モラハラ夫と別れたが、そのダメージで目の前が真っ暗です。



別れることができたのはとても幸いです。
しかし、物理的に顔を見なくなっても、心の中にはまだまだその暴言が鳴り響いているでしょう。
まずは「体」を元気にすることを目標にします。そこから「心」に目を向けていくのがいいでしょう。
一人で頑張るのではなく、誰かと共に進むのがお勧めです。

根本先生、毎日ブログ見ています。
武闘派女子たちに宣教師のごとく教えまわっているので近々集団でお伺いするかもしれません。

モラハラだった夫について相談させてください。
働かず、全部私のせいにし、私の独身時代に貯めた貯金を奪い取り、嫌なことがあるとすぐ実家に帰り、私のお金で生活しているにも関わらず暴言もどんどんエスカレートしてしまい、私が限界を迎え別れてしまいました。
先生のブログや本で、もうこれ以上は頑張れなかった、できるだけのことはすべてやった、と自分を褒めてあげて、との記事を読み、そうなれるように日々自分を大切にしようと思っています。
ですが、夫に言われたひどい言葉で自己肯定感がゼロに近く、この年でもう次の結婚はないかも、子供は産めないかも、もう家族は作れないかも、と絶望的な気持ちです。
この先に新しいステージなどあるのでしょうか。
なるようになるのでしょうか。
目の前が真っ暗で、体も心もぼろぼろなため、息をするだけで精いっぱいの毎日です。
どうかネタにしていただけると幸いです。
(Kさん)

ありがとうございます。ぜひ、集団でのお越しを首を長くしてお待ちしております。
その際はぜひ武器・武具の類は置いて丸腰での来場をお願いしております。
どうしても身の危険を感じる場合は受付にて責任をもってお預かりいたしますので、そのようにお申し付けください。

さて、業務連絡はこのくらいにしまして「モラハラ夫とカサンドラ妻」の関係についてのお話ですね。

>ですが、夫に言われたひどい言葉で自己肯定感がゼロに近く、この年でもう次の結婚はないかも、子供は産めないかも、もう家族は作れないかも、と絶望的な気持ちです。

まあ、そりゃそうなりますわねえ。
だって、旦那さんに全人格を否定されまくってきたのでしょう?
絶望しか感じなくなるのは無理のないことだと思います。

Kさんは離婚できたんですよね?それは良かったです。

Kさんは別れられたので良かったのですが、ずっと一緒にいるとどうしてもその言動を受けてしまうのでより傷が深まる一方で、何も行動ができなくなってしまいます。
支援者(家族、友人等)がいればいいのですが、まずは身の安全(心の安全)を最優先にしていただけたらと思います。

たびたびモラハラやDVを受けて自尊心を否定され続けると、いわば「奴隷」のように自分の意志を持てなくなり、実家に帰ったり、ホテルに避難することも難しくなってしまうんです。

心理的には「癒着している」とか「共依存関係にある」と表現します。

だから、できるだけ早く物理的に距離を取って自分の心を整えながら未来を描くようにするのがいいんです。

絶望の中にいるときは絶望しか見えないものです。

今、希望を持て、と言われても、奴隷のような状態では難しいでしょう。

また、旦那さんも自分のしていることは“ある程度”自覚しているものですし、そもそも罪悪感の塊になっているはずです。

Kさんからはその様子はうかがえないかもしれませんけど。

彼にこれ以上罪を重ねさせないためにも、Kさんが身を引いたのは正しい選択だと思います。

モラハラやDVがどんどんエスカレートするのは、その罪悪感が大きく関係しています。

旦那さんが奥さんに暴言を吐く、その瞬間に彼は罪悪感を持ちます。
しかし、当然、それを認めることはなく、むしろ、自分の正当性を主張するでしょう。

そして、奥さんは「私のせい、私が悪い」と彼の言葉を鵜呑みにして、自分を責めるようになります。
「ごめんなさい、ごめんなさい」と。

そこで理不尽なことをされたとしても、自分が悪いんだから、と思い込んでしまいます。
つまり、ここにも罪悪感があるわけです。

罪の意識を持つ旦那さんは、それに気付くと優しくなる瞬間もありますが、それは補償行為であって、ほんとうの優しさではありません。

そして、その罪悪感から「俺は正しい」と思い込むために、目の前の奥さんを「悪者」に仕立て上げます。
そこでまた「お前が悪いんだ!」という暴言を吐くわけですが、罪悪感が以前よりも強まっているので、その口調はよりきついものになります。

また、それを受けた奥さんもますます罪悪感を強めてしまうわけです。

そして、こうしたモラハラはどんどんエスカレートしていくのです。

そこで「自分が悪い」と思い込まされた奥さんも、旦那さんがいないときには冷静になって、「ちょっと待てよ」と振り返り、「旦那の方がおかしいよな。悪いよな。」と思えるのですが、旦那さんの前ではそんな振る舞いができないので(反発するとよりひどい言葉が返って来るでしょ?)、そんな自分をまた責めることになりますね。

そうして、旦那さんからの攻撃に加え、自らも自分を否定するので、どんどんボロボロになっていくわけです。

そこには「罪悪感」が絡んでいるわけですから、「自分が幸せになる、楽になる方法」が分かっているのにできないって状況になります。

罪悪感は自分を傷つけ、幸せにしないように振る舞う感情ですから。

そうして、この悪循環がどんどん続くようになります。

こういう時はなかなか自分ひとりの力では難しいので、家族、友人はもちろんですが、公的機関(役所のDV相談室など)や弁護士(無料相談もやってます)に助けを求めるのがいいと思うんですけど・・・その勇気は持てますか?

これ以上、自分を追い詰めないために、これ以上、彼に罪を重ねさせないために、一歩を踏み出して頂ければと思うんです。

さて、Kさんは身の安全を確保できてるんですよね?そしたら、少し体を休めましょう。

物理的距離を取ることが大事だ、とお話してきましたが、実は物理的に離れても癒着は切れません。
その作業は別になります。

そして、別れた後もいわゆる「フラッシュバック」が襲ってきて、目を瞑れば旦那さんのあの暴言が聞こえてくるような状態かもしれないですね。

離婚はできたけど、まだモラハラは終わってない・・・そんな風に解釈してもいいでしょう。

けど、離婚されたんならば自分を立て直していく準備はできているので、その先の話をさせていただきます。

まずは、体、です。
心の問題ですが、体も大事で、体が元気じゃないと思考も感情もマイナスに振れるようになりますね。

だから、ほんと温泉にでも浸かって体を元気にしようぜ!って提案してます。
安心して眠れること、ご飯が美味しく感じられること。
ここが目標です。

その辺はどうでしょうか?うなされて夜中に目を覚ましたり、そもそも眠るのが怖かったり、夢見が悪かったりしていませんか?

体を休めるというのは、温泉に浸かったり、マッサージやエステもそうなんですが、ウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガなどの簡単な運動も効果的です。
むしろ、じっとしていると体が固まってしまう=モラハラを受け居ていた感覚を思い出しやすい、ので、汗を軽くかくくらいの運動をした方が「抜けやすく」なるものです。

そして、だんだん体が回復して来たら、心の問題に向き合います。

ここはやはり一人でやるよりもカウンセラーを使った方がいいと思います。

私の場合、そこで扱うテーマは主に次の通りです。

・なぜ、モラハラ夫を引き寄せてしまったのだろう?

・その罪悪感のルーツ、自己肯定感が低くなる要因は何なのか?

・両親との関係、あるいは、過去の人間関係に問題はなかったんだろうか?

・趣味、好みなど、自分が好きなこと、喜べることはどんなことなのだろうか?

・本来の自分はどんな魅力、才能、価値を持った存在なのか?

そのモラハラの心の痛みを手放していきつつ、未来への希望を描いていきます。

まずは身の安全の確保を。そして、体を休め、心の問題に着手する。

そんな流れを意識して頂ければ、その絶望の中に光を見ることはできるでしょう。

私が知る限り、心は案外強く、どんなに傷ついても回復していくものです。

まずは今できるところから、始めて参りましょう。

必ず元気になっていき、また再び武器を取って市場に乱入できるようになりますから大丈夫です!!

★罪悪感本、いよいよ発売です。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)

※出版記念講演会
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/30756

※出版記念講演会&スイーツブッフェ付懇親会
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★自分を癒す、自分を解放する、本来の自分と再会する。(リトリートセミナーは本年は軽井沢のみです)
6/23,24 軽井沢プレミアム・リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29926

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ワークショップ『自分を愛する、ということ』
札幌:7/13(土)15:00-18:00
仙台:7/15(月祝)15:00-18:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420

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