なぜ、決めることが苦手なのか?自分の決断に自信が持てないのか?



いろいろ理由はあるけれど、そのひとつは「習慣」っす。
ふだんから「自分にとって最高の選択はどれだ?」ということをしてきてないから、いざってときに選べないし、その決断に自信が持てないわけです。

転職すべきか、今の会社に留まるべきか。
ときめくお家に引っ越すべきか、やはり家賃を押さえたほうがいいのか。
Aくん、Bくん、Cくん、だれと付き合ったら幸せになれるのか。
起業したいけど、怖い。決められない。
離婚したいけど、ほんとうにそれでいいのか。
そもそも自分がほんとうにしたいことは何なのか。

そういう人生の岐路においてのみ「選択」を意識するし、「決断しなきゃ」と思うのですが、それって「幸せになれる選択」ですよね?「自分を幸せにする決断」ですよね?

そういうこと、ふだんからやっています?

「あたしが最高に幸せになれるランチはこれだ!」
「自分にとってはこのワンピが最高の幸せをもたらしてくれる!」
「最高の思い出を作れる宿はここだ!」
「これが自分にとってベストなマスキングテープだ」

あんまりそんな意識しないですよね?
自分がアンハッピーになる選択はしなくても、「今日は気分的に天ぷらうどんがいいなあ」みたいな感じでランチを選んでいると思うのです。
「あ、このワンピ、かわいい!」と思って選んでると思うのです。

まさか職場で使うマスキングテープを選ぶのに人生がかかってるとは思わないですもんね。

つまり、転職だ結婚だ離婚だ引越ってのは大きなライフイベントなわけですけれど、それが普段の選択・決断と意識がかけ離れている分だけ、「慣れない決断を迫られている」となっちゃうんです。だから決められないし、選べないし、仮に決めたとしても不安になっちゃうんです。

ふだんから「自分に最高のものを与える」という意識で生活してみてください。

どうなるでしょう?

たぶん、めっちゃ疲れます。笑

とはいえ、より楽しいもの、自分にとってより良いもの、自分が幸せになれるもの、自分が喜ぶもの、を選ぶ習慣はものすごく大事なのです。

だからだら動画を見るんじゃなくて「これを見るぞ!」と決めて視聴するんです。
「ああ、もうお風呂入らなきゃ」じゃなくて、「さあ、今から最高の入浴体験をするぞ!」と思うわけです。(マジで?)
「よし!」と気合を言れてポテチの袋を開けるんです(夜11時)。

めんどくさいなあ、と思うんですけどね。

でも、「どうせ買うなら書きやすいボールペンがいい」と思っていろいろ試し書きするでしょう?

たぶん、日常のどこかではやってるわけです。あまり意識してないけど。
だからそれをちょっとだけ意識してみるだけ。

意識して選ぶ、ようにするだけ。

で、こういう話をすると「お金が~~~」みたいな気持ちになると思うのです。
催告のモノって確かにお金がかかることもありますけれど、案外、そんなこともないんです。

最近、東京の家に緑を増やそうと思いまして、でも、不在の期間も長いからエアプランツとかあまり水をあげなくても大丈夫な観葉植物を置いてるんですね。
そうすると「霧吹き」が必要になるのですね。
で、私は最高の霧吹きを探しに近所の100円ショップに向かいました。
エアプランツのサイトを見ると「ちゃんとした霧を作ってくれる霧吹きは1300円くらいで購入できます。これにしましょう!」と書いてあるのですが、ド素人である私にとってはまず「エアプランツに定期的に霧吹きをする」という習慣を作ることが大切なわけですし、きちんとこの家で枯らさずに育てられるか?ということが最重要課題なわけですから、そんないきなり高い霧吹きを手にする必要はないと考えたのです。(枯れちゃったら霧吹きも無駄になるしね)
それで、100円ショップの霧吹きを使って物足りなければアップデートすればいい、と思うようになりました。
つまり、私にとっては1300円の霧吹きよりも110円の霧吹きの方が「最高」と思ったのです。

まあ、こんなことを理屈っぽく考えてたわけじゃないのですけれど。

同様に最高の選択が「新幹線のグリーン車」とは限りません。「サンライズ瀬戸・出雲のA個室」かもしれません。
「できるだけコストを押さえたい!」という条件の下では夜行バスが最高の選択になるでしょう。

今の自分にとって最高の選択なわけですからね。
必ずしもシティホテルじゃなくてもいいんです。

ちなみに、今の東京の家も「ホテル代わりに寝に帰るだけ」なので、広い日当たりの良いお部屋で見晴らしがよい家である必要はありませんでした。
「近い」「きれい」「作りがしっかりしてる」であれば全然良かったのでセミナールームからほど近い北向きの部屋を1日で決めちゃいました。

さて、今日のあなたはどんな最高のランチを自分に与えますか?
「二日酔いでしんどいからお茶漬けが最高のランチだ!」ということだってあるはずです。


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