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思春期に大人に成長していく過程で起こる反抗期の一つで、他者との間に線を引いて、マイワールドを構築すると中二病と呼ばれる状態になります。
けど、決して悪いことではなく、成長過程の一つと思っておくのがいいんじゃないでしょうか?
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こんにちは(^^)
いつもお世話になり、ありがとうございます(はぁと)
「尊敬する人のブログを読む」「自分のインナーチャイルドと向き合う決意をする」「わたしが『今』どうしたいのか問いかけ続ける」を繰り返して、自己否定のループからかなり抜け出しましたー!ほんと辛かったですー(T_T)根本さん、ありがとうございます。
そして、質問がしたくてメッセージを送りました!
質問ですが、心理学的にみて、中二病って何ですか?
というのも、めっちゃ最高だったクリスタルボウル瞑想会から帰ってきたら、浮かんでくる思考がすげー中二病っぽい!なんかすげーイタい!何か解放されたのかしら。クリスタルボウル、恐ろしい子!(笑)
しかもそんな自分を受け入れられる容量が今の自分になくってですねー(^^;)「自分を愛する」なんて発想も吹っ飛ぶほどイタくてハズいです。あ、でも今までの道のりがあるので多分大丈夫です。
んじゃーそもそも、中二病って何だべ?と思った次第でございます。
今考えるとなんであんなに恥ずかしいことを考えたりやっちゃったりするんでしょう~。人間の大事な成長過程なのでしょうか?
良ければ、教えてください~(^^)
根本さんの本がたくさん出版されたり、される予定なので、本好きとしては嬉しいです。たいへんお忙しいと思いますが、お体を大事にされてください!素敵な本と出会えるのをわくわく楽しみにしています!
(Mさん)
いろいろとありがとうございます~
ちなみにクリスタルボウルの瞑想会、東京でもありますよ♪
東京:6/17(日)12:00-14:00 セミナールーム開設記念セミナー「クリスタルボウル瞑想会と根本夫妻のトークライブ」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24403
そして、
>「尊敬する人のブログを読む」「自分のインナーチャイルドと向き合う決意をする」「わたしが『今』どうしたいのか問いかけ続ける」を繰り返して、自己否定のループからかなり抜け出しましたー!
おぉ、なんとすばらしい~!!
どれも効果的なアプローチですよね。
自分と向き合うと自己否定ループから抜け出せます。
そもそも自己嫌悪というのは、他者との比較や、「正しさ」「常識」「ふつう」などとの葛藤などから生まれるものです。(理想主義、正解主義と言います)
誰かと比べて自分はちゃんとしていない、とか、本来こうすべきなのに自分はできていない、とか、私はかわいくない、とか、ね。
視野が広がっていく思春期に自己嫌悪が強くなるのも、そうした他者との比較がより強くなるからでしょう。
そもそも思春期というのは自分の体がどんどん大人に変化していきます。
周りの同級生たちも同じく変化していくので、見た目で他人と「比べる」ことができるようになります。
あの子の方が早い。私は遅い。とか。
あの子はかわいい。私はかわいくない。とか。
「比較」というのは「隣の芝生は常に青い」というルールに則って行われるので、他人のいいところと自分のダメだと思っているところを比べるんですね。
だから、自己嫌悪するために比較する、と言ってもいいくらいなのです。
だから、そこでは自分のダメなところばかりが見つかってきます。
また、そうした自己嫌悪を排除しようとして「完璧主義」が発動されるようになります。
完璧になれば愛される。
完璧でないから愛されない。
ここでも私たちは自分のダメなところばかりに目を向けるようになります。
こうして「自分にはいいところなんてない」という思いも生まれます。
こうしてどんどん自己肯定感が落ちていく時期でもあるんですね。
そうして、肉体的にも精神的にも自分自身に意識が向くようになります。
周りを気にしつつ、自意識過剰な状態になってしまうわけです。
その状態を「中二病」って言うんですね。
自分ワールドに閉じこもる世界が誕生するわけです。
外の世界の人たちと自分を比べてダメ出しをし、その自分を守るために防衛している状態と言ってもいいでしょう。
そして、その内側では葛藤が常に渦巻いていますよね。
だから、けっこう苦しいし、あとから思えば恥ずかしい、イタイと思う時代なのです。
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さて、中二病って言うと「イタイ」という表現が一般的ですけど、精神的自立のためには他社との間に線を引いて自分の世界を構築する、という意味では全然悪いことではないと思っています。
思春期ってのは情緒不安定ですから、気分のアップダウンも激しくなります。
肉体が大人になるように、精神も大人になっていくために、葛藤がバンバン生まれます。
思考が発達してくるので未来のことも考えるようになり、そこで希望を感じられずに絶望してしまうこともあります。
また、思春期の大きな変化に「死の認識」というものがあります。
命は有限であり、やがて自分もそうだし、周りの人たちも「死」というものを体験する、ということを知るのです。
それは恐怖感をもたらす一方で、甘い誘惑のように感じられる場合もあります。
だから、思春期に絶望して死を選ぼうとする人は少なくないのです。
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そういう意味で子どもの精神から大人の精神に成長していくプロセスに中二病と言われるイタイ状態が存在するのは何も不思議なことではありません。
そして、それが大人になってから出てくることも、全然悪いことではありません。
Mさんのように自己否定を抜け出そうとして、自分と向き合っている最中に、ついつい自分のことに意識が集中し過ぎてそうなることもあります。
また、そうすることでかつて思春期に封じ込めた思い(感情)が、クリスタルボウルなどがきっかけで目覚めて来て、「え?今頃、中二病???」という状態になることもあります。
Mさんは思春期にちゃんと親に反抗しましたか?
親への反抗というのは、精神的自立の時期には必要なことなのですが、そこで親の圧力により鎮圧されてしまったり、また、親やきょうだいを気にして自らそれを封じ込めてしまった場合には、大人になった後に反抗期がやってくることもあります。
時には45歳になって自分の親に「くそばばぁ!!!」と叫び倒してる人もいて、一般的には「いい年をして・・・」とまゆを顰められるのですが、どっこい、その人にとっては思春期にできなかった親への反抗を、45歳にしてようやく実現したと言えるんですね。
だから、むしろ、おめでとう!とも言えるのです。
※ちょうど明日のオンラインスクールのテーマも思春期ネタでした。
『思春期に反抗期がなく、精神的自立を逃したまま大人になった私。』
>http://www.mag2.com/m/0001677732.html
すなわち、大人になってから中二病が発病したとしても、それは順番の問題であって、何ら悪いことでもいけないことでもないんじゃないでしょうか?
ぜひ、そうした自分の気持ちと付き合ってあげて下さいね。
そうした中二病というか思春期を越えると、大人の女性としての魅力がますます出てくるようになります。
色っぽくなったり、可愛らしくなったり、凛とした雰囲気が出るようになったり、地に足が着いて落ち着いた雰囲気が出て来たりします。
また、大人のコミュニケーションも充実していくので、恋の楽しみ方も変わって行きますね。
ということで、今起きてることはベストなこと、です。
中二病をぜひ味わいつくして頂いて、ますますいい女になってくださいね~
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