自己肯定感は確実にあがっているのですが、容姿コンプレックスだけはどうにも越えられない。



容姿というのは見えるものなので思春期以降、たいへんコンプレックスになりやすいものです。皆さんも少なからず感じたことがあるかと思います。
その容姿コンプレックスについて今回も少し掘り下げつつ、乗り越え方を考えてみたいと思います。

ブログいつも興味深く拝見しています。会社員兼業の劇団員、アラサー男性です。
ネタの一つにでもしていただければと、不躾ながら投稿させて頂きます。

私は過去、両親からの心理的虐待・過干渉に苦しみ、中学高校でいじめを受け、と典型的な自信喪失ムーブを経て今に至り、今なお会社でも孤立する日常です。
このブログや根本さんの本のおかけで少しづつ気持ちは改善していると思いたいのですが、昔からの「自分の容姿へのコンプレックス」という大きな壁が最後まで残り、どうにも越えられない感覚があります。

私はとても地味で冴えない、気持ちの悪い容姿をしており、そのせいでいじめられ、軽んじられているのだと思ってきました。
顔の気持ち悪さを少しでも薄めようと、できるだけファッションを派手なものにしたりしますが、会社に行く日は限度もあり、どうしても他人の目におびえ続けている自分がいて、毎日吐きそうになりながら家を出ます。

しかし最近、妻にこんなことを言われました。
「あなたの見た目に対するこだわりは病的だ。身内のひいき目もあると思ったから今まではっきり言わなかったけど、あえてあなたの容姿を評価するなら、少なくとも並以上。イケメンと言っても異論は出ないと思う。役者の仕事でイケメンキャラの役をもらったり、ファッション誌のスナップに撮られたりしてたこと、今までどう思ってたの?」

「自分の容姿は悪くない」という、その発想自体が自分の中になさすぎて、瞬時に混乱し、全く何も言葉が出ませんでした。
初めて天動説を聞かされた昔の人ってこんな感覚なのか、とさえ思いました。
しかしその妻の言葉を信じるとすれば、学校で、今なお職場で、バカにされ続ける気持ちの悪い顔の自分はいったい何なのか。
確かに役者の現場での評価は不思議にも思いましたが、同じ人間に対する印象がそんなに変動するものなのか。
今更ながら、自分というものが全くわかりません。

とらえかたによっては自慢と思われそうな気がして、人に相談することもできません。
この混乱をおさめる第一歩は、どこにあるのでしょうか。
(Yさん)

多分、同じ気持ちをお持ちの一部の方からは「なんや、奥さんいるんかいな!しかも、ええ奥さんやないか!うらやましいぞ!」というツッコミを受けること請け合いかと思います(笑)

容姿って外から見えるものだし、鏡を使えば自分も見えるし(でも、他人が見てる顔とは違うわけだけど)、けれど、「数値化」することができないものなので、「俺は地味で冴えない、気持ちの悪い容姿をしている」と思い込めば、他人がなんと言おうがその通りだって思うわけです。

因みに軽くググってみたら過去にはこんな記事を書いてました。もっとあるかもしれません。

容姿コンプレックスを乗り越えるには?~愛を選べる人になる~

容姿コンプレックスがあって今までお付き合いしたことがありません!!

年齢による容姿の衰えが気になるので美容整形を受けようと思うのですが・・・。

こういう話になると「客観的に見て容姿がどうなのか?」というテーマになりやすく、自分の「俺はブサイクだ」に対して、奥さんが「あんたどっちかっていうとイケメンよ」という反論が起きると、あとはなかなかの平行線をたどることになります。

それくらい「思い込み」って強いものなんです。

とはいえ、話は一瞬変わるんですけど、Yさん、文章うまいですね。
何度も校正されたのかもしれませんが、とてもいい文章書かれますね。
シナリオも書いたりするんでしょうか?
それとも本を読むのが好きなんでしょうか?

さて、コンプレックスというのは容姿に限らず、誰もが何かに対して持っているものですよね。(正確には「劣等感コンプレックス」というものです。)

で、容姿というのは先ほども書いたように「目に見えるもの」であるがゆえに、すぐにコンプレックスになるんです。

しかも、それは特に「思春期」に生まれます。
思春期って「個別化」という意識の変化によって「自分と他人は違うんだ」という認識を持つようになり、それから「自分と他人を比べる」ようになります。

そして、比べる以上、どっちが良くてどっちがダメで、どっちが上でどっちが下で、という結論を出すのが常でして、それ故に、思春期になると詳細に自分の顔やスタイルを検討してほかの子と比べて落ち込むって作業を日常化させやすいものです。

そこには思春期に生まれるもう一つの特徴がありまして、それが「完璧主義」です。

精神的な自立のプロセスで生まれてくる孤独感から「完璧になれば愛される」という思いを持ち、それ故に「完璧なかっこよさ/かわいさ」を求めるようになるのが思春期の特徴の一つです。

もちろんそれは、やはり思春期最大の特徴である「恋をする」ことが大いに影響を与えます。

だから、中学生くらいの頃って「何でも完璧な男女」が異性からモテまくることになります。
そして、「異性にモテたいけどモテない」と「外見がよくないからだ」と思うようにもなります。

それくらい「容姿」に意識を向けてしまうのが思春期の特徴のひとつとも言えます。
皆さんも前髪をめっちゃ気にしたり、目や鼻や口の形をすごく気にしたり、指から足先からあちこちに意識を向けていた時代があったと思います。

そうすると、その時代にうまくいかなかったことや嫌だったことを「容姿のせい」にしてしまうことが多くなるんです。

いじめられたのは容姿が悪いからだ。
みんなからバカにされるのは容姿のせいだ。
友達ができないのは自分が醜いからだ。
異性から避けられるのは自分が汚いからだ。

そんな風に思い込むようになるんです。

けれど、果たしてそれが本当の理由か?というと、必ずしもそうではないことが多いんです。
もちろん、容姿をからかうような言葉を浴びせかけられたことは間違いないと思うんですけど、じゃあ、それがすべてなのか?というと、ほんとうは違うかもしれないのです。

この辺の話は説明するのがなかなか難しいところがあり、すれ違いが生じることも多いので、ややこしいのですが、ここで何が言いたいか?というと「容姿って悪者にされやすいよね?」ってことなんです。

じゃあ、容姿が良くない子がみんないじめられたか?というとそうではないですし、逆に、見目麗しい美女が周りからいじめにあってるケースも非常に多いです。

つまり、容姿コンプレックスは別の問題を隠すためにちょうどいい隠れ蓑になっている可能性があるってことなんです。

※そもそもいじめられたら「すぐに逃げる」というのが正しい方法ですからね!それは学校でも職場でも同じですよー!!

Yさんにとっては「いじめ」をはじめ、辛い思いをたくさんされてきました。
そういうとき「なんで自分はこんな目に遭うんだろう?」と必死に考えませんでしたか?
「自分の何がいけないんだろう?」
「どうしたらみんなからいじめられずに済むのだろう?」

学校に行かない、という選択肢を持っていなかったら、あとは自死を考えるしかなかったかもしれません。

そんなめちゃくちゃ辛い時代に考えた「なぜ?」の答えが「容姿のせい」だとしたら、Yさんは以後の人生で、容姿コンプレックスを大事に抱えながら生きていくことになります。

「うまく行かないのは容姿のせい」と思う癖が付いてしまうのです。

そして、それが自分にとっては「慰め」になります。

「容姿が悪いからだ」と思うことで、うまく行かなかった(例えば女に振られた、とか、志望校に落ちた、とか、営業成績が悪かった、とか)自分を慰めることができるんです。

「そうだよな。こんな外見をしてたら女にゃモテねーよな」と自分を慰めるわけです。

そして、その理由に固執していくようになり、容姿が冴えないことが自分の中で「常識」になっていきます。

その理由は自分を慰める目的もあるわけですから、ある時はそこにすがるようにもなってしまいます。
コンプレックスにすがるって変な表現ですけれど、「どうしてうまくいかないのか?」という難問に苦悩しなくなるだけでもだいぶ楽なのです。
それが理由だから、ほかの理由は考えなくてもよい(すなわち、改善しなくてもよい)のです。

そして、Yさんはひたすら自分の容姿をいじめ続ければいいんです。長年やってきた勝手知ったる自己いじめだからお手の物ですよね。

「容姿が悪い」とすべての責任をそこに押し付けて来てしまったんです。

だから、奥さんにそれを真っ向から否定されるようなことを言われると、今までの人生がひっくり返ってしまうような衝撃を受けてしまったんです。(奥さん、グッジョブ!)

さて、これからのことを考えた時に、まずは押さえておきたいポイントがあります。

>私はとても地味で冴えない、気持ちの悪い容姿をしており、そのせいでいじめられ、軽んじられているのだと思ってきました。

例えば、この部分ですが、ここは厳密にこう解釈することが重要です。

【「とても地味で冴えない、気持ちの悪い容姿をしている」と思っているのは、“私自身”である。】

【容姿のせいでいじめられ、軽んじられているのだと“私は”思ってきた】

おなじみ「自分軸」ですね。

「地味で冴えない容姿をしている」と思っていると、それが投影されるので、周りの人たちもみんなそう思っているように勘違いしてしまうので、「私が」そう思っている意識することはものすごく重要なことなのです。

「私が」思っているのだから、「他人は」どう思っているのか分からない、ということです。

そこで「でも、中学のときのいじめっ子は私の容姿をけなしました」という記憶が出てきて反論したくなるかもしれませんが、そりゃ、そういうことだってありますよね。

「他人は」どう思っているか分からないわけで、Yさんの容姿を冴えないと思っている人だっていてもおかしいです。

だって、美人女優さんに対して「俺、あの顔はあんまり好きじゃないけんね。俺はあんまり美人だとは思えんとよ」って思うことってありませんか?

だから、Yさんの容姿を良くないと思う人がいるのは当然のことですが、その一方で、そうじゃない人たち(奥さんが代表)だっているってことです。
(それは奥さんの発言の中に証拠として示されていますね。)

「自分の容姿を否定する人もいるけど、そうじゃない人もいる。ブスメンどころか、イケメンと思ってくれる人さえいる。世の中にはいろんな見方があるもんですねえ」ってことです。

この間、価値観の違いを「島」に例えた話をしました。

あなたはどんな「島」の住人ですか?~価値観の違いを「島」に例えてみた~

Yさんもそういう風に考えてみるといいかもしれません。

自分は「Yくんは冴えなくて、気持ちの悪い容姿をしている」と信じている島(ブサイク島)に住んでいます。
当然、その島の住人は俺のことを「あの人、冴えないよね?」と噂しているわけです。
その島の住人からは容姿のことでいじめられし、バカにされたし、軽んじられてきました。

でも、ある時、「Yくんはイケメン(はあと)島」の住人である奥さんと出会い、二人は結婚することになりました。

しかし、Yさんは「自分の外見は冴えない」と思い込んでいたので、奥さんの住む島には住めません。
だから、結婚はしたのですが、お互い別の島に住むことになりました。

奥さんが住む島の住人は「Yくんってイケメンだよね~」と噂をし、「Yくんみたいな人と結婚できたあんたが羨ましい~」とか言われています。

けれど、当然Yさんの耳には別の島のその声は届きません。

そんな様子に我慢がならなくなった「Yくんはイケメン島」の奥さんは、ある日黒船に乗ってYさんの島にやってきたんですね。

そして、今、天変地異が起きている、ということです。

Yさんが容姿コンプレックスを持つのはそれなりの理由がありました。
(いじめられた本当の原因は、容姿ではなく、幼少期の家庭環境にありそうだなあ、と私は分析するんですけどね。)

そして、その容姿コンプレックスによってずっと苦しんでこられました。

それは「自分はブサイク島」にずっと住んでいたからです。

もちろん、その見方が100%間違ってるとは思いません。
けれど、違う見方をする人も当然いるんです。

容姿に付いていえば人は様々な見方でもって判断するので、たった一つの結論にまとまることはないんです。

Yさんをかっこいいと思う人もいれば、そうじゃないと思う人もいるんです。

問題はYさんが誰と付き合いたいか?ということです。
自分をからかい、いじめるような人と付き合いたいか?自分を褒めてくれる人と付き合いたいか?

まずはそれを選択してみましょう。

そして、自分に自信が持てなかった本当の理由である、親子関係の方に意識を向けていくのもありでそう。

子ども時代いだいぶ辛い思いをされたようですから、その感情を少し緩めてあげるのもいいかと思います。

そうして、自己肯定感があがり、自分に少しでも自信が持てるようになってくると、周りの人の態度がガラッと変わっていることに気付くでしょう。

昨日の話ではないですけれど、「容姿のせい」にしている間は自分を幸せにすることはできません。ずっと自分の容姿をいじめてきたでしょう?

誰かのせいにしているうちは幸せになれない~被害者と加害者、無害者の心理~

それをいかに愛するか?というのが次なるテーマです。

でも、それはYさん自身が取り組む必要はありません。奥さんがもうすでにしてくれているからです。
パートナーシップの素晴らしいところは、一人で頑張らなくてよいってところです。

だから、Yさんはただ奥さんの愛を受け取ることに意識を向ければいいのです。
奥さんがYさんの容姿を認めてくれていることを感謝して受け取ればいいんです。

そうすると、内なる自己攻撃や自己いじめがなくなり、世界が変わったことを実感できるようになるでしょう。

オンラインスクールの原稿並みに長くなってしまいました(笑)


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容姿コンプレックスの解消の仕方
 


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