母との癒着がもたらすアンダーグラウンドと自分に付きまとう罪悪感のパターンについて~ほんとうに助けたいのは誰なんだろう?~



支配的・過干渉・感情的な母親を助けたいと思って尽力すればするほど罪悪感と無力感が強まり、癒着という関係が始まります。
それによって表面的には「良い人」になるのですが、反面、外には出せない自分が出てきてアンダーグラウンドを必要としてしまいます。
ただ、そこを掘り下げていくと「本当に助けたいのは誰か?」というテーマと「良心に背いている」という深い罪悪感が出てくるのです。

初めまして。いつも勉強になるブログをありがとうございます。
困っていることがあるので、是非ネタにして下さい!

30歳、既婚、子供はいません。
夫婦仲は良好ですが夫に恋した事はありません。
表ではいい子の道をきました。
裏では若い頃からアングラセックスをしてないとバランスが保てません。
アングラの相手に恋愛感情はなく、相手から特別な意識を持たれるとウェーとなり関係を断っています。
根本的に親密感への恐れがあるっぽいです。
何度もやめようと全員切っては、やっぱり新しく探して…を繰り返してます。

困っているのは、夫へ感謝したり与えたりするためにはアングラが必要になってることです。

相互依存へいきたいですが、与えたり感謝しようとすることにものすごい抵抗があります。

夫は非常に人間ができてる人で、だからこそこういうダメ女に惹かれてしまったのかなと思ってます。
本当に優しいし良くしてくれるので、頭では感謝すべきと理解してます。
けど、心で感謝しようとすると、素直に感謝したくないし与えたくもないと感じます。
(アングラがあると、素直に感謝もできるし夫のために○○しよ!とか明るくなれます。)

子供の頃に、
・母を好きだという気持ちだけでは、母を幸せにできなかった
→無価値観、罪悪感
・母に恩の押し売りをされた
→感謝してしまったら、どんな理不尽な要求にも耐えなければならない
・母を好きな気持ちにつけ込まれ、サンドバッグにされた
→好きになったらロクな目に遭わない、報われない

このへんの思い込みや感情が原因かと思いますが、抵抗が強すぎて書き換えが上手くいかず停滞しています。

夫に感謝するために他の男とするって本末転倒すぎて馬鹿らしいし、やめたいです。
与えて感謝したくない!心境から、やってみてもいいかな?まで行くのに役立つ意識などがあれば教えてほしいです。

もしネタにできそうならお願いします。
(Aさん)

表でいい子を頑張り過ぎると裏でストレスを吐き出さないといけなくなるんですよね。
ご主人との関係も「表」なわけですから、何とか「よい妻」になろうと頑張れば頑張るほど他の男を求めたくなるのかもしれません。

こういった心理については下記の記事などに詳しい(というかアンダーグラウンド系の記事はたくさんある)ので、参照になさってくださいませ。

ココロのアンダーグラウンド(1/3)~表社会では処理し切れない、行き場のない思いがたどり着く場所~

似たようなお話を伺うときはちょこちょこありまして、そんなときは「その彼とはどんなセックスをするの?」という質問をよくするものです。

例えばある方は「ものすごくわがままな欲求をぶつけるし、泣いたり怒ったり感情もあらわにする」と言いますし、別の方は「ものすごくエロい女になって求めまくる」と言い、またある方は「ちょっとSM的というか、言葉攻めから軽く縛られるとか好き」と言います。

もちろん、「別になんてことないふつうのセックス」という方もいらっしゃるわけですが、なぜ、そんな質問をするかというと単なる好奇心です・・・・なわけもなく(笑)、そこにふだん抑圧してる自分が出てくるからです。

セックスって裸ですることが多いと思いますけど、ついでに心も裸になっちゃうので、その人の心が浮き彫りになるわけです。

特にアンダーグラウンドは「表の世界で溜め込んだストレスを吐き出す場」ですから、ふだんの自分が隠している要素が出やすいんですね。

だから「夫とのセックスはいたってノーマルだけど、彼とのセックスはものすごく貪欲になれる」というケースだったら、「ああ、ふだんからあなたは自分の本音を隠して、こうすべき、こうした方がいいって行動をしやすいのね。ほんとの自分はすごくワガママで自分勝手な女だと思ってるからですよね?」などと見ていくわけです。

だから、そのアングラでセックスするときにどんな自分が出てくるのか?どんな自分を出しているのか?を見ていくと、Aさんが抑圧しているもの、隠しているもの、禁止しているもの、あるいは、本音、またはほんとの自分が見えてくるんじゃないかと思うわけです。

で、文面を通して流れてる感情ってのは「罪悪感」でして、アンダーグラウンドを持つこと自体が罪悪感を増幅させますが、そもそも「私はこの夫の妻として不十分である」という罪悪感がアンダーグラウンドを必要としてしまうんですよね。

ていうか、若い頃からずっとあったということはAさんにとって向き合うべき感情は「罪悪感」ということになります。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』

で、じゃあ、なんでそんな罪悪感にまみれてるの?という話から両親との関係に注目を向けるわけですね。

そんな感じでお母さんのことをちゃんと書いてくださってるAさんはとても聡明な人だし、また、ちゃんと学び、向き合っていらっしゃるんだろうと思うんです。さすがですね。

>・母を好きだという気持ちだけでは、母を幸せにできなかった
>→無価値観、罪悪感
>・母に恩の押し売りをされた
>→感謝してしまったら、どんな理不尽な要求にも耐えなければならない
>・母を好きな気持ちにつけ込まれ、サンドバッグにされた
>→好きになったらロクな目に遭わない、報われない

よく「コントロールしてくる支配的な母」や「感情的で自分の感情の処理に子どもを使う母」や「罪悪感を刺激して意のままに子どもを操ろうとしてくる母」などがいるわけですけれど、たぶん、Aさんのお母さんもそんなタイプだったみたいですね。

ということは、お母さんとは心理的な癒着が疑われ、今もまだお母さんの精神的支配下に置かれている可能性も想定されるわけです。

「恩の押し売り」は「○○してるんだから感謝してよ」みたいなことを言われるってことですよね?ってことは罪悪感を大いに植え付けられますし、それによってコントロールもされやすいものです。

また、「お母さんのことが大事なら○○してよ」という要求とか、サンドバッグになったということは、たぶん、お母さんの感情の処理係として使われた可能性もありますよね。

それってたぶんめちゃくちゃしんどいことだと思いますし、Aさんも相当頑張った証だろうと思うんです。(もちろん、それは単なる修行ではなく、何らかの恩恵もあったはずですが)

それでAさんが感じている親密感への怖れというのも、明らかにお母さんの影響が大きいと思います。
(そうするとますますAさんのアンダーグラウンドでの振る舞いが気になりますね)

で、この手のお話を伺うといろいろと聞きたいことが山ほど出てくるんですけれど、例えば、お母さんとAさんの似てるところってどんなところがあるんでしょうか?

例えば、の話になるのですが、お母さんもまた世間体を気にする人で、外では良い人を演じているとすると、そこはAさんと似ているところ、と言えますね。

そうでなくても、お母さんが外(あるいは夫婦関係、嫁姑関係など)でストレスを抱えたとすると、それを自分で処理しきれなければ、娘を使ってそれを解消しようとしてきたのかもしれません。

つまり、お母さんにとってのアンダーグラウンドがAさん自身であった可能性があるということです。

となると、Aさんがアンダーグラウンドを必要とするのはお母さんから学んだことと言えますね。

で、こうした「連鎖」というのはけっこうよく見かける現象です。

「母→私」の関係が「私→??」に出てくるってわけです。

これは「いじめっ子は元いじめられっこ」みたいなパターンと似ています。

こうした解釈を広げれば、例えば、こんなケースだって想定できます。

「母→父/母→私」=「私→夫/私→アングラ」

お母さんとそれだけ心理的に近い(癒着)ならば、その影響は大きく、こうした関係性の中にもその相似を見て取ることができるんですね。

また、そんなお母さんを「幸せにできなかった」という罪悪感を自覚しているのはとっても素晴らしいことなのですが、じゃあ、そもそもなぜAさんはお母さんを幸せにしなきゃいけないと思ってたのか?という点が気になるところです。

好きだから、でしょうか?
それとも、そんな風に仕込まれたからでしょうか?

で、こうした罪悪感が根っこにあると、Aさんはとかく「助けたい人」という振る舞いをすることが多くなると思います。

そういう方はサクッとカウンセラーになっちまえばいいじゃん!と思うんですけど(笑)、なぜかというと「助けたい人」は常に「助けが必要な人」を求めてしまうからです。

で、そういう観点から見ると「優しくてよい人」であるご主人はあまり助けを必要とする人じゃないようですね。

そうするとただ夫婦でいるだけでAさんは「何もしていない/妻として申し訳ない罪悪感」を持つだけでなく「あたしなんかと一緒にいていいんだろうか?」という無価値感をわんさか感じることになります。

そうすると自分が存在していいという証拠を探すために「助けが必要な人」を探すことになります。

それがアンダーグラウンドの彼になるかもしれないし、仕事でハードワークをしてしまう原因になるかもしれません。(Aさんがハードワーカーかどうかは分からないのだけど)

つまり、これもまたよくあるケースなのですが、Aさんがどんな理由であれ、お母さんを助け、支えてきたことで自分自身のアイデンティティを確立させてきたのであれば「助ける人=あたし」になるんです。

じゃないと自分の存在に価値を感じられないわけです。

でも、その部分をさらに深掘りすれば「ほんとうに助けを必要としている人は誰だと思う?」というイジワルな質問も浮かぶんです。

たぶん、Aさん自身なんですよね。

ほんとうは自分自身を助けたい、自分自身に助けが必要だ、と思っているのかもしれません(それについてはおそらく無自覚でしょう)。

「助けたい症候群」という言葉がありますが、「誰かを助けたい」と強く思う人は、それが「投影」である点にも注目すべきです。

すなわち、ほんとうに助けたいのは自分自身なんです。

「お母さんのことが好き。お母さんを幸せにしたい。」とAさんは感じて来られたわけですが、その罪悪感や無価値感が邪魔して、AさんがAさん自身を幸せにすることを忘れちゃってる(抑圧している)のかもしれません。

こうした事例ってけっこうよくありまして、罪悪感の厄介なところは「他人を幸せにしようと頑張るけれど、それは補償行為になって燃え尽き症候群に陥る。そして、肝心な自分のことは決して幸せにしようとしない。」という点にあります。

例えば、オンラインスクールで少しまでにこんなネタを出しました。

「“夫を失いたくないから浮気を繰り返す”という心理~罪悪感をカモフラージュに使って何から目を逸らしているの?~」

夫のことが好きで、夫のことを失いたくて、だから浮気を繰り返す・・・という一見「は?」と思われる心理なのですが、実は人はこういうことをよくやりがちなんです。

「幸せになりたいと思っているのにあたしは何をしてるんだろう?」と思うことをやっちまうことってありませんか?

「お金を貯めたいと思ってるのに、なんでこんな買い物してるんだろう?」とか「ライフワークを生きたいと思ってるのに、なんでこんなブラック企業体質の会社を辞められないんだおる?」など、いろんなところで出てくる矛盾なんですけれど、それを作ってるのが罪悪感という感情なんですよね。

だから、実のところ「Aさん自身を助ける」というのがとても大切なテーマだと言えるのです。

でも、それ、抵抗あるでしょ?笑

>与えて感謝したくない!心境から、やってみてもいいかな?まで行くのに役立つ意識などがあれば教えてほしいです。

夫に与えたくない、感謝したくない、という心理に陥るのは、罪悪感が影響してるんですけど、もう一つ別の心理もあると思ってます。

それは「夫に助けてもらいたい」からです。

夫に許されたいし、夫に愛されたいし、夫に助けられたいんです。

けれど、罪悪感や無価値感、そして母との癒着があるAさんはそんなことを素直に思えません。

でも、夫に選んだくらいの人ですから、Aさんの潜在意識ではちゃんと分かっているんです。

「最悪で、ダメダメな自分を許してくれるのはこの夫である」と。

つまり、“他の男と寝るダメ女”である自分を許してもらいたいんです。

これはもちろんお母さんがAさんに与えてくれなかったものでもあります。

そんなダメ女である自分が許されたとき、ほんとうに自分が愛されてると感じることができます。

まあ、この文章を読むだけで気分が悪くなるかもしれませんし、抵抗がでてきたり、「なんてひでぇ女なんだ」と思ったりするかと思いますが、それが「罪悪感」って感情ですね。

ということで、そんな夫婦関係のためにもお母さんとの癒着を切っていくことにしましょう。

まず、Aさんのやっていただきたいのは自分に対する「許可」です。

「お母さんのことを嫌いになってもいい」
「お母さんのことを見捨ててもいい」
「お母さんのことを嫌いでいい」

この辺をゲロ吐きながら毎日つぶやいてみてください。

ちょっと難しい話になりますが、Aさんの心の中には2種類の罪悪感があって、1つはお母さんに植え付けられた罪悪感なんですが、それは取り去ることはあんまり難しくありません。

「お母さんなんて大嫌い!」って叫んでみようってセッションをやったりしてるんですけど(怖いでしょ?笑)、嫌いになることに罪悪感があると思うんです。

けれど、ここを許せるようになるだけでずいぶんと楽になりますし、また、癒着も切りやすくなります。

不満や怒りも出てくるでしょう。けど、これは「Aさんが親離れする」という目的を果たすために大切な感情なので、「今さら反抗期が来たの?」と思いながらも向き合ってみて欲しいところです。

しかし、その奥にあるほんとうの罪悪感はちょっと厄介なもので、こちらを何とか手放したいと思うんです。

その罪悪感っていうのが、「自分の良心に背いてしまった」というものです。
これはとても説明しづらい上に、感じにくいものです。

これは「なんで今の夫と結婚できたのか?」という部分から考察できる罪悪感なんですけど、この罪悪感は「熱心な信者が戒律を犯した」とか「忠誠を誓った相手を裏切った」的な強烈な罪悪感でして、ハラキリ、ギロチンあたりを想起させるほどの罪悪感です。

こっちを扱うにはイメージワークだったり、ロールプレイだったりで深いところまで潜っていく必要がありますので、本やセミナー動画で紹介してるイメージワークに取り組んだり、セッションを利用なさったりしてみてください。

ということで、お母さんとの癒着をソッコー切り落として、さらに深いところに眠る罪悪感を癒していくというのが私からの長期ビジョンのご提案です。

けど、そうした罪悪感があるということは、Aさんは天性のヒーラー(癒し人)である可能性が高いので、そうした仕事(仕事にしなくてもいいけど)を志向されると良いんじゃないかとも思います。

◎癒着切り用にお使いください。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』

◎6/25(土)13:00-17:00 無価値感を癒して今の自分に自信を持つためのワークショップ。(1週間アーカイブ視聴可)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45220

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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