才能は与えたときに開花する。



1DAYリトリートのテーマがまさにこれで、すべてのセッションを通してその人の才能を見、最後は全員が自分の才能に気付けるようなワークをしていました。
今日は誰もがもつ才能の一端についてお話したいと思います。
「あなたが親に十分与えられなかったものがあなたの才能」というお話です。

昨日大阪で開催した1DAYリトリートセミナーのテーマはずばり「才能を開く」だったかと思います。
朝からずっとそんなテーマでセッションをしていて、最後はペアワークでそれぞれが才能の一端を知るということもしてしまいました。

たった1日なのにそこまでプロセスが進められるというのは我ながらなかなか腕を上げたなあ、と自画自賛してるねす!(誰も褒めてくれないから公然と自分で褒めることにする。)(そうすると「いつも褒めてるでしょ?受け取ってないだけでしょ?」という身内の声がこだまする。すまぬ。)

まあ、あとはそれくらい参加者のみなさんのレベルが高かったということかもしれません。こっちの方が真実ですね。笑

才能ってみんな持ってるんですね。

それは「個性」と言い換えてもいい場面もあり、それを活かすと人生が生き易くなり、面白くなり、楽しくなり、ピンチがチャンスに見え、人間関係も良くなり、好きな人と次々出会うようになり、ヴィジョンも指し示され、なんか人生って・・・最高だ!という境地に至れるすごいものです。

ただ、この才能ってのは皆さんの中にあるものなのですが、種のまま芽が出ることなく役目を終えることもあるんですよね。

また、それが才能であるがゆえに傷つきやすく、自ら封印してしまったものなのかもしれません。

だけど、それが才能であるがゆえに隠し通すことなどできずに、何度も芽を出そうとするんです。

で、また傷ついちゃうこともあるわけですけど、それを受け入れていくと人生が大きく変わって行くのです。

大阪1DAYリトリートはこんな素敵な会場で。

昨日の1DAYリトリートでは3人のフォーカスパーソンを作りました。

父を助ける、というミッションを掲げたがゆえに孤独感や罪悪感を癒す才能を持った方。
私が母を守る!救う!と誓いを立て、母を背負いながら生きてきたゆえに大きすぎるほどの器を持つ方。
そして、ユーモアの才能を持ち、与えることで場のエネルギーを上げてしまう方。

それぞれの才能の一端を見ていくことになりました。

例えば、父の中に孤独感や罪悪感を見たならばそれを癒したい、そんな父を救いたいと思います。

しかし、子どもの掲げるその思いは多く失敗に終わることが多いのです。
子どもは父を癒すのに十分なエネルギーは持っているけれど、人間世界に適応できるやり方をまだ持ちませんし、父親も受け取り下手ですから娘の助けにサレンダーすることは年を取るまでは無理でしょう。

でも、子どもが「父を癒す」「母を守る」と決意した思いはものすごく強く、その後の人生の「軸」になっていくものです。

だから、自分の才能の一端に触れたければ「自分は両親に何を与えられなかったと思っているのだろう?」と考えてみるといいでしょう。

同時に、「自分は両親を投影する人たちに何を与えたがっているのだろう?」という質問を自分に投げかけてみてもいいのです。

さて、父の孤独感や罪悪感を癒したいというミッションは子ども時代は失敗に終わるのですが、その思いはその後の人生の中心軸となり、そんな父を癒せるほどの力を持とうと努力します。

もちろん、これは潜在意識・無意識の世界で起こることですからほとんどの方にその自覚はないでしょう。

でも、どこかしら父に雰囲気が似ている人を助けようとしたり、父と同じような境遇の人と縁があったり、父のような生き方をしている人をサポートしていたり、罪悪感や孤独感を持っている人を放っておけなかったり、と「言われてみたらそうかもしれん」というできごとに気付くと、「あっ!」と思うものです。

ちなみにこの場合、父とどのような関係であったのか、そして、今、どれくらい父を許せているか、ということはあまり関係ありません。(父を許していくことでその才能に自信を持ち、使いやすくなることはありますが)

また、時には(無意識に)父を理解したいがゆえに、父が持っていた孤独感や罪悪感を自らも見に纏うことも珍しくありません。

その点では「気が付けば父と同じような人生を歩んでいる」みたいな方だっているほどです。

そうして人生を通じて最も癒してあげたい父を、そして、その孤独感や罪悪感を研究しまくるようになるんです。

だから、別にカウンセラーにならなくてもその感情のプロと言っていいほどの力を持つことだって珍しくありません。

さて、ところがそうした才能を持ち、研究に余念がない人生である一方で、その部分があまり日常で活かされていないと、そこにさまざまな問題が生まれるんですね。

孤独感や罪悪感を癒す研究をしているのに、日常ではひとりパソコンに向かって仕事をしているならば、その才能は全然活かせてないかもしれません。(職場環境によっては必ずしもそうではありませんが)

また、接客や営業職で人と接する仕事をされている方は、お客様の持つ孤独感や罪悪感に触れることは日常でしょう。
しかし、お客様はそれを望んでいるわけではないですから、十分にその才能をお客様に与えることができません。

さらに、講師、セラピスト、エスティシャン、医療関係、カウンセラー、コーチ、水商売など、直接癒しを与えられる仕事をしていたとしても、孤独感や罪悪感を癒すプロセスを提供できなければ「惜しい!ニアピンだ!」となってストレスになることもあるものです。

例えば、とある勤務医さんが「自分はもっと患者さんの近い距離で寄り添うことがしたい。ひとりひとり丁寧に診察し、その心を分かってあげたい」とおっしゃっていました。
だから彼は時に患者さんが心を開いている看護師さんに嫉妬に似た感情を持っていたほどです。(その後彼は地域に根差した医療を提供している病院に転籍しました。)

もちろん、パートナーシップでも同じことが言えるのですね。

おっと、パートナーシップの話になったらみなさん、目を輝かせて読み始めてますねえ。笑
いいですねー。

「アプリで知り合った彼、とても誠実で素敵な人で、男性にしてはコミュニケーション能力も高く、ずっと話をしていても疲れないし、飽きない素敵な人なの。こういう人と結婚したら幸せになるんだろうな、と思うのよ。でもね、なんか、ほんと失礼なんだけど、あたしの心は全然動かないの。」

案外、こういう問題の裏側に「才能」が関与しているのかもしれません。

「こんな健康的な人だったらあたしの癒し能力が活かせないじゃないのー!もっと罪悪感にまみれた孤独な男がいいのー!!!」

なんて思ってしまうかもしれません。

もしかしたら「なんであたしは結婚できひんのか」「なんでまともなパートナーができないのか」「なぜ問題児ばかりコレクションしてしまうのか」というのは親をルーツに持つ才能がそうさせてるのかもしれませんね!

なので、そういう方には「えー、そういうのは仕事にしなよー。今の仕事じゃ十分その才能を活かせてないんだよー。それをライフワークしたら恋愛でそうする必要ないじゃん。」という話をテキトーにお伝えするものです。

未婚・既婚・離婚歴に関わらずパートナーシップがなかなかうまくいかん!!とお嘆きの方は一度、この才能について考えてみると良いかもしれませんねー。そんなこと言われても難しいとは思うけどねー。

さて、その自分が持つ才能というのは自分が期待するそれとは全然違う形で表現されることもままあるのですね。

まさに3本目の方がそうだったんですけれど、まあ、ほんと女性性の塊みたいな方で、話があちこち飛んだり、自分がどうしたいのかが分からなかったり、でも、一生懸命で、ニコニコしていてました。

彼女、9月の神楽坂のリトリートにも来てくださったのですが、その頃まではまだ男性性も強めにあったようですが、その後、いい感じに崩れてきてるんですよね。

で、彼女は「ユーモア」の才能があり、場を明るくしたり、華やかにしたり、エネルギーを上げたりする才能を持っているのですね。

いわば、暗闇もパッと明るくしてしまう才能です。

でも、そういう方ってまず深刻になれないんです。
そして、深刻な話を持って来られても彼女のその才能で相手を笑顔にしちゃう力なんです。

だから、その才能はとっても素晴らしいのですけれど、でも、本人は深刻になってみたかったり、話を聴いているうちにクライアントさんが泣き始めた、みたいな体験をしたいと思ってるんですよね。

でも、残念ながらそこはちょっと出方が違うみたい、、、というのが現在の見解です。

もちろん、それは素晴らしい才能ですし、仮に彼女がカウンセラーになるのであれば素晴らしいカウンセラーになるのだろうと思いますけれど、残念ながら自分の理想とする形ではないかもしれないんですね。

そんな風に私たちの才能ってのは才能であるがゆえにコントロール不能で、ただ受け入れるのみ、なんですね。

さて、そうした才能は自分では当たり前すぎて気付かないのですが、はじめの方のお話で出てきた質問を経て気付く方法もあります。(ぜひやってみて!)

でも、もっとシンプルで簡単な方法があって、それは「誰かに与えてみる」ということです。

ただ、それだけだとよく分からないので、その相手からフィードバックをもらうんですね。

この1DAYリトリート(大阪)では、ペアを組んでお互いに与え合うってワークをしました。

そこでフィードバックをもらうことで「自分がどんなエネルギーを与えているか?」が分かり、そして、それが才能の一端を担っていると思うのです。

例えば、自分がただ相手に与えたのち得られたフィードバックが「すごく安心する。とても気持ちいい。眠ってしまいそう。」だとしましょう。

とすれば、安心感を与える才能があり、そこで人を安らかな気持ちにさせてあげることができるってことと解釈できますね。

となれば、安心感を人に与えることを自分の才能だと信じて日常を送ってみるんですね。

そうするとけっこう面白いことが起こると思うんだよなあ。

また、「受け入れてもらえたような、分かってもらえたような気がした」なんてフィードバックを得たら、それもまあそのまんま自分の才能として受け取ってみるといいでしょう。

そしたら、今の日常の中でそんな風に他の人に言われたことはないか?また、仕事やパートナーシップや子育てなどでそういうことを意識していないか?与えていないか?をチェックしてみるのも良いでしょう。

「与える」というのは「相手が喜ぶことをしてあげて、それが自分も嬉しいこと」です。

だから、セミナーだからこういう形を取るんだけど別に何でもいいんです。

友達に与えてみる。してあげたいなあ、と思ったことをしてあげる。
ちょっとしたプレゼントをしてあげてもいいし、友達が好きそうなお店に連れて行ってあげてもいいし、ただ話を聴いてあげてもいいし。

そのフィードバックをもらうのはちょっと難しいように感じるけれど、「あたしがこういうことするのって嫌じゃない?どう思う?」って聞いてみると意外とすらすらといいところを教えてくれるかもしれません。

「いつも気が利くなあ、と思ってるよ。かゆいところに手が届くっていうか、ね。だから一緒にいるとあたしが楽しちゃって悪いなあと思うこともあるくらい。」みたいな。

あ、そうなんだ、そういうのが才能とか魅力ってやつなんだ、と思ってゲットしておく。

別にそれ、使おうと思って使ったものじゃないから「ふつう」にしていればいいんです。
才能なんだから、それ。

フィードバックをもらうのは恥ずかしかったり、怖かったりするものだけど、ちょっと勇気を出して聞いてみると才能が見つかることもあるでしょう。けど、あまりその回答には期待しない方がいいけれど。

最後に、私の話。

私の父は育ての母を3歳で亡くしてるから母の愛をあまり知らず、また、継母にいじめられて育ったから家族の温かさを知らない人で、ずっと孤独に自立的に生きて来た人でした。

そんな父を助けたい、癒したいと思ったのでしょう。
だから、私自身もひとりを好む一方で、家族や恋人に執着しているところもあって、でも、何かしら孤独でいることが多かったように思います。

仲の良い家族を遠くから見てる、みたいなポジションに収まることが多く、それは決して嫌いではありません。

となると、私は身を持って孤独を研究してきたようで、その感情のプロフェッショナルと言えるのかもしれません。(そういう本も書いてるし)

だから、孤独で居場所がなく、家族を知らない父を救うべく、孤独を癒し、居場所を作り、家族を作るのが息子である私が持つ才能なのかもしれません。

実際の家族も大事にしたいと思うし、スタッフやお弟子やお客様とも家族みたいな付き合いをしたいと思うし、拠点を作ってそこを居場所にしてほしいと思っているし、気に入った店があれば店主と仲良くなってそこを新たな居場所にしちゃうし、全国各地に私を待っている女、、、はいないけど、おっちゃん(マスター)はいるし、という状況を作ってきました。

ものすごい寂しがり屋だと自分のことを思っているのですが、それが父から引き継いだ才能だと思えばしゃあないな、と思えるわけです。

孤独ってセクシャリティにつながるからそういうヒーリングを勝手に作ってしまうのも才能で。だから昨日のリトリートでも全然そんな話題は出ていないのに、セッションの底にはセクシャリティが流れていたりするのです。(特に2本目ね)

そして、私のリトリートセミナーは号泣に次ぐ号泣とか、感動と情熱!というよりも、ふわふわして心地よくてあったかくてきらきらしている柔らかいエネルギーに包まれる、という状態になるんですよね。(これがセクシャリティね)

ちなみに私の過去生にはイタリアの暴君で家族を失った貴族、とか、和歌山の山の中でひとりで色々な薬と作っていた、とか、中国とかロシアでなんちゃらかんちゃらってのがあるらしいのですけれど、今から思えばなんせ孤独になってるんですよね。

ということで、そんなカルマを背負いつつ、孤独を癒す研究をし続けてるのが私なんですよね。

ま、他にもいくつか才能がありますけれどそのひとつを紹介してみました。

要するに、才能ってのは誰にでもあって、それは与えたときに表現されるもの、というわけです。

◎ライフワーク・グループコンサル~これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45894

「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)
*セミナー動画:「つながりと自己充足で寂しさと孤独感を癒す3時間ワークショップ」

◎オンライン:【平日夜3日間】【休日昼1日】女性性を解放し、体感し、会得する短期集中プログラム|ゆるむ・うけとる・ゆだねる
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/50955

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