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目に見える才能を持っている人は分かりやすいけれど、人の気持ちが分かりすぎるなどの目に見えない才能って自覚しづらいんですよね。
そうすると過剰にサービスし過ぎたり、面倒なことに巻き込まれたりしてしんどい思いをすることになるのです。
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根本先生、またまたネタとして使っていただけたら幸いです。
今回は他人に好かれる悩みについてなんですが…他人から好き嫌いがハッキリ分かれやすく、その差が極端に激し過ぎて、ちょっと辛い事があります。
嫌われる時は、めちゃくちゃ愚痴を言われます。
一方好かれる時は、男女問わず話しを聞いてほしいとか、電話がかかってきて声が聞きたいとか、凄い時だと抱きついてきたり、最近婚活で知り合ったエリートの方もLINEでやりとりをしていたのですが、男の子みたいにはしゃいで来ます。
自分でも自覚はありますが、普段から話しをよく聞き、相手が悩んでいたり求めている物が分かるので、労ったり励ましたりすると飛びついてくる事が多々あります。
最近はないですが、依存された事もあります。
上手くこちらが回避したり、距離を取らないと、猪や闘牛みたいに突進して怪我して吹っ飛びます(汗)恐らく回避方法は、根本先生の方が詳しいと思いますので、良い回避術があれば教えて下さい。
相手と自分の温度差が激しいので、相手が過剰に期待していないか少し困っています。労いをやめても来ます。
こちらとしてはある程度1人で距離を取りたいのですが、このまま神のような存在で、何かを与えていった方がいいんでしょうか。笑
(Tさん)
もう答え出てんじゃん。笑
女神として生きる!!これしかないっすねー。これだねー、やっぱりー!
そもそもTさん超能力者みたいなところがあるんですよ。
たぶん自覚してるよりももっと。
>自分でも自覚はありますが、普段から話しをよく聞き、相手が悩んでいたり求めている物が分かる
こういうのってとても感覚的なものじゃないですか。
話をよく聞くっていうのも、レベル1~99まであると思うんですよね。
私なんかはカウンセラーしてるくせに話を聞かないので常連様には時折「あたしの話、全然興味ないでしょ?」とツッコまれたり、「根本さんって話聴いてないようで聴いてるよね」というありがたい称号を頂いたりしているので、たぶんレベル5くらいだと思います。笑
でも、もしかするとTさん、レベル99の聞き上手なのかもしれません。
持って生まれた才能ですね。
で、相手の悩みに気付いたり、求めてるを察知したりって能力も同様で、これまた悩みを聴くことが職業のはずの私なんて「質問されなきゃ答えない」し、常連様には時折「あたしの悩みとか興味ないでしょ?」とかツッコまれるわけです。
だから、そうした人当たりについては相当の才能をお持ちなんじゃないかと思います。
かゆいところに手が届くというか、ジャストなタイミングでジャストなやり方ですーっと相手の心に入っていく、というか。
・・・じゃあ、カウンセラーになったらすごくね?と思うんですけど。
でも、けっこううちの読者ならびにお客様にはそんな方、多いと思うんですよね。
そもそも武闘派女子って高性能レーダーを搭載してること多いし。ほら、男の心の動きとか手に取るように分かっちゃうでしょ?ライバルの女の匂わせとにもすぐに気付いちゃうでしょ?
で、こういう人種の方は「自分ではふつうに振舞ってるつもりだけど気が付くとやたら相手に気に入られてグイグイ近づかれてウザい」とか「相手の様子が気になって話をしてたらものすごく頼られるようになってウザい」などの目によく遭ってると思います。
「ああああああ、分かるぅぅぅぅぅぅーーーーーー」という声がたくさん聴こえてくるようです。
けっこうこの記事をお読みの方にも共感される方、多いはず。
まあ、私なんてそういう能力はほぼないので常連様には「根本さんってあんまり人に興味ないもんね」とツッコまれるわけですけど。
で、こうした数値化(目に見えない)できない才能っていうのは使い方が難しいんですよね。
さっきレベル1~99まであって、なんて話をしたんですけど、そういう風に判定できる何かがあれば「ああ、あたしは人の気持ちを察知しすぎるタイプなんだ。そしたら、ふだんからスイッチ切ってないとヤバいわね」と思えるんですけど、それができないわけですね。
今まで生きてきて何となく「あたしってもしかして人の気持ちをキャッチする能力が人よりも優れてる?」と気づいている方も多いと思うんですけど、だからってそれがどの程度なのか掴みにくいんですよね。
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さて、ちょっと話が飛ぶんですけど、
>他人から好き嫌いがハッキリ分かれやすく、その差が極端に激し過ぎて、ちょっと辛い事があります。
これも「あるあるー。分かる分かるー」という人が読者の中には一部いらっしゃると思うんですが、これってセクシャリティがめちゃくちゃ強く、カリスマ性を持った方にありがちな話なんですよね。
要するにエネルギーが強く、集団の中でも明らかに光って見えちゃうアレです。
オーラがあるっていうかね。
でも、そのオーラってのも芸能人が醸し出すような雰囲気の場合もあるけど、周りの人から見ると「なんか気になる」「なんか目に付く」という感覚で出ることの方が多いと思います。
だから、ふつうに振舞っているんだけど気が付けば好かれる人にはめっちゃ好かれ、嫌われる人からはめっちゃ嫌われてる、ということが起きるんです。
つまり、自分が持つ光が強ければ強いほど影もまた濃くなる、ということですね。
で、たいがいその嫌われる招待って「嫉妬」です。
あ、別に今、嫉妬の本を書いてるからそう言ってるんじゃなくて。笑
Tさんがふだん集団の中でどういう風に過ごしているかは分からないんですけど、見た目がどうの、言動がどうの、という前に、自分が持つ雰囲気が相手の嫉妬心を刺激されちゃうんですよね。
そのTさんの持つカリスマ性やエネルギーを察して嫉妬してしまう人。
Tさんが人からすごく愛されていることに嫉妬してしまう人。
それが「めっちゃ嫌い!」と思わせるのだろうと思います。
けれど、めっちゃ嫌い!があるってことは、同じくらいめっちゃ好き!もあるわけで、それゆえにエネルギーが強い人はそのはざまに揺れることになるんです。
だから、ほんと「自分軸」をしっかり意識していないと周りにガンガン振り回されることになるんですよね。
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なので、まあ冒頭の話に戻って「あたしって超能力者だから」って思っておくのが良いかと思うんです。
自分の能力を認識することが大事なんです。
どうやらあたしは他の人よりもずっと人の心が見えてしまってるらしい、と。
この自覚がものすごく大事ですね。自分を守るためにも。
そうすると「スイッチを作る」ということに興味が湧くと思います。
その能力を使うとき、使わないときを選べるようになる、ということです。
分かりやすく数字を使って解説します。
ふだんの私がレベル60くらいで生きてるとします。
人間の平均値は30くらいなので、相当レベル高めです。
だから、「あたしは他の人よりもずっと特殊能力を持っているみたい」と認識します。
なので、ふだんの生活では敢えて「60→30」くらいに調整します。
つまり、能ある鷹は爪を隠す、ということをやるんですね。
気づいても気づかないふり、こうしてあげたら喜ぶんだろうけど敢えてしない、こうしてほしいんだろうけど敢えて与えない、ということをやっていくんです。
でも、そこで罪悪感を覚える必要はありません。
そこでありのままの自分を出しちゃうと大変なことになるし、責任持てないからですね。
それにプライベートでその能力を出しちゃうと無制限にサービスしなきゃいけなくなりますから自分も相手もしんどくなっちゃうと思うんです。
だから、責任が持てる場というのを別に作るんです。
それはその能力を使って商売するとか、お金は取らないけどそれを依頼されたらちゃんと出すとか。
実際、霊能者の方でそういう生き方をしている人は多いですね。
私の周りにも何人かそういう方がいて、ふだんはそのスイッチをオフにしてるんですけど、人から相談されたときにオンにしてみてあげるんだそうです。
だから、よくそういう方には「占い師とかカウンセラーとかセラピストとか、その才能を活かせる仕事にした方がいいよ」とアドバイスすることが多いんです。
それを生活の糧にする必要はないんですけど、副業的な、あるいは、ボランティア的な感じで別建てにした方がいいよ、と。
そうするとふだん60→30とかに下げてることについて罪悪感を持たないですし、お酒の勢いでつい50くらいに戻しちゃったとしても「ああ、ごめん。こっから先は有料やねん」と壁を作ることができます。
あ、そうそう、人との間に壁を作ることも大事なことですからね。
自分を守るためには取り外し可能な壁は必須だと思ってますからね。
で、そうじゃなくてもはっきりとNo!って言うことはすごく大事ですね。
ちゃんと壁を作ることってすごく大事です。
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目に見えるもののお話ですが、例えば、お医者さん。
それが分かるといろんな人から健康相談をされることになります。
だから、ふだんはあまり自分の職業を積極的に語らない人も多いです。
でも、やっぱり相談されたり、その職業を利用しようとしたりする人が出てくるんですね。
「そういうときは『検査してみないと分からないんですよねー。だからお近くの病院に行くのがベストだと思いますー。』と答えることにしてます。」
弁護士さんも同じですね。
「軽くは応えてあげますけど、ここから先は相談料を頂かないと無理という線を決めてます。判例調べたりしなきゃいけないですからそこで線を引いてますね。」
何かと話題になるイラストレーターさんやデザイナーさんも似たようなところがあるようです。
「基本的に無料でイラストを書くことはしません。プロでやってるので。それを求められても断ります。それで関係が悪くなるならもうそれはしょうがないって諦めます。」
私も以前、とあるバーでカウンセラーということをバラしちゃったら次に行ったときに相談を受けたい人が待ってるってことがあったので、あまり積極的に職業はバラさないようにしてるんですけど、基本的に「無料ならここまで、そこから先は有料で」という線引きをしてます。
もちろん、その対応は人によりますし、何が正しいってことはないですが、やはり自分できっちり線引きすることが大事ですよね。
その際、大事なことは「嫌われることを怖れない」ってことです。
だから、そこで線を引く代償(?)として、お金を頂ける仕事にしちゃうのが一番早いんじゃないかと思いますけどねー。
お金とか時間で線引きするのが一番分かりやすいと思います。
そして、それを批判する人がいたら関わらなきゃいいんです。
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自分の能力をちゃんと承認していないと人にいいように利用されたり、めちゃくちゃ重たい荷物を背負っちゃったりするものです。
Tさんのような経験をしてきたのであれば、「ああ、それは自分の特殊能力なんだ。あたしは女神か超能力者なんだ」と自覚して、線引きをちゃんとすることが必要だと思っています。
でも、たいがいTさんのような人は優しさも持っているので、そうやって線を引くことに申し訳なさを感じちゃうものですけど、それがかえって犠牲になっちゃうんですね。
だからやっぱり意識的にNo!をはっきりさせることが大事だろうと思います。
ここまではいいけど、ここから先はダメよ(はあと)ってやつですな。
でも、やっぱりそれはTさんの才能だからぜひそれを活かすべくライフワークを生きてほしいなあ、と思うんです。
ライフワークを生きるって、実に楽で、楽しく、面白く、自然体だし、人間関係も楽になっていきます。
そして、何よりもいかんなくその能力を発揮できる場所があるので、役に立ってる!喜ばれてる!という体験もでき、自己有用感も爆上がりしますねー!
◎そんなライフワークを生きる人生を加速させるグループセッション。
オンライン:11/7(日)13:00-16:00 私の生きる道はこれぞ!ライフワークを見つけて実践するグループワーク。
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/42179
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