“ラスボスおかん”との向き合い方、そして、その恩恵について~子どもの頃から続く百年戦争に終止符を打つ!~



お母さんというのはもっとも近い存在であるがゆえにあらゆる問題の根源にあると同時に、大人になっても「親離れ」が難しい存在でもあります。
そんなお母さんとの関係を見つめ直すためのポイントを順番に挙げています。
覚悟が決まったら、ぜひ取り組んでみてください。

根本さん、いつもためになる記事をありがとうございます。
とうとう私にもラスボスおかん問題と真剣に向き合わなければいけない時が来たようです。
私の言動すべてを否定し、私を怒らせるような発言をしてくるのは自分なのに言い返すと怒り狂い、「あんたそういうのやめなさいよ!」と私が悪者にされることに心底疲れ果てました。
母にとって長女の私は、何を言っても、しても良い存在だということに今更ながら気づいてしまいました。アラフィフという年齢になってそれを突き付けられると結構応えます。

・娘に会えばいつも父の悪口と不満をぶちまける
・私に対する粗探しばかりする
・その他見るものすべてに対する嫌味と悪口の嵐(TVに出てくる人や周りにいる人が対象)

という感じで会って楽しく話せることはありません。
相手を変えようとしても無駄だとはわかっているのですが、文句を言われるたびに自分にも非があることを認めさせたい、わからせたいという気持ちが湧き出てしまいます。
両親は仲が悪く、会えばそれぞれの悪口を私にずっと話し続けるような人たちです。父にもサンドバッグのような扱いを受けています。
そして、妹は両親の欠点も受け入れつつ上手に付き合っているようで、自分にできないことを妹がしていることに羨ましさも少しあります。
どのように考えて向き合うと楽になれるのか、ネタにしていただけると嬉しいです。
(Mさん)

おかんとはお腹の中からの付き合いですし、人間関係の土台となる存在ですから、どこかでちゃんと向き合っておかないとなかなか厳しい現実がやってくるものです。
特にMさんのお母さんのようなタイプならばなおさら。

カウンセリングやセミナーでもこうしたテーマはよく出てくるのですが、そこできちんと向き合ってみると(私の感覚では)案外早く抜け出せるところもあるようです。

けど、けっこう覚悟が必要なのは確かで、カウンセリングとか1DAYとかリトリートセミナーなどに参加するくらいの気持ちがあるからかもしれませんよね。それくらい「何とかする!」と思わなきゃ参加できないでしょ?

ということで似たような思いをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、ひとつひとつ見て行きたいと思います。

◆自分が母親に未だに期待していることって何でしょうか?

◆その期待の裏側にある「欲求(ニーズ)」って何でしょうか?

例えば、「自分をちゃんと一人前の大人として扱ってくれること」という期待やニーズが出てきたとしましょう。

不満としては「いつまでも自分を子ども扱いする」という点にありまして、だからこそ、「もう大人なんだからそれを認めて欲しい!」というニーズが出るわけです。

もちろん、何度もそう伝えてます。「あたしだっていい歳なんだからいつまでも子ども扱いしないでよ!」と。けれど、向こうはお腹の中から自分のことを扱ってきた母親ですからその主張もあっさり覆すか、無視するか、そのときは「分かった分かった」と言いながらも何も変わらなかったりするでしょう。

それで「何度言ってもお母さんは変わらない!」という不満を抱くことになります。

で、そういうとき某カウンセラーはこんな質問をするわけです。

◆「そんないい年したお母さんが娘からそう言われて変われると思う?」と。

まあ、そんなことは言われなくても分かってるわけですね。
ただ、我慢がならぬということで、そこでほとんどの人はある手段に出るわけです。

「あたしだって仕事して一人暮らしして自立して生活してるわけだし、ちゃんと一人でご飯も食べれるし、ウンコだってちゃんとトイレでできるんですよ!それなのにお母さんはあたしが何もできない子どものように見ていてあれこれ心配してくるんです。それっておかしいですよね?」

つまり「あたしは正しい、おかんは間違っている」という“正しさの争い”が出てきます。

「間違ってるのはお母さんの方だからお母さんが態度を改めるべき」と思っているんですね。

で、そういうとき某カウンセラーはこんな質問をするわけです。

◆「それってお母さんにできることなん?」と。

こうしてあぶり出されるのが「お母さんへの依存」なんです。

まずはそのことに気付いて受け入れるところが出発点です。

「ああ、あたしはお母さんにまだ依存しているんだ。自分軸じゃなくて母軸になってしまっているんだ」と。

Mさんのようにアラフィフくらいまでこの習慣を続けていると自分でもなかなか気づけなくなりまして、かつ、当たり前になり過ぎているものです。

また、正しさを主張するようになればなるほど、その事実が受け入れがたくなり、反発が生まれます。

だから、この時点でお母さんと向き合えなくなり逃げてしまう方も少なくありません。
(そういう意味でカウンセリングとかセミナーとかは意地悪なカウンセラーによって逃げ道が封じられるので先に進めるとも言えます。)

ここから、自分軸を取り戻していく話に持って行くのもアリですが、もう少し心の中を覗いてみることにしましょう。

そもそも自分からお母さんに依存しているわけですから、そこには何か理由があるものです。

◆自分が子どもの頃に満たされなかった思いとは何でしょうか?

子どもの頃に欲しかったけどもらえなかったもの、我慢したこと、遠慮したことなどを探していきます。

大人になっても繰り返されるおかんとの攻防は振り返ってみれば子ども時代から延々と続く百年戦争の様相を呈していることが多く、

今→「お母さんは自分の話ばかりして、あたしの話を聴いてくれない!」

子どもの頃→「お母さんに何か話しかけてもいつも自分の話にすり替わっちゃう!」

という風にほぼ同じ状態が続いていることが珍しくないものです。

今のおかんとの関係は最近できたものではなく、子どもの頃に確立されたものですから、そりゃ当然っちゃ当然なのですが、このことに気付くと、新たな真実にショックを受けられる方も少なくないものです。

「あたし、全然大人になれてないじゃん。ずっと子どもの頃から変わってないじゃん。」

そうしてもう一つの真実に愕然とします。

「親離れできてないのはあたしの方だった」

例えば、過干渉で心配性でヒステリックで支配的なお母さんとの癒着問題で悩んでいた女性が、そのことに気付いてお母さんから自立する(親離れする)ために自分軸や手放しやなんやら感やらに取り組んでいった結果、あっさり癒着が切れ、改めて、

「お母さんに執着していたのは自分の方だった。お母さんがあたしを手放してくれないと思っていたけど、実際はあたしが手放せていないだけだった」

という現実を目の当たりにするんです。

これは体験した方にしか分からないもので、それまでは「お母さんがウザい、しつこい、うるさい。もう大人なんだから自由にさせてよ!」と思い込んでいたのが、まったく逆だったということですから、始めはその現実すら受け入れがたいこともあるくらいです。

ということでMさんの事例を敢えて外して流れをご紹介してきたのですが、ここまで無事たどり着けたでしょうか?

私たちが抱えるニーズ(欲求)ってのはけっこう根が深くて、このニーズが「期待」に変わり、大人になった分だけそれを「正当化」してしまうので、「相手が悪い!あたしは悪くない!」という議論に終始しがちです。

だから、カウンセリングにしてもずっと「こんなにもお母さんはひどいんです。こんなことするお母さんってひどいでしょう?あたしはこんなにも可哀想なんです。あたしが言うこと間違ってないでしょう?」という主張を繰り返されることになります。

もちろん、そうなるにはそうなるだけの事情があって、子どもの頃に相当我慢したり、頑張ったりしたんだろうと思います。

ただ、そこからもう一段深く掘り下げてみるとまた違う真実が見えてくるものでもあるんです。

◆子どもの頃にあなたがお母さんに与えたかったものは何でしょう?

「いつも寂しそうなお母さんを慰めたかった」
「いつもお父さんとの関係で苦しんでいたお母さんを助けたかった」
「自信がなくて不安でいっぱいのお母さんを安心させてあげたかった」
「頑張ってるのに誰からも認められないお母さんを元気にしてあげたかった」
「全然幸せそうじゃないお母さんを何とか笑顔にしてあげたかった」

みたいな感じで、ニーズや期待が生まれる前の段階ではそんな「愛」があったんですよね。
けれど、残念ながらその愛はお母さんに通じなかった(ように思っている)のです。

そこで無力感や罪悪感を覚えることになり、自信は失われ、自己肯定感も地に落ちます。
そして、その後の人生もまたこの無力感や罪悪感に苛まれながら進んでいくことになるものです。

つまり、このレベルで言えば「あたしはお母さんをこんなにも愛したのに、お母さんを助けることができなかった!」という思いが根っこにあるわけです。

この罪悪感が「癒着」を作ることは幾度かブログでも触れた通りです。

その罪悪感が今度は不満を作るんです。

「お母さんはあたしの愛を受け取ってくれへんかった!」

こうした思いがあると、「お母さんを助ける!救う!というあたし」vs「愛を受け取らない母」という“矛盾(たてほこ)”の争いが生まれ、それが延々アラフィフになるまで続けられることになるんですね。

つまり「自分はいつも娘として母を見ており、母は自分のことを娘としていつも見ている」という関係性が生まれるんです。

もちろん、それをお母さんのせいにしても始まらないわけでして、「ああ、あたしがまだお母さんの前では子どもに戻っちゃうんだ」ということを受け入れる必要があるわけです。

こうした気付きがあるだけでもだいぶ変わるものですが、なぜMさんの妹さんは親とうまく付き合えているかと言えば、その意識の違いがあるからです。

まあ、長女はそんなお母さんに捕まってしまい、次女はそんな姉を見てお母さんをうまくかわしてさっさと自立するってことはよくあることですけれど。

ということで、これまたよくブログで出てくる話なんですけど、「お母さんを一人のおばちゃんとして客観的に見れるようになりましょうね」というのが課題になるわけです。

「子どもvs母親」ではなく、大人の女同士の付き合い方に関係性をシフトしていくわけですね。

もちろん、いい年下おかんにそれを主導してもらうのは無理な話ですから、子どもが自ら親離れをしていくのが課題となります。

ここに抵抗があるのが「子どもとして自分は十分もらうものをもらってない」という先ほど見たニーズからなのですが、そうしたニーズはお母さんに満たしてもらうものではなく、自分で満たしてあげる必要があるものです。

すなわち「もうお母さんにお母さんを求めるのはやめようね。」ということです。

そこで自分軸を確立しつつ、お母さんとの癒着を切り、手放していくことを目指します。

「あたしはあたし、おかんはおかん」ですし、そこにくっきり線引きをします。
罪悪感がやってきたって、はっきり線引きをするんです。

そして、お母さんを手放し、対等な関係性を築いていきます。

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こういうプロセスを丁寧に進めていくと様々な気づきが得られるものですが、要するに「お母さんとの競争を手放して自由になりましょう」というのが今日のテーマです。

そこではお母さんへの“依存心”から、ついお母さんを悪者にして、お母さんのせいにしてしまう自分がいて、それが習慣化されているものですから、ここに気付き、向き合うのは相当抵抗があるものでしょう。

人はそこから逃げたくなるものですから「うまく行きません」という結論を出したくなるものですけれど、でも、そうしてしまうのもまた自分自身の選択なんですよね。

そのためにも大事なことは「母の束縛から自由になった自分が手に入れられるモノ」というヴィジョンです。

要するにニンジンをぶら下げようぜ!って話なのですが、さて、Mさん、

◆母を手放したときに手に入れられる恩恵は何でしょう?

◆母から自由になった自分はどんな生き方ができるでしょう?

この問いを頭の中に入れて見られるとまた先に進みやすくなるかもしれません。

そもそも母との関係が母との間にだけとどまっているわけもなく、パートナーシップ、仕事、趣味、人間関係あらゆる部分に影響を与えていますから、ここは人生を変えるチャンスだと思うのです。

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