まずは内なる愛に気付くこと。すべてはそこから。



多くのママやパパにとって、子どもたちへの愛は蛇口を捻れば水が出るくらい当たり前のことになってしまってます。
だから、まずは「当たり前じゃないんだ!私は子どもたちをこんなにも愛しているんだ!」という事実に気付くことが始まりです。
もちろん、これは子どもに対してだけでなく、すべての人間関係に言えることです。

根本先生
こんにちは。
いつ、どうして、根本先生に行きついたのか?もう覚えておりませんが、毎回ブログを読むたびに「私は違う、自立系武闘派女子(?)ではないもん!」と食ってかかっていたのが、いつのまにか メルマガを登録し、さらには最近 私も 武闘派の中の草食系出身部門なのかも?と、少し自分を見直すようになって来てしまいました。

「私は違う」「私は違う」と思っていても、根本先生の掌をコロコロ転がっているようで、悔しい限りです。それは、自然の事なのか?
根本マジックなのか?真剣に考えている今日この頃です。

今日 思い切ってメールさせて頂いたのは本日の記事を見て、とても思う所があったからです。

私の家族の話です。

登場人物は、
親からDVを受けていた夫
母軸を生きていた妻の私
私の意見に「なぜ?」といつも反論してくる息子(12)
父親の台詞に「どうしてよ!」とくってかかる娘(7)

ずーーっと私は 母親の顔色を窺い、結婚してからは夫の顔を窺って生活していました。
母や夫が不機嫌そうになると、自分が嫌でも相手が楽になるならと、色々行動していました。
しかし 子供達が出来て、子供達が成長するにつれ、夫のの顔色だけを窺っていては、生活が成り立たないようになりました。

そして、息子が反抗期を迎え、予測していた通り、夫と息子が大衝突。
夫が手を出したので、夫が親から受けていたDVを思い出し、負の連鎖に 恐怖で震えてしまいました。

その時も、私は息子に
「お父さんに とりあえず 謝っておけばいいのよ」と
言ってしまいました。

後から思えば、自分が嫌だと思っていた他人軸で生きる事を、息子に押し付けてしまったのです。

息子も勉強はできない子ですが、ある意味 頭の良い子なので、不満に思っても、それ以来、夫のご機嫌を取るようになりました。

それでも夫が居ない時は、私に「パパの対応面倒くさい」と 私に漏らしていますが。

娘は娘で、私が夫に気を使っている事を 敏感に気付いており、「ママがそんなんだから、ママがイライラして、私がママに怒られるんだ!」と時々 言って来ます。

もう、わかりすぎるくらい わかっているので、毎回 息子と娘からの言葉に胸をグサグサと刺されまくっています。

私は、そんな母親を子供達に負担をかけている 母親を辞めたい!変わりたい!そう 思って毎日を過ごしています。

子供達が私に反抗してくるのも子供達が私にくれる愛だと 解っているし、教えてくれているのだと 解っています。
だけど、最後の一歩、夫のご機嫌伺いの行動が 辞められないのです。

今日の記事の Kさんのように 悩んでしまう道を私は子供たちに歩ませてしまっているかもしれない。そんな恐怖が ものすごく湧きました。

怖くなりました。
申し訳なくなりました。
繋がってしまっている この負の連鎖を私で止めてあげたい。
なんとかしなくては、と 思っているのに、、最後の砦を登り切れません。

砦を登り始めれば、動くしかない、戦うしかない、と解っているのに。
そして戦える私である!と解っているのに、最後の一歩、が出ません。

オリンピックの選手たちって、、、乗り越えられない事、怖い事、解らない事、すべて 自力で解決して今 あの表彰台に立っているのでしょうね。

いつか 最後の砦の出っ張り部分に、右手をかける自分を想像しながら、メルマガを読み続けて 行きたいと思います。

どうぞ、恋愛ネタ同様に家族ネタも時々掲載してください。楽しみにしております。
ありがとうございました。
(Nさん)

Nさんが文章中に言及されている元ネタはこちらです。
「父の虐待やモラハラが原因でいい人になってしまう私。」
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/23314

長文でしたが、大切な言葉が散りばめられているし、きっと共感されるお母さん、お父さんも多いと思うので掲載させていただきました。

とはいえ、ま、この発想が自立系武闘派女子ってことですよね???(笑)

>砦を登り始めれば、動くしかない、戦うしかない、と解っているのに。
>そして戦える私である!と解っているのに、最後の一歩、が出ません。

まんまと網に引っかかってくれてありがとうございます~!!!(笑)

さて、お子さんとの関係、そして、旦那さんとの関係。板挟みになってしまってるママもたくさんいらっしゃると思います。

うちの奥さんも「かつての吾輩を見るようでござる」とおっしゃっると思います。

さて、旦那さんとどう戦うか?という話はちょっと脇に置きまして、こういう問題にぶち当たったときに忘れてはいけない前提中の前提、大前提があります。

それは「私が子どもたちを心の底から愛している」ということです。

そんなの当たり前だろ!!言われなくても分かっとるわ!!と自立系武闘派ママたちは武装蜂起しそうになるかと思いますけど、、、、でも、ほんとに分かってる???(笑)

子どもからの愛を受け取るのもとっても大切だけど、その前に、「ああ、私がこの子たちを愛してるからこそ、将来が心配になるし、罪悪感を感じちゃうのね!」ということに改めて目を向けて頂きたいのです。

こういう風に思うのも、

>私は、そんな母親を子供達に負担をかけている 母親を辞めたい!変わりたい!そう 思って毎日を過ごしています。

こういう風に受け止められるのも、

>子供達が私に反抗してくるのも子供達が私にくれる愛だと 解っているし、教えてくれているのだと 解っています。

Nさんが子どもたちのことを愛していて、どうしようもないくらい大好きだからですよね??

それに、子どもたちにその愛を教えたのは誰でしょう??

>「パパの対応面倒くさい」
>「ママがそんなんだから、ママがイライラして、私がママに怒られるんだ!」

という息子、娘さんの発言も、どうしてそれをママに言えるんでしょう???

ママがちゃんと受け止めてくれる、僕たちを愛してくれている、ということを知っているからではないでしょうか。

ママの愛があり、それをふんだんに受け取って育ってきた子どもたちだから、そういうセリフが言えるのだと思いませんか?
親の顔色を伺い、ビビりまくってる子どもは怖くてそんなセリフ言えません。

もちろん、それは不器用な愛なのかもしれないけれど、子どもたちにはちゃんと伝わっています。
そして、Nさんがお子さんを愛しているからこそ、彼らのその態度に愛を感じられるんです。

子どもたちに負担をかけていると思うのも、申し訳ないと罪悪感を感じるのも、そこにNさんの愛が当たり前のように存在しているからです。

まずは、内なる愛をはっきり意識するところからが出発点です。

そして、旦那さんとは武器を手に取って戦うのではなく、その愛という視点から見つめていくことなのです。

クサい話を今からします。

愛する、というのは自分軸でのみ可能なことです。
私はこの子を愛している、というわけですから。

愛は無敵です。
とても強く、無限のエネルギーを与えてくれます。
その愛と繋がると目の前で暴れまわっている人のことも抱きしめてあげることができます。
愛と繋がると、その怒りの奥にある悲しみや寂しさや辛さや苦しみを見てあげることができるからです。

そして、愛することが自分軸であるならば、愛と繋がったとき、私たちは地に足を着け、その状況に堂々と、毅然と向き合うことができます。

怖れは愛に勝てませんから、愛と繋がったその瞬間に怖れはすべて消えます。
焦りも不安も一瞬にして消え去ります。
罪悪感すら、愛の前には存在することが許されません。

「私はこの子を守る。何があっても子どもたちの未来を守る」

試しにそう言葉を発してみてください。
その言葉を感じてみてください。

肚の底から強く、熱い、エネルギーが湧き上がってくるのが感じられませんか?

多くの母親にとって、子どもたちに向けられる愛は当たり前すぎて忘れがちなものです。
これが誤解と悲劇をたくさん作ります。
もちろん、それはパートナーに対しても同じことが言えるのですが、やはり子どもたちに向けられた愛の方がより気付きやすいと思います。

「変わりたい」と思ったとき、一番早い方法は、誰かに向けられた愛に気付くことです。

愛と繋がってしまうと、私たちはいらないものを驚くほどにあっさり捨てられます。
お金への執着も、世間体も、プライドも、罪悪感も、自分ルールも、すべて。

愛の前ではそれらはどうでもよいもののように思えてしまえるのです。

さて、具体的だけど、でも、理想論(きれいごと)を語りましょう。

母軸で生きて来た私(Nさん)が、夫にかつての母親を投影して、顔色を伺ってしまう理由も、理解できますよね。

その私、をまずは許してあげましょう。
「そうなるのはしゃあないよね。そらそうだよね。無理ないよね」と自分自身をよしよししてあげましょう。
それだけの価値はNさんにあるわけですから。

親からDVを受けて来た旦那さんの心に深い傷があり、不信感があることも理解できますよね。
彼が息子と衝突するときにどうしようもない罪悪感を抱え、彼もまた恐怖に震えていること、理解できますよね。

直接彼を抱き締めてあげることは今はまだ難しい?勇気がいる?
「辛かったね。痛かったね。本当に怖かったよね。」とそっと女神さまのように、彼をハグしてあげることは難しい??

もし、それがまだ難しいならば、素敵な方法があります。
これは息子を育てて来たNさんはよりやりやすいと思います。

1日10分だけ時間を作ってください。

クッションやぬいぐるみを膝の上に乗せて抱っこします。
それは、今の旦那さんの心の中にある、傷ついた少年の象徴。
毎日親に殴られ、罵声を浴びせられ、行き場を失った小さな男の子の象徴。

その少年を膝の上で抱っこしながら、ただ、その痛みを感じ、そして、こう伝えます。

「あなたは何も悪くないのよ。ほんとうによく頑張ったね。
辛かったでしょう?寂しかったでしょう?寂しかったでしょう?
居場所もないよね。よく我慢しました。
もう大丈夫よ。
ここ、あったかいでしょう?
甘えていいのよ。
大丈夫。安心してね。」

そうして息子を抱っこするように、そのクッションやぬいぐるみを抱っこして語り掛けてあげます。

この瞑想は誰かに見られるとヤバいので一人のときがおすすめです。
そして、それを旦那だと思うと抵抗や怒りが出て、ついついクッションを投げ飛ばしたくなるので、旦那の心の中にいる傷ついた少年だと思うことがおすすめです。

これはNさんの母性を使ったヒーリングの手法なのですが、直接旦那さんにそれをしてあげなくても不思議な効果がある方法です。
もちろん、1回やるよりもできるだけ何回も繰り返していただきたいのですが。

きっとそのうち自分が魔法使いじゃねーか?と思える現実がそこに現れます。

あと、普段は、旦那さんに対しては今まで通りでいいです。震えてしまっても、顔色を伺ってしまっても構いません。
今は変化の途上ですから。

それと瞑想をしていないときは、「私は私、夫は夫」という自分軸を作るアファメーションを常々意識するだけでいいです。

あと子どもは12歳と7歳でしょ?反抗するのが仕事みたいなものだし、それが彼らの自立心を養ってくれるので放っておいてください。

むしろ、「こいつらも私たちを自分で選んで生まれて来たんだし、こいつらはこいつらの人生があるんだから、ま、何とかするでしょ?いざとなりゃあ、将来、根本さんのセミナーに放り込めばいいか」ってくらいに思っておいてください。
(やはりその際はリトリートセミナーか1DAYセミナーがお勧めです(笑))

あまりたくさんのことに取り組んでも混乱するだけなので、これくらいで良しです。

何よりも大切なのは自分の中にある愛に気付き、その愛に自信を持つことです。
それができれば、まあ、それ以外のことはどうでもいいんですけどね。

内なる愛と繋がりましょう。

東京:5/27(日)10:00-18:00
大阪:8/4(土)10:00-18:00
「根本裕幸の1DAYセミナー~問題を解決して幸せな自分になる~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/23795

愛でもって手放すワーク。

東京:5/26(土)13:00-16:00
大阪:6/2(土)13:00-16:00
「本気の手放しワーク」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24013

自分軸での人間関係を学ぶならばこれがお勧め。

「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

「ついつい抱え込んでしまう人がもう無理! と思ったら読む本」(リベラル社)


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