パートナーシップがうまくいかないのは「両性具有」になっていて男性が入り込む隙間がないからじゃない?



自立的で生活能力もあって女性的でもある方を「両性具有」と呼びまして、それじゃあ、彼氏が入る隙間がないじゃない!ということで、なかなか恋愛がうまくいかないって問題が生まれるものです。
でも、この心理状態ってなかなか自分で認知するのが難しいんですよねー。なので、詳しく対策も込みで考えてみました。

以前もこんな記事を書きまして。このときは自己完結癖を主にお話しました。

自己完結型恋愛傾向についての考察。

で、ここ最近、カウンセリングで「両性具有になっちまってるから男が付け入る隙がないんじゃね?」という話をよくしておりまして、まあ、自立系武闘派女子のみなさまにとってはあるあるなのでネタにしてみようと思いました。

ちょくちょくリトリートセミナーとかカウンセリングでも教科書的自立系武闘派女子の方に「もしかしておちんちんが生えてきてない?こんどトイレ行ったときに確認してみて?」とか「子宮の中におちんちん忘れてきてない?それを弟くんが拾って来たのかもね?」などとセクハラまがいのことを発言しているのですけれど、その生き様、ポリシー、言動などに「うーん、たいへん男らしく生きてらっしゃいますね」と感じたときに思わず発してしまうのです。

たいていは家庭環境的なものが原因で「早くに自立しなければならなかった」「親を背負って生きなければならなかった」「自分で何とかしなければならない環境だった」みたいな方によく見られる傾向なのですが、それに限らず「学生時代はバイトで生活費をすべて賄っていた」「実家に頼れないからとにかく一人で何でもしなければならなかった」「仕事で一人前になって会社から認められる存在を目指していた」「シンママなので仕事・家事・育児をひとりでこなさなければならない」等々の要素もまた「両性具有化」を推進するできごととなっております。

つまりは「自立し過ぎ問題」とも言えるのですが、ロックマンのように不完全かつ不安定な自立ではなく、きっちりと筋を通した、気合の入った自立でして、思わず「あんた、よう生き残ってきたのぉ」との感想を漏らしてしまうほどなのです。

とはいえ、何でも完璧にこなす人ばかりってわけでもなく、またある種の近づきがたい雰囲気を醸し出す人ばかりでもなく、先日もほわっとしてかわいらしく、一見、穏やかで従順そうに見える方が紛うことなき自武女であられ、かつ、両性具有であったので、ほんと見た目で判断しちゃいけないよ!男子諸君!と訓示を垂れたい気持ちになったものです。

さて、そんな両性具有な武闘派女子のみなさまも、そうと自覚されてる方は非常に少なく、そのような指摘をしてもほとんどの方が首を横に振られます。

この自覚がないってのもまた問題なのですけれどね。

で、どんな方が両性具有、もしくはその疑いがあるかというと・・・

・生活能力がある。つまりは一人暮らしで自分のお給料で暮らせている。
・地元を離れて暮らしている。つまり近所に友人がいない。
・ひとりで海外にも旅行に行っちゃう。
・バーやビストロにもひとりで入れる。
・ちゃんとした彼氏がいない期間が長い。or 長かった。
・人に頼ることはあんまりしない。
・職場では仕事を任されていたり、権限を与えられていたり、責任ある立場にいたりする。
・訳あって実家には頼れない。or 頼りにくい。
・何なら実家に頼られることもあってちょっとウザい。
・休日にひとりで過ごすのは嫌いじゃない。むしろ楽ですらある。
・かつて男から「君はひとりでも大丈夫」「僕がいなくても生きていける」等の発言を耳にしたことがある。
・友人や男どもから「隙がない」と言われたことがある。
・完璧主義、理想主義の傾向があるかもしれない。
・仮に結婚・出産をしたとしても仕事を辞める気はない。
・ある程度、身の丈にあった生活をしている。
・貯金、投資などもある程度きっちりしている。
・家事もひととおり問題なくこなせる。
・「親密感への怖れ」という文字を目にするとフリーズする。
・薄々セクシャリティが強いんだろうなあ、と思っている。

いくつくらい当てはまりますか?
ドキッとしましたか?

他にも「実は成功体験を色々と持っている」という項目もあるのですが、私の経験上、成功体験を成功体験と気づいていない方もいらっしゃるので、ここは伏せております。

先日もそのほわっとした両性具有型武闘派女子に「これってめちゃくちゃ成功体験やん!やればできるって能力があるって証拠やん!」と突き付けてみたのですが「へえ、そうなのかー」的な反応を頂きました。

せっかく成功体験があるのにそれに気付いてないってのはもったいないですよね。

あ、ちなみにこの両性具有になるのは女子です。男子はけっこうレアだと思います。

さて、そんな両性具有型のみなさまは、ある意味、「女ひとりで生きていく」ための能力も覚悟もあるわけで、そうすると婚活を頑張って出会いの機会を作ろうにも「なぜかうまくいかない」「おめがねにかなう男が現れない」「付き合ってみてもすぐにうまくいかなくなって別れてしまう」「それなのに不倫は長続きする」みたいな現象が起こりがちなのです。

あ、しれっと「覚悟」と書きましたけど、たぶん自覚がないだけのことが多いものです。

別に理想が高いわけでもなく、外見を含めたスペックが悪いわけでもなく(むしろ良い方)、コミュ力に問題があるわけでもなく(むしろコミュ力は高い方)、女性らしくないわけでもなく(むしろ見た目は女性的)、にもかかわらず、なぜかうまくいかないのです。

だからとっても不思議なのですが、両性具有型の女子たちがなぜ恋愛がうまくいかないかというと、結論から言ってしまえば「仮に男ができても、彼が活躍できる場所がない」という心理状態だからなのです。

何でもひとりでこなせて、ひとりで日々を楽しめるわけですし、多少彼の方が収入が高いってことはあっても、彼女の収入も決して低いわけではないので問題にはなりません。

以前、大阪でライターをしているクライアントさんがこんなことを叫んでました。

「仕事も楽しくてやりがいがあってそれなりの収入を頂けて、趣味もいくつもあるし、面白い友達が多いから全然退屈しないし、家事も得意だし、体もそれなりに元気だし、男がいなくて困るのってセックスだけやん!けど、それだってひとりである程度は何とかできちゃうし。もしかして、あたしが求めてるのって彼氏じゃなくてセフレ?それはやだー」

きっちり自己完結されておりました。笑

「これって隙がないってことやんな?えー、あたしってどっちかというと天然キャラだし、抜けてるところいっぱいあるし、お酒にだらしないし、隙だらけだと思ってたのに―。」

そして、そんな彼女はふと思い立って週末に台湾に飲茶を食べに行ったり、韓国にコスメを買いに行ったり、とてもフットワークが軽い人でもあるのですが、「だったら男ができたら窮屈じゃね?」と指摘すると、「そうかも。束縛する男はほんま無理。だからほどよい距離感で、あたしを自由にしてくれるような男じゃないとダメ!あたしの男友達に嫉妬するような男もダメだし、あたしに家事やらなんやら女だからってそういうのを求められるのも無理だし、やっぱある程度、自立してて生活力がある人じゃないとダメ!もうメンヘラ男子とかマジ無理だし、そんなん自分で解決するかカウンセラーに相談しろって思う!」などとまくしたてておりました。

「じゃあ、彼氏を作るメリットって何なん?」って聞いてみると「うーん、寂しくない!あ、今も別に寂しいわけじゃないか。一緒に将来を描ける!そう、一緒に生きていく!って感じが欲しい!それは今もあたしにもないし!ああ、でも、同志みたいな友達もいるかー。彼氏じゃなきゃダメな理由って・・・えーーーーやっぱセックスだけ?ええーーやだー」と机に突っ伏しておられました。

それで散々わーわーしゃべり倒した後に「やっぱそれでも彼氏欲しい。ダメ?」という訳の分からん疑問を投げかけて来たところは女子なんだよなあ、と思った次第です。

彼女は典型的な例なのですが、ニュアンスは何となく伝わったでしょうか?

こういう話をすると「えー、家事はできれば旦那さんにやってほしいもん」とか「あたしそんな趣味とかないから彼氏にいろんな世界に連れて行ってほしいし」とか「少しくらいは束縛されてもいいと思ってる!(ドヤ顔)」とか「ほんとは働きたくないもん。十分稼いでくれる旦那さんなら仕事辞めるもん」とか反抗されるんですけど、「ま、確かにそうだけど、あんまりそれは関係ないから。いやいやでもちゃんとできてるやん?」とスパッと斬り捨てることにしております。笑

「僕は君にしてあげられることが何もないよ」

そんなセリフを吐かれたらただただキモくてサブいと思ってしまうのが自武女なのですけれど、自立した男性ってのは「役に立ちたい」という気持ちが強いのですね。

だから、自分で自分のことをどう評価しようが、相手、もしくは、周りから「何でもひとりでできちゃう人」という認識を得てるならば、紛うことなき両性具有女であることを自覚した方がいいのですね。

ほら、現状把握が何よりも大事!っていつも根本先生が言ってるでしょ?
現在地が分からないと目的地までの経路だって分からないって言ってるでしょ?

だから、うううううううーーーーーーと嫌々ながらも認めちまった方が楽になるぜ?という話です。(楽になるかどうかは知らんが、少なくとも今後の対策が立てやすくなる)

で、その今後の話をするのですが、私の経験上、かなり個別論になってしまうので一般論がなかなか浮かばないものです。

ある方は「隙を作ろう!」というプロジェクトを立ち上げて、いろんなことを人にお願いする、頼む、やってもらう作戦を立案します。

具体的には「自分じゃなきゃダメなことは除いて、自分がやらなくてもいいことはできるだけ人に振る」ということを実践していくのですね。

両性具有型自立系武闘派女子のみなさまは、「できないことを努力と根性と気合で克服してできるようにする」ということを過去に散々やってきたので、例えば「2Lのペットボトルを10本買っちゃって、スーパーから家まで持って帰るのがたいへん!」という事象が発生したときも「筋トレしてそんなの屁でもねえ、という体力を付ける」という発想をしてしまいます。

少なくとも筋力がなければ10メートル歩いては休み、20メートル歩いては休みを繰り返して「ひとりで家に持って帰る」ということ以外の発想が浮かびません。

「お店の宅配サービスを使う」「タクシーを呼んで運ちゃんに運ぶのを手伝ってもらう」「ふつうに持てる4本だけ買うことにしてまたあとで買いに来る」等々の作戦に出ることを嫌います。

そこで「人に頼む、お願いする」ということを“学習”することをお勧めするのですね。

まずは仕事でそれをやってみるのが分かりやすいと思います。

またある方は女性性をより意識することを“義務付け”ます。
まあ、女性性が解放されれば人に頼むこともできるようになるんですけれど、もっと自分を「うら若き女性」として扱うように意識するわけです。

ファッションや部屋をより「女子力高め」な感じに変えてみたり、今までよりスカート率を高めてみたり、与えることよりも「受け取ること」に注力したり、自分をもっと緩めてあげることをしたり、体を大切に扱うことを覚えたり、ここも手は広いです。

より自分が女であることを意識するってことですね。

さらに「困るのはセックスだけじゃん!でも、セフレはいやなのじゃ!」という方は、思い切ってセクシャリティをさらに解放して、性欲や性的興味を高めるのもひとつの手。

そこが「隙」になるわけですね。

根っこからこの問題にアクセスするならば、これほどまでに自立しなければならなかった過去を見つめ直す作業に入ってもいいでしょう。

1年くらいかけて自分を見つめ直す作業に取り組むことで、新たな自分が発見できたり、自立が手放せるようになったり、家族との関係が改善したり、仕事に対する意識が変わったり、様々な変化が訪れることでしょう。

こういうときは「歯科矯正をするつもりで長期的なプロジェクトだと思って!」とお願いしております。

あるいは「成功体験」を拾い集めて自己肯定感を爆上げすることも良くやる手です。

両性具有になるほどの強い人であるならば、過去に自分でも気づいていない成功体験をたくさん積み上げてきてると思うのです。

それに気付くと「ああ、あたしってもしかしてすごい人なのか!」「あたしって思ってるよりも頑張ってきたし、それだけ頑張れる人なんだわ!」「もしかしてあたしってめちゃくちゃいい女じゃない?こんな女に愛される男って絶対幸せだよね!」なんて風に思えるようになるのです。

ちなみに、よくなかなか男ができん!という方に「あたしと付き合うとこんなメリットがあるよ!」というところを考えてもらうことも多いんです。

そうして「あたしはできる女!すごい女!めちゃくちゃいい女!」という自覚を持つことで、男の人に対する意識も変わりますから、恋愛・結婚がより早くなるものです。

さらに「自分のことをもっと表現する」ということをテーマにすることもあります。

両性具有型の方の中には「修行僧」のように自分を厳しく律している方も多く(そして、その自覚がない方も多いのだが)、そうすると「人の話はよく聴いてあげてるけど、自分の話はあんまりしない」とか「感情表現そのものがちょっと苦手で」という方も少なくないんですね。

そうすると「どう思ってるのか分からない」と相手に感じさせてしまうことがあり、「あんまり僕に興味がないよね?」とか「あんまり楽しそう(嬉しそう)じゃないね?」などと誤解されやすいのですね。

こうした感情表現って一朝一夕に仕上がるものじゃないのですが、お勧めするのは「よく笑う」ということです。ひとりのときでもいいので、お笑いやバラエティを見て「笑う」ということを意識してみてください。

可能であれば「ダンス」「歌」「演技」を習ってみたり、「テニス」「筋トレ」「キックボクシング」などのスポーツを始めてみたりするのもいいですね!

それから違う角度からのアプローチですけれど、「メンター探し」をしてみるのもいいと思います。

尊敬できる彼氏を探す、よりも、尊敬できるメンターを探す、の方がはるかに簡単だと思うので。

だから何かを学び続けるってのも良い手でして、師匠を持つことで、その方には頼れたり、甘えられたり、相談できたりしやすいのでそれもひとつの手です。

ちなみに筆者も「お弟子さん制度」というのを開催していて一応「師匠」をやっておりますので、「まあ、こいつでええか。」と思った場合はカウンセリングをリピートするなり、お弟子になるなり、新サービスを利用するなり(もうすぐ発表予定)するといいと思います。

ということで一般化は難しいと言ったものの、効果的な方法をいくつかお伝えしましたので「両性具有を卒業したい!」と思った方は試してみてくださいませ。

・・・まあ、だったらカウンセリングを受けるのが一番早いってことかもしれないねえ?

◎彼氏ができん!うまくいかん!という皆様へ。

東京:12/6(土)|大阪:1/20(土):ダリン勝也×根本裕幸|恋愛カウンセリングのプロ2人が送る、男と女の恋愛心理学セミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/51035

◎オンライン:【平日夜3日間】【休日昼1日】女性性を解放し、体感し、会得する短期集中プログラム|ゆるむ・うけとる・ゆだねる
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/50955

根本の個人セッション
お弟子さんを検索する!

★武闘派女子のみなさまのための新たなバイブルが生まれましたっ!

戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ1日5分、スキマ時間にととのう本(ハーパーコリンズ社)

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

またお弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。
(こちらの方が圧倒的に採用率&回答率が高いです!!)


より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」
無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
 『パートナーができないのは「両性具有」になってるからじゃない?
 


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)
 

 


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

 『パートナーができないのは「両性具有」になってるからじゃない?

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学講座

メルマガと動画付きで深い内容を学べるオンラインスクール(毎週月曜配信!)
セミナー動画を販売中!!


あわせて読みたい