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そんなご相談をちょくちょく頂きますし、私もそういう思いをかつては持っていました。
それがなぜ苦しいか?を理解し、自己肯定感を学ぶことで、むしろそういう自分がいとおしく、個性的で素晴らしい存在だと思えるようになっていくのです。
目指すべきはより変態な方向なのです。
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この週末、ライフワークグルコンと1DAYセミナーという、個人的に垂涎なセミナーをさせていただいていたのですが、その中で幾度となく出てきたテーマがありまして、これはネタにせよ!との神様の思し召しと勝手に解釈しましてお話しさせていただこうと思った次第です。
どこに行っても浮いてる感じがする。
ここじゃない感がいつもある。
きっと読者の皆さまにも共感される方がたくさんいらっしゃるかと思います。
実はこの話、過去にもさせてもらった記憶があるのですが、改めて最新版をお届けするのです。
実は私もその感覚をかつて長らく抱えておりましたので何となく気持ちは理解できます。
じゃあ、それは今はもうないのか?と言われますと、ある意味もうあきらめてましてここじゃない感を覚えても「まあ、そういうもんだよねー」と難なく受け入れられています。
自分を誰かに受け入れてもたいたいという欲求は気が付けばなくなっており、「居場所が欲しけりゃ自分で作ればよい」という発想に至っているのでそれで困ることはありません。
今思い返してみればそういう風に捉えるようになってから不思議と「居場所」と言いますか、心地よい人や場所に出会えるようになったようにも思います。
これもまた「手放すと手に入る」ということになるのでしょうか。
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さて、どこに行っても浮いている感じがする、というだけでは問題にはなり得ません。
それを「イヤなこと」と捉え、「浮いてるのはダメだ」と思ったり、「みんなと一緒がいい」と願ったりすると問題になります。
「自分はみんなと違うんだから浮くのも無理ないわね」と受け入れられたらそれは問題にはならないんです。
ここは結構大きなポイントです。
この「自分はみんなと違う」というのはネガティブな意味での“特別意識”になることもあるのですが、自分の個性やキャラ、価値観を受け入れ、他人と比較しない自分軸を確立できていくとポジティブな意味として受け入れられます。
そこには様々な観念(ビリーフ、思い込み)が存在していまして、「出る杭はぶっ叩かれるから目立っちゃダメ」とか「目立つことは恥ずかしいし、アンチが怖いし、良くないこと」とか「お母さんが『なんでもふつうが一番なのよ』教の信者で、子どもの頃から洗脳されてきた」などの思い込みが存在してるものです。
逆に「人と違うのは当たり前」「人と違うことは素晴らしいこと」という価値観を持っていれば、ここじゃない感を覚えたとしても「まあ、そうだよね」と素直に受け入れられることが多いでしょう。
だから、自分はどんな観念を持っているかを見つめてみるのもお勧めです。
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さて、浮いてる、ここじゃない、という感覚を持つとき、そこに「ふつうの人々」をイメージしているものです。
その「ふつうの人々の輪」から自分が外れているときに「浮いている」と感じます。
浮いているのは良くないことだと思っているので、「ふつうの人々」に迎合しようとして頑張ります。
それはお気づきのように「自分を殺す」「周りに合わせる」「他人軸」という状態になるのですが、浮いてる状態がダメだと思っているし、浮いてる自分もダメだと思っているので、そこでは自己否定が強くなり、著しく自己肯定感が下がります。
でも、ふつうにしていてその状態になるのですから、みんなに迎合しようとする作戦はかなりのストレスを伴いますし、自分の気配を必死に消したり、目立たないようにしたり、何かと我慢したり、周りに必死に合わせたり(犠牲)、どんどん自己喪失していくようになるんですね。
だから、そういう生き方をしてしまうと「自分が何者か分からない」「何がしたいのか、何が好きなのか分からない」状態になりますし、それがパートナーシップやライフワークにネガティブな影響を与えることになります。
それはいわば「あたしもふつうの人なんです!」という仮面をかぶって生きてることになりますから、仮に「浮いていない状態」を作ったとしても心は喜べません。ホッと安心するだけです。
もちろん、ここじゃない感はなくなるどころかむしろ強化されちまうことだってあるものです。
だから、「ふつうの人たちに迎合する」という作戦はあまりお勧めしないものです。
ちなみにそのもそも「ふつうの人たち」って何か?を考えてみると意外と実体がないものなんですね。
ひとりひとりを取り上げて見れば個性は違うし、価値観だって違う。みんなと同じように見えて実はみんな個性的な存在なんです。
だから「ふつう」を目指しても、その「ふつう」が分からなくなってしまうんです。
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そうした浮いてる感じがするし、ここじゃない感を常に抱えていらっしゃる方にお勧めするのは「ふつうになろうとする」のではなく「もっと変態になる」という方向を目指すことです。
はい。抵抗があることは言うまでもありません。
でも、ふつうになろうとしてもなれないわけですから、むしろ、逆方向で「もっと変態になる」ということを目指した方が早いのです。
実は「浮いている」という状態というのは、「ふつうの人たち」に近い位置にいる状態なんです。
だから、ちょっと頑張れば「ふつうの人たち」になれそうな気がしてしまうんです。
それを「長所」や「価値」として受け取ることができるのです。
浮いてる、ここじゃない、自分はふつうじゃない、もしかしたら宇宙人?変態?と感じる方々は、「ふつうの人たち」を観察することができます。
いわゆる「傍観者」というポジションとも言えますが、そうして「ふつうの人たち」を観察することにより、客観的な視点を持ったり、良い方向に導いたり、問題点をいち早く見つけたりすることができます。
つまり、リーダーシップを取るポジションでもあり、参謀的な役割をこなせる立場なのです。
また、「浮いてる」わけですから、あなたはとても個性的でユニークな存在です。
人とは違う発想ができますから、「ふつうの人たち」にインスピレーションを与えることができるわけです。
また、個性的ということはキャラが立ってるということですから、「前に出る」「前に立つ」にはまこと相応しい存在なのです。(それが怖い!という話はまた別の機会に)
そうしてどこに行っても浮いてしまう自分の「長所」や「価値」に着目し、それを活かして行こうと思えばいいのです。
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そのためにはやはり「自己承認」がとても大切ですし、「自分軸」は必須科目です。
自分の価値観や思い、考え方を「間違っている」「おかしい」「ダメ」と否定するのではなく「まあ、それもアリよね」と受け入れることです。
また、「あたしはあたし、他人は他人」と線引きをして自分軸を確立することで、しっかり地に足を着けることができます。
そのためには「あきらめ」もお勧めするんです。
「今までどこに行ってもここじゃない感がするし、浮いてるんだよね?なんとか迎合しようと思って頑張ってきたけどできなかったんだよね?じゃあ、もうそれを受け入れるしかないんじゃない?自分は変態なんだな。人と変わってるんだな。って認めるしかないんじゃない?もうみんなに迎合しようとすることは諦めたら?」と。
そうして自分が変態であり、特別な存在であることを受け入れ始めるときっと不思議なことがたくさん起こり始めます。
まず、浮いてることが気にならなくなり、ここじゃない感を楽しめるようにすらなっていきます。
また、個性的な人たちと出会う機会が増えていき、不思議と今までどんだけ求めても手に入らなかった「居場所」が得られるようになります。
自分を受け入れてくれる人に出会ったり、居心地の良い場所が見つかったり、話の合う人と仲良くなったり。
ビジネスではよく「個性を尖らせる」という表現がされるのですが、そうして、自分の個性をどんどん認めてあげるようになると精神的なストレスから解放され、より自由になります。それが「個性を尖らせる」ということにつながるんですね。
「なんか楽なんです。別に自分を取り繕うとしなくていいし、何者かになろうとしなくていいし、無理に周りに合わせなくても大丈夫って感じたらめちゃくちゃ楽になりましたし、心が安心してるんです。」
自己攻撃から解放されると安心感がやってくるんですよね。
だから、とりあえず「ああ、あたしはやっぱり変わってるんだな」「ふつうの人にならなくても大丈夫なんだな」「ありのままでいいんだな」という風に自分に言ってあげてください。
それだけで心が軽くなる人もたくさんいるでしょう。
そして、できればそこからさらなる変態の道を目指して行かれると良いと思います。
そうするとその方向には自分が見ても「変わってる」と思える人たちがたくさんいて、不思議とそんな人たちはイキイキしてるので、「ああ、まだまだ自分は没個性だ。もっと個性を出したい」なんて思えるようになるものです。
見るべきは「ふつうの人たち」ではなく「自分が見ても変態な人たち」です。
そうするともっともっと自分らしく生きられるようになっていくでしょう。
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