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頭では「パートナーも人なのだから自分のすべてを背負うことはできない」と分かっていても、幼少期からの我慢や犠牲、痛みなどから無意識にそうした願望を持ってしまうことが多いのです。
でも、それはお互いを縛るものだし、関係を悪化させるものになり得ますから早めに手放していきたいものです。
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パートナーにあれやこれやと期待して、パートナーだったらこういうことをしてほしい、こうあってほしい、これもしてほしし、あれもしてほしい、、、みたいな欲求を持ち、そうじゃないからって不満を抱えてしまうことってありませんか?
まるでパートナーが神様のように、なんでも自分の希望を叶えてくれる存在のように思っちゃっていませんか?
・・・という風に聞くと「そんなことない!」と思われるかもしれません。
けど、もしかして?と思ってみると「あっ!」と気付くことがあって、いやぁ~な気分になるかもしれませんのでご注意くださいませ。笑
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例えば、「共働きなのだから家事だって分担すべきで、自分は料理とかお部屋の掃除とかするから洗濯とかお風呂やトイレの掃除とかしてほしいのに全然やってくれなくて不満です。」というケースがあったとしましょう。
そういう話を聞くと「彼は洗濯とかお風呂掃除とかできる人なの?」という風にまずお聞きします。
「わたしはお金の管理が苦手だから彼にお願いしたらOKしてくれたのに、この間話をしたら全然貯金とかしてなくて絶望的な気分になった」というお話にも「彼は元々お金の管理が得意な人なの?」とお聞きします。
「この間、ちょっと仕事上で行き詰ってたから彼に相談したら、『その分野は全然分からないから専門家に聞いてよ』と言われたんです。あなたに聞いてほしいのに!!とその日からイライラが止まりません!」というケースもありましたが、「それは相談に対する意識が違うのかもなあ」という風にお返ししました。
パートナーがいる方もいない方も「パートナーにはこうあって欲しい」という思いが少なからずあるかと思うんですね。
中には「最低これくらいはしてほしい」というものや「これくらいできて当然でしょ?」とか「これくらいやってもらわなきゃ困る」みたいな強いものもあるかもしれません。
特に完璧主義な方は自分自身が完璧であろうとするのと同時に、パートナーにも完璧であって欲しいという思いを“必ず”持つものです。
だとすると「できないことをやらせようとする」とか「相手が苦手なことができなくて不満を抱える」という事件が多発することになります。
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特に「自分ができること」は「相手もできて当然」と思っちゃいます。
「わたしは片づけが得意ってわけじゃないんですけど、使ったものを元の場所に戻すとか、決めた場所にものを置こうという心掛けをしてるんです。でも、彼、全然そうじゃなくて部屋がめちゃくちゃ散らかってるし、よくモノを無くすんです。おかしいと思いません?」
という不満を抱えることになります。
「ふつう待ち合わせに送れるんだったら連絡すると思いません?彼、30分も遅れるのに何の連絡もないんです。彼、おかしいですよね?」と思っちゃいます。
自分が30分遅れるときは必ず相手に連絡するし、そこで連絡を入れる人が圧倒的に多いから、そうじゃない彼を「おかしい」と決めつけようとしてしまいます。
でも、自分ができてることってそれが当たり前でふつうで常識だと思っているからなかなかそのことに気づきません。
「料理全然したことないから作れないのは分かる。けど、皿洗いとか後片付けはできるでしょ?」みたいなのも同じ。
相手の態度に不満を持ったときに「それって相手ができることなのかな?」ということを一度検討してみると相手への理解がより深まります。
そこで「じゃあ、わたしが我慢しろってことなんですか?」というのはまた別の話ね。今日は割愛しますね。(に、逃げてるわけじゃないよ!)
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こうした皿洗いだとかお金の管理とか目に見えるものに対してはまだ理解がしやすいと思います。
しかし、内面的なものについてはなかなか理解できないことが多いものです。
「話を最後までちゃんと聞いて、的確な反応を示してほしい」という期待はありませんか?
“的確な”なんて言ってしまうと「いやあ、それは無理だなあ」と思うのですが、無意識にそれを期待しているから相手の反応に不満を覚えるのです。
「仕事が忙しくて疲れてるのは分かるけど、せめて愛情表現だけはしてほしい」とか「これからの二人に関することはすごく大事なことだからきちんと向き合ってお互いの思いをはっきりさせたい」とか「わたしにとってセックスはすごく大切なものだし、相手もどう考えているかを知りたいからきちんと話し合いたい」とか、確かにその通り!間違いない!うん!応援する!!と思うことであっても、果たして彼にそれができるのか?あるいは、それができる状態なのか?は見極めたいのです。
「私が落ち込んでるときは『どうしたの?』って優しく声を掛けてほしいのに、彼はそんなわたしを無視するの!」と思ったことはありませんか?
でも、よくよく思い返してみてください。
落ち込んでるときにしてほしいことって優しく声を掛けることだけでしょうか?
ケースバイケースじゃないでしょうか?
あるときはそっと傍に来て黙って肩を抱いてほしい。
また、あるときは一人で考えたいからそっとしておいてほしい。
そして、またあるとき前向きになれるように励ましてほしい。
でも、一番多いのは優しく話しかけてほしいってことかな?
だから、わたしの状態を見て、どのパターンに当てはまるかを察知して動いてほしい。
・・・んなの、分かるかいっ!!!笑
「パートナーなんだからわたしのことをちゃんと理解してほしい!」というニーズは誰もが持っているものですが、これが強くなってしまうと相手に対して不満や不信を増やすことになるんです。
特に相手がヘラクレスオオカブト君だったりすると、その期待値はマックスになりますね!
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私たちは子ども時代、親のことを神様のように何でもできる人って思ってきたんです。
ひとりでご飯も食べれるし、ひとりでお出かけもできるし、力持ちで自分を高い高いしてくれるし、どこにでも連れて行ってくれるし、かわいいかわいい言ってくれるし、なんでもできるすごい存在だと思ってました。
私たちは親のことを完璧な存在だと思っていたんです。
けど、実際全然完璧じゃなかったですよね。
できないこともいっぱいあることに成長と共に気づき、受け入れてきた(あきらめた?)わけです。
特に、親からもらえなかったものをパートナーに求める心理が私たちにはあるんです。
優しくしてくれなかったから、優しさを求める、みたいに。
だから、完璧じゃなかったから、完璧さを求める、ということになっちゃうのかもしれません。
親に完璧さを求めていた分だけ、パートナーに完璧さを求めてしまうのが私たちです。
なぜかというと、安心したいから、愛されてると感じたいから、ですね。
親がしてくれたことはパートナーにもしてほしいし、親がしてくれなかったこともパートナーにしてほしいんです。
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そうして私たちは無意識のうちにパートナーに重荷を背負わせようとしてしまいます。
それは逆も同時に起こりますね。
あなたのパートナーもあなたに完璧さを求めているのかもしれません。
そこで、新たなアイデアとして
「パートナーからもらうのがベストだけど、それができないのであれば別から調達する」
という意識を持つことも大切なことです。
もちろん、それはパートナーとの関係をより良くするための手段ですから、別から調達することでパートナーとの関係にヒビが入ることになるのは本意じゃないですよね。
そう思うとちょっと寂しかったり、ぶつぶつ文句を言いたくなったりするかもしれませんね。それだけ「相手に期待してるんだな」と解釈してみましょう。
「彼はこういう心の世界のことにはあまり興味がないのでちょっと寂しいんですけど、根本さんとここでそういう話が思い切りできるから良かったです。」みたいな感じね。
「お金のことはお互い苦手だということが分かったので、FPさんに相談しながら家計をやりくりしていくことにしました。」
「お互い忙しくてなかなか家事に手が回らないので、週に1度、ハウスキーパーさんをお願いすることにしました。」
という手段だって素晴らしい選択です。
「今日あったことをいろいろとおしゃべりしたいんだけど、彼はそういうの苦手だから友達とか母や妹とかと話すことにしようかと思いました。」
ちょっと不満を覚えるかもしれないけれど、お互いが気持ちよく過ごせるための手段だと思ってみてください。
そして、そういう手段を選ぶことで今までよりもぐっとストレスが減る体験をしていきましょう。
ただ、そうすると「じゃあ、夫とのセックスに不満があるんだけど、それも外から調達していいの?」という疑問だって出てくると思うし、「家事を外注できればいいんだけど、そこにお金を使うんだったら別のところに投資したい」という思いも出てくるでしょう。
そしたらそこで初めて「問題」という意識を持ってみるわけです。
夫とのセックスが不満だから外で済ます、ということが自分としてほんとうにハッピーなのか?そして、それを夫は許容できるのか?というところがポイントですよね。
だって「一人にすべてを背負わさない」というのはお互いの関係をより良くするための手段であり、お互いの関係を壊さないための手段ですから、外注によって関係性が壊れるなら意味はありません。
だとしたら「セックスについての問題をカウンセラーさんに相談して解決していく」という道を選ぶのが良いかもしれません。
「何とか家事をうまく回したい」ということをテーマに夫婦で話し合って、「どうしたらお互いが負担にならずにできるか?」を導くのは、その話し合い自体がお互いの絆を深めるものになるでしょう。
それで「平日は外食なり、お惣菜なり、ウーバーなりで手間暇かけずに食事をして、土日は一緒に料理をしましょう。洗濯は金曜の夜か土曜に夫が主担当で、掃除は土日のどこかで妻が主でやろうか。もし、用事があってできないときはワインを一杯おごることで交代可ってのでどう?」みたいにお互いが納得できる答えを導き出せたらいいですね。
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それと同時に自分がパートナーにどうしても求めてしまうことがあれば、それを深掘りしていくのがやはり望ましいんです。
親も忙しくてあまり話を聞いてくれず、一人遊びが多かった、という経験から、パートナーとのコミュニケーションに執着してしまうのであれば、それはやはり自分の問題ですよね。
パートナーに対して不信感がどうしても付きまとうのであれば、そのルーツを探ってみて、かつての恋人に裏切られた傷を癒していくのがいいと思うんです。
そもそもパートナーに対して依存心が強く出てしまっているならば、ちょっと嫌かもしれないけど、内なる依存心と向き合ってみて、(おそらく親との関係がルーツにあるのでそれを扱って)依存心に振り回されない自分になっていくことを目指せばいいのです。
このプロセスは自らに課している完璧主義を手放すことにもつながるので、一粒で2度も3度もおいしい試みです。
「パートナーも人なんだから完璧にわたしのニーズに応えてくれるわけではない」ということを頭ではなく、心で受け入れるためにも「パートナーにすべてを背負わせようとしない」という意識は関係をより良くするために役立つんじゃないでしょうか。
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補足。
パートナーに求められないときに「あきらめる」という選択をしたくなることもあるでしょう。
でも、このあきらめるのが前向きならばいいのですが、後ろ向きならばその不満を未来に持ち越すことになります。
「あきらめる」は怒りの表現であることが多いからです。
自分はしてほしいのだけどパートナーにその能力がない場合、どうしたらそれを前向きに捉え、解決していけるのかを考えてみましょう。
その解決方法のひとつとして「外注」があり、「話し合い」があるわけですね。
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◎東京:1/25(日)11:00-17:00 Being(本質)につながり、新しい私の軸で生き方を組み直す1DAYワークショップ
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「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
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