思考的なタイプじゃないのに頭で考えてしまうのは怖れや不安や疑いが強いからなのですが、そうなるのはやっぱり自分を信じられないからだよね?



「やりたいこと」があっても、それに取り組める人って案外少ないんです。
お金、家族、仕事、未来等々を考えてしまうんです。
それは怖れや不安、疑い、罪悪感、劣等感などの感情が出てくるから。
だから、本質的には自己肯定感をあげていくことが大事なのです。
それと同時に、自分の心の声を聞けるようにトレーニングしてみることも効果的。

はじめまして。
私はいつかカウンセラーになるための長期講座を受けたいと思っているのですが、その金額に見合った貯蓄がないのと、収入も月収10-12万くらいの非正規の主婦なので、分割で払うにしても生活を圧迫しそうで怖さを感じて決心がつきません。
副業ビジネスを始めようとして自己投資した時期もありましたが、本気でやりたいと思えなかったこともあり続きませんでした。
旦那さんの収入も平均的で月20-30万の間くらいなので、旦那を頼るのも気が引けます。
実際に長期講座にかかる金額を伝えた時に、少し引かれてしまいました。
私は30代前半、旦那は40近い年齢なので、そろそろ子供を持ちたいというか、リミットや体のこと、将来のことを考えると早く生まないとなっていう焦りもあります。
妊娠するとセミナー等に参加しづらくなるので、やるなら妊娠前か子供を産んだあとかなと思うのですが、子供ができたらお金も時間もかかるし、妊娠が先か長期講座が先か、はたまた子供を作らずやりたいことに打ち込みたいのか、どうしたいか分からず悩んでいます。
自分が本当にどうしたいのか、気づいていくにはどうしたら良いでしょうか。
(Kさん)

そうなんですよねー。考えると分かんなくなるんです。これは何でも同じ。

というか正確に言えば「そもそも思考的に物事を判断するタイプじゃない人が思考を使っても明快な答えは出ない」という表現になるものです。

もしKさんが論理的にモノを考え、論理的に判断して行動するタイプであれば、カウンセラーになるための長期講座に見合う世帯収入がない時点で「No!」という結論を出しているはずですし、逆に受講することによって得られる利益が明確であれば受講料を工面する方法を論理的に考え、実践されているでしょう。

なので、Kさんは基本的に「感情的」にものを捉えるタイプであり、ある意味気分屋であり、ある意味情緒豊かであり、ある意味コロコロ意見が変わるタイプではないかと思います。

もちろんそれは個性であって悪いことではありませんので凹む必要はありません。
右利きか左利きかの違いみたいなものですから。

こういうとき「ああ、感情なんて無視してロジカルに考え、ロジカルに判断し、粛々と行動できればいいのになあ」と情熱系武闘派女子のみなさまはおっしゃるのですが、「え?そんなことしたら人生の面白みが激減するけど?」と伝えると「え?それは困る!それはいやだ!」とすぐに前言撤回されるものです。

そして、私たちの多くの葛藤というのは「感情vs思考」によって生み出されると言っても過言ではなく、「やりてぇvs金がねぇ」という非常にあるあるな葛藤もまた「感情vs思考」のなせる業と言えます。

私も「お弟子さん制度」というカウンセラーになるための長期講座を開催している者ですが、今まで200人以上のお弟子の中にはこうした葛藤を潜り抜けてきた猛者も少なからずいるものです。

「独身時代に貯めていたお金をお弟子さん制度につぎ込んだ」
「旦那にお願いして夫婦の貯金を切り崩した」
「何度も旦那と話し合って受講する許可をもらった」

言葉にするとこれだけですけれど、その裏には様々な迷い、葛藤、罪悪感、無力感、怖れ、不安等々、様々な感情が蠢いていたものと思われます。

ただ、武闘派女子の集団であるこのお弟子さん制度、本人が言う「お願いした」がほんとうの意味での「お願い」なのか、客観的に見れば「脅迫」なのかは分からないところですし、同様に「話し合い」がほんとうの「話し合い」なのか、世間一般的には「恫喝」と呼ばれるものなのかもまた分からないのですが、そんなセンシティブなツッコミはをする勇気はありませんから、「ご主人も納得してくださったんですね。よかったです。」と表面的な挨拶を返すにとどまっております。

でも、裏を返せば、そうした交渉に失敗したり、やはり不安や怖れが強くて申込ができなかったり、家計や子育てを優先してカウンセラーになることを諦めた/先送りした方も少なくないと思っています。

その一方で、うちの弟子の中には赤ん坊を抱えながらはもちろん、何なら妊娠中に受講された方もいますし、セミナージプシーを繰り返していた結果、あちこちからお金をかき集めて受講される方もいます。

そういう「申し込みをしてお弟子になった人」と「申し込むのをやめた人」の間の明確な線が存在しています。

果たして何が違うのか?というのは主催者としてやはり考えるものですし、何ならお弟子さん制度に申し込まなかった方がカウンセリングにいらっしゃることもあるわけで、そうしたお話を伺うことも少なくないものです。

こうした決断というは「10:0」で決まることなんてほとんどないと思います。

「根本さんの弟子になってカウンセラーとして成功したいっ!」
「お弟子さんになってもっと心理学やカウンセリングを学びたいっ!」

という強い情熱を持っている方ですら「9:1」もしくは「8:2」で、まったく躊躇せずに申し込みをしたかというとやっぱりNoだと思います。

※もちろん、一部の変態たちは何も考えずにただ勢いで申し込みをした奴らがいるわけですけど、話の流れ上、そういう風にさせていただきたいと思います。

そして、お金、家族との関係、仕事との兼ね合いなどから悶絶するほど悩んだ結果、申込ボタンを押してくれたお弟子もとてもたくさんいるわけでして、彼女たちは「5:5」「6:4」というギリギリの決断だったのかもしれません。

何が違うのか?

それはもちろん個人差があることは重々承知なのですけれど、結局のところうちのお弟子ってのは師匠である筆者のことが大好きなのです。ぜひ根本さんの弟子になって鵜飼の鵜になってたくさん上納金を入れたい!という意欲にあふれた素晴らしい人格の持ち主なのです!!何なら根本さんのために心も体も捧げるという覚悟を持った悟った人々なのです!!!

・・・あ、うちのお弟子たちが一斉に白けて離縁状を書き始めてしまうので早速ではありますが前言を撤回させていただきたいと思います。(業務連絡)調子に乗って偉そうなことを書いてしまい、まことに申し訳ありませんでした!(土下座)

えっと・・・、何が違うのか?

たぶん「やりてぇ!」という情熱が、その他の抵抗勢力をほんの僅かに上回ったんだろうと思います。

「お弟子になりてぇ!」>「お金がー」+「旦那がー」+「子どもがー」+「仕事がー」「将来がー」+「ほんとに大丈夫?(疑い)」+・・・

ということだろうと思います。

なんなら「>」ではなく「=」での決断だった方もいらっしゃると思います。

あるお弟子が言ってたんです。

「タイミングもよくてこれはチャンス!と思ったんですけど、やっぱりお金の問題とか、ほんとにカウンセラーになりたいのか?とか、夫をどう説得するか?とか、いろいろ考えました。けど、このチャンスを逃したら絶対後悔すると思ったんです。」と。

ギリギリの決断ですよね。

でも、私の元にその声はまず届かないけれどほんの少しの差で「<」となってしまい、諦めた方もいらっしゃると思います。

それもまた「ご縁」なんだろうと思っています。

お弟子さん制度9期は「東京」で「5月」スタートの予定です!

Kさん、本来はそんな思考的なタイプじゃないはずなのに、何か決断するときに限って思考的になってしまい、のちのち後悔したことってほかにもいろいろとありませんか?

「副業ビジネス」もそうですよね?

そこまでやりたくなかったのに、なぜ自己投資しちゃったんでしょうね?
そして、そのダメージはもうなくなりましたか?今もまだ尾を引いていますか?

やはり「思考」で「計算」してやろうとしてしまいましたか?

何が欲しかったんでしょう?

副業ビジネスってことですから「お金」は欲しかったと思うのですが、それ以外にも何かありますか?

Kさんはどうか分からないんですけど、よくあるのは「楽して稼ぎたい」という思いですよね。でも、「楽して稼ぐ」ということに罪悪感があるとそのビジネスってうまくいかないんですよね。

でも、そもそも「楽して稼ぎたい」と思うのって、ぶっちゃけ「今、しんどい」からだと思うのです。

今、非正規で10-12万ほど稼いでいらっしゃいますが、正直、それがしんどいと思うことってありませんか?家計のために仕方なく仕事してる、みたいな。

だから、旦那の収入が10倍あったらやってないかもしれないですよね。

そして、他にも「頭で考えて判断した結果、いやー、やっちまったぜ!」と思ったことってありませんか?

やって後悔したコト。
やらなくて後悔したコト。

頭で考えて判断すると、感情優位な方ってよく後悔してるように思うのですよね。

恋愛でもあるんですよね。同じような話。

あるクライアントさんは「考えすぎて結婚するタイミングを逃してしまった」と嘆いてカウンセリングに来られました。

何度かチャンスはあったのだけど、あれこれ考えすぎて結局未婚のままこの年まで来てしまった、と。

そして、今、好きな人がいるのだけどやっぱりいろいろ考えすぎて飛び込めない、と。

「とりあえず自分の気持ちに素直になることから始めていきましょうか。」と自分の気持ちに目を向けることをトレーニングしています。

「もう後悔したくないでしょ?」と脅しながら。笑

ということで前提のお話をあれこれした上で、本題に入っていきたいのですけれど(え?まだ本題じゃなかったの?え?笑)

Kさん、あまりに自分を過小評価して、自己肯定感をものすごく低空飛行させちゃってるみたいですね。

自分に全然自信がなく、物事に流されやすかったり、自分の決断に自信が持てなかったり、そもそも自分の気持ちも疑いを持って見ちゃったりしていませんか?

自信がないから何かを判断しなきゃいけないときに思考に頼ろうとします。

AかBで迷っているとき、自分はAだな、と思っても、その判断に自信が持てないから、誰かにそれが正しいと言ってほしいし、何ならその人に責任を持ってもらいたいと思います。

けど、それはできないからAが正しいって証拠をなんとか集めようとしたり、Aが正しいって理論を組み立てたりしようとするのですけれど、それって自信のなさからくる不安、怖れ、疑いですから、どれだけ立派な理論を構築したとしても全然不安はなくなりません。

むしろ、考えれば考えるほどAが間違ってるんじゃないか?という気持ちすらしてきてしまいます。

それで人に相談しまくったりするのですけど「好きにしなよ」と言われると混乱するし、A以外の答えを言われようもんならパニックになるし、Aを支持してもらってもやっぱり不安は拭えないし、ってことで、ここら辺からは「逃げ」が始まりますね。

もう決める、判断すること自体が嫌になるんです。

そして、決めることを放棄してしまうこともあるでしょう。

誰かが「B」って言ったから、直前で「B」にしてしまうこともあるでしょう。

別の人が「A」って言ったら「ほんとにもうどっちなのよ!はっきりしてよ!」と自分のことなのに他人事のように見たくなったりもするでしょう。

「AもBも間違ってて他にCという答えがあるんじゃないか?」とか考え始めたらもう訳が分かんなくなって、「もうやめた!」となる可能性も高まりますよね。

そうして思考にどんどん捉われていくともう気持ちなんて分かりません。

そうして「本音が分かりません」というご相談につながるわけですけれど、自分の気持ちを自分でかき消してしまってるわけですから分からないのですよね。

なんでそんな自分に自信がないのでしょう?

「自信」って自分を信じるって書きますよね?

だから、言い換えれば「なんでそんな自分を信じられないのでしょう?」ということになります。

本音をかき消してしまうほどに自分を信じられないのはなぜなのか?

ここと向き合ってみるといいんじゃないでしょうか?

自己肯定感をあげる試みも自分の本音を教えてくれる方法ですからぜひとも取り組んでみてください。

★自己肯定感をあげる動画&通信講座&書籍&ムック本

セミナー動画「自己肯定感をあげる3daysプログラム」
セミナー動画「自己嫌悪克服トレーニング~自己攻撃パターンからの脱出~」
「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
自己肯定感を高める100の法則 ありのままの自分をすきになる最もシンプルな方法
「まんがでわかる敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
「ムック本「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」」(宝島社)
ムック本「自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション」(晋遊舎)

で、最近「無理を通せば道理が引っ込む」という話ばかりしている気がするのですけれど、Kさんの本音を探るのであれば、

「カウンセラーになるための長期講座を受講したい!」
「収入をもっと増やしたい!」
「子どもを産みたい!」
「やりたいことに打ち込みたい!」
「旦那と仲良くしたい!」

これ全部じゃないですかね?

まるでこの中の1つしか願いが叶えられないと思っていませんか?マジで。

「全部叶える」でいいんです。

神様はそんなケチじゃないので、全部欲しい!と言えば、全部くれます。

それを叶える方法を遠慮なくて「直感」にて教えてくれるものです。

例えば、長期講座はそれなりの高額とのことですけれど、支払える見込みが全くないのであればたぶんこんなにも悩みません。

分割にしてもらえれば何とか支払える、と希望を持っているはずですし、分割で生活が若干苦しくなったとしてもその講座を受講したい、という思いも本音だと思います。

子どもを産むことに対しても、そもそも子どもがいらないのであれば考えたりはしませんよね。

欲しいんですよ。たぶん。

だから、全部手に入れる!って思うだけ、決めるだけでいいんです。

「やり方は全然わかんねーけど、それ全部、頂くぜ!」と思うだけでいいんです。

怖くても不安でも自信がなくてもそう思ってみるのですよね。
そうすると徐々に力が湧いてくる、情熱が出てくると思います。

自分がほんとうにどうしたいのか?を知るためには「ワクワクするのはどれ?」とか「後悔しないかどうか?」を想像してみることをよくお勧めします。

それが叶ったときにどれくらいワクワクするか?
それにチャレンジしなかったときにどれくらい後悔するか?

想像してみるんです。

怖れ、が、ワクワク、を作ります。
好きな人に告白するのは怖いけれど、その分、ワクワクもありますよね。

ほんとうにしたいことであれば、チャレンジしなかったことを悔やむはずです。
だから、それをやらない世界をイメージしてみるんです。

でも、このとき「思考」って邪魔なんですよね。

だから、思考を取り除くために自分の心の声に耳を傾ける態勢を作っておく必要があるのです。

そのためにも普段から思考を止める訓練をしておくとよいです。

例えば、「へとへとになるまで体を動かす」「土いじりをする」「掃除、針仕事、編み物など無心になれることをする」「性的快楽を追求する」「毎日瞑想をする」「サウナや温泉で温冷入浴をする」等々。

そうすると自分の心の声にも耳を傾けやすくなっていくのです。

◎ちょうどそんなセミナーやるのでタイミング合えばぜひどうぞ!

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 1/6(土)21:00-23:00
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