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お察しの通りその寂しさは子ども時代から溜め込んできたもの。
それが「その当時と似た状況」によって再現されると考えるんです。
だから、今なおそれを生み出しているその仕組みを変えていくことが必要で、やはり、ラスボスおかんと向き合うことが求められているのかもしれません。
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以前、ランチセッションでお会いしたことがあります自武女とは自分では認めてないけどきっとそうなんだろうなぁとも思ってる者ですw
ランチセッションから2年。死闘を繰り返し少しは成長したかなと思っていましたがどうにも処理しきれない感情にモヤモヤしてます。
旦那もいるけど彼氏もいる問題の代表的な自分と、ロックマンなのか野良猫なのかよくわからない彼と訳のわからない関係を続けること2年。
この彼、嘘つきでワーカホリックで他の女の影もあるかも?的なやつで自分のことは多く語りません。少しの時間を作ることも困難でかなり手が焼けます。
それでも私が時間を作れと言えばなんとか時間を作って会いにきます。
SEXも最高で彼の愛を魂レベルで感じます。私の中のセクシャリティが解き放たれなんとも言えない幸福感に満たされます。
以前の私は一緒にいない時の彼の対応で一喜一憂もしていていましたが、今はそれもなくなり、彼の中での私の不動の定位置はきっと変わらないだなぁ、、それなら一緒にいない時間に彼が何をしてようと連絡がなかろうとまぁどーでもいっか。という境地に至るまでになりました。
それなのに彼と会った次の日にはなんとも言えない寂しさや孤独感みたいなものが襲ってくるんです。
彼の愛も伝わるし、もっともっと一緒にいたいとかいう感情でもなく、ただただ寂しさと孤独感みたいなものがくるんです。例えて言うなら日曜日の午後にテレビのザ・ノンフィクションを見た時の気分?日曜日の夕方のサザエさんを見た時の気分?に似ています。この感情ってどこからきてるですかね?
成育環境からきてることは根本信者のはしくれなのでわかるのですが、処理が出来ないのです。
ちなみに両親は小さい頃から仕事で夜もいなく祖母に育てられたようなものでした。母は私に罪悪感を持たせるやり方で私をコントロールしてきました。
私は反発しながらも結局は母の気にいるような選択をしてきたと思います。結婚もこの人なら母は喜ぶんじゃないか、納得するじゃないかと思って決めた節もあります。子供も母のために作ったようなとこもあります。
母は私が女性としてのセクシャリティを持つことを極端に嫌悪してた部分がありました。
今でも母に対する反発心もあるのに癒着してる自分もいます。
なんだか、訳がわかない状態になっていて、私次は何をしたらいいんですかね?
ライフワークの話になりますかね?
(Mさん)
ま、とりあえずライフワークっすかね?笑
色々とツッコミどころが満載で、それはすなわち私たちが学ぶべきテーマが満載っていうことで、ひとつひとつ見ていこうかと思います。
案外、というか、予想通り深い話になるかと思います。
>今でも母に対する反発心もあるのに癒着してる自分もいます。
これ、そういうもんなんですよ。
「反発」と「癒着」はとても仲良しだと思っていただいてOKです。
母に反発するためには母を意識しないとできませんよね。
だから、いつもMさんは母を見てるわけです。
「ああ、母が右に行ったなあ・・・じゃあ、あたしは左に行こうか」
「きっと母はこんなミニスカート履いてる娘を嫌がるだろうな!くそ。意地でも履いてやる」
「この男と結婚すれば母が喜ぶんだろうなー。ムカつくけど反対されるのめんどくさいしなー」
今もスーパーで買い物するときですら母の気配を感じるのかもしれません。
そうやって常に「母」を側に置いて来られたわけです。
なので根本先生にそんな話をしてしまうと「ああ、お母さんの生霊が憑いてますよ」とか言われます。ちなみに根本先生は除霊とかしてくれないので無責任ですよねー。あはは。
だから、母の目を逃れようと思ったらアンダーグラウンドに行かざるを得ないわけで、そこでは自分自身が解放されたような気がするし、仮初めの幸せも手に入ります。
真実ではないのだけど、真実のような気がする体験ができます。
「これがほんとのあたしなんだ!」と母に向かって叫びたい気持ちになるわけです。
それで今度はアンダーグラウンドと癒着して、依存症みたいな状態になっちゃいます。
そこだけが唯一自分が自分でいられる場所だと思うから。
当然そこでのセックスは最高のものじゃなきゃいけないし、ベッドの上でなら思い切り自分を出せるような気がするものですが、でも、それは親に反発して家出した少女が悪い先輩の家でタバコや酒を覚えるのと同じだと知っておく必要があります。
そっちが本物の世界だと思い込んでしまうと縄張りを離れた猫のように戻って来られなくなりますので。
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とはいえ、そこで体験する感情も「なじみ深いもの」になるんです。
>彼と会った次の日にはなんとも言えない寂しさや孤独感みたいなものが襲ってくるんです。
この寂しさとか孤独感とかってもう昔から数えきれないほど味わってきたもんじゃないかなあ、と思います。
かつて「サザエさんシンドローム」という言葉が一世を風靡したことがありますね。
サザエさんが始まると「ああ、明日も会社に行かなきゃいけない」と思ってブルーになる、というの。
Mさんにとっては彼と離れることで「ああ、これで日常に戻らなきゃいけない」と思ってブルーになるわけです。
あくまで彼は「休日」であり、「非日常」。
そして、ふだんの生活とは乖離した楽しい時間。
だから逆に金曜日の晩が楽しくてしょうがないように、彼と会うのを心待ちにしますね。
ただ問題なのは彼はカレンダーみたいに正確じゃないのでいつ土日が来るのかが分からない点。
会社に行きたくない!と思ってらっしゃる方ならぞーっとしてしまうと思いますが、次の休日が分からない状態で会社に行くのってめちゃくちゃブルーじゃないですか。
まだ土日が休みと分かっていれば、憂鬱な月曜日も「あと5日」って指を折ることができるけど、「次の休日はいつ?10日後?30日後?」なんて状態だったらなおさらブルーな気持ちは高まると思うんです。
そう思えば、なかなか不憫な生活を強いられてると思いませんか?
ふつうならそんな会社辞めちゃいますよね。
それなのに彼と別れることを考えられないのは、気まぐれに訪れる休日が最高過ぎるからですね。
いつ来るか分からない休日をワクワクしながら待つくらい、平日が寂しく、辛いのだろうと思います。
そして、そんな生活に耐えられるのもMさんがずっと同じ環境で生きてきたから、と言えちゃうのです。
「たぶん、あなたが思っているよりもずっと寂しさが募っていると思いますよ」
そう指摘することって珍しくないのです。
寂しさに慣れっこの自分が寂しさを感じるくらい強烈な寂しさを覚えてるんです。
そりゃあ、依存症にもなりますって。
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さて、もう少し具体的に見ていきましょう。
>ちなみに両親は小さい頃から仕事で夜もいなく祖母に育てられたようなものでした。母は私に罪悪感を持たせるやり方で私をコントロールしてきました。
おばあちゃんがいてくれたことは救いですけれど、その頃から寂しい思いを募らせて育ってきたわけですよね?
大好きな母と一緒にいられない思いってけっこう辛いですよねー。
だからこそ、母がいるときは母に意識が奪われるのも無理はないかもしれませんよね。
どんな母・娘の関係だったのでしょうか?
迷惑をかけないように手のかからないいい子をしてきたのか。
母がいるときはべったりだったのか。
こっそり裏で悪いことしてきたのか。
その時代に溜め込んだ思いってどれくらいあるのでしょう?
それを発散する機会ってあったのかなあ?
罪悪感を煽ってコントロールする親も珍しくはないのですが、まさに自ら癒着に向かって突進してるようなもので、だからこそ、今も母の影響を受け続けることになるでしょう。
なのでとりあえず「母」のところから整理していくのがいいかもしれません。
思春期の頃ってどうでしたか?
スクールカースト的にはどのポジションでしたか?
モテ期ってありました?
寂しい思いを抱えながら育ってくると、その思いを満たすために「外」に意識を向けるものですね。
家が辛いから、友達や恋人に救いを求める。
早く自立して生きて行けるように仕事を選ぶようになる。
でも、母と癒着するとそれもできなくなるのですよね。
母の監視下で支配されてるわけですから、奴隷マインドも育つわけです。
つまりは「罪悪感」が強くなるものです。
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この罪悪感。本を一冊書くほどにネタがいっぱいあるのですが、当然ながら収まりきらないネタだってものすごくあるのです。
罪悪感ってのは自分を傷つけるように、自分が幸せにならないように、自分を罰するように行動や状況を創り出します。
母から罪悪感を植え付けられて癒着してるとなると、癒着癖が付いていろんなものと癒着します。
家族と癒着する他、お金、仕事、恋愛、セックス、お酒、ギャンブル等々。
また、変な話ですが、奴隷マインドが強くなれば常に「ご主人様」を求めるようにもなります。
つまり、母の他に、会社、上司、夫、子ども、彼、お金、仕事、時間、お酒、ギャンブルなどに支配されることを望むわけです。
なので、自分を罰し続けることは選択するのだけど、幸せになることは選べなくなるわけです。
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で、その母がセクシャリティを禁じてるとしたら、Mさんにとってセクシャリティは母親の支配が及ばない世界になりますから、何かとそこにハマりやすくなるのも無理はないでしょう。
そして、それがアンダーグラウンドであるならばなおさら天国にいるような気分になるのも無理はないものです。
逆に見れば、それくらい自由を渇望されてきたのかもしれません。
このあたりからMさんの隠れた才能を見ていくことになるかもしれないです。
もし、母との癒着を切ることができるならば・・・
もし、もっと自由にセクシャリティを表現することができるのならば・・・
もし、罪悪感が癒えて自由を手に入れられたとしたら・・・
そうしてMさんが身に着けた様々な「仮面」を外していくとどんな素顔が見えてくるのでしょう。
それはまた楽しみでもありますね。
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母との関係を整理しながら「寂しさ」というのも見ていくことが望ましいです。
これはもうひとりで扱うには大変なのでカウンセリングなり、リトリートセミナーなり、その問題と向き合える環境を選択したいものです。
この「寂しさ」というのは母に満たしてもらいたいものだったのですが、その一方で、母もまた「寂しさ」を持っていたのではないか?と見ることができます。
つまり、母からもらおうにも母自身も持ってないわけで与えられないのですね。
また、今まで生きてきた中で「寂しさ」を持っている人とどれくらい出会って来られたでしょうか?
そして、その人たちとMさんはどう接してきたのでしょうか?
そこにもまた才能を見つける鍵があるように思えます。
そのパターンを手放すのためにも「母」「罪悪感」「寂しさ」「セクシャリティ」あたりを軸に見ていくのがよろしいかもしれません。
とりあえず腰を据えて向き合う気になったらまたお会いしましょう。
★罪悪感モノ
*「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
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*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
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*「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
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