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まあ、情熱の女だからしょうがないよね~♪ということなのですけれど、改めて、なんで「幸せになれないと分かっているのに別れられないのか?」「ダメだって分かっているのにまた会いに行ってしまうのか?」「なんで自分から切ったのにまた戻ってしまうのか?」そんな永久不滅なテーマをがっつり扱ってみました。
色々書いてみたら11個も要因が出てきたので、超絶長文ですけれどマイペースでお読みください。
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そんなYちゃん、彼のラインブロックしてたのに解除して、自ら連絡してました。なんでかなーー、なんでなのかなーー。
寂しいから連絡しちゃうんですか?
女度はかなりアップしてるので、イタリア人に「あなたすごく可愛い、一緒にコーヒー飲みたい」ってナンパされたし、道行く男はみんなYちゃんに見惚れてるし、世界中の男はみんなYちゃんにひれ伏すのもわかってるんですけど。。。なぜ、野良猫くんに戻るのかな?と。
今はもう、、、仕方ないね、好きなんだからって降参してます。
相当な意思がないと終われません。
野良猫くんとのアレコレ、長いですよね。
先生がYちゃんにかける言葉は、
「まあ、好きにしたらいいんじゃない?」
ですか?
なんで元に戻るんだと思いますか?
先生教えてくださーい。
(Yさん)
まあ、好きにしたらいいんじゃない???(笑)
好きなものはしょうがないよねえ~♪
ほら、体に悪いと思っても、真夜中のポテチに勝るご馳走ってないですもんね~(笑)
Yちゃん、こんなもんでいい?今日はだいぶサービスしたと思うんだけどー。偉いでしょう???(笑)
さて、Yちゃんの話は横においといて、
「なんで、あの野良猫君のことが忘れられないのか?なぜ、戻っちゃうのか?なんで、ブロックしてたのに自ら連絡しちゃうのか?」
について考えてみようじゃないか!と思うわけです。
すなわち、「幸せになれない人って分かっているのに別れられない心理」です。
☆前よりずっと自己肯定感もあがったし、いい女としての自信もあるのになぜ??
☆いい男が寄ってきているのも確かなのに、なぜ、あいつと別れられないの??
☆この人と一緒にいても先がないって分かってるのに、なんであたしはこんなにも執着しちゃうの?
☆勇気を振り絞って関係を切ったつもりなのに、忘れられなくて何でまた連絡したくなっちゃうの??
☆本気じゃないって分かっているのに、なんであたしはいつも流されちゃうの??
☆この人を好きでいたって何も意味がない、と分かってるのになんで忘れられないの?
そんな思いを抱えていらっしゃる方に、その傾向と対策を考えてみたいと思います。
たぶん、2,3回に分けるべき話を1回に纏めちゃってるのでものすごい長文になると思うので、何回かに分けて読んでみるといいですよ。
(1)寂しい、という悪魔の声
例えばもうすぐクリスマス。そして、大晦日・お正月、さらにはえべっさんもあって、バレンタインデーと冬はイベントが続きます。
また冬はただでさえ寒いので、誰かのぬくもりが欲しくなります。
つまり、寂しくなるんですよね。
この寂しさって人を狂わすほどのエネルギーがあるので、「藁をもつかむ」という気持ちになりやすいんですよね。
とすれば、相手に気持ちがあろうがなかろうが、幸せになれそうもない人だろうが、寂しさを満たせるなら何でもいい!!という思いになってしまうんです。
お腹が空いてたまんないときに、とりあえず何でもいいから腹に入れたい、と思うのと同じようなもんですね。
寂しさについてはついこの間お話ししたので、良かったらこちらの記事
↓
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/33129
もしくは、voicyをお聴きください。
↓
https://voicy.jp/channel/962/64307
寂しさって向き合うのがほんときついときもあるのですが、やはり自分の心とつながってあげないと、どんどん相手に依存してしまうモノなんです。
(2)手に入らないものだからこそ、欲しくなる~限定品の心理~
さて、野良猫君というのは、野良猫だけに気まぐれな存在です。
ツンデレも似たようなもんですけれど、「いつも手に入る定番品」よりも「この冬だけの限定品」の方が惹かれません?
となると「いつも一緒にいられる彼氏」よりも「会えるかどうか分からない野良猫君」とか「この先どうなるか分からない人」の方がどうしたって惹かれてしまうと思いません?
「この人を好きでいても何もいいことない」と思っていたって、つい「限定10個!本日のみ!」って張り紙を見ると、なんか買っといた方がお得な気分になるように、必要かどうか、よりも「レアもの」というところに惹かれてしまうわけです。
そんなときはじっくりねっとりネチネチと自分と向き合うことにしましょう。
「あたしが本当に欲しいモノは何?」と自分に問いかけます。
そして、「もうそれを手に入れてもいいんだよ」と自分に言ってあげるんです。
あ、これは毎日やらないとなかなか効果は出にくいかもしれません。
そして、さらなるディープな世界に入るのであれば、「彼以外に“限定品”だった人って誰?」という過去を振り返るのも悪くありません。
昔の彼がそうだったり、お父さんやお母さんがそうだったり、お兄ちゃんがそんな存在だったり。
となれば、その人との関係性を振り返ってみるのが良いでしょう。
まだまだ心に棘が刺さったままなのかもしれません。
(3)刺激物はやはり忘れがたいじゃん!
限定品の心理にちょっと近いモノがありますけれど、「いつも一緒にいられる彼氏」よりも「会えるかどうか分からない男」の方がはるかに刺激物ですよね?
「今週土曜日にデートが決まった。けど、キャンセルされるかもしれない」と思えば、木曜日まで毎日ドキドキできます。
さらに「待ち合わせ場所にほんとに来てくれるかどうか分からない」と思えば、実際に出会える直前までドキドキできます。
そのドキドキがたまんないわけです。
だから、「確実に土曜日に会えるし、当日ドタキャンなんてありえない」という人は「安心」するけど「つまんない」わけです。
そして、人はそんな刺激を覚えてしまうとなかなか忘れられないもんなんです。
それがギャンブルやお酒、買い物、デイトレード、そして、最近話題のクスリにハマっちまう要因でもあります。
また、長い苦しみの後に得た報酬ってものすごく刺激的だと思いません?
「最高の調味料は空腹」という言葉がありますが、朝から何も食べずにお腹がペコペコになっていたら、何でもおいしく頂けると思いませんか?
だから、彼に会いたいけど会えない、会えそうで会えない、という状態が長く続けば続くほど、会えた時の喜びは最高潮に達します。
だから、この人と一緒にいても幸せになれない、と思っている人が嘘でも「愛してる。かわいい。きれい。大好きだ」と言ってくれたら、すごく嬉しく感じてしまうのです。
これっていわば「依存症」と同じ状態になります。
「不倫を辞めたいけど辞められない」「いい加減、野良猫との関係を清算したい」と思われる方、場合によっては、酒、たばこ、ギャンブル、クスリなどを辞めるほどの覚悟が必要だ、と思ってください。
だから、その覚悟を高めるために私のセッションでは「ほんとにいいの?ほんとに彼を手放しちゃってもいいの?」って何度も何度も確認するんです。
※どうしたらそんな覚悟ができるの?と思った方はこんなDVD/動画配信がありまっせ。
>「自立系武闘派女子のための恋愛講座~幸せになる覚悟とは?~」
そして、同時にもう一つ大切なことがありまして、「罪悪感を伴わない刺激を自分に与えてあげる」ということ。
幸せになれない人を好きになる、という刺激を別で調達しようか、ということですね。
そこで「ライフワーク」を提案することが多いのも事実です。
自分がワクワクするような、ニヤニヤして毎日を過ごせるような、そんな将来をデザインしていくんです。
あるいは、情熱的女子には、よりセクシャリティに注目してみることをお勧めします。
最高のセックスを手に入れられる自分になる、ということです。
・・・でも、セックスを極めたいんだったら今の幸せになれない彼のことが忘れられなくならない???と思うかもしれませんよね。
けど、大丈夫なんです。
最高のセックスには「愛」が必要でしょう?
だから、「愛」のないセックスなんていらなくなっていくんです。
※そんなセクシャリティを極めたいあなたにお勧めする講座
>ジュンコ先生の「大人の性教育講座 体は大人、心は思春期のあなたへ」
(4)予定調和の世界~幸せになれない人を敢えて選ぶ、という防衛~
傷付くことが怖いじゃないですか。
辛い思いをするのって嫌じゃないですか。
だから、人はそんな痛い思いをしないように傷付きそうなことを避けようとします。
いわば、本能的なものでもあります。
そこで、問題です。
「誠実で、まじめで、温和で優しい人に振られるのと、不誠実で不真面目で気分屋でわがままな人に振られるのと、どっちが傷つくと思う???」
ね?簡単でしょ?
「この人はあたしに本気じゃないんだ。あたしのことなんて遊びなんだ。」と予め分かってる人を好きでいる方が、連絡取れなくても、ドタキャンされても、逃げられても、壁を作られても、「ほら、やっぱり。あたしなんてそんな存在なんだもんね」と自分を守ることができるんです。
だから、傷つくのが怖いけれど恋をしたい人は、幸せになれない人、野良猫、ロックマン氏あたりを追いかけておくのがある意味「安全」だと思っちゃってるんです。
そんな言い訳ができるから、傷が最小限で済むように設計してるようなもんです。
さらに言えば、本気にならなくてよい、んです。(「そ、そんなことないもん!本気だもん!!」という反論もあろうかと思いますが)
本気になった相手に振られたらめちゃくちゃ傷つくから、本気にならなくて済む人を好きになるわけですね。
ってことは、なんかまだ生々しい傷が残ってない?過去にひどい恋をして、まだ血を垂れ流してる状態じゃない?あるいは、傷つく恋しか経験がなくて、全身傷だらけになってない?
もっと自分を愛する、もっと自分を大切にする、ということが大きなテーマです。
(5)自分にほんとは自信がない。
さて、同様の現象は「あたし、自分に全然自信がないんです」という人にもよく起こりますね。
「あたしなんて全然いい女じゃないんだから遊ばれて当然。あたしのことを本気で好きになってくれる人なんていない」と確信しるとしたら、そりゃあ、幸せになれそうもない人を選んでしまうのも無理はないと思いません?
その思いを証明するためにも。
ほんとは素晴らしい魅力も価値もあるんだよ、という目で見ていくことも意味があることですし、さらに深堀りするならば、そんなに自信を失った原因について考えてみるのも意味あることです。
まあ、父ちゃん、母ちゃんとの関係ですかね?
思春期の頃の、学校での体験ですかね?
その痛みを手放していけると、自然と自信が付いてくるものです。
要するに自己肯定感をあげなさい!という話ですね。
(6)だって、あたしも野良猫だし。
「野良猫好きの野良猫」という言葉があるように(?)、別れよう、もう終わりにしようと思っても、なかなか別れられない裏には「彼はあたしで、あたしは彼で」という同族意識があるからなんです。
彼のことを放っておけなくなったり、
彼なら私の気持ちを分かってくれるような気がしたり、
私なら彼の気持ちを分かってあげられそうな気がしたり。
野良猫ってやっぱり一人で寂しいし、傷ついているし、満たされない思いをたくさん抱えているわけです。
育った家庭環境が複雑だったり、過去に辛い恋をしていたりすることもあります。
だから、そんな傷を癒してあげましょうね、というのが大本命です。
(7)罪悪感~幸せになってはいけない症候群~
「幸せになれない人を好きになってしまった」という話になると、どうしたってこの「罪悪感」から目を逸らすことはできません。
罪悪感は自分を牢屋にぶち込んで、自分を幸せにしないようにあらゆる手を使ってくるツワモノです。
だから、自分が傷つくように、自分が幸せになれないように、そういう人を好きになってしまうんです。
あなたはどんな罪悪感があるのでしょう?
あなたはなぜ、そんなにも自分を罰しようとするのでしょう?
そんな問いかけと共に、内なる罪悪感を癒していく、手放していくことに目を向けてはいかがでしょうか?
罪悪感についてはちょくちょく語っていますし、本もありますのでちょっと短めにしました。
>「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
(8)親密感への怖れ
ま、そういう状況ですから・・・Yちゃん始め、幸せになれない人を好きになったり、野良猫を切るに切れないのは、何よりも親密感への怖れがあるんですね。
ほんとうのつながりを怖れます。
かけがえのない存在になることを怖れます。
二人の未来を描くことを怖れます。
愛を受け取ることを怖れます。
愛することを怖れます。
孤独を手放すことを怖れます。
罪悪感を癒すことを怖れます。
自分を許すことを怖れます。
自分が幸せになることを怖れます。
頭では欲しいと思っていても、心の中では頑としてそれを拒否している自分がいるのです。
それは先ほどの罪悪感も大きな要因ですし、過去の傷、無価値感なども影響しています。
さらにはセクシャリティの問題もそこに絡んでくることもありますね。
性的な心理ブロックが、親密感を受け入れられなくしてしまうんです。
この辺はよく私のブログで扱っているお話なので、色々過去記事を読み返してみるといいでしょう。
(9)助けたい症候群
「幸せになれない人を好きになる」という背景には、その人を助けてあげたい、という思いがあることも珍しくないものです。
彼が傷ついていたり、寂しかったりしていたら、それを癒してあげたい、と思うんです。
時には「私にしか彼を救えない」ような気がしてしまうこともあるくらいです。
実はこの助けたい症候群の裏には「助けられなかった誰かがいる」ケースが圧倒的に多く、そして、かつて助けられなかった誰かに対して生まれた無力感や罪悪感が、助けを必要としている人を探させています。
お父さんを助けられなかった、から、お父さんの代わりに、お父さんと同じように傷ついている人を好きになり、その人を助けようとするのです。
しかし、その思いの裏にはお父さんを助けられなかった無力感と罪悪感があるので、好きになった人のことも助けられないんです。
そして、その無力感と罪悪感が増して、さらに助けが必要な傷ついた人を探してしまうようになるんです。
そもそも「彼を助けたい、救いたい」という思いは「投影」でして、一番助けが必要なのは自分自身です。
だから、まずは自分を救ってあげようね、自分を助けてあげようね、というプロセスが大切かつ有効なんですけれど、罪悪感って奴はそこでまた悪さをしてくるんですよね。
つまり、「自分を助けられるなんて思えない」とか「自分は大丈夫だから彼を助けたい」みたいな感じで、自分を助けることを拒否させるわけです。
ということで、改めて罪悪感と向き合ってみませんか?
>「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
(10)習慣化の恐ろしさ
さて、「何度も別れようとしたけれど別れられなかった」とか「前の彼氏も、その前の彼氏とも同じようなことになった」とか「幸せになれない人って分かって距離を置いたんだけど、しばらくすると関係が戻ってしまうことの繰り返し」ってなると、そのごタガタが当たり前になってしまいます。
(しかも、そのゴタゴタもたまらなく刺激的ですしね!)
つまり、「別れたいけど別れらない」「別れたのに戻ってしまった」ということ自体が「習慣化」してしまうわけです。
これもまた「依存症」みたいなものでして、皆さんも他のことで体験されている通り、習慣を変えるということって強い覚悟と継続が必要になるんですよね。
だから、「もう嫌だ!ほんとに嫌だ!もう幸せになる!」と何度もコミットメントしないと、なかなかプロセスが進まないのです。
まずは習慣化してしまってることに気付くこと。
そして、それを本当に手放していいのか決めること。
※そんな覚悟を学ぶDVD/動画配信はこちらです。年末年始の休暇にがっつり学ぶといっす!
>「自立系武闘派女子のための恋愛講座~幸せになる覚悟とは?~」
(11)結局、好きだから。
とはいえ、私の場合、罪悪感が募ると分かっていても、傷つくと分かっていても、「好きなんだからしょうがないよねー」という立場を取っています。
好きなものを無理に剥がすのって無理なんじゃないかなあ、と。
頭でよくないって分かっていてもね。
だから「しゃあないなあ(笑)」って話を聴いてることが多いです。
今決められないなら、今決めなくてもいいよ、という風に。
それで、彼とのことをどうこうするよりも、自分の心を整えていきましょ!という話をしています。
自分軸を確立する。
自己肯定感をあげる。
セクシャリティを解放する。
自分をもっと魅力的にする。
ライフワークを見つける。
日々楽しんで笑顔でいられて「なんか、今日はいい気分だなあ」「なんか有り難いなあ」なんて思いを感じられる時間を増やしていきます。
まあ、ひとことで言えば「自分磨き」なんですけれどね。
なんで磨くか?と言えば、「最高のパートナーに最高の自分をプレゼントするため」です。
今の男がそうなる可能性もないわけではないし、また出会ってないかもしれないし、敗者復活戦のように過去の男が蘇ってくることもあるし、どうなるかは分かりません。
けれど、いざそのときが来たときのために、今から仕込みをしておきましょうか?というわけです。
だから、まずは自分が笑顔になれることをして、周りの人に感謝して、ご飯を美味しく食べて、気持ちよく眠ることを日々意識してみるといいんじゃないかなあ、という、なんか、カウンセラーらしくない結論に至るわけです。
もちろん、そこでは両親との関係や、過去の恋愛・結婚歴を棚卸したり、思春期の頃の関係性に注目したりして、必要とあれば手放し、許し、癒しなどを行っていきますけれどね。
まあ、ダメと分かっていても好きになっちゃったり、別れたのに戻っちゃったりしても、いずれは幸せになれるんだから、あまり心配しなくてもいいんちゃう?ということを今日あ一番お伝えしたいのでした。
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ものすごい長文になりましたけれど、ちなみに皆さん、ここまで辿り着くのに何日かかりました??
もしかして、1回で一気に読んだ??マジ?そりゃあ、変態だわ(笑)
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