自己完結型恋愛傾向についての考察。



二人のことを一人で決めちゃったり、相手に聞かなきゃ分からないことを自分で勝手に決め付けたり、相手を背負ったり、一方的な思い込みから行動しちゃったりする恋愛パターンがあるんですね。そんな恋を自己完結型恋愛と呼んでいます。

漢字をたくさん連ねると自立系武闘派女子共が喜ぶんじゃないかと思い込んでいる私です。こんにちは。

兼ねてからこのパターンを持つ女子たちの恋愛相談が相次いでいる中、ネタとして書いてみようと重い腰をあげた次第です。

自己完結型とか自給自足型とか両性具有型とか言われて「あ!あたしのことだ!」と思われる方ってどれくらいいらっしゃるでしょうか?

一応、彼女たちは「結婚したいんですぅー!」「早く素敵な人と出会いたいんですぅー!」とかほざいて、あ、いや、おっしゃっていらっしゃるんですけどね。

けど、よくよくお話を伺ってみれば「まあ、その線で行くのは難しいっていうか、ダメンズや野良猫を追いかけることになるよね。それでいいの?」という気分になってくるものです。

自己完結と言いますと、例えば会話の中で「○○という問題があるんですけれど、これってこういう風にしようと思います。」みたいな感じで、問題提起をしておきながら、自分で答えを出しちゃう方を指します。

これが恋愛にも応用されて、二人のことを一人で決めちゃったり、相手に聞かなきゃ分からないことを自分で勝手に決め付けたり、相手を背負い込んだり、思い込みから行動しちゃったりするパターンがあるんです。

ということで、自己完結型の恋愛パターンを持つ女子たちのあるあるを列挙してみたいと思うので、覚悟してお読みいただければ幸いです。

〇面倒見がよく、なんでも先読みをして行動することが得意である。彼の希望を察して先に動くので、結果、男を調子に乗らせたり、砂糖漬けにしちまったりする。

〇バリキャリもしくはそれ相応に仕事をしており、収入も十分ある上に、生活力も高く、日々なんだかんだ楽しく過ごしている。よくよく考えれば男がいなくても楽しい自分がいる。

〇「スキが無い」と老若男女問わず言われるかもしれない。自分ではけっこう抜けてるキャラだと思っているのだが、周りからはしっかりしていたり、完璧なように見られているらしい。おかしい。

〇仕事は面白く、友達も楽しく、趣味も充実しており、男がいなくても寂しくない事実に気付き茫然としている。となると性欲を満たす相手がいれば完璧なのか!?

〇けっこうコントロール癖があり、かつ、思考癖・妄想癖も豊かであり、思い込みも激しい。もちろん、その思い込みに沿って行動する。

〇考えることが好きで、仕事でも何でもそもそも自己完結癖がある。もっと人に相談した方がいいと頭では分かるけど、なかなかできないし、そもそも相談したい人が周りにいない。

〇上司などから「もっと周りを見るように」的な指摘を受けることが時々ある。確かに思い込みで暴走してしまうことはあると思うが・・・。

〇なんでも器用にこなすことができ、周りから頼られることも多く、おそらく「お局様」と思われている可能性が高い。でも、自分では単なる便利屋だと思っているのだが。

〇話好きだが人の話を聴くのは苦手かもしれない。人から相談されるとけっこうきつく言ってしまうことがあるみたいで、同僚からは畏れられている。

〇早くに自立して何でも一人でこなしてきて、親を背負ってきたので、誰かと一緒にいることに慣れていない。彼氏ができてもそんなに密な関係は望んでないかもしれない。

〇好きな人ができるととことん愛情を注ぎたくなって相手の意向など無視して一方的に愛したくなってしまう。それで重たい、ウザいと思われたり、ドン引きされたりしてきた。

〇親密感への怖れが強いのは認めざるを得ない。距離を近づけたいと思う一方で、それで苦しくなってしまう。

・・・という感じなのですがいかがでしょうか?

まあ、実際、こうした項目に当てはまっていても恋愛に関しては自己完結してない方もいらっしゃるので、絶対そうだ!という気はないんですけどねー。

ただ、「一人で抱え込む」「けっこう器用にこなす」「人に相談するのが苦手」「あれこれ考える」という方は自己完結型になっている可能性が高いと思われます。

で、もちろん個人差があるので一概には言えないのですが、ここまで読んできて「分かりみしかない」「痛すぎてスマホがぼやけて見える」「思い当たる節しかない」等々の感想を持たれた方はもちしかしたら「自己完結しちゃってるの?」と思ってみるといいかも。

案外気付きにくいので、今日の記事で「ああああああ!!!!!!」と叫んでいただけると幸甚です。

で、なんでそんな風になっちまったのか?という点についてはいくつか候補がありまして、「そもそも家族を背負ってた」「傍観者として家族とは一線を引いていた」「早くに自立して一人で生きてきた」みたいな幼少期の経験が大きいのはよくある話です。

また、過去の恋愛や人間関係が原因で「これ以上傷つきたくない!」という防衛的心理から「自己完結型」に至るケースもありますし、自分では認められないと思うけれど「明らかにレベルが高い女なのでふだん接している男とは格が違いすぎる」から、自己完結に至ることもよくあります。

そして、それぞれのケースに沿って対応も変わってくるんですけど、とりあえず、今日は「もしかして自己完結型の恋愛ばかりしてるかもしれん」という方がどうすればいいか?についてご提案申し上げたいと思います。

自己完結型恋愛としては、何にせよお互いのパワーバランスが崩れていることが多いのですね。

「身分不相応」というと色々と物議をかもしそうですが、やっぱりその辺、合う/合わないってあるんです。

自立系武闘派女子としてブイブイ言わせてるような方々は、場合によっては「超自立女」であることもあり、男に「敵わねえ」と思わせてしまうだけの力量を持っています。

中には「何でも器用にこなしてしまう」というところで、相手にコンプレックスを与えちゃう人も少なくないんですね。

そこでは「どうやら自分に釣り合う相手じゃないようだ」という視点が重要なのですが、なかなかそう思うのって抵抗ありません?

そんな偉そうなことを言える女か!と自分でツッコミ入れちゃいそうじゃないですか。

だから、カウンセリングだったら「え!あたしそんないい女じゃないです!」と食い気味に否定されるのですけれど、「そこなんだよねー。そこ!自分の価値を低く見積もり過ぎなの!」と追い打ちをかけさせていただいております。

だから、自分の魅力を5割増しくらいで意識された方が良いです。

また、考え過ぎ/思い込みが激しい/決め付けやすい、という方も自己完結型になるんですが、そういう方は頭が良いのは長所なんですが、その一方で「怖れ」が強いんですよね。

怖れが強いから考えすぎるし、怖れから思い込むし、決め付けるし、ということになります。

じゃあ、自分は何を怖れているんだろう?というところが鍵になります。

もちろん傷つくのが怖いのは言うまでもないのですが、案外「親密感への怖れ」を抱えていたり、セクシャリティを解放すること(自分らしくあること)への怖れとか、幸せになることへの怖れ、パートナーを手に入れることへの怖れ等々、様々な怖れが渦巻いているものです。

だから、こういうケースでは「人の話をよく聴こう!」という方向性を見て行くことが多いです。

まずは、相手の話をよく聴きましょう!それで、自分の思い込みを外していきましょう!というわけです。

さらに、早くに自立した方にとって「不信感」というのはあちこちで付きまとう傷のひとつですよね。

相手のことを信用できないから「自分で決める」わけですし、相手に任せられないから「自分が背負う」ことになりますし、裏切られないように「状況をコントロールする」ということになるのです。

親への不信感もあり、また、自己不信も強いので、こうしたパターンを作り勝ちなのですが、まあ、これは親との関係性を見つめ直していくことが一番手でしょうかね。

もちろん、親だけが原因じゃなくて「元カレに裏切られた事件」というのが尾を引いてるケースもありますから、恋愛の棚卸しも有効かもしれません。

で、よくこういうパターンの方に提案するのが「視線を上げる」ということでして、先ほどのパワーバランスが崩れてるケースなんて典型的なんです。

「バランスの法則」により、あなたが自立すればするほど、あなたの周りには依存的な人が集まるようになります。

この依存的な人ってのはネガティブな意味ばかりではなく、あなたを頼りにする人、あなたが助けたい人、あなたが面倒見てあげたい人なども含まれます。

態度が依存的というよりも立場が依存的ってことですね。

社長と従業員の関係だと思ってもらえるといいでしょう。

だから、ふだんは仲良くやっているのですが、やっぱ社長だったら従業員とご飯に行ったら奢るか、少なくとも多めに出すじゃないですか。

そういう付き合い方がふつうになると、いつも自分が一番上の立場になってしまい、それが自然で当たり前で普通の世界になります。

それだと「対等に付き合える人」や「自分が尊敬している人」が身近にいなくなっちゃうんですよ。

そして、恋愛対象もふだん付き合っている人たちが対象になりますから、もう初めからあなたが自立で、彼が依存の立場になっちゃうわけです。

よく経営者の方は経営者同士でつるんだりするんですけれど、そうした場を作ることがすごく大事です。パートナーを見つけるためではなく、「対等に話せる相手」を作ためです。

また、「メンターは3,4人作っとくといいよね~」とふだんからお伝えしていますが、自分が尊敬できる人をやはりそれくらい用意したいんですよね。

そうして下とばかり付き合うのではなく、上の人とも付き合えるようになると、それだけで心理的に安定度が増すかもしれません。

そんな準備をして「対等」「目上」という人たちと交流することで、その免疫を付けるわけですね。

そして、パートナーとして狙うのはその世界の人たちなんです。

つまり、今の自分からすれば「少しレベルが高い」「ちょっと敵わない」「自分とは合わない気がする」と感じるような方々です。

先日も「スキがないと言われる」という方から「どうしたらスキを作れるか?」というご相談を頂いたばかりなんですけれど、私の答えは「スキなんて作れない。作るんじゃなくて、あなたのスキを発見できるくらいレベルの高い男を狙え」です。

いきなり大工さんの話になるんですけど「素人から見て平面に見える板も、プロの大工から見ると全然平面じゃない」みたいな話ってあるじゃないですか。

料理でも絵でも映像でも何でもそうですけれど。

それと同じで「スキ」って言われるものも、どんどん相手のレベルを上げて行けば見えてくるものなんですね。

ということで、「自分のスキを見てくれるほどのレベルの男を見つけよう!」ということがテーマになるのです。

「えー、そんな男どこにいるのよー!」と不満が漏れてくると思うので、その答えはその前に書いておきました。

ということで、自己完結型恋愛傾向について語ってまいりましたがご理解いただけましたでしょうか?

この辺は自分の価値・魅力をきちんと受け取ることも大事だし、自分の座標を理解することも大事だし、ということでおそらく皆様にとっては大の苦手分野だと思いますので、“いつものように”一人で何とかしようと思わずにカウンセリング等に頼ってもいいんじゃないかと思うんですよねー。

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 『自己完結型恋愛について
 


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