自分を安売りしちゃう心理とその対策～自己肯定感が低いと単価を上げられず、ハードワーカーになってしまうもの～

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自分の価値を低く見積もってしまえば単価を安くしてしまうし、ハードワークしないといけない状況になるものです。
そんな状況を改善すべく、好きなだけ働いて豊かな生活を実現するための心のあり方を深掘りしていきたいと思います。

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根本先生

お久しぶりです。体調不良の件で以前メッセージいただいて、あれから約1年経って今はやっと普通に生活できるようになりました。

仕事はお小遣い程度の収入でギリギリですが、療養中にポッドキャストを始めたり、旅行に行くなどのライフワークが充実して、なんだかんだ良かったなと思ってます^^

そして今日、自己肯定感的な新たな気づき＆疑問がありましたのでシェアいたします。
私はフリーランスなのですが、先日同業者の先輩に自分のプロフィールを改めて見て貰う機会があって、「こんな量、私でも無理だよ～そりゃあ病気になる」と言われて。。

その方はその道うん十年のベテランの方なのですが、どうやら私は、自分のプロフィールにMAX値の仕事内容を記載しているから、お客さんの期待を大幅に上げてしまっていると。だから、仕事が評価されずらいし、自分もしんどいんじゃないかと。

目から鱗でした。私的には、「自分の価値を上げる」つもりでプロフィール(外面)を完璧にしていたのですが、考えてみれば、それはそこまで無理をしないと仕事がもらえないっていう自己肯定感の低さだったんだって。ぎゃあ～。

病気になる前からお金のブロックでずっと悩んでいて、「単価を上げることに走るな、楽して豊かになることを信じろ」みたいな根本さんが書いていたブログがあったと思うのですが、それがやっと腑に落ちた気がしました。

わたし、自分を低く見積り過ぎているんだ…ぎゃあ～。(なんだか息ができない…ジーンズがキツくて…)

病気になってから、自分を大切にするとか、無理をしないとかはできるようになってきてるとは思うんですが、それ以上に、どこか自分がバレたくない感じから、仕事を余計に請け負いすぎるパターンが未だに心にあるように思います。

プロフィールを簡素にすることも、「こんなんでお金貰っていいのかな？」的なモヤモヤがあり、でも実際そこまでやると疲れちゃうんですが…

なんでそんなに自分を安く売ってしまうんだろう？？

ライフワークの為にも今よりお金が欲しいな～と思ってます。
改めて仕事への向き合い方についてアドバイスしていただけると幸いです。
（Ｍさん）

ジーンズがキツい・・・という一言にいたく共感を覚えたのですが、やっぱそろそろゴムのやつにする？？ちなみにうちのスタッフたちは体のラインが出ないふわっとした感じの服ばかりを買うようになったし、パンツは基本ゴムのやつー！とおしゃべりしていました。もちろん私は聞いてないふりをしてましたよ。マナーっすよね？じゃあ、ネタにすんな！って？笑

ということで、改めて内容を拝見させていただきまして、自分を安売りしちゃうって話で良いでしょうか？

＞どこか自分がバレたくない感じから、仕事を余計に請け負いすぎるパターンが未だに心にあるように思います。

どんな自分がバレたら困るんでしょう？
ナマハゲとして夜な夜な街を徘徊する姿？
きれいな恰好してるけど実は足がクサいところ？
仕事できる風に見せて実は腐女子と化してるところ？
実はない胸を・・・（以下検閲削除）

＞どうやら私は、自分のプロフィールにMAX値の仕事内容を記載しているから、お客さんの期待を大幅に上げてしまっていると。

これって自分をよく見せようとしちゃってるってことですよね？

「これだけのことができるんだぞー！！」と。

でも、それがＭＡＸ値だからお客さんに「この人はすごいぞ！」と思われて、常に高いハードルを飛ばねばならず、それがしんどい、と。

こういうのって婚活でもよく見られる傾向がありますよね。

自己紹介欄に自分のいいところばかりを少々盛りながら書いてしまったり、奇跡の一枚をプロフィール写真にしちゃったり。

婚活サイトや相談所の担当者の言う通りにするとそうなりやすいって現象があるようです。（今もあるのかな？）

ビジネスにおいてもそうですね。

やっぱいい報告ばかりしておきたいし、背伸びしたくなるのも無理はないのですが、お気づきの通り、それは自信がない証拠でもあります。

「今の自分では全然価値がない！実力もない！」
→「そうすると全然仕事が来ない！生活できない！ヤバい！」
→「自分をよく見せよう！」

という話ですよね。

＞目から鱗でした。私的には、「自分の価値を上げる」つもりでプロフィール(外面)を完璧にしていたのですが、考えてみれば、それはそこまで無理をしないと仕事がもらえないっていう自己肯定感の低さだったんだって。ぎゃあ～。

まさにその通りだと思うのです。

これ、どの仕事においても言えることですし、転職の際の履歴書や職務経歴書についても同じことが言えるのですよね。

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＞ライフワークの為にも今よりお金が欲しいな～と思ってます。

お金についてのお話はネタとしてもよく頂きますし、カウンセリングやグルコンなどでもよくお伺いします。

で、表面的な話をすれば、フリーランスの方であれば単価を自由に決められるわけですから、売上はある程度コントロールできるものです。

単価を安く設定してその分たくさん働く、というところから始められる方が多いと思います。
そして、だんだん単価を上げていって、高単価で仕事量を減らしていこうとするでしょう。

確かにその戦略は一般的かつ安全かもしれません。

よく言われるのは「単価＝自分の価値」という解釈です。

つまり、マーケットが自分にどれくらいの価値を見ているかによって単価が決まる、というわけです。

単価１万円で買い手が付くのであれば、自分の仕事はその価値がある。
単価２万円でなかなか買い手が付かないのであれば、自分はまだその金額をもらえるだけの実力（等）がない。
だから適正な価格というのはマーケットによって定められる。

じゃあ、自分が２万円の単価で仕事したいときは、２万円分の価値を生み出せるように頑張ろうぜ！という方針が決まります。

ただ、ここで問題なのは「自分の価値」という部分でして、ここを自らが低く設定していることにより「安売り」が発生してしまいます。

これはもちろんうちのお弟子さんたちにも言えることでして、やはり自信も経験もない初期は安売りしちゃうこともよくあるものです。

しかし、Ｍさんのようにそれなりに経験を積んできているにもかかわらず、自信が伴ってないと厳しいですよね。

それなりの評価を得ているはずなのに、単価を上げられないがゆえに、自らハードワークに突き進んでしまう、というやつ。

これは多くのフリーランスの方がハマる罠ではないでしょうか。

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さて、ここからは心理のお時間です。笑

「自分を安売りしてハードワークする」というのもまた「習慣化」（パターン化）しやすいのです。

これ、かなり重要なポイントです。

安い単価で売ってしまい、それゆえハードワークする。
プロフィールやＳＮＳで期待させるようなことを言って、顧客の期待値を上げてしまう。

これもまたＭさんのパターンなのかもしれません。

そもそもＭさんってお仕事が好きなタイプ？
それともできれば遊びたいタイプ？

いわゆる仕事好きって人は仕事が趣味みたいなもんですから、仕事が楽しみだし、喜びです。

一方、趣味に生きる！とか推しを全力で推す！というところに喜びを覚える人は仕事ってのはあくまで趣味のためのものになります。

この辺は「優先順位」の違いでして、仕事がダントツ１位の人もいれば、パートナーシップが１位で仕事は４位くらいの人もいます。

なかなかパートナーができない問題のひとつにこの優先順位のはき違えがある場合も多いのです。

参考）問題がなかなか解決しないときにはその優先順位に問題あり？

だから、もしＭさんが元々仕事人間ならば、単価に関わらずハードワークしたいはずです。
一方で、Ｍさんが本来仕事なんてあんまり重要じゃなくてあちこちを旅することがほんとうにしたいことであれば、旅をするために仕事するって生き方がふさわしいわけです。

だから、Ｍさん自身が元々ハードワーカーなのであれば、単価はともかく、収入はともかく、仕事をいっぱいしたい人ってことになりますよね？

その辺はどうなんでしょう？

これもまた「自分を知る」ということですね。

◎オンライン：2/3（土）21:00-23:00 特別心理学講座「自分を知る、ということ～自己肯定感の本質について～」

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さて、「自信＝経験×自己肯定感」という公式を提案している私ですから、仕事において自信を付けるためには経験と、仕事に対する自己肯定感が重要ですね。

さらに「単価＝自分の価値」ということで言えば、「自分の価値＝自己肯定感」と言えるわけですから、仕事に対する自己肯定感を上げることによって単価を上げることもできるって話ですね。

さらにそもそも「お金」に対する意識というのも重要で、「お金が欲しい！」と思いながらも、心の内で「お金は嫌い！」と思ってたら、その矛盾により中途半端な収入になりやすいんです。

だから「自己肯定感」と「お金への意識」について改めて振り返ってみる必要があるのです。

病気になるほどのハードワーカーであるＭさんにとって、なぜそんなにも自分の仕事を認めることができないのでしょうか？

確かにフリーランスってのはなかなか自分の「座標」がつかみにくく、どれくらい経験を積んでも何かしらの賞や実績がないと自信って持ちにくそうに思います。

けれど、実際は「仕事に対する自己肯定感」というのは「そもそも自分のことをどれくらい認めているのか？」という部分に影響を受けるもので、ざっくり言えば「人間力」を高めていくことが求められるのです。

この仕事をやっている自分の価値を認めなさいよー！ということです。

安売りしちゃうってことは、自分の価値を低く見積もりすぎッてことですよね？

そこにはやはり仕事以前の問題というのがあるんです。

それで、Ｍさんのようなご相談を頂くときは必ずといっていいほど家族のことをお伺いします。

また、お金に対する意識ってのはほとんどの場合、親から丸々コピーしてきてるものですから、やはり両親についてお聞きしなければなりません。

ということで、「自分を安売りしちゃうくらい自分の仕事に自信がもてないんです～！」というご相談であっても「で、Ｍさんの両親ってどんな人だったの？子ども時代はどんな家庭だったの？」という質問をすることになるんですねー。笑

さらに！思春期の頃の過ごし方も自己肯定感には大きな影響を与えますね。
この時代は周りの子との比較競争の時代ですし、スクールカーストを気にしながら、人目を意識しながら過ごす時代ですから。

親はどんな仕事をどんな風にしていたのか？
お金をどんな風に扱っていたのか？

もし、親が公務員や会社員、パートなどで固定給、時間給で生活していた場合、単価を自分で自由に決められるフリーランスの世界は自分にとって未知なものになります。

もし、親が自営業だったんだけど、あまり商売がうまく行かず、お金に苦労していたとするならば、フリーランスで働くことに対してネガティブな思いが付きまといます。

もし、親が仕事に対してネガティブな思いを持ち、ため息つきながら仕事に行き、いつも疲れている様子であれば、そもそも仕事に対しては「しんどいもの。辛いもの。」というネガティブな意識が根付きます。

もし、親が仕事を楽しみ、収入に感謝できているのであれば、仕事やお金に対するブロックはあまりないでしょう。

もし、母親がお金がないない言い続け、父親の収入に対して文句を言っていたならば、仮に父親が高給取りであっても、お金に対するイメージはネガティブなものになるでしょう。

もし、両親が常にお金のことで喧嘩している中で育ったならば、やはり高収入であったとしても、お金に対して良いイメージはモテないでしょう。

こうした親と仕事、親とお金という関係が私たちの仕事、お金に対する意識のベースになります。

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改めてご自身のベースを確認してみてください。
そこで自分がついつい安売りしてハードワークしちゃう理由が見えてくるかもしれません。

その上で、自己肯定感というか人間力という話に変わります。

Ｍさんってどんな魅力や価値を持っていると思いますか？

これ、非常に答えにくい質問かと思いますが、敢えてさせてもらいました。
どストレートに考えていただきたく。

これを無理やりでもいいから大量に見つけ出してください。

また、

Ｍさんは今までどんなことを頑張ってきた？どんな成果を残してきた？

自分の過去を再評価するんです。ポジティブに。

さらに、

Ｍさんが幸せを感じるのって何してるとき？
また、どんな状況になるとコーフンするの？

これもまた自分を知る一つの方法でもあり、喜びのツボを知るポイントです。