ずっと問題だらけの人生で、今は乳がんになって療養中です。自分で改善できることって何があるでしょうか?



病気は生き方を変えるきっかけを与えてくれますね。
今までの人生を振り返り、病気の意味を汲み取り、「病気のお陰で自分は自分を取り戻し、そして、自分らしい生き方ができるようになった」と心から思える未来を創るチャンスが来たということです。
でも、それを自分ひとりでやるってのはちょっと・・・ね?

アラフォーの独身女性です。今年乳がんが見つかり、過干渉な母に言わず一人で受診し、その後親の支援を受け人間関係がしんどかった職場を辞め、今はゆったり療養生活を送っています。お金は今は親に出してもらっています。
今までの人生が我慢の積み重ねで、耐えたりするしかなかったことも多く、問題が起きすぎて自分のことすら考えられない時間が長かったです。その最中の発覚でした。
最近の変化としては、彼氏いない歴=年齢なのですが(そう見られないけど男性経験はありません)ありあまる暇のせいか、もともと幼少期からあった性的な欲求が高まり今まで否定していた性欲から素直に男の人が欲しいなと思ったこと、出産が難しい年齢になったことと病気の発覚で自分が何をしたいかわからなくなってしまったことがあります。
幼少期に父の性的なからかいや暴言やセクハラ、虐待、近所の年上の男の子や親戚の男に性的いたずらを受けたり、最初はよくても私が素を出すと対応がきつくなったりいじめに遭ったりしたトラウマから男嫌いなこと、男女ともにモラハラ気質の人や宗教勧誘に遭ったこともしょっちゅうです。職場では必ずセクハラ発言に遭ってしまうのですが…。
振り返って思ったのは、もともと放任気味の環境で育ち、自分の中で、構ってくれるなら誰でもいい、とかなり愛情に飢えた気持ちがあることです。
それが色んな問題を引き寄せるのでしょうか。何か自分で改善できることがありましたら、教えてください。
(Aさん)

そうなんですよねー。武闘派の方々ってすぐに「自分で改善できること」とか言っちゃうんですよねー。うんうん。まあ、それも悪くないんだけど、ほんとにそれでいいの?って聞いちゃうとキレ気味に「誰に頼ればいいんだよ!」とおっしゃるのかもしれないですなー。

今までも病気に関するネタは色々と頂いてきました。
「病気とどう向き合っていけばいいのか?~病気は人を幸せにする!?~」
私の病気は自分が望んでいることなのでしょうか?

私の常連様にもAさんと同じ病気が発覚して絶賛治療中の方がいらっしゃいまして、彼女も当然ながら筋金入りの武闘派女子で、病気について調べまくり、“ひとりで”すべての手配をし、主治医を脅しながら療養されております。とはいえ、カウンセリングで弱音を吐いたり、病院で見つけてきたネタを話してくれたりしてるので、以前よりはずいぶんと変化なさったのだな、と思っております。

病気からも様々なメッセージを受け取れるのですけれど、大きな病気であればあるほど「もっと自分自身を生きなさい」というものである可能性が高いです。

このお仕事をしていますとガンを始め、難病や持病のお話を伺うことがあり、「生きる」ということを考えさせられると同時に、その人生を聴いていけばその病気を作ったのも納得ができるものです。

ちなみにAさんは右でしょうか?左でしょうか?

一般的に右にできる人は「頑張り過ぎ、自立し過ぎ、頑固」などを表し、左にできる人は「我慢し過ぎ、犠牲し過ぎ、自分を殺しすぎ」などを表すとされています。

参考)50歳を超えてもガンにならない生き方 (土橋 重隆著)
参考)Dr.三浦直樹 新次元の「ガンの学校」

ちなみに上記の常連様に「うーん、あんたの生き方だったら右にできそうなのに、左にできるとは意外だなあ」と伝えたら「そうですよ、あたしだっていっぱい我慢して生きてるんですよ、たぶん」とおっしゃっていました。

彼女は数年前に相当ストレスのかかる状態にいらしたので、それが出たんだろうな、と思っているのですが。

Aさんにしても、

>今までの人生が我慢の積み重ねで、耐えたりするしかなかったことも多く、問題が起きすぎて自分のことすら考えられない時間が長かったです。その最中の発覚でした。

ということですからよほど自分のことを蔑ろにしちゃったんだろうと思います。
「もっと自分を大切にしなさい!」とか「もっと自分を見なさい!」というメッセージでもありますよね。

でも、乳がんになるくらいですから、相当我慢して生きて来られたんでしょうねー。
まさに問題に振り回される人生と言う感じでしょうか。

さて、療養中の場合はそんなあれこれ考えずに体のケアを最優先に考えることです。

だから、お仕事を休んで親に支援してもらって療養してる状態は最高にいいですね。
あまり先のことは考えずに、体や心のケアを最優先事項として取り組み続けていただけたらと思います。

体がだるかったら横になってボーっとしてたり、猫と遊んでたり、観葉植物に話しかけたりしたらよいですし、体が動くようであれば少し外の空気を吸ってみるのもいいでしょう。とはいえ、暑い時期と寒い時期はあんまり外に出ない方がいいですけどね。

あ、心理的には「病気は自らが作り出すモノ」と解釈し、「ベストなタイミングで起こるモノ」であり、「そのメッセージを受け取ることで人生を変えることができること」であり、もっと自分らしく生きなはれ!という神様からの愛ある説教だと見ていきます。

だから、最終的には病気になったことに感謝できるレベルまで行くことができます。

さて、Aさんの状態を読むとすれば、「相当セクシャリティが豊かな方なんだよね、でも、それゆえに幼少期からイヤな思いをたくさんして封印しちまったわけだよね。そしたら、神様が「あんたは女やねんで」と婦人科系の病気を与えてくれたんだね。ってことはこれからは女として生きることが課題になっていくよね」ということが言えると思います。

また、もうひとつ、「放任気味の家庭で育ったからずっと寂しかったんだと思うんよね。やっぱ親の愛って欲しいんだよ。いくつになっても。だから、こういう病気になって親から援助してもらえることはずっと欲しかったものが手に入ったと言えるんだよね。逆に言えば、ここまでの病気を作らなければ親の援助を受け取れないAさんがいるのかもしれないね。」ということも言えると思います。

これが今日お伝えしたいことのすべてなので読むのがしんどかったらとりあえずここで一旦スマホを閉じて、根本さんのセミナー日程を確認されるのがいいと思います!!

以前からお伝えしている通り、性的ないたずら、セクハラにご縁がある方は「セクシャリティを抑圧している」という解釈が可能なのですな。

本来自分が持っている魅力を封印していて、だからこそ、こじ開けるためにそういうひどいことが起こる、という理解です。固く閉じてるから力づくで開けようとする、というわけです。

もちろん、そんなひどいめに遭うから余計に封印してしまうわけで、それも無理はないことなのですが、逆にそれがよりひどい事件を引き寄せてしまう悲劇もあるものです。

これに関してはものすごく事例が多いのですが、例えば、小さい頃から性的トラウマを抱えていた方がいて、できるだけ女を出さないように地味に大人しくして生きてました。
けど、痴漢やセクハラ、盗撮などの被害によく遭っていたんですね。

それで少しずつセクシャリティを解放しつつ、自分らしい自分になっていくことをやっていきました。
そうしていくうちにだんだん彼女は自分はすごく性欲が強く、エロい女であることに気付いていきました。

その後しばらくして人生初とも言えるちゃんとした彼氏ができまして、そして、その彼もまた見かけによらず絶倫な方でしたので、彼らは一緒に住んでるわけもないのに週に10回もコトを致すようになりました。

「まるで盛りの付いたサル同士ですなあ」と感想を述べたものですし、彼女も「正直腰痛持ちになっちゃうかも」と怖れていました。

カウンセリングに通うようになってしばらくしてから職場でのセクハラ発言や、ナンパされる回数は減っていっていましたが、彼氏ができてヤリまくるようになってからは逆に周りの男たちがどんどん紳士に変わって行ったそうで、彼女はそのことにえらく感動を覚えていました。(なんせ、ひどいことをたくさんしてた父親から謝罪され、大金まで渡されたのですからびっくりです。)(ちなみに「その大金をぜひ根本さんに課金しよう!」と言ったんですけど「もう十分課金してますから」と無下に断られたので今も根に持っているところです。)

>もともと幼少期からあった性的な欲求が高まり今まで否定していた性欲から素直に男の人が欲しいなと思ったこと

という変化が起きたのはとても素晴らしいことです!
今までひどい目に遭ってきましたから封印してきたことは仕方がないのですが、神様ももっと女を出して行こうぜ!とおっしゃってるわけですから、その性的欲求に素直に従ってみることがまずはおススメです。

とはいえ見境なく男を狩ればいいってもんじゃないので、自分の欲求に従ってオナニーに耽るのがまずはよいと思います。最近はラブグッズも非常に進化してますし、家で療養中にワクワクドキドキしちゃう下着やルームウェアを試してみるのもいいと思います。

そして、男が欲しいなあ~と神様にお願いしておいてください。

で、人間関係については今までの性的トラウマだったり、男嫌いな部分だったり、モラハラを受けてきたり、宗教に勧誘されたりしてきたわけですから、そこはちょっと置いといた方がいいと思っています。

まずは療養が最優先ということもありますし、同時にもう少し心を整えてから外の世界に出たほうが安全です。

たぶん、人間的に見てとても魅力的な方なんだと思います。
それは見た目とかではなく、雰囲気、醸し出しているモノがとても魅力的ということです。(見た目がよくないと言ってるわけじゃないので誤解なきようお願いいたしまする)

ただ、魅力的な人ってのはその魅力に翻弄されてしまうので、ちゃんとそれを受け入れていく必要があるんです。

このプロセスはとても大切で、分かりやすい例を挙げれば「誰が見ても美人な人がそれを受け取らずに否定してたら周りの人からいじめられるようになる」という傾向はなんとなく分かるんじゃないでしょうか?

「あんたが美人じゃないって言うならあたしは何なのよ!」「あたしがめちゃくちゃあんたの価値を見て、憧れてるのに、そのあんた自身の態度は何よ!」「あんなにきれいなのに自分は美人じゃないとか嫌味?性格悪くね?」という怒りを引き起こすわけですね。

だから、ここは時間をかけてAさん自身の“見えない魅力”を見つけて受け取ることをやっていく必要がありそうです。

そして、それこそが「自分が何をしたいかわからなくなってしまった」という問題を解決する糸口になるでしょう。

つまり、セクシャリティやら魅力やらを受け入れて解放していくプロセスの中でAさんのライフワークをデザインしていくということをやりたいのですよ。

そうして後から振り返ったときに「病気をしたことがほんとうに人生の転機になった。あの病気のお陰で自分は自分を取り戻し、そして、自分らしい生き方ができるようになった」と心から思えるようになることを目指すのです。

>もともと放任気味の環境で育ち、自分の中で、構ってくれるなら誰でもいい、とかなり愛情に飢えた気持ちがあることです。

子どもは親の愛をものすごく強く求めます。
なぜならば、それくらい子どもは親を強く愛しているからです。

しかし、Aさんは自らたくさん親を愛しながらも、残念ながらあまりそれが返ってきたとは言えない環境で育ったわけですね。

そしたら、「構ってくれるなら誰でもいい」という思いが出てくるのも無理はないでしょう。

それくらい親に対して絶望していたわけです。

けど、心の中の親の愛を求める強い気持ちはそう簡単になくなりません。
つまり、諦めようにも諦められなかったのです。

だから、これまでも親や誰かに認められるためにめちゃくちゃ頑張ってきたんじゃないでしょうか?

これだけ頑張ったら愛してくれますか?
これだけ成果を出したら愛してくれますか?

そんな思いでやってこられたのだろうと思います。

でも、そうした計画は様々なひどいできごとによって頓挫しちゃいます。

そこでは無力感なり無価値感なりをたんまりと抱えてきたことでしょうし、生きてる意味って何だろう?と考えたことも少なからずあったんじゃないかと思います。

そうするとその思いの裏にあるもう一つの計画が顔を覗かせるようになるのです。

ここまでボロボロになったら許してくれますか?
これだけ傷ついたら助けてくれますか?
こんなにもひどい状態になったら愛してくれますか?

例えば、多くの子どもたちは「病気になるとママが優しくなる」という体験をしていきます。
これはまあ本能みたいなもんですね。

そこから私たちは「優しくしてほしければ病気になればいい」という法則を作ります。

だから「弱くなることで優しさを手に入れよう」とするのです。

今までも何かと弱って親に頼ろうとして拒絶されたこともあったかもしれません。

それで「これだけ重篤な病気になったら親は愛してくれる」という計画を実践されたのかもしれないのです。

だから、せっかく親が援助してくれてる状態なので、ここは思い切り甘えちゃいましょう。

そうして子どもの頃からずーーーっと求めてきた親の愛を今、受け取りましょう。

これはAさんのインナーチャイルドを癒すことにもなりますから、その効果は絶大なものがあります。

やはりここで親に頼る、甘えるというのもAさんがライフワークを生きるきっかけになると思うのです。

病気に限らないのですが、与えられた「試練」と「恩恵」というのはまこと適切なバランスを保っておりまして、その「試練」が大きければ大きいほど与えられる「恩恵」もまた大きいものになります。

でも、その恩恵ってのは試練を乗り越えたご褒美として与えられるものではなく、常に与えられているものなんだけど、試練という言い訳がないと受け取れないのが自立というものでもあります。

ひとりで何でもやろうとする=自立、ね。

だから、Aさんも今、この病気と向き合うことで様々な学びを得て、恩恵を受け取ろうとされていると思います。

そして間違いなくそれはAさんの人生を変える力がありますし、“命をかけて”自分自身を生きるきっかけになると思います。

じゃあ、命をかけて何をしていきましょうか?というのはこれから考えていくには療養中の今がちょうど良いタイミングかと思います。

自分がほんとうに欲しいものって何だろう?
自分がほんとうにしたいことって何だろう?
自分がワクワクしちゃうことって何だろう?
自分がご機嫌になることって何なのだろう?

そんなことをあれこれイメージしながらとりあえずオナニーに耽るのが今は良いだろうと思われるわけです。(これ、マジな話ね。)

そうして自分自身のエネルギーを解放しつつ、さて、これからどう生きようか?を自由に考えていきましょう。

どうせだったら面白おかしく楽しく生きたいですよね?
気の置けない仲間やパートナーとつながりを感じていきたいですよね?

さて、それって自分にとってどんな人生なんだ?ということを真っ白なキャンパスに描き出すように自由にイメージしていきましょう。

でも、これって別に病気になったから考えることじゃなくて、全然元気なときにやってもいいことです。当たり前ですが。

それが病気予防にもなるってことは今日の文脈からも察していただけるかと思います。

◎人生を変える3日間へ。自分らしい生き方を発見するセミナー。

9/16,17,18 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/49905

◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

★病気に関する本

「病気は才能」(おのころ心平氏)
「改訂新訳ライフヒーリング(旧ライフ・ヒーリンク゛) You Can Heal Your Life」(ルイーズ・L・ヘイ 氏)
「チャック・スペザーノ博士のこころを癒すと、カラダが癒される」

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