寂しさゆえに彼に執着してしまうとき、どうすればそこを抜け出せるのだろう?



寂しさは人を狂わす感情と言われ、それを紛らわすためならば自分が傷つくと分かっていることにも手を出してしまうものかもしれません。
そのルーツを探ることも役立ちますし、改めて自分軸を確立して自分と向き合うことも効果的なのです。

はじめまして。
不倫関係にあった同僚を忘れたいと思い、検索して根本さんのブログに出会いました。

奥さんと別居までして、熱烈アプローチを受けた彼とお別れしたのが3年前。それ以降はつかず離れずの関係が続いてますが、要は都合のいい女状態です。

そんな3年の間に彼は、夫婦関係を改善し、マンション購入・子供に恵まれて幸せそうです。

会社の行事で奥さんを紹介され、子供の写真を嬉しそうに見せてくる彼に苛立ちを隠せずあたってしまう自分も嫌です。
かと言って転職するのは嫌なので、自分を癒やす方法はないものかと模索中です。

わかってるんです。執着だということ。でも寂しいんです。
自分との向き合い方がわからないんです。
(Yさん)

それはなかなかハードな状況ですねー。
思わず彼を山に埋めちまいたくなりそうなところ、よく我慢していらっしゃると思います。

不倫って引きずりやすいんですよね。
うまく行っている時でも不完全燃焼なので、それで納得して別れたつもりでも、相変わらずくすぶり続けることがよくあるものです。

しかも、都合のいい女状態で続いてるとするならば、ついつい発火してしまうのも無理はないと思います。

彼も「奥さんを紹介し、子どもの写真を見せる」という大罪を犯してるわけですから、水蒸気爆発くらい起こすのがふつうかもしれません。

「あたってしまう」というのはどの程度なんでしょうか?
やはり、体育館裏に呼び出してボッコボコにしたり、倉庫に監禁して締め上げたりって感じでしょうか。

ああ、その程度じゃ気が済まないですよねー(笑)

その辺、男は無神経というか、「自分に都合よく解釈する」ということが得意なわけで、彼女の気持ちとかあんまり分かってないんですよね。

だから、丁寧にひとつずつ地雷を踏んでくるわけで、女心としてはズタズタになりやすいものです。

しかも!そんな男のことを引きずってるですって!!!そりゃあ、ものすごい自己嫌悪に襲われますよね。

彼を埋める前に、自分を埋めたくなるかもしれません。

でも、あれかなー、彼とずるずる関係を続けてしまうのって寂しいからなんかな、やっぱり。

そんなひどいことされても会い続けてしまうのは、心の中にぽっかりと穴が空いてるからかなあ。

「寂しさ」って感情はよく“人質”なんて表現をするんですね。
寂しさゆえに、辛い思いをすると分かっていても会ってしまう。
体を合わせてるその瞬間は寂しさが紛れるから。
その後に強烈な自己嫌悪と虚しさと惨めさと寂しさが襲ってきたとしても。

麻薬的なものかもしれませんね。

まあ、そうなるとお約束なんですけど、その寂しさっていつからあるの?って話になるんですね。
子ども時代から?
大人になってから?

その寂しさの元を掘り下げていくのも自分を癒す方法のひとつですね。

そして、もうひとつ。こういう見方をしてみてください。

今の彼との関係って惨めで屈辱的で寂しいものじゃないですか。
それが自分に相応しいと思っているとするならば、なぜ?

そこから「自分の女としての価値を低く見てるのはなぜ?」という命題がやってくるんです。
自己肯定感が低いよねー、という話でもいいですけれど。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

だから、改めて自分を癒すということであれば、自分の魅力や価値を存分に受け取っていくことがすごく大事なんです。

Yさんと同じような境遇にある人を今もセッションしていますけれど、その彼が同じ職場にいるってことは「生傷にレモンと塩と唐辛子を毎日練り込んでいるようなもの」なんて例えるんですよね。

ものすごく痛いです。

だから、そこで彼を手放そう、自分を癒そうとするのは、それなりの覚悟がいるんですけど、そもそもそんな環境を自分に与え続けるくらい、自分のことを価値がないと思い込んでいらっしゃるのかもしれません。

なぜ、そんなにも自分を落とし込んでしまうのでしょう?

なぜ、そんなにも自分の価値を認められないのでしょう?

それを今後の課題とされてみるといいと思います。

ということで、まずは「自分軸」の確立から。

「私は私、彼は彼。私の幸せは彼とは関係ないし、彼の幸せも私と関係ない。
 私は私を幸せにできる。私は私に相応しい恋を引き寄せる。」

こんなアファメーションを毎日100回くらいぶつぶつ呟いてください。
職場への行き帰りに呟いていたら簡単に100回呟けます。

続いて、自分の価値や魅力を再確認していきましょう。
「私の女としての価値」を見ていきます。

・私がパートナーに与えられるものは何だろう?

・周りの人から褒められた言葉を思い出してみる。

そして、少し意識を広げてみます。

・私が憧れる女性ってどんな女性だろう???

ここで出てくる女性像が本来のYさんです。
そして、今とその姿のギャップが自己否定ってわけです。

その憧れる女性像が浮かんだら、そんな自分を毎日イメージしてみます。
鏡の前で、その女性になったように笑顔を作り、振る舞ってみます。
外を歩くとき、その女性になったつもりで歩いてみます。
食事をするとき、その女性になったつもりでご飯を口に運びます。

本来の自分がそうですから、始めはぎこちなくてもだんだんサマになっていくと思います。

さらに自分を愛する、ということをやっていきましょう。

お風呂で体を洗うときにできるだけ丁寧に、優しく、「ありがとう」と言いながら体に触れてあげます。
できるだけ肌に優しいオイルを塗ってあげます。そのときも「かわいい」「きれい」と言いながら。(感情は伴ってなくてもいいので)
メイクをするときに「今日もかわいいね」と言ってから始めます。
うんこしたあとに手を洗うときに、鏡を見ながら「かわいいね」と心の中で言ってあげます。

この辺を1か月くらい続けてみて下さい。
だいぶ、意識が変わり始めると思います。

それだけで彼のことを手放せるケースもありますが、それでもまだ執着がある場合は手放しワークに取り組んでみるのもいいと思います。

DVD『本気の手放しワーク』
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607

さて、もうひとつ、そんな辛いのになぜ彼を手放せないのか?執着してしまうのか?

寂しいから、もあるけれど、もう一つは「あたしは恋に生きる女だから」。

すなわち、彼に変わる獲物がまだ現れないときにヒマツブシ的に彼のことを好きでいる、という心理があるんですね。

「味がなくてもガムはガム」というわけで、次のガムを見つけるまでは、それを噛み続けてしまうわけですね。

だから、案外、自信を取り戻して次なる獲物を見つけると、あっさりその彼のことがどうでもよくなったりします。

なので、まずは今日お伝えした「自分と向き合う宿題」に取り組んでみてください。

みなさんもぜひ。

ブログや本を熟読して下さってる方は「ああ、知ってる。やったやった」と思われるかもしれませんが、改めて取り組んでみるとさらなる向上が見込まれまっせ!

今日の話を無料アプリのvoicyで音声で聴けますよ!

寂しさについて、そして、その癒し方。
https://voicy.jp/channel/962/59298

★そんな自分を癒す時間を作ってあげませんか?

東京:12/8(日)13:00-16:00 心と体をゆるめて流す、戦士の休日WS~心を解放してすっきりさせる3時間~

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