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○○しないと××になる・・・などの思考を使って創り上げた「怖れ」の問題によく直面します。
それは自分の気持ちや今の状況を否定して、自分をいじめる手段にしかなりません。
まずは自分の気持ちを肯定してあげるところからスタートです。
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実は修復にあたってすごく悩んでいる事があります。ズバリセックスの事なのですが、いきなりこんな話しで本当にすみません!
悩んでいる事は、主人とセックスをする気持ちになれないという事です。
不倫をされる前からそうで、DVや暴言に心がつかれてしまい、いつしかセックスしたくないという気持ちが根付いてしまいました。
全くなかったわけではないですが、私があまり乗り気でないので、主人も不倫をしてしまったのではないかと思います。
今は主人も謝ってくれて、二人で修復をしている所なのですが、私の根付いてしまった気持ちはなかなか変わらなく、修復してラブラブになりたいのになんでセックスに積極的になれないんだろうと罪悪感でいっぱいです。
主人が色々と頑張ってくれる程、主人のほしいもの(セックス)に積極的になれない自分が嫌になります。
主人ももとから性欲が強い方で、なかなか我慢がきかないのでほんとに申し訳なく思いますし、私がこんな感じだとまた不倫するのではないかと心配で、ますますセックスしなければ!という義務感に押し潰されそうです。
その事ですぐ不機嫌になるので主人の顔色を伺ってしまうのにも疲れました。
主人のDVや暴言がなくなっても、セックスする気持ちがでないのは、私になにか問題があるのでは?と考えてしまいます。アダルトチルドレンにあてはまる所もたくさんあります。ただ、両親は離婚してますが二人共に会えましたし、愛されていたと感じます。
セックスができなければ愛していないという事になるんでしょうか?どうしたらいいのでしょうか。
(Kさん)
賢い私たちはよくこういう論理を頭の中で組み立ててしまうんです。
○○しないと××になる。
○○しなきゃいけないんだけどできない。
○○できない私はおかしいのではないか?
Kさんの場合は○○にセックスが入るわけですが(××は不倫される)、ここに「ちゃんと」「女らしく」「仕事」「貯金」「規則正しい生活」「恋愛」「結婚」、、、なんでも入りますね。
皆さんはここに何が入ります?
こうして頭で作られたことによって不安や怖れを掻き立てて自分を責める、ということを繰り返しがちですね。
「しなきゃいけない」って思うことはたいてい「したくないこと」ですよね。
「したくない私」に鞭を一発奮って「無理やり」しようとするわけです。
「義務感」ってKさんが書かれてますが、それだけやりたくないってことですよねー。
だから、それはストレスになります。
しかも、したくないことを頑張ってしたのに、全然そんな自分を褒めることなく、むしろ、余計に責め立てることをしてしまいがちです。
そんなに自分のことが嫌いなの?っていうくらいひどく嫌悪しちゃいますよね~。
自己肯定感っていうのは、まずはそれを受け入れる(許す)ことから始まります。
「それが今の私だもんなー」って。
セックスする気にならないのが今の私なんです。
それは良くも悪くもなく、ただ、そういう私が今ここにいるだけなんです。
ちなみにそういう話が書いてあるのがこの本です。
↓
>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
もちろん、それには理由もあるでしょう。
でも、自己嫌悪モードでの自己分析は間違ってることが多いので、あまりそれはお勧めできません。
だから、理由が何だろうと、「セックスしたくねえ」という自分の気持ちにまずはOKを出すことなんです。
「だってそういう気分なんだもーん」でOKです。
で、そうすると思考が「そんなことしたらまた不倫されちゃうで」とか「せっかく修復してる最中なんだから、セックスしなきゃうまくいかないで」とかあれこれ囁いてくるわけです。
でも、やっぱり「する気にならない」もんは「する気にならない」んです。
皆さんも「ああー、ここでケーキ食ったら太るなー」と思っても、美味しそうなケーキがワゴンに載って運ばれてきたら「これと、これと、ええーっ、これ!」って食べちゃうでしょ?
それが私なんですもの、しょうがないんです。
ちゃんと部屋の片づけをしなきゃ!と思っていても、できないのが私。
それを受け入れてあげるところからがスタートです。
特に旦那さんから暴言、DVがあったKさん。
よくあるのは、それがなくなった後は、自分で自分に暴言吐いて、DVしてること。
だから、もしかするとめちゃくちゃ今、自分を責めてるのかもしれません。
そして、見方を変えれば、「めっちゃ自分を責めたい私」にとっては「セックスできない」という状態は、願ったり叶ったりですよねー。
だから、「今はそういう気になれないんだよね~」って受け入れてあげることがお勧め。
でも、なかなかできないもんでしょう?
そうすると「受け入れられない私はダメだ!」とかまた言い出すんですけどね~(笑)
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まあ、それだけ旦那さんからDV、暴言、不倫と繰り返して来られたなら、ふつう激怒してますよ。
よく彼、無事でいられるなあああああってくらい怒りが溜まっててもおかしくないです。
で、当然、そういう男には復讐をしたくなるのが自立系武闘派女子です。
あの旦那にどうやって仕返ししたろか?という作戦を練るんです。
で、パッと閃きます。
「ふふふ、性欲が強いアイツにセックスを与えないでやればいいんだ!!!名案だ!!」
どうでしょう?この心理。なかなかイケてると思うんですけど(ドヤ顔で)
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あと純粋に元々旦那とのセックスが好きじゃなかった、とか、Kさん自身が元々あまりセックスが好きじゃなかった、という理由もありますけど、その辺は分からないですね。
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今のKさんの状態ってのは、暴言やDVや不倫は終わってるんだけど、その後にセックスの問題が出て来て、結果的にずーっと自分をいじめ続けてるってことにあると思うんです。
何か理由を付けて自分をダメ扱いする、という癖がずいぶんと定着しちゃっていませんか?
もし、セックスができるようになったら、次はどんなネタで自分を責めるんでしょう?
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という風に、旦那さんとの問題じゃなくて、セックスの問題でもなくて、自分いじめが得意、というのがほんとうの問題なのかもしれません。
で、そういう自分の状況を受け入れるでしょう?
ああ、そういうことを自分はしているんだなあって。
そこで、じゃあどんな風に夫婦関係を修復していくんだろう?って言うと、まず、Kさんに確認してほしいことは
「旦那のこと、今、好き?」
という基本形です。
そこで愛情を確認します。これ、めっちゃ大事な作業です。
そして、旦那のこと、好き!って分かったら、次にそれを彼に伝えます。
セックスもコミュニケーションの一つと考えられますが、言葉でのコミュニケーションも大事ですよねー。
愛情や感謝をちゃんと旦那さんに伝える、ということ。
それで、できれば「セックスがしたくならない」ということを正直に伝えること。
だって、それが今の自分なんだもん。
ただ、それだと気持ちを伝えるだけなので、その後に自分の思いや考えやどうしたいか?というのも伝えます。
「だけど、大好きなあなたとまたセックスできるようになりたい」という風に。
自分の「したくねええ」って気持ちを受け入れることができると、それを相手に伝えることができます。
そして、「セックスはできないけれど○○ならできる」という改善案を創ることができます。
「セックスはしたくならないけれど、あなたに我慢させるのも辛いから、手でしてあげる。それならできるから」という風にね。
そうして、まずは「自分」の気持ちを受け入れて、「相手」の気持ちを受け入れます。
その上で「じゃあ、どうするか?」って二人の関係性を考えます。
ちなみにそういう話を書いているのがこの本です。
↓
>「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)
Kさんとか人に気を使い過ぎちゃう人の場合、ついこの順番が逆になって、
「相手の気持ち」→「二人の関係」→「自分の気持ち」
という風になっちゃいます。
それだと相手に振り回されるし、自分は我慢と犠牲のオンパレードになります。
「自分の気持ち」→「相手の気持ち」→「二人の関係」
という組み立てが自分軸であり、自己肯定感があがる仕組みです。
そうして、自分軸でコミュニケーションを取れていけば、徐々に旦那さんに対してKさんのハートも開いていきますね。
そしたらまたセックスができるようになるでしょう。
「心が開かなきゃ、股は開けない」ってことですもんね~(笑)
ということで、自分の気持ちを大切にしてあげましょ!という話を延々としてきたのですー。
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