あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ3:互いの関係の目的を共有する~連帯感の発生


あえて一人力を鍛える、という3つのステップ。

『あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ1:自分自身をしっかり持つ~自立する、ということ。』
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16865

『あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ2:相手を察する~キャッチ力』
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/17133

この続編です。

1.まずは自分の足でしっかりと立ち、
2.相手の状態や気持ちをキャッチして、

それでようやく関係性の構築が可能になります。
これが3ステップ目です。

これが依存状態で自分の足で立てていないと、
・相手に気を遣う
・嫌われないか怖れが出る
・相手を思い通りにコントロールする
・自己中心的な考え方になる
わけでして、自立しても、相手の気持ちを察することができないと、
・自分本位な考え方をする
・自分の思い通りに状況を勧めようとする
・自分だけの解釈で関係性を構築しようとする(思い込みの発生)
といった状態になってしまいます。

この3つ目の状態は心理学でいえば「相互依存状態」と言え、自立しながらも、独りよがりになることなく、相手を信頼し、与え合う関係が築ける状態です。

そこではじめて創造的な関係、つまり、連帯感が生まれるのです。

例えば、ある企画のアイデアがあるのだけどその現実性についてあなたが困っていたとします。

依存的な人は誰かに丸投げしたくなります。
自立しているだけの人は誰にも頼らず自分ひとりで何とかしようとします。

ステップ3では、その問題を解決するための協力者を見つけることができますし、その人に頼むこと、任せることができるようになります。

「○○で行き詰っているのですが、その解決にご協力頂けませんでしょうか」

そんな切り口で話をしていきます。

その時、相手も自分の考えを押し付けるようなことはせずに、

「どんな風に困っているのでしょうか?」
「どんな点で行き詰っているのでしょうか?」

と言った質問を投げかけてくれます。
そうしてあなたの話をきちんと聞いてくれるのです。
その聞き方にあなたは信頼を感じることができます。

信頼関係を築く基本は「話す」ではなく「聞く」ことなんですね。
人は自分の話を否定することなく聞いてもらえると、自分を受け入れてくれた、分かってくれようとしている、と好感を持ちます。
それが信頼感を産むんですね。
どんだけ話が上手で、面白くても、自分を受け入れてもらえてると感じられない相手に信頼を抱くことはないのです。

そして、信頼関係ができたあとに

「私ならこういうやり方を使うと思います。」
「あなたなら、きっと○○という方法が合うんじゃないでしょうか?」
「○○というやり方はいかがですか?」

などの提案をしてくれたり、

「方法は残念ながら浮かびませんが、あなたならきっとできると思います。」
「あなたには○○や△△という長所があるのですから、きっと大丈夫ですよ」

と励ましてくれたりするでしょう。

そこで、ポイントなのは、信頼関係や連帯感が築ける関係性というのは「相手にNoと言える選択肢を与えている状態」と言い換えられることです。
つまり、

・押し付け
・決め付け
・コントロール
・指示
・(信頼関係が十分でないときの)苦言
・否定、ダメ出し

などがなく、提案された側が「Noと言える余地を残してあげている」のです。

「解決に協力願えませんでしょうか?」
「私なら○○すると思います。」
「あなたなら○○が合うんじゃないでしょうか?」

どれも「Yes」を強要することなく、場合によっては「No」を選ぶことができます。

しかし、自立できていない人の場合、このNoを怖れます。だから、決め付けたり、ダメ出ししたりして相手をコントロールしたがるのです。

また、相手の気持ちをキャッチしていないと、相手に合う方法を探すこともできませんし、また、相手を励ますための長所を見つけることもできません。

この相互依存状態にある人は心に余裕があるんです。
相手の反応を受け止め、そして、的確に返すことができます。

つまり、キャッチボールが上手にできる人、と言えるんです。
相手のボールをちゃんと受け止め、そして、相手が取りやすいボールを投げ返すことができる人。

そのためにはあなた自身が目の前の人をより信頼することでもあります。
そうすることでお互いにお互いを尊敬し、連帯感を築くことができます。

そんな状態になると人はフロー状態になって様々なアイデアが浮かびます。
1+1が2ではなく3にも4にもなる状態です。

そこで出てきたアイデアや方向性はお互いにとっての共有できるものとなり、お互いがその実現に支援し合うことができるようになるのです。

そうなれるためにぜひ、次のようなレッスンを意識してみてください。

1.相手の長所、魅力、価値を見て、その可能性を信頼しながら話を聞き、話をする。

2.相手の言葉を受け入れ、きちんと理解しようとすると同時に、自分の思いをきちんと伝える。

3.もし、意見の相違があったときに、相手を尊重しながら自分の思いを表現する。

4.相手の存在や言葉、態度に感謝の気持ちを持ち、それを言葉で伝える。

5.お互いで共有できる目標や夢を創造する。

まずは自分自身がこの態度、この意識を持つことでお互いの関係性を連帯感のある信頼関係に育てることが可能になっていきますね。

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