自分の魅力は気付きにくいし、受け取りにくいので、自分でもそれを大切に守ろうという意識は持ちづらく、それが嫌な思いを招く原因になっているかもしれない。



セクシャリティに限らず、多くの人は自分に魅力に無頓着で、それ故、無防備な振る舞いをしてしまっています。
だからこそ、ネガティブなできごとが起こるのかもしれません。
自分を知り、自分と対話し、自分を受け入れる。これがやはり基本線なのです。

根本先生、こんにちは。
女性性の記事を遡っています。

「少年風を装う自分」から抜け出せません。
服装はだぼだぼのオーバーオール、プルパーカーやラフなものを好んでいます。
服装のせいだけではないと思いますが、アラフォーの今でも「大学生かと思ってた」と色々な人(20~70代)から言われ、少々危機感を感じています。

幼少期から「女の子」扱いされることが気持ち悪く、大人になってからは「女性」として性的な目で見られることがとても居心地が悪いです。
幼少期に幼なじみから「パンツ見せて」と囲まれたり、意味もなく追いかけ回されたり、10代の頃は駅前で大人の男性から待ち伏せされたり、自転車で追い回されたり、自慰行為を無理やり見せられたりと嫌な目に遭いました。
それらを制服(見た目)のせいにしたくて、今でも少年のような服装をしているのかもしれません。でもこれ幼少期から女性性が滲み出てたってこと?と女性性の記事を読みながら震えております。
咲く花は通りがかる人に合わせて咲いたり閉じたりせんぞ、よし!と決めて先日、ワンピース着て出かけたら初対面の男性からいきなり胸を揉まれ、帰ってからちょっと泣きました。
先生、わたしが前科者になる前にどうかご助言賜りたいです。(刃物を研ぐ音)
(Cさん)

それはいけませんな!世界平和のためにも早く手を打っちまった方がいいっすよね?

ということで、本題に入る前に似た雰囲気のお話はちょくちょく扱っておりますのでまた見といてくださいませ。

「問題と才能の現れ方~例えば豊かなセクシャリティを持つ女性はヒーラーであり、それがゆえに傷ついてしまう~」

「セクシャリティが強いがゆえにその気はないのにすぐに男を惚れさせてしまうパターンをどう解決したらいい?」

他にもうちのブログで「セクシャリティ 豊か」「セクシャリティ 強い」で検索してみると死ぬほど記事が出てくるので当分飽きないと思います~。

あ、そうそう、女性性が豊かって表現もアリだけど、たぶんCさんの場合はセクシャリティが豊かって方が辻褄が合うのでそっちにしてます。

さて、そんな風に「性的トラウマ」を重ねてくると「女子だとバレぬよう」に気配を消したり、ボーイッシュになったり、ノーメイクだったり、スカート履かなかったりするようになるものです。

ほんとCさんの同志はうじゃうじゃいらっしゃいまして、皆さん、自らが持つ“才能”に振り回されて葛藤されています。

そう、この才能は受け入れることに非常に抵抗がある分野なのですな。

>幼少期から「女の子」扱いされることが気持ち悪く、大人になってからは「女性」として性的な目で見られることがとても居心地が悪いです。

これ、性的ないたずらを受ける前からなのでしょうか?

例えば、私の古いクライアントさんに「幼稚園の頃からスカートが気持ち悪かった。髪も伸ばしたくなくてお母さんを困らせてた。あるときから自分は男の子なんじゃないか?と思っていたけどでも恋愛対象は男性なんです。」という方がいらっしゃいました。

自分の性に違和感を覚えている人も実は少なくないので、一応、その辺はどうなのかな?と思いまして。

男/女とスパッと2種類に分かれるってのもやっぱり難しいもので、本来の性質が「男だけど女寄り」とか「女だけど筋金入りの武闘派女子でちんちんが3本も生えている」という方がいても全然おかしくないですよね。

だから、心理の世界では表面的な性別ではなく「女性性が豊か」とか「男性性が強すぎる」とか「男性性と女性性のバランスが崩れてる」と言った表現を多くするものです。

で、一旦話題を変えるんですけれど、

>咲く花は通りがかる人に合わせて咲いたり閉じたりせんぞ、よし!

この表現、めっちゃ好き!!いいっすねー!!

でも、その結果、イヤな目に遭うのはほんと辞めてほしいと思っちゃうんですけれど、実はコレ、セクシャリティとか女性性とは別にちょっとからくりがあるのかな?と思っちゃいまして。

Cさんは普段からオーバーオールとかで女の子らしさを消してるじゃないですか。
「大学生みたい」と言われるくらい、若い雰囲気、、、、もしかしたら、幼い雰囲気を出していらっしゃるわけじゃないですか。

そうすると「無防備」になりやすいんですね。

つまり、スキが生まれやすくなるのかもしれません。

例えば、以前、アラフォーな武闘派奥様が「10数年ぶりにミニスカート履いてみたら気分はめっちゃ良かったんだけど、久々すぎて無防備になってパンチラしまくってたと思う!今は慣れたけど!」とおっしゃっていました。

とりあえずその場は「サービスショットだと思っとけばいいんじゃない?」と流したわけですけれど、ふだん女子を出してないと女子を出すことに慣れてなくて無防備になりやすいと思うわけです。セクシャリティが強い人ならなおさら、そんな目に遭いやすいのですね。

だから、やっぱり自覚しとくことは大事だぞ!と。

セクシャリティに限らないのですが、けっこう皆さん、自分の魅力・価値・才能には無頓着かつ無防備になってることって多いと思うんです。

それらは自分にとっては自然なことなので特別に感じられず、それゆえ、無防備になっちゃうわけです。

例えば、イラストレーターの方が「今度のお遊戯会のパンフレット、簡単なのでいいからイラスト書いてくれない?」と気安く頼まれたりする話ってありますよね?

しかもそこで「こっちはプロとしてやってるから安請け合いしたくないんだけど、けど、ふだんから付き合いもあるし、これからも仲良くしていきたいから・・・」と悩んだり、結局引き受けちゃったり。

もちろん、「喜んで!」という気分で才能を発揮するのはいいんですけれど、ただ、そこで「あの人、イラストレーターやってるからきっと書いてくれるだろう」と思わせてる時点で、スキがあるんじゃないかなあ?という見方もできるんです。

無料で書いてもらおうと都合よく頼む方にも問題はありありですけれど、無料で頼んだら書いてくれるだろうと思わせてる自分にも問題がないとは言えないと思うわけです。

とりあえず、分かりやすい例としてイラストレーターって話をしましたけれど、美人だとか、エネルギッシュだとか、頭がいいとか、気配りができるとか、筋金入りの武闘派だとか、そういう価値・魅力・才能についても同じことが言えるんです。

気配りができて、おもてなしが上手で、ゲストを心地よく過ごさせてあげられる才能がある人が、気軽に「PTAの集まり」に自宅を提供してしまい、以後、何かの集まりごとに自宅が会場になっちゃう、という悲劇もそうです。

そうした自分の価値や魅力をちゃんと受け取って大切にしてあげないと、心ない人たちに荒らされてしまうんですよね。

だから、自分の価値・魅力・才能はちゃんと自分で守ってあげなきゃいけないわけです。

ということで、そうした数々の事件から「どうやらあたしはセクシャリティが豊かで、性的な魅力が溢れているらしい」ということをCさんは受け入れ、かつ、それを大切な自分の才能として大切にすることが求められているんです。

ただ、そうした内面的な魅力ってのは勝手にあふれ出ちゃってるんですよね。
だから、服で隠したところで隠しきれないことも少なくないと思うんです。

そして、何よりも問題なのは、そうした自分の魅力を「隠す」ということは、「否定」につながっているってこと。

まるで「数学の偏差値が70を超えてるのに文系の学科を受けようとしてる」みたいなことが起きており、人生が生き辛くなってしまいやすいのです。

たぶん、Cさんはオーバーオールもプルパーカーもよく似合うと思うんですけれど、女としての魅力を敢えて隠してしまっているがゆえに、女としての喜び、幸せを感じにくくなってないかな?と危惧するわけです。

女としての喜びが何かは個人差があるんですけれど、例えば、メイクやファッションを楽しんだり、男の子たちとロマンスに興じたり、セックスの喜びに目覚めたり、女子同士でわちゃわちゃ遊んだり、まあ、いろいろありますよね。

女でいると嫌な目に遭うから女を隠すことで、女としての楽しみも否定しちゃったりするわけです。

それってもったいないですよね?

だから、そんなCさんや同志の皆様に覚えておいていただきたいのは、

「出る杭も、出切ってしまえば打たれまい」

という格言です。そんな強調するほどの言葉でもないですけど。笑

否定するのではなく肯定する、隠すのではなく出す。

そんな意識を持っておくことがお勧めです。

で、そしたらまたイヤな目に遭うんじゃ?と思うんですけれど、実は私の扱った多くの事例が示してくれるように、自分で自分の魅力を大切に扱い始めると、周りの人が自分を守ってくれるようになるんです。

極端な例としては「親衛隊が付いた」という話もあるんですけれど、そこまで行かなくとも女友達がちゃんと守ってくれたり、紳士的な男性が大切に扱ってくれたりするようになるんです。

自分が自分の魅力を認めるだけで、そこまで変化があるんですね。

だから、「イヤな目に遭わないように」という防衛的な態度ではなく(←これもまた他人軸ですよね)、「自分は何が気持ちいいのか?」「自分はどうしたいのか?」「自分が何が好きなのか?」というところにとことん正直になってみるんです。

例えば、Cさんととてもよく似た境遇にある方がカウンセリングにいらっしゃったんですね。

その直前も気合を入れてスカートで外出したら痴漢に遭うわ、ナンパされるわ、追い回されるわ、散々な目に遭ってました。

だから、「自分のそのセクシャリティの豊かさを受け入れること」ということをやっていきました。

彼女に「どんな服を着てみたい?どういう服が好き?って本気で考えてみて」という質問をしたところ、彼女的にはやっぱり女を出したい、もっと女を強調したいってことでした。

それで、じゃあ、次のカウンセリングは今イメージした服を着てみましょう!って感じで、その自分が好きなように振る舞っている自分を受け入れて行くことにしました。

まあ、そうして見た目から大変身を遂げたところ、やはり内面がどんどん充実していきまして嫌なことが起こるどころかその逆の展開が次々起きたんです。

オーバーオールを着ていてもやっぱり漏れ出ちゃう魅力を受け入れて行くことを課題にしてみるんです。

そうして自分がどんどんその価値・魅力・才能を受け入れるとその分だけ世界は安全になり、心地よくなり、そして、味方と出会い、より生きやすくなります。

セクシャリティに限らず、生き辛さの裏には自分の才能の抑圧があるわけです。

そうしたテーマは大きく「セクシャリティの解放」と名付けられていますが、言い換えれば「自分らしく生きるための自分解放戦線」と言ってもいいわけです。

そのためにも「自分のことをもっと知る」「自分を受け入れる」と言った戦略をまずは取っていきましょう。

ファッションだけでなく、「自分はどんな女なのか?」「自分にとっての女としての喜びって何なのか?」「自分はどういう生き方をしたいのか?」「自分が自由を感じられるのはどういう場所なのか?」等々、答えなんてすぐに出なくてもいいし、一つじゃなくてもいいので、そうして「自分との対話」を深めていくことから始めましょうか。

たぶん、その先には大きく変身した自分の姿がきっとあるはずです。

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嫌なことに遭ったら「もしかして自分の魅力を認めてないから無防備に振る舞ってた?」と捉えるのもありかも!
 


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