つい「与えすぎてしまう」あなたが「受け取り上手」になるためにまずやってみること。



与え上手な人はその自覚がないので、結果的にサービス過剰になってしまうことが多いと思うのです。
そうするとまた「ちゃんと受け取ろう」と構えてしまうものですが、そんな意識はまだ必要ありません。
自分が与え上手であることを知ること、そして、ちゃんと与えられてることを自覚することも十分「受け取ること」なのです。

根本さん、こんにちわー!最近、与えることから受け取ることを意識して過ごしているのですが、気持ち悪くして仕方がありません(笑)
私は大のスイーツ好きかつ、チョコレート好きなので、この時期は百貨店のバレンタインフェアを自分のために梯子します(笑)
男性にあげるチョコレートはリーズナブルなやつにするんですけど、試食したら美味しいトリュフのお店があり、おまけに二箱チョコレートがつくということで、限定、おまけに弱い私は購入しました。
その後、習い事でオマケのチョコを知人男性にそっと差し上げたら、思いの外喜ばれて、照れたようでじゃれてきました。(笑)
他の方にもチョコを差し上げたら、ものすごく感動されて、そんな大したことしてないのになぁと思うのと同時にビックリしています。
これは、私の受け取り下手と関係があるのでしょうか。よく、周りから「与えすぎている」、「相手を受け入れすぎている」と言われるので、受け取り上手になる方法がありましたら、アドバイスもらえると嬉しいです!!
すごく死にそうな気分になるので、優しくソフトなアドバイスでお願いいたします(笑)
(Tさん)

いつも優しくソフトなアドバイスを心がけている私ですので、いつも通りでいいってことっすよね???

さて、ホワイトデー直前にバレンタインデーの話題をぶち込む当たり、なかなかシュールな本日のネタでございますね。まあ、気にせんと話を進めましょう(笑)

さて、受け取り上手になる前に「与え上手なあたし」をどれくらい受け取っているか?について確認してみたいのですが、その辺、いかがでしょう?

・・・いきなり禅問答みたいなやり取りですね(笑)

今からする話はさらに混乱をきたすかもしれませんので、「???」と思った方は何度も読み返してみてください。

与え上手な人ってのは、ふつうに行動してて与え上手なので、自分では「そんな大したことはしてへんのに」と思っています。

さらに、与え上手な人の多くは与えることばかりに意識が向かっているので、受け取ることをつい疎かにしやすいものです。

そうすると、まず「自分が与え上手であることを受け取れない」という現象が起こります。

ここで言う「受け取れない」は「気付けない」「認められない」「受け入れられない」という言葉に置き換えても通じますね。

で、そうするとある悲劇が起こります。

与え上手な人は“ふつうにしてることが与えていること”なので、そんな人がより与えようと意識したら、たいていサービス過剰になるわけです。

それが

>「与えすぎている」「相手を受け入れすぎている」と言われる

現象に結びついているのかもしれません。

ふつうに行動してて十分与えているのに、その自覚がないから、もっと与えようとしてしまい、それが「与えすぎている」という状態になるってことです。

ところが、Tさん始め、同志の方々は、てんでその自覚がないものですから、そのバランスに苦慮することになります。

「与えすぎてるって言われても、全然自分ではそんなつもりはないし、むしろ、全然与えられてないような気がする」なんて思ってしまうんですな。

ちなみに「与えている」のか「与えすぎているのか」というのは、何をしているか?ではなく、自分がどう感じているか?によって見分けます。

つまり、気持ちが良い=与えている、ちょっとしんどい=与えすぎている、です。

ここは「自分軸」がすっごく大事で、誰かと比較するものでもないですし、また、その日の気分や体調で変わるものなので、基準はその感覚のみです。

だから、人からは「与えすぎてる」と言われても、自分が気分良かったらいいですし、逆に人からは「もっと与えなよ」と言われても、ちょっと疲れてるんだよね、というときは、それでも与えすぎかもしれません。

だから、Tさんのような与え上手な人は、まずは、自分が与え上手であることを受け取る=認める=自覚する=気付くことがすっごく大事になります。

つまり、自分が相手の人にしてあげていることがいかに価値のあるものなのか?をちゃんと思い知れ!というわけです。

すなわち、Tさんが男の人にあげたチョコについても(ちなみに、なぜか私のぱそこは「ちょこ」を返還すると「チョコ」よりも「猪口」が先に出てきます。不思議だなあ(笑))

>その後、習い事でオマケのチョコを知人男性にそっと差し上げたら、思いの外喜ばれて、照れたようでじゃれてきました。(笑)
>他の方にもチョコを差し上げたら、ものすごく感動されて、そんな大したことしてないのになぁと思うのと同時にビックリしています。

という体験をしたら、「ああ、それだけ私は価値のあることをしたんだなあ。自分ではそうは思えないけど、相手の人がこれだけ喜んで、感動してくれるってことは、その人にとっては価値のあることなんだなあ」としみじみすることがおすすめです。

つまり、これが「受け取る」ということでもあります。

「なんでか分からんけど喜んでくれてるってことは、ええもんを与えたっちゅうことやな!」と解釈することです。

そこでは「大したことしてない」という受け取り下手な自分の思いは蚊帳の外に置くわけですな。

相手が喜んでくれている、感動してくれている、ということを重要視するんです。

要するにですね、また禅問答みたいな話をすると

「自分が受け取り下手であることをちゃんと受け取る」

ということなのです。この「受け取る」はもちろん「認める」「知っておく」「自覚する」という言葉にも置き換えられます。

でも、そうして「ああ、私は価値のあることを与えたんだなあ」と自覚するとですね、今度は「そんなに喜んでくれてありがとう!!!」という気持ちが芽生えてきます。

この「ありがとう!!!」こそが、「受け取る」ということそのものなんです。

多く、自立系武闘派完璧主義な方々は「受け取る」ということを、まるでプレゼントをもらったキャバ嬢か小学生女子のように「キャッキャ喜ぶ」ということをイメージしやすいんですけど、そんなの今さら無理っしょ?(笑)

受け取る、ということについて、いきなりハードルをマックスに上げてしまってませんか?

(1)受け取り下手であることを知っておく
(2)相手が喜んでくれたなら、自分が与えたことを自覚する
(3)そんな相手の態度を「ありがとう」と嬉しく感じる

この3ステップあたりがTさんあたりには「優しく、ソフトなアドバイス」だと思うんですけど、いかがっすか???

この中では(3)が一番ハードル高いと思いますので、とりあえず(1)(2)だけ意識しとけばよいと思います。そうすると勝手に(3)が出てくるようになると思うのです。

まあ、今日は何となく禅問答のような形になりましたけど、けっこう多くの方の参考になると思いますので、何度も熟読して頂けたらと思いますー!

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