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強いエネルギーを抑圧し続けていたら、それは自分を攻撃し始めるようになり、始めは精神的な不調として出ますが、それでも抑圧を続けると体調に問題が出るものです。
そういうのって西洋医学では原因不明とされるんですよね。
だから、自分の心と体の対話をイチから始めることをお勧めするものです。
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エネルギーが強い様で?難病発症と原因不明の激痛に悩まされています。
母親が厳しく褒められた事がなく、ダメな人間と思いこんできました。
目立って苛められたり友人がいなくてコンプレックスの塊。
綺麗でスタイルが良くて上品と褒められますが、恥ずかしがり屋で経験のないまま夫と結婚し、3人の男子を育て身を削り家族や周りに尽くしてきました。
男性は夫しか知らず性の喜びも知りません。
レス気味でしたが思うことすらいけないことと律していました。
現在、下肢全体、臀部陰部会陰への痛みや痺れ、膣の締め付け等不快感。
もしかして、欲求不満、自分や主人や家族(母や姉)への怒り等々エネルギーが強すぎて制御不能になっているのでしょうか?
セクシャリティの暴走?でしょうか?
誰にも理解されず、どうすればいいのか途方にくれています。
(Kさん)
確かにエネルギーが強すぎて暴走してしまうと体調に出ることが多く、お医者さんに行っても「原因不明」とか「精神的なもの」とか言われちゃったりしてどうしていいのか分かんない、という声をよくお聞きしますし、実は先日もそのようなお話を伺っておりました。
心の世界では「怒り」と言えば「肝臓」に出やすいと言われているのですが、それが自己攻撃となると婦人科系を痛めやすくなるようです。
そして、その自己攻撃も慣れてしまえば自然で当然なことになりますから、自分でもその自覚なく自分を傷つけてしまうことが多いものですし、仮にそれに気付いてもどうやって自己攻撃を止めたらいいのかが分からず、またその習慣性からやめられない状態になってモヤモヤしてしまうんです。
心当たりありません?
「自己攻撃をしてる自分を攻撃する」
ということ。
だから、そういう場合は自分が持っているエネルギーをちゃんと平和利用しましょう、ということになります。
Kさんの言葉を拾い上げてみれば、
「褒められたことがない」
「ダメ人間と思い込んできた」
「コンプレックスの塊」(ちなみに何のコンプレックス?)
「恥ずかしがり屋」
「思うことすらいけないこと」
「欲求不満」
「怒り」
という、うちの読者様にとっては大変身近な言葉が並んでいるかと思いますが、それをシンプルに変えようと思わない方がたぶん身のためなのですよね。
むしろ、「良いエネルギーをたくさん注入する」とか「良いと思うことにエネルギーを使いまくる」という部分もいいものです。
昨日は経営者相手に偉そうなことを講演してきた私ですが、その質疑応答でも「相当ストレスが溜まってるんですけど、それに気付いてます?自分にめっちゃ厳しすぎるみたいなんですけど自覚あります?」と指摘してきました。
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ただ、原因不明の激痛ってほんと苦しいですよね。
対症療法しかないってことですよね?
なかなか高度なやり方かもしれませんが、その痛みを発する部分の声を聴いてみませんか?
痛みやしびれている部位の声に耳を傾けてみませんか?
そこは何て言っているのでしょう?
「体と会話する」というと怪しまれるかもしれませんが、案外、効果的なものでして、その痛みも自らが作り出したものなわけですから、その体なり心なりの訴えなのです。
痛みってとてもイヤなものですけれど、それによって私たちはそこに注意を向けることができ、治療したり、対処したりすることができます。
だから痛みを感じないってのは相当ヤバいわけですね。
となると、痛みはその部位が発する何らかのヘルプメッセージなわけです。
でも、痛みを感じると私たちはその声を聴くことなくお医者さんに差し出しますね。
そして、痛みが取れてしまえば、そのことすら忘れてしまいます。
ところが繰り返し同じ部位が痛むということは、何度もその箇所が助けを求めているサインなわけですから、丁寧に耳を傾けてあげることが必要です。
>下肢全体、臀部陰部会陰への痛みや痺れ、膣の締め付け等不快感。
というKさんはちょっとその部分に触れ、優しくなでてあげると同時に、そこが発する声を聴いてみてください。
触れて撫でられるとどんな感じがするのか?
どんな感情が動くのか?
もし、そこに意志があるとするならば、痛みを通じて何を訴えてきているのか?
もちろんすぐに声が聞こえるわけでも、何かが変わるわけでもありません。
でも、繰り返し起こるということは何か解消されていないものがあるわけです。
Kさんもお気づきのようにセクシャリティの抑圧とか欲求不満が原因なのかもしれません。
もっと触れて欲しい、とか、もっと愛して欲しい、とか、もっと大切にしてほしい、というメッセージを感じるかもしれません。
そしたら、ただその声に耳を傾けようとしてみましょう。
その上で、どうしたらもっと愛してあげられるのか?を考えていくのです。
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で、Kさんもうちの読者であるならば本質的には自立系武闘派女子ということで間違いないと思うのですが、となると、本来はたいへんエネルギッシュであられるKさんが様々な事情で自分を抑圧してきたならば「まあ、そうなるよねえ」という話になるものです。
例えば、私のクライアント様の中にはアラフィフにして性の喜びに目覚め、以後、カウンセリングでは性的な話しかしない方がけっこういらっしゃるのですが、それによって体調がよくなったり、お肌がきれいになったり、キラキラしたエネルギーを放ち始めたり、やりたいことが見つかったり、そのやりたいことに驀進したりしています。
この間も50代後半のお姉さまが「今が人生で一番楽しい!」と満面のしながらおっしゃっていまして、「ばばあが元気なのはいいことですねえ」と本音を漏らしたところ、思い切り脛を蹴られて全治3か月の重傷を負ったところです。(ちなみに彼女は最近20歳下の彼氏ができたんですよね。すごいよね。職場でも20代の男子からチヤホヤされてるらしいんですよね。「妄想ちゃいますの?」と言ったら今度はネクタイを引っ張られまして危うく窒息しそうになりましたけどね。)
で、Kさんの話。
我慢するのが当たり前。
犠牲するのが当たり前。
自分を後回しにして家族や誰かを優先するのが当たり前。
自分はいつも一番最後。
もし、そうした「昭和の母」な生き方がKさんにフィットしてるのであれば、元気にそれを全うできるはずです。
しかし、それが自分に合わない生き方であった分だけ、ストレスは増大し、精神的なものから肉体的な不調が出てくるわけです。
「もっと自分自身を生きる」
これをテーマにしていきましょう。
自分自身が何か分からなくても良いです。
それはこれから見つけて行けばいいわけですから。
だからそのテーマを掲げながら、自分がもっとエネルギーを解放していけるようにこれからの人生をデザインしていきましょう。
幸い子どもたちもすっかり手を離れていると思いますから「自由」ですよね。
好きなこと、やりたいことを見つける。
自分がどきどきワクワクすることを見つける。
それと同時に
イヤなもんはイヤ。
ムカつくものはムカつく。
嫌いなものは嫌い。
と自分の気持ちに正直になっていくことも大切ですね。
実行に移す前に、まずはそうした内側を見つめていくわけです。
「分かんない」のは当たり前ですので、試行錯誤を重ねながら自分に意識を向けていくのですね。
そうして自分の心と対話していくことをしてみるんです。
*
「ほんとうはああいうことしてみたかったけど、怖くて/恥ずかしくて/ダメだと思って、やらなかった」ということは後悔になりやすいものです。
で、お姉さま方のお話を伺っていると「もっと思い切り恋をしたかった」とか「いろんな男にチヤホヤされたかった」とか「もっと女を出したかった」みたいな過去形で訴えられるのですが、「え?なんで過去形?今からやればいいじゃん」という話をさせてもらうんです。
子ども3人も産んで育てていいお年になったら意外と「恥を捨てる」ということは簡単なんです。ま、恥じらいがなくなるでしょ?とか言うとまた怒られるので言わないですけど。
だから、そこで「変身」してみるのもすごくいいチャレンジなんです。
まあ、世の中にはとんでもない方々もいらっしゃいまして、80歳で乗馬を始め、90歳でバイクに乗り、96歳でスペインに旅行するとかいうお姉さんもいます。(乗馬とバイクは逆だったかなあ?)
だから、まずは内なる心との対話、体との対話です。
そうして心と体の声に耳を傾けていくと、そのエネルギーの平和利用方法も見えてくることと思います。
そのセクシャリティを十分解放していくことをテーマにしてみると、痛みとの関係も変わる可能性がありますし、少なくても人生が面白くなってくると思います。
★体のメッセージを受け取るならこれらの本がお勧めです。
*「病気は才能」(おのころ心平氏)
*「改訂新訳ライフヒーリング(旧ライフ・ヒーリンク゛) You Can Heal Your Life」(ルイーズ・L・ヘイ 氏)
*「チャック・スペザーノ博士のこころを癒すと、カラダが癒される」
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