「欲」ってそんな悪いモノなの?~愛からの選択と欲について~



「欲」というのは自分を苦しめるときもあれば、喜びにつながることもあり、なかなか扱いが難しいものですが、それってなくならないし、うまく付き合っていくしかないんじゃないの?というのが筆者の考えです。
自分の欲に徹底的に素直になってみて、その上で、愛からの選択をしていけばいいと思うんです。

先生、いつもお世話になっております!

早速ですが、

離婚危機!?夫婦のペースが合わなくて気が付けば大きな隔たりが生まれている問題。 | 心理カウンセラー根本裕幸

の記事からの、

ずっと棚上げしてきた問題は、棚上げすることが習慣になっているので、なかなか自分からは向き合えないものなのです。 | 心理カウンセラー根本裕幸

刺さりました。

新年一発目、オンラインスクールでも取り上げて頂いていていて、「手放せたわぁ?楽やなぁ?ミニスカートなんて履いちゃって?」と楽しんでいました。
そして、お弟子さんにもお世話になり、セミナー受講したりして、女神になると決めて夫の話し合いに臨み「どちらでも応援するよ」から、夫が離婚をチラつかせる発言(「悪者になりたくないから、「離婚しようとは言えない」と言ってました)してるので私から「離婚しよう」って言いました。
私も夫も号泣でした。

夫の涙に希望を見てしまいました。「感情で決めず、思考で決めたい」と言い、「離婚したくないんじゃないか」と感じてしまいました。なんだか、一気に依存の世界に引き戻された感があります。

2人目欲しい気持ちが私にあり、夫は男性的な自信もないと言います。
「子供は諦める」と伝えましたが、最近、4人家族になっている夢を何度か見てしまい、「私、諦めきれてないなぁ」と思います 笑

愛情からの手放しだと思ってたら、欲まみれだったようです。問題を棚上げしてたようにも思いました。
子育ても辛くなってきて、夫にSOSしたくなり、踏み止まっていましたが、「棚上げ」のブログ見て、送っちゃいました 笑(返事が怖いです)初めて「助けて」って言いました。

罪悪感本とか手放し本とか決める本とか読み返すと、ますます悩むようになってしまいました。
優等生キャラだと思います。半年後から新しく仕事を始めることにしていて、それもなんで引き受けたかなぁと思うようになってしまいました。
ま、ずっとやりたい仕事ではありましたし、新しくことを始めたら何かしら流れが変わるかなぁと、またまた欲で引き受けたんですけど。笑

夫の意思を尊重しなければ、と思っています。
離婚へのレールを敷いた感がありますが、諸々手続きなど、私がやってあげるべきでしょうか?(ぜんっぜん乗り気にならないので、「進めるね」と伝えたものの、放置です。)
愛からの選択と思っていたのに欲だった件について、どうすれば見極められるか教えていただきたいです。

本とかセミナーとか動画とか、めっちゃお世話になってます。ありがとうございます♪以前より、自分と向き合うこと大切に出来る様になりました。自分の中にあと一歩感がありますが、それが何か分かりません。
ネタとして取り上げていただけたら、嬉しいです♪
(Yさん)

オンラインスクールへのネタもいつもありがとうございます。
新年1発目!ってコレっすね。

2021/1/4配信「悪態ついてる彼の態度を急変させるためにできること~変えるのはもちろん「自分自身」~」ですね!

※オンラインスクールのネタは万年不足気味でございますので採用率がめちゃくちゃ高くなっております。(宣伝!)
※オンラインスクールに入ってくださっている方はぜひともネタをお送りいただけると根本がすごく喜びます!(懇願!)

人生を左右するような決断から、今日の昼飯のメニューを選ぶにしても、100%の選択ってないんですよね。(100%だったらそれは選択とは言えないし)

だから、「離婚する」と決めたとしても100%その気持ちが固まるわけではないので、その直後に「え?ほんまにええの?」なんて思いが出てきて引き戻されるってことがよくよく起こるのです。

極端に言えば、人生の選択って「50:50」のことが多いです。
どっちを選んでもいいし、どっちを選んでも幸せになれるし、逆に言えば、どっちを選んでも後悔するものです。

だからこそ、覚悟を持って決める、そして、実践する、というプロセスに「意志の力」や「プロセスを信頼すること」や「自分を信じること」などの要素が必要になってくるものです。

つまりはYさんが「愛からの選択」をしたとしても、やっぱりそこに迷いが生じるのは必然なのですね。

特に「優等生キャラ」とおっしゃってるわけで、離婚という決断をするのは優等生タイプの方はかなり迷いを感じさせるものになると思います。

だってついつい「いい子」になろうとしちゃうもんね。
周りの人の目が気になるし、「離婚する」って悪いことのような気がするし、模範的な態度を目指す優等生にとっては「この夫を助ける」みたいなところに使命感を持っちゃったりするし、「悪者」になるのはイヤだし、周りの期待を裏切るのは辛いし、、、、ね。

とはいえ、オンラインスクールのネタから一部引用しますけど「夫の浮気と借金が発覚し、夫の要望で別居して半年。」という状態なんですよね?

さらに2人目の子どもを作ることを拒否されているなどして離婚を決意したかと思うんですが、じゃあ、これから夫婦関係を再構築していくか!?と言われれば、それはまた気が重いんじゃないかと思います。

で、今日のテーマの「愛と欲」なわけですが、、、、この文字面だけ読むと「日活ロマンポルノ」的な響きがあってなかなか淫靡な空気が漂いますね。ええ、嫌いじゃないです。笑

カウンセリング等でよく私は「どうしたいの?」ってお聞きします。
Yさんに質問するなら「Yさんがほんとうに欲しいモノって何なの?」になるでしょうか。

それって「欲」をお聞きしてるんですよね。

心理学的に見れば「欲」ってあんまりよくないものとされてます。
人を惑わし、狂わせ、そして、時には間違った方向に自分を導き、人をも傷つけるようなもの、と。

だから、人は修業を積んでその欲を克服しようと試みました。
実際、千日回峰行はじめ、過酷な修行には「不眠」と「不食」が必ずそのメニューにラインナップされてます。
人にとって巨大な欲求である睡眠と食事をカットしちゃうんですね。

ところが、その行を修めたら欲がなくなるか?というと、どうやら必ずしもそうではなくて、「欲ってなくなんねーよ。ずっとあるんだよ」という“悟り”を開くことになるそうです。

そんな逸話もたくさん残されています。

つまり「欲」ってなくならないんですよね。
しかも、「欲」も感情のひとつなので我慢すればするほど強大になるものです。
あ、もちろん、欲を抑圧しちゃうと麻痺するところも他の感情と同じですよ。

そういう話をいろいろと聞いてきましたし、私もカウンセリングでいろんな方にお会いして、「欲」ってそんなに悪いもんじゃねーよなー、という風に思うようになりました。

欲って情熱を作り出します。

うちの読者の85%が日々野良猫男子ならびにロックマン氏を攻略・探索・撃墜するために日々山野を駆け巡っているのも「あいつを落としてえ。あたしのモノにしてえ」という「欲」によるものです。

「もっと自由になりてぇ」「ヤリたいことをヤリてぇ」「自分らしく生きてぇ」とライフワークを目指すのも、立派な「欲」のなせる業です。

そして、Yさんはじめ、多くの方を迷わせるのも「欲」なんですよね。

「2人目が欲しい」とか「離婚して自分の人生を取り戻したい」というのも欲だし、「この人ともっと一緒にいたい」と思うのも欲です。

その矛盾した欲が葛藤を生み、そして、迷わせちゃうんです。

そういう意味では「愛からの選択」ってのはきれいごとに見えちゃいますね。笑

「愛したい」というのも行ってみれば欲なわけで。

だから、「欲」を嫌って、「欲」を悪者にして、「欲」を消そうとするのはあまりお勧めしてません。

※それは筆者が欲にまみれて生きていることを正当化したいという「欲」もあるかもしれません。騙されませんように・・・。笑

なので、Yさんをカウンセリングするなら「ぶっちゃけどうしたいの?」と必ず聞いちゃうと思います。

その答えは「分からないんですー」かもしれませんが・・・。まあ、それもアリってことで。笑

こういうときって欲を否定せずに自分の気持ちに素直になったほうがいいんです。

優等生キャラの方は「うまくやろう、上手にやろう、ちゃんと手続き踏んで」などと考えてきれいに物事を進めようとしますが、そうすると一歩も進めないケースが出てくるものです。

なので、堂々と欲にまみれていけばいいんです。

自分が欲しいものって何だろう?
自分がほんとうにしたいことって何だろう?

それをただただノートなどに書き出してみます。
優先順位をはっきりつける必要はないけれど、「コレとコレを比べたらこっちの方が欲しいなあ」みたいな比較はできると思います。

そうすると「第一希望群」が見えてくると思います。

その中に矛盾したものがあるから苦しいわけですね。

「子どもは欲しい。けど、夫はいらないと言う。じゃあ、子どもは諦めて夫と居ることを選択する」というのもアリです。

「2人目を作る」よりも「夫と一緒にいる」方が欲が強いのですね。

一方、「子どもは欲しい。4人で暮らすイメージもある。でも、夫はいらないと言う。よっしゃ、こいつにバイアグラを日々飲ませ、やる気にさせたろ」というのもアリです。

「子どもも夫も両方欲しい!」という欲が強いのですね。

もちろん、「子どもは欲しい。でも、夫はいらないと言う。じゃあ、夫を捨てるべ」という選択もあります。子どもが欲しい欲求が勝ってるわけですね。

で、この3つのうちどれが正しいか?といえば、全部正しいです。
どれが良いの?と言えば、全部良いです。

「自分がほんとうに欲しいのはなんだ?」という気持ちにとことん素直になることが何よりも重要なんです。

「欲」って情熱を作ります。エネルギーを作ります。

欲をタブー視して、思考で考えてうまいことやろうとしたり、
欲を悪者扱いして、世間体を見ながら決断しようとしたり、
欲を抑圧して、きちんと手続きを進めようとしたりすると、エネルギーがなくなり、どうしていいのか分からなくなり、いつまでも決断・選択・実践ができないまま時間だけが過ぎていきます。

「私はこれが欲しいんじゃ!!」という欲にもっと素直になってみるんです。

そこで旦那さんとの関係をどうするか?を決めればいいのです。

それはYさんにとっては優等生キャラを卒業することを意味することになりますね。

さて、「愛からの選択」って話を最後にしておこうと思います。

Yさんは自分のことを愛せてると思いますか?

いきなりド直球な質問なんですけど、自分を愛する=自分を大切にする=自分の気持ちを尊重する=自分をいたわる=自分に優しくする=自分を信じる=自分を喜ばせる、等々、様々な表現ができますが、さて、いかがでしょうか。

愛からの選択をするには、自分が自分のことを愛してなければできませぬ。

自分のことを否定してるくせに他人を愛そうとしてもそれはちょっと無理な話です。

だから、自分のことを愛し、慈しみ、大切にしようと思うところが出発点です。

そして「愛からの選択」というのは、自分自身を喜ばせる、幸せにする、自分を傷つけない、これ以上苦しい思いをさせない、という思いが出発点です。

相手じゃなくて、まず、自分、です。

そして、自分を愛した次に、相手、です。

お子さんがいらっしゃるならばよく分かると思います。
お子さんのこと、めちゃくちゃ愛していらっしゃいますよね?
だから、少々自分がイヤな思いをしても子どもが喜んでくれるなら、自分もうれしくなると思います。
それが「愛」ですね。「犠牲」ではありません。

だから、少々自分が我慢しても子どもが喜ぶならば、と親は数々の選択をしてきます。
それは苦痛でも、悲しみでも、怒りでもなく、単に「喜び」です。
つまり、それは「愛」です。

相手を喜ばせる選択、相手を愛する選択が、自分を喜ばせる結果になるのであれば、それは愛からの選択です。

しかし、相手は喜ぶけれど、自分はそんなうれしくないって場合は、愛からの選択ではなく、犠牲です。

ということで、自分の欲にとことん素直になってほしいものを明確にすることが一つ。その上で、自分も相手も幸せになる(喜ぶ)選択は何か?を考えていきたいと思うのです。

だから、離婚してもいいし、しなくてもいいし、2人目を作ってもいいし、作らなくてもいいし、Yさんはとても自由なんです。

★決められる人になる本と動画

『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)

*動画配信/DVD:「決断力を身に着けて人生を変える~自分らしく、自分の人生を決めていく!~」

★優等生キャラを卒業するための心のメイク落としの本&動画

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
「欲」ってそんな悪いものなの?
 


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