成長段階では自分や他人の問題がよく見えるもの。そこで自分の魅力や価値を受け取り始めると人間関係も変わり出す。



自己肯定感をあげようとしたり、いい女になったろうと思ったりしてるとき、問題を見つけて癒す、解決する、ということが癖になるものです。
そうすると私たちは自分を見るように他人を見るので、つい他人の問題点ばかりが目に付くようになるものなんですね。
そうなったら、意識的に自分の魅力や価値、成長に目を向けてみるといいのです。

私は自己肯定感が低いことを自覚していて、自分を幸せにする!と決めてからのここ3年間は激動でした。
自分の変化と共に環境も人間関係も次々と移り変わっていきました。新しく人と出会うと、つきあっていくうちに相手が自分と同じ問題を抱えていることがわかってきます。
そこで自分の課題に気づき昇華していくと、その人と価値観が違ってしまうので違和感を感じるようになり、会いたくなくなってしまいます。そして距離を置いて疎遠になっていく、この繰り返しです。
最初は成長した証拠だと思っていたのですが、最近は人と知り合っても「この人にも問題があるんじゃないか」「課題が終わったら縁が切れるんじゃないか」と勘ぐるようになってしまいました。

出会っては別れの繰り返しで気づけば親しい人があまりいません。
特に誰にも会いたくないけどまあいいか、の状態が1年以上続いています。
不満というわけでもないのですが、ずっとこれでいいのだろうかという思いもあり少しさびしいです。
また会いたい、長くつきあいたい、と思えるような人間関係を築きたいです。
もっと自己肯定感が上がっていけばそのような出会いがあるのでしょうか?
今はまだ準備期間なのでしょうか??

どうぞよろしくお願いいたします。
(Aさん)

それだけ急速に成長してるって考えてみるのもアリだと思うんですけどどうでしょうか?

相手の課題に気付く→それを自分に置き換える→自分の課題として取り組む→成長する、というサイクルを回していらっしゃるんですよね?

すごいです。
そりゃあ、めちゃくちゃ成長します。

でも、そうすると付き合う人はどんどん変わっていくのがふつうだと思うんですよね。

いわば、資金ゼロで起業して急成長を遂げる社長さんみたいなものですから。
どんどん生活が変わっていくように、Aさんも付き合う人が変わっていくんだろうと思います。

その成長欲求ってどこから湧いて出てくるのでしょうか?すばらしいです!!

さて、そんな風にいろんな出会いと成長と別れを繰り返していくと、

>最近は人と知り合っても「この人にも問題があるんじゃないか」「課題が終わったら縁が切れるんじゃないか」と勘ぐるようになってしまいました。

こういう風に思うのも当然ですよね?

ちなみに心理学を学んでいる方は少なからず似たような問題に直面することになります。
もちろん、私もそうでしたよ。

「誰とお付き合いしても、結婚しても問題が出てくるのだから、恋をするのが怖くなる or めんどくさくなる」

「子ども時代に散々傷ついてきたことを知っているので、自分が子どもを持つことが怖くなる」

「どんな人の問題があるのだから、深く付き合うとしんどくなるから、距離を置いて付き合った方がいい」

みたいな感じのことを思うんです。

つまりは「過渡期」なんですよね。

その先に何があるかというか、

「まあ、問題はあるんだろうけど、それ以上に魅力的だからまた会いたいなあ」

「やっぱり恋したいし、結婚もしたいから、問題が出てきたら偉い先生に相談すればいいわな」

「傷ついても癒せばいいんだから」

みたいな思いが出てくるようになるわけです。

この辺をもう少し掘り下げて考えてみましょう。

「自分を幸せにする!」と夕日に向かって宣言したAさんは、自己肯定感をあげるべく様々な修行に挑まれています。

日々出てくる課題をこなし、問題を乗り越え、そして、どんどん成長してます。

すると気が付けば、自然と「問題探し」をするようになっています。

「成長したい!そのためには問題をくれ!震えるほどの問題をくれ!!」というわけです。

そして、自分を癒すために問題を見つけていたことが癖になり、人の問題をも簡単に見つけ出してしまう目を持つようになったのです。

だから、どんな人に対しても問題があるように見えるんですね。

つまり、それもまた「投影」なわけです。

そうして徐々に自己肯定感もあがり、自分に自信を持てるようになっていくと(つまり、自分の成長分や魅力を受け取れるようになると)、それをまた人に投影するようになり、「問題もあるけど、魅力もあるよね!」という見方ができるようになっていくのです。

だから、ある意味Aさんは今、虎の穴で修行中の身だと思って見るといいでしょうね。

とはいえ、ずっと虎の穴で生活していたらそれが世界のすべてだと思い込むようになっちゃいますから、そろそろ次の視点を持って見るのもいいかもしれません。

★私はこの3年でどれくらい成長したのか?どれくらいいい女、どれくらい素敵な大人女子に成長したのか?をリストアップする。

★改めて今の私が持ってる「魅力」「価値」のリストを作ってみる。

★ここまで頑張って自己肯定感をあげてきた自分を多いに褒めたたえ、そんな自分を承認する「表彰状」並びに「感謝状」をしたためる。

★自己肯定感をあげた次の世界に思いを馳せる。すなわち、ライフワークをデザインしてみる。

そうして、自分の意識を「成長」だけでなく、「受け取る」「認める」などの方向にも向けてあげると、それを投影しますから、他人の魅力もたくさん見えるようになりますし、その人が持つ問題も受容してあげられるようになるもんです。

で、そういう意識を持ち始めてみると、「長く付き合いたい」「またおしゃべりしたい」「お近づきになりたい」なんて思える人も現れて来るでしょう。

とはいえ、そもそも論になっちゃうんですけど、Aさんは人とどんな風にお付き合いするのが向いていると思っていますか?
今は1年くらいで離れちゃう関係が多くて寂しいわけですけれど、本来はどんな付き合い方が合っているのでしょうね?

よく言われますけど「広くて浅い」タイプと「狭くて深い」タイプがありますよね?
Aさんはどっちだがお好みでしょうか?

私なんかの場合は、そんなに人と深く付き合うのは得意ではない(そこまで他人に興味がない?笑)ので、どちらかというと広く浅く、ところどころ深く、だと思うんですね。

うちの奥さんなんかはその逆で、狭いけれど深い絆を作るのは得意な人です。

人それぞれ違うわけですから、自分に合った人間関係を選びたいものですよね。

だから、ライフワークを考えつつも、「そもそもあたしはどういう距離感で人と付き合うのが好きなんだろう?」ってことも考えてみると良いでしょう。

そうすると案外「今の距離感はさすがに寂しいけれど、かといってガッツリってわけでもなく、むしろ、今の距離感より少し縮まるくらいがちょうどいいかもね」なんて結論が出てスッキリしちゃうかもしれません。

ということで、今日は「成長途中では自分にも他人にも問題が見えるものだから、そこで自分の価値や魅力を見始めると、他人のそれらも見えて来るよ!」というお話でした!

★自己肯定感本からのライフワーク本。

自己肯定感とは?(Youtube)

動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

「マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法」(日本能率協会マネジメントセンター)

「ムック本「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」」(宝島社)

ムック本「自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション」(晋遊舎)

★ライフワーク本&セミナー動画

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!「成長段階では人の問題点がよく見えるもの。そこで、、、。」

★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!

https://youtu.be/qMh-zeGq8A0

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