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いつも友達や同僚や後輩の相談に乗ってあげているにもかかわらず、いざ、自分が困ったときには誰も話を聴いてくれない!そんな体験をしていませんか?
なぜ、そうなってしまうのか?どうしたらいいのか?オンラインスクール並みにディープなお話をさせていただきました。
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昨日、自己肯定感をあげる3daysの名古屋での懇親会で、こんな話題が上って、「ああ、それ、めっちゃあるあるだわー」と思ってあれこれしゃべってみたら、周りの席の人も「あるある!なんかすごくすっきりした。納得した。」と反応されていたので、ネタにしてみようと思った次第です。
みなさん、こんな体験はありませんか?うちのブログ読者の方なら意外と多いような気がするんですけど。
「周りの友達から相談されることが多いんだけど、自分が悩んだ時に話を聴いてもらいたいと思って話をしてもあまり聴いてもらえず、逆にまた新たな相談を持ち掛けられる。」
おそらく78万人くらいが首がもげんばかりに頷いているかと思うのですが(思い切りサバを読んでおります)、そう思っている同志はたくさんいるんですよ、という話です。
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あるクライアントさんが同様の相談をしてくださったことがあります。
彼女はいかにも仕事ができる才女なクールビューティな女子で、もちろん中身は武闘派中の武闘派であり、職場では周りの人たちの信頼を一手に集め、プライベートでもせっせと野良猫くんにエサをやっては逃げられる、まさにうちの読者の象徴みたいな方でした。
そんな彼女が仕事で行き詰り、かつ、同時期に餌付けしていた野良猫に再び逃走されるという憂き目を見て、いつも相談に乗ってあげている職場の同僚、後輩にちょっと愚痴ってみたんですね。
結果、見事スルー。
「○○さんでもそんなことあるんですね。」と言ってはくれるものの、「それで、この間相談した彼が相変わらず怪しげな行動をしていて・・・」とか「また△△部長に無茶ぶりされて困ってるんです。」とか、自分の話題に持って行かれて、気が付けば、彼女が話したよりもずっと長く相手の相談に乗るハメになりました。
「いつも相談に乗ってあげてるのに、いざ私が悩んでもあの人たちは全然助けてくれない」と彼女はショックを受けていたんです。
それでいつもブログを読んでるあいつなら話を聴いてくれるだろう、と某カウンセラーのセッションを使ってみたのです。
そこで、相変わらず聴いてるのか聴いてないのか分からない態度で彼女の話を一通り聞いていた某カウンセラーは、開口一番、
「まあ、そりゃそうだわねー。そうなるわねー。しゃあないわねー」
とやる気のない回答をされるので、武闘派で鳴らした彼女は思わずいつもカバンの中に潜めている竹やりに手をかけそうになりました。
すると長年武闘派女子と絡んできた某カウンセラーは、そうした殺気を察することだけは得意になってきたので、突如姿勢を正し、「あ、いや、早まらないで!今からちゃんと説明するから・・・」としどろもどろに話を始めたわけです。
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まず、あなたは自分がとても素晴らしい価値があり、能力があり、周りの人の尊敬や信頼を集めていることをどれくらい受け取れているでしょうか?
頭の回転が早かったり、
仕事ができたり、
器が大きかったり、
聞き上手だったり、
人を安心させる雰囲気を持っていたり、
きれいだったり(かっこよかったり)、
知識が豊富だったり、
面倒見が良かったり、
頑張り屋さんだったり、
実績を残していたり、
優しさや思いやりがふんだんにあったり、
そんな長所をどれくらい受け取れているんでしょうか?
それを受け取らないと、そんな人間関係を築いてしまいやすくなります。
で、その上で、ちょっと厳しい話になるんですけど、「自分が与える人、周りが与えられる人という人間関係を築いてきたのは私自身」という自覚が必要です。
恋愛に置き変えてみましょう。
あれこれ彼の面倒を見て来て、世話をしてきて、「何もしなくていいよ」的な扱いをして、見事にダメンズとして教育して来た武闘派女子が、なんか疲れて、虚しくなって、「たまには私の面倒を見てよ!」なんてブチ切れたところで、彼は「は?なんで?それでいいって言ったじゃん」とゴロゴロしながら言うだけですね。
そういう彼に教育したのは他ならぬ「私」です。
私が周りの人に対して「相談に乗ってくれる人」「何でも親身に教えてくれる人」「頼っていい人」「甘えても大丈夫な人」にしてしまったのです。
(見方を変えれば、そういう人とばかり関係性を築いてきたのです)
「先輩は相談に乗ってくれる人」だと思い込んでる後輩にとってみれば、先輩の相談を受けるなんてのはおこがましいし、自信もないし、どうしていいのか分からないし、そんな先輩の相談に答えられるなんて思えないし、と思っちゃうわけです。
だから、あなたが困ったときに彼らに相談するってのは、いわば「都合の良い扱い」をしているだけで、彼らからすれば「え?なんで私があなたの相談に乗らなきゃいけないの?」という感じになるんですな。
もっときつい言い方をすれば、「あなたが相談に乗ってくれるから仲良くしているだけで・・・」というのが正直なんだろうと思います。
つまり、その関係性は対等ではないのです。
だから、彼らに相談しようと思う方がちょっと間違ってるんですよね。
もし、あなたが自分の話を聴いてもらいたいと思ったら、聴いてくれそうな器を持った人を選んだ方が早いんですよ、というわけです。
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これは先輩後輩の関係ではなく、対等だと思っていた友達同士にもそれは当てはまります。
いつもママ友の集まりにクッキーを焼いて行ったり、手作りのマフィンなんかを作って行ったりしていた奥さん。
ある日、ちょっとバタバタしていて手ぶらで集まりに出かけたら「え?今日は何もないの?楽しみにしてたのにー」と不満を言われたんです。
「あ、ごめーん!今日は時間がなくて、また今度作って来るね」と答えた彼女。
しかし、心の中では「え?なんでそんなこと言うの?当たり前だと思ってたの?あなたたちはいつも手ぶらで来てるくせに何で文句が言えるの?」と怒り心頭。
とはいえ、「別に頼まれてやってたわけじゃなく、勝手に私がお菓子を持って行っただけだし・・・」とその場は怒りを飲み込みました。
その気持ちは至極ごもっともで、その発言はさすがにないよね!と思うんですけど、でも、でも、そういう関係性を作ったのは、奥さん自身なんです。
そういう風に周りの人に思わせる行動をとったのは「私」なんですね。
はい。そうです。すべての問題は「自作自演」です。
専門用語では「アカウンタビリティ(責任の概念)」なんて言います。
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で、よくそんな面倒見役になっちゃうのは一般的には長女が多くて、昔からきょうだいの面倒を見たり、時には弱いお母ちゃんの面倒を見たり、学校でも学級委員などをやりつつ、弱い子の味方をしたり、クラブでもキャプテンを命じられたりして、何かを与える側をずっとやってこられた方が多いんですよね。
それで、困ったことがあってもある程度自分で解決しちゃって来たりもします。
・・・ということで、そもそも人に相談することが苦手、話を聴いてもらうことが苦手、という面を持っているのかもしれません。
一方、あなたが面倒見てきた人たちは「相談すること」に関してはプロフェッショナルであり、間隙を縫って相談することに長けているのです。
その時点で「相談すること」に関してはスキルが全然違うわけですな。
だから、あなたが「ちょっと聞いて欲しいことがあるんだけど・・・」と切り出しても、彼らの辞書にそのような言葉がないものですから、「え?なにそれ?日本語?」と途端にパニクってしまうわけです。
だから、「今まであれだけ話を聴いてあげたのに!!」とあなたが怒ったところで、彼らからすれば「え?なんで?」となるだけでなく、「え?それって相談なの?え?え?え?」とポカンとされるのがオチですね。
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さて、そういう状態を「役割にハマる」なんて言いまして、「人の相談に乗るという役割」「人の面倒を見るという役割」「相手の尻を拭く役割」などにハマっているのです。
役割にハマるとある意味、自分が何をすればいいのかが明確な上、その分野では自信を持っている(経験値がある)ので楽なんですよね。
だから、ちょっとしんどいなあ、と思っていても、今、忙しいときなんだけど、と思ったとしても、ついついその手を止めて彼らの話を聴いてあげてしまうわけです。
そうすると相手は「忙しそうだったけれど、あの人にはいつ相談してもいいんだ」という風に解釈するので、結果的にあなたはますます忙しくなってしまうんです。
そして、その間にあなたの心の中の「満たされない気持ち=不満」はどんどん溜まっていきます。
「なんで私ばっかり!!!!!」という風に。
しかし、役割にハマるというのは、実はあなたの中に自己肯定感の低さ、無価値感、自信のなさ、などが隠れているものです。
皆さんも、慣れぬパーティなんぞに参加する際に「ちょっと受付お願いしてもいい?」なんて頼まれたら、なぜかホッとしちゃう経験はありませんか?
フリーで見知らぬ人としゃべるよりも、受付嬢をやっていれば浮かないし、壁の花にならなくて済む、というわけです。
人は役割を見つけると、それによって「居場所」を感じられるので、安心するんですよね。
それで、遥か上方に書いた「あなたはちゃんと自分の価値を受け取ってますか?」という問いが真っ先に浮上してくるわけです。
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さらに、もう一つある問題が隠れていることがあります。
それは元々「人に弱みを見せるのが苦手」「人に自分のダメなところを見せられない」という問題です。
それはプライドの高さとして現れたり、優等生として現れたりします。
そもそもそれほど問題を抱えてこなかったし、何かあっても自分で何とかできたし、逆に、人の弱さをたくさん見せられてきたし、という要因も大きいです。
しかし、それがゆえに、自分の中にある弱さを猛烈に嫌悪してしまうのです。
しかも、勇気を振り絞って友達に相談してもスルーされるわけですから、ますます無価値感は増長され、ますます自分の弱さを嫌悪することになります。
「こんな恥をかくなら言わなきゃ良かった」
「どうせ私の話なんて誰も聴いてくれない」
そこから、ますます「頑固」になってしまい、「意固地」になり、「プライド」はさらに高くなり、人に心を開けなくなり、その結果、居場所を求めてますます「役割にハマる」という悪循環を繰り返します。
それ、ほんと苦しくないですか?
言葉にできない寂しさをたんまりと抱えていませんか?
ちなみに、そんな方々の口癖は「大丈夫!」だったりします。
もうそろそろ弱い自分を許してあげてもいいんじゃないでしょうか?
あなたの中で縮こまっている、か弱い自分を助けてあげてもいいんじゃないでしょうか?
もういい加減に一人で頑張る「自立」を手放してもいいんじゃないでしょうか?
「どうすればいいんですか!!!!!」
とついハンドバッグの中から竹やりを取り出しそうになるかと思うんですけど、まあ、ちょっと待て。落ち着こう。
「私は弱い」
「私は寂しい」
「もう一人で頑張るのは嫌だ」
「私の負けです」
「誰か助けてほしい」
まずは、その辺の言葉を呟いてみましょうか。
さらに言えば、そんな私の話を聴いてくれそうな人を探してみましょうか。
身近にはたぶんいないと思うのでカウンセラーとかでも構いません。
あるいは職場内の尊敬している上司の上司とか(くれぐれも惚れちまわないように気を付けて(笑))。
内なるあなたはたくさんの不満を抱えています。たくさん我慢しています。誰かに構って欲しくて寂しがっています。
そんな自分を誰かに助けさせてみましょう。愛させてみましょう。
まずは、そう思って見るところから始めるだけでもいいですよ。
それで自分がすごく弱くなるような気がしても大丈夫です。
それは内なる自分が出てきただけですから。
それと、やっぱり自分が今まで多くの人にどれくらい愛を与えてきたのか、確認することですかね。
あなたのお陰でたくさんの人が救われたこと、そして、あなたのことをみんなが大切に思い、尊敬していることを受け取りましょう。
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ちなみにこういう話をすると「根本さんはどうされてるんですか?」と聞かれるんですけど、私の場合は奥さんに話を聴いてもらったり、周りの仲間に相談したり、なじみの占い師を訪ねたり、行きつけのバーのマスターに話したり、各種治療家を頼ったりしています。
うちのお弟子さんも「師匠!悩みあったら聞きますよ!」と目を輝かせて待ち伏せしてるヤツもいます。
ありがたいことに私の周りには私なんかよりもずっと相談相手に相応しい奴らがいるのです。
★そんな人間関係の深層心理を学べる、事例を扱う1日セミナー。
東京:1/12(日)11:00-18:00 愛で問題を解決する1DAYセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/32857
★自立を手放して、内なる自分を癒してあげる3時間WS
『心と体をゆるめて流す、戦士の休日WS~心を解放してすっきりさせる3時間~』
大阪:1/19(日)13:00-16:00
名古屋:2/1(日)13:00-16:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/32117
★自己肯定感をあげるならばコレ。
『自己肯定感をあげる3daysプログラム』
東京:2/9(日)、3/8(日)、4/12(日)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/31475
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