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やめたいのにやめられない自己攻撃。気が付けば自分を責めているし、自分の心を自分で傷つけてしまってます。
だから、もう自己攻撃をやめたいと思うのに、なぜかなかなかやめられません。
その理由と対処方法を6パターン、ご紹介しました。
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まさしく本日の記事なのですがかなり共感しました。
「他人の言葉を証拠にして自分の短所を攻撃するのって誰も得しないけどついやっちゃうよね?」
私もまるで磁石のようにそこいらのあらゆる事象を自己攻撃の材料にすべく集めまくる習性があります。
ということで自覚おおありなのに直りません…。
な、なぜなんでしょう?
そこら辺の心理の掘り下げなどご講義頂けたら幸いです。
自分的には、私はむかーしからいつも疲れていたというかダウナー系女子(でも人に頼る=借金な自立系ではあります)で、自信ついちゃったり自信が人から見ても感じられたら、いっぱい色んなことやらされる!しんどい!無理無理!という心理背景が何となくあるからかなーと思ってます。
で、その更に背景には、自分で決めるのが苦手な他人軸な人生なので達成したり結果が出るほどしんどくなるのかなー。と。
で、またそれの背景を見ると私の幼少期に家族や親が心理的に自分のことで精一杯で、子どもが失敗しても大丈夫とか自分の素直な気持ちをそのまま出しても大丈夫とか思えなかったのかなーと。
別にそれに関して親を責める気は一切ありません。
それにあくまで憶測なので。
また罪悪感がめちゃくちゃ強いので常に罰する材料を探してるのかなと思います。
じゃどうして罪悪感が強いのだろう?となるとそこらへんの分析は出来てません。
とにかくごく小さい頃から罪悪感の記憶はありますね。
いつもびくびくいつか罰せられる存在だと自分のことを感じていました。
ということで、なぜ自己攻撃をやめられないの?のお話いつかおねがいします。
(Tさん)
ROM専脱出おめでとうございます。(あ、でも、うちはROM専大歓迎っすよ!)
おかげさまでTさんと同様の方々があれこれネタを提供してくださいました!ありがとうございます。
そして、Tさんの同志はめちゃくちゃたくさんいるかと思いますので、その辺をいじくり倒してみたいと思う次第です。あざーっす!!
さて、「なぜ自己攻撃がやめられないのか?」というテーマについてはカウンセラーという職業柄、太古の昔からの研究材料でして、これだけで何時間もの講演会が企画できるほどです。(もちろん、参加者のほとんどは長たらしくて睡魔に襲われるでしょうけど)
そして、ほんといろんな角度から斬り込めるので、正直何を書こうか迷ってしまいますねー。
ということであれこれ考えていただいているので、Tさんの言葉を拾いながらあれこれツッコミを入れていこうと思います。
(1)
>自覚おおありなのに直りません…。
ってことは直したくないんじゃね?ということから入っていくこともできます。
「直したいのに直らないってことは、直したくない理由がいっぱいあるんだよねー。直ったら困るんだよねー、直ったらヤバいんだよねー、で、その理由って何よ?」という風にネチネチ責めることもでき、この方法はドMのみなさまに大変喜ばれているアプローチです。
(2)
>いっぱい色んなことやらされる!しんどい!無理無理!という心理背景が何となくあるからかなーと思ってます。
>自分で決めるのが苦手な他人軸な人生なので達成したり結果が出るほどしんどくなるのかなー。と。
まとめれば、
「やりたいことが特にないので、やりたくないけど頼まれたことをやってて、でも、それは犠牲なのでしんどくなるんすよ。そういうことを繰り返す人生なんすよ」
ってことでしょうか?(あんまりまとまってないっすね。)
もしかすると自分が思う以上に能力が高かったり、自分が思う以上に周りに期待させちゃうキャラだったり、自分が思う以上に根性がありそうに見えていたりするのかもしれず、それで他人があれこれ頼んでくるわけですね。
そして、そのときのTさんにはNo!がないので、全部引き受けちゃって抱え込んでしんどなって疲れてしまう、、、という犠牲のパターンがあるのかな、と思うわけです。
これもたくさんの人がやっちゃうことですよねー。
なんで自分で決めるのが苦手なのでしょうか?
責任を取るのが嫌だから?
いつも迷ってばかりで自分で結論を出せないから?
それともほかに思い当たります?
どこかで「自分」を忘れてきちゃったのかもしれませんね。
他人軸とおっしゃっているように、自分よりも他人を優先する人生だと自分を思い切り見失ってしまうものですね。
しかも、あながち能力があると、周りはTさんに頼るようになりますから、あれこれ頼まれごとが増えていっぱいいっぱいになり、ますます犠牲が加速して余裕がなくなっちゃうものです。
てことは、犠牲を手放しましょうか、というのが一つの道であり、自分軸!!というのが今の喫緊の課題と言うところでしょうか。
(3)
>幼少期に家族や親が心理的に自分のことで精一杯で、子どもが失敗しても大丈夫とか自分の素直な気持ちをそのまま出しても大丈夫とか思えなかったのかなーと。
で、そうした犠牲のパターンは親子関係に端を発することも多いのですが、結果だけ見れば「親が自分のことでいっぱいいっぱいだったの同じように、自分もそうなっちゃった」ということですよね?
両親の生き方を真似ちゃったのかな?
要するに子ども時代からいろんなことを我慢してきたり、早くも犠牲をしてきたり、他人軸になっていたりしたのかもしれないですね。
でも、それって余裕のない親にこれ以上面倒をかけたくない、親を楽にさせてあげたい、という愛からの行動でもあるんですよね。
それだけ両親のことが大好きだったのかな?
自分よりも両親を大切にしちゃう子どもってすごく多いのですよね。
始めは愛からなんですけれど、それがだんだん犠牲の方が多くなってきて、気が付けば、すっかり「他人軸(親軸)」になっていたりね。
そのパターンが職場などでも出ているとしたら、常に疲れているのもよく理解できます。
子ども時代に子どもができなかった、ということも言えそうです。
となれば、そうした自分が抑圧しまくってきた感情がたくさんあるかもしれず、子ども時代に我慢したり、犠牲したりしたことを思い切り書き出すのもアリですね。
〇あなたが子ども時代に我慢したことはどんなことでしたか?
〇あなたが子ども時代、親に言いたくても言えなかったこと、してほしかったのにしてもらえなかったことってどんなことですか?
〇もし、あなたが今、子ども時代に戻れるならどんな風に親に甘えたいですか?
(4)
>罪悪感がめちゃくちゃ強いので常に罰する材料を探してるのかなと思います。
自己攻撃がやめられない理由の中で非常によく出てくるものが「罪悪感」ですね
無意識に自分を罰する方向に自分を導いてしまうので、自分でも訳も分からず自己攻撃を始めちゃいます。
うまく行ってもダメなところを探して責めるし、うれしいことがあってもそれを否定できるできごとを探すし、人から愛されてもそれを拒否すべき理由をでっちあげます。
で、この罪悪感のルーツってのはかなり難しいので、分からなくても当然です。
「両親がいつも余裕がなかったのは自分のせい」だと思ってるなんて自覚ないでしょ?
また、子ども時代から親の期待に応えられなかったり、ちょっとしたことで親を困らせたりした記憶なんてほとんどないでしょう?
そうした経験から罪悪感が生まれ、積み重なっていくものと思います。
>いつも疲れていたというかダウナー系女子
になっちゃうのも、常に足を鎖でつながれていて、重たい荷物を背負わされ、それでいて牢屋にぶち込まれてる日々だとしたら、そんな風になると思いませんか?
ってことで、原因は分からなくてもいいので罪悪感を溶かしていきましょう!というのが今後のアプローチとして有効かもしれません。
(5)
ここからはTさんが挙げてくださった以外の理由について考えてみたいと思います。
よく私が言うのが「習慣性」ということですね。
自己攻撃が日常になっているので、それが当たり前、みたいな。
ご飯を食べた後に歯磨きをしないと気持ち悪いように、何かあったときに自己攻撃しないと気持ち悪くなっちゃうんですね。
だから、理由なき自己攻撃が繰り返されるわけです。
「そんなにも自分のことが嫌いなの?」
「どこまで自分を傷つけたら気が済むの?」
「そんなに自分を追い詰めて楽しいの?」
「自分をそんなにも攻撃することで何を得ようとしてるの?」
なんて問いかけをしてみるといい感じに心が痛いと思います。
習慣性を脱するためにはそれなりの気合が必要ですね。
お酒を辞める、禁煙する、甘いモノを食べない、スマホ断ちをする、ギャンブルやめる、くらいのレベルの覚悟が必要です。
「もう自己攻撃はやめる!自分を愛する!」という風にまずはテーマを掲げましょう。
ってことで、私がお勧めするのは「自己攻撃をやめる」という点に目を向けるのではなく、「自分を愛する」とか「自分をとことん肯定する」という方向にい意識を向けることです。
基本的な概念から言えば「自分を褒める」「自分を肯定する」「感謝する」「好きなことをする」「自分を笑顔にする」みたいなことですし、ほかにも方法はたくさんありますねー。
(6)
次の理由はこれまた分かりづらいんですけど案外よくあるケースで「復讐」という奴です。
自分を傷つけることで、愛する人を困らせようとする心理なんですが、これもなかなか理解しづらいですね。
「自分が幸せになったらあいつを許さなきゃいけない。だから幸せにならない」とか「自分が幸せになったらあいつが喜んでしまう。だから自分は幸せにならない」という風に出てくることもあります。
この「あいつ」が「親」であることもあって、自分を愛してくれなかった親に復讐するために自己攻撃を繰り返し、幸せにならないようにします。
そうすることで「あたしが幸せになれないのは両親のせいだ!」と思い込むわけです。
もちろん、これは両親だけではありませんけどね。
だとしたら、この心の中にある復讐を手放しましょう!ということになりますが、見方を変えると「両親を許す」というプロセスでもあります。(両親とは限りませんが)
なので、とりあえずこういう場面では「お父さん、お母さんに感謝できることを200個ずつ書き出してみましょうか」という宿題を出します。
許せているならすらすらと書けるはずですが、許したつもりでいるだけだと途端に詰まります。
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とまあ、6種類くらいテーマを掲げてみたのですがピンとくるものはありましたでしょうか?
とはいえ、ピンと来るものが答えか?というとそうでもなく、ここで挙げたものってほとんどがなかなか自覚しづらいものなんですね。
潜在意識の中にしっかり潜ってしまってる感じなので、そこを掘り出そうと思ったら一人で頑張るのはちょっと難しいかもしれません。
ということで「うわー、あたしのことやわー」と思われた方はカウンセリングなどを使われると良いと思うのですが、「良くなりたい」と思えない人はカウンセリングすら抵抗を示すので、「もう自分を変えるんだ!もう自己攻撃は辞めるんだ!」と肚が括れましたらチャレンジされてみてください。
本や動画でとりあえずやっておきたい!という方はここからずらーっと著作と動画を紹介しますので目についたものからやってみるのもアリですぞ!
★決められる人になる本と動画
*『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)
*動画配信/DVD:「決断力を身に着けて人生を変える~自分らしく、自分の人生を決めていく!~」
★執着を手放す、許すワークが満載の本&セミナー動画
*「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
*セミナーDVD『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』
★罪悪感モノ
*「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
★自分軸を取り戻すための本。
>『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)
>「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)
>新書版『なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?』(フォレスト出版)
★自己肯定感をあげる動画&書籍&ムック本
*自己肯定感とは?(Youtube)
*動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」
*「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
*自己肯定感を高める100の法則 ありのままの自分をすきになる最もシンプルな方法
*「マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法」(日本能率協会マネジメントセンター)
*「ムック本「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」」(宝島社)
*ムック本「自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション」(晋遊舎)
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