を作る気持ちにはなれず、ずーっと元カレのことを思い描いていました。

そんなときイオンの屋上の駐車場で元カレとばったり会ってしまったのです。
時が止まりました。そして、体が思い切り反応していました。

そのときはただ会釈する程度でしたが、その後、彼から連絡が来るようになりました。
妻とは1か月前に離婚したと。そして、二人はまたやり直すことになりました。

「もう彼のことは手放します!」と宣言された彼女。
野良猫ロックマン氏に振り回されつつ、自分軸を確立し、女性としての自分も取り戻してきた頃にそう覚悟を決めました。

あいまいな関係が数年続いていて、彼女としては結婚したい気持ちも強かったですし、彼もそんな気のあるようなことを時々言っていました。

でも、このままではいけない!と思って手放すことに決めた彼女。
それで手放しセッションを行いました。
たくさん泣いて、それでも前に進むことを選び続け、最後はスッキリしていました。

そうして大阪から神奈川に戻られた夜にその彼から連絡がありました。
「結婚しよう。今まで待たせてごめん。」

すぐに私に連絡したくなったそうですが、「好きにしたらええよ」と言われるのが関の山だと思い、「ありがとう。今までのことがあるからすぐには喜べない。1週間待って」とその場では返事したそうです。そして、もちろん1週間後にYesと答えたんですけど。

「人生ってほんと何が起こるか分かんないねー」と思うんです。

ここに挙げたのはほんの一例で、いろいろな事情で書けなかったものとか、似たような話で紹介していないのもあります。
あっさり書いていますけどそれぞれのケースがなかなかの長大な物語でもあります。

こういう話を伺うと「すごいなあ」と純粋に思います。

それを心理学を使って分析することもできますけれど、何よりもご本人の頑張りと言いますか、コミットメントと言いますか、そういうものがあって成り立つものです。

最後の2つの話にしても、「執着を手放す」ということを大切にしています。

執着し続けて手に入れた、という話ではなく、執着を手放し続けながら手に入れた、というのが正しいかもしれません。

もちろん、ここではいい話しか紹介してません。
残念ながらうまく行かなかったことも当然ながらたくさんあります。

けど、例えば元カレとよりが戻らなかったからダメだ、幸せになれない、なんてことはないわけですし、元カレとよりを戻したってこれからすべてがハッピーなんてことはありません。

例えば「夫が転勤先に浮気相手の女を連れて行き~」というご夫婦も、その7,8年後には離婚しました。円満でしたけど。そして、その奥さんは今は別にラブラブな彼氏がいます。(それくらい古い付き合いの方ってことですけどね)

こういうケースに出会って来たので「そういうこともあるよねー」という反応になってしまいますし、「結果」にあまり一喜一憂しません。とりあえずお祝いはしますけどね。

そうしていろんな人生を聴かせてもらっている間に「結局のところ、自分らしく生きるってのが一番重要なことなんだよね」という考えになっていきました。

だから、「この人らしい人生ってどんなんだろう?」ということを常に考えています。

「この人は思いがとても強くてパワフルだから、為せば成る!で突き進むのがきっと彼女らしい幸せを手に入れられるだろうな」

「何だかんだ周りの人たちに助けられる星の元に生まれてるみたい。だとしたら、今の問題もできるだけオープンにしてみんなの手を借りる方が彼女らしいよね」

「自立が強いから自分でやりたいタイプなんだよね。だとしたら、こちらからはあまり具体的な話はせずに、目標を示してあげる方がいいだろう」

そして、「自分らしさって何?」というところを常に問うようになりました。
だから、私のカウンセリングってのはそんな話ばかりになるのです。

そして、自分らしく生きられるようになれなるほど、何とかなるし、何とかするわけですし、その方がどんな結果になろうと受け入れられるし、幸せだって感じられるので、その方向でいつも話をさせていただいているのです。

そうなると「心理学的にはNGかもしれんけど、あんた的にはOK!」ということだって出てきますし、「ふつうの人はやっちゃダメなことも、あんたはOK!」ということだってあるものです。

心理学ってのはあくまで“参考”ですし、ひとつの“指針”ですものね。

◎オンライン:6/2(日)11:00-13:00 特別心理学講座「どうしたらもっと自分の魅力や価値を受け取れるようになるのだろう?~他者評価と自己評価と潜在意識評価~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/52773

◎オンライン:6/22(土)14:00-17:00 本気の手放しワーク・オンライン
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/52830

◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
光の瞑想~疲れや罪悪感などを癒すイメージワーク~

根本の個人セッション
お弟子さんを検索する!

★武闘派女子のみなさまのための新たなバイブルが生まれましたっ!

戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ1日5分、スキマ時間にととのう本(ハーパーコリンズ社)

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
また、感想を送ってくださったり、SNSで感想をつぶやいてくださったりすると根本がめっちゃ喜びます!

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。


無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

『(準備中)』


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

(準備中)


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

 『(準備中)』

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学。
根本の著作一覧
根本裕幸のサイン本屋さん
セミナーセミナー動画・DVD販売・音声配信サービス販売サイト

あわせて読みたい