性的虐待のトラウマが原因なのか夫とのセックスが苦痛でなりません。

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その痛みから性的な抵抗が強くなり、男性不信にも陥り、夫婦生活が苦痛になってしまうことは想像に難くありません。
しかし、問題はそれだけでなく、家族との関係も大きいわけで、そうした家族全体を見つめ直すことが王道だと思います。
けれど、そこにも際立った才能があり、その才能を受け入れることで自分の人生を取り戻していくことが可能なのです。

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シンプルかつ明快なテーマをありがとうございますー。

まず、ご主人とは話ができる状態でしょうか？
セックスに対して苦痛を感じていること、そして、かつて性的虐待を受けてきたことを話し、理解してもらえる関係でしょうか？

けっこうここがこの問題のキモに当たると思っていまして、要するに「あなたのパートナーは、あなたの痛みを受け入れることができますか？」ということです。

しかし、あるあるなパターンとして、兄・父への嫌悪感、不信感から男性全体への不信感へとつながり（投影の法則）、コミュニケーションが取れない相手と結婚してしまうこともあるんです。

「熱心に口説いてくれたし、悪い人じゃないから・・・」という受身な理由で結婚を受け入れてしまう方も多く、それが実際に一緒に住み始めてから数々の問題につながることも珍しくありませんし、しかも、その後も受身な状態が続いてしまい、どんどん心が蝕まれていくことも多いのです。

だから、Ｙさんにとって今のご主人が「味方」なのかどうかというのはセックスだけでなく、今後の人生を考える上でとっっっても大事な問題になるのです。

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とりあえず性の話から進めていきますが、ご主人以前にお付き合いした人はいらっしゃるのでしょうか？
また、もしいらっしゃるのであればその彼とのセックスは問題がなかったのでしょうか？
あるいは、基本的に性的なものを避けて来られたのでしょうか？

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性的なものはもちろん、どんな虐待だって心に深く傷を残します。
そして、不思議なことにそこには罪悪感もあり、自分を穢れた存在として認知し続けてしまうことも多いものです。

特に幼少期にそのようなことがあると、思春期になって性的成長を始めた頃に再びそのできごとを思い出して傷ついてしまい、二重の苦しみを覚えることになります。

そして、そうした痛みを癒す環境が家庭の中になかったこともまた傷になるものです。

問題が問題ですから親に相談することはできなかったかもしれませんが、そもそも兄がそのような行為に及ぶ原因も家族内にあるとすれば、Ｙさんにとって家族が味方であるという感覚はなかったんじゃないかと思います。

それで新たな家族である「夫」に対しても不信感が付きまとっているのではないかと推測し、冒頭の質問に至ります。

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＞本当は母との関係性が原因なのか？と思い始めました。

と思った理由はなんなのでしょうか？
どんな嫌悪感を持っていらっしゃるのでしょうか？

「私が母を守らなきゃ」と思って「母の母役」をずっとしてきたから？

父もギャンブル依存症で借金を抱えていたわけで、かなり苦しい子ども時代を送って来られたかと思うのですが、そんな家族をひとりで支えてきたわけですよね？

それってめちゃくちゃ強さを表してると思うのですよね。

でも、一方で子どもらしい子ども時代を過ごせなかったと思いますけど、旦那さんに甘えることはできているのでしょうか？

＞だとすれば、母との関係を修正すれば、夫への嫌悪感はなくなるのでしょうか？

結局は「ラスボスおかん問題」になることも多いのですが、Ｙさんの場合は、母を始め、父、兄に対する気持ちを整理していくことから始めるのが良いかな、と思います。

いきなり母と向き合えるのかどうか？
すでに亡くなられている父のことからの方が入りやすいのか？
やはり今の問題と直結している兄のことから始めるのがやりやすいのか？

カウンセリングやセラピーを進めていくにしても、いきなり高いハードルに挑むのではなく、取り掛かりやすいテーマから始める方が結果的に早く解決しやすいと思っています。

だから、そのあたりは実際にお話を伺ってみて、「やっぱ今も一番関わりのあるおかんから始めようか」となるかもしれないし、「家族のことも気になるけど、夫との関係を見つめ直していく方がたぶん早いと思う」となるかもしれないし、そのあたりは今日ははっきり言えないところがあります。

「パートナーシップはすべてを癒す」という格言があるとおり、家族の問題も夫との関係を見つめていくことで改善していけますしね。

夫とのパートナーシップをより高めていくことで、実家のおかんとの距離感も適切なものになっていくものです。

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さて、頂いた情報からお伝えできることはまずはこれくらいかな、と思います。

性的虐待の影響だけでなく、親との関係の中でどんな影響を受けているのかが気になりますし、それらが恋愛、仕事、友人関係、趣味、推しにどう表れているのかが気になるものです。

取り掛かりやすいところから始める、という意味では「とりあえず推しをもっと全力で推しましょう」とか「とりあえず海外旅行に行きましょう」とか「仕事の問題から向き合った方が結果的に早いよ」とかになるかもしれません。

自己肯定感ってどこからでもあげられるわけですから、例えば「趣味をもっと充実させることでメンタルが安定し、夫と向き合いやすくなり、言いたいことが言えるようになる」みたいなこともあるわけです。

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さて、家族の要であり、幼いながら家族を支えてきたＹさんの素晴らしい才能や価値について触れていきたいと思います。

もちろんここを実装するのはある程度、家族や夫との関係に触れたあとになるので、Ｙさんにとっては少し未来のお話になります。

「セイバー」（救護者）という才能があります。

誰かを助けることを使命とし、傷ついた人を放っておけず、自らを犠牲にしてでも助けてしまう方が持つ才能です。

そして、その才能は「ヒーラー」の側面も持っており、その人の心の痛みを自らが吸い取って昇華させる能力もあります。

だから、この才能がある人の周りにはなぜか助けを求める傷ついた人たちが集まってきてしまい、不良なグループに入ってみたり、夜の世界にどっぷり浸かったり、ブラック企業に就職したり、傷ついた男ばかりを恋人にしたり、何かとハードワークに勤しんだりしてしまう傾向にあります。

また、自分のエネルギーがあまりに強いがゆえに自分を頼ってくる（助けを求めてくる）人は多いものの、自分が頼る相手が見つからず、いつも孤独感を心の内に持っているケースも少なくないものです。

だから、こういう方は自分が頼れる、任せられるメンターが現れるとその力を発揮しやすくなるものです。

もしＹさんの夫がそれだけの器がある人であれば、Ｙさんの人生はいよいよこれから本格的に始まる（今までの経験がすべてポジティブに変わる）と思っていていいくらいです。

修行時代はもう終わりました。これからは自分自身を生きていきましょう！と提案する場面です。

ただ、優秀なお医者さんの元には難解な患者さんが集まるように、優秀なセイバーの元にはそうして厄介な傷ついた人たちが集まってくるものですから、そこでは助けようにも助けられない人たちも多くなります。

それゆえ、自分にはそのような才能などなく、むしろ無力である、と感じてしまう傾向があるんです。

たぶんこんなことを言われてもＹさんはあまりピンと来ないかもしれませんけど、まあ、そんなこともあるんだろうなあ、くらいに思ってみてください。

ただ傷ついた人がいつも周りにいるのはきっと事実だと思うのですけどね。

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性的な虐待を受けた傷ってのはやはり深いです。

私も何人もそういう方をセッションしてきましたが、直接的な痛みはもちろん、深い罪悪感も抱えますし、性的な抵抗も、男性不信も強くなりますね。

ただ、きちんとその傷を扱ってあげることにより自らのセクシャリティが解放され、むしろ前向きにセックスを捉えられるようになることもあるんです。

だから、お母さんがラスボスかもしれませんが、性的な面においては多少なりとも癒しておくのが夫との関係をよくするために必要でしょう。

お子さんを望まれているわけですし、その苦痛が少しでも和らげるように向き合っていきたいところです。

ただ幼少期の頃のことですから、安易に触れずにちゃんと扱える人に委ねていただければと思います。

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私から見るとＹさんはとてもエネルギッシュで、素晴らしい才能を多く持った方に見えます。

その能力が開花し、過去をすべて肯定できるほどに自分の人生を実現していただければと思うのです。

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