あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ2:相手を察する~キャッチ力


しばらく間が空いてしまったのですが、こちらの記事の続編です。

>あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ1:自分自身をしっかり持つ~自立する、ということ。
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16865

自分の足でちゃんと立つことができたときに、始めて「相手」に意識を向けることができます。

人間関係で疲れちゃう。
いつも人に気を使っちゃう。
頑張りすぎていっぱいいっぱいになる。
人の顔色を窺ってしまう。

なんてパターンをお持ちの方は、この順番が逆になってることが多いんです。

まず、自分。
そして、相手。

だから、「与えたい」と思うのであれば、まずは自分自身が地に足が着いている必要があるのです。

地に足が着いている、自分の足でちゃんと立っている、自立できている状態というのは、周りがよく見える段階です。
そして、決して自分のことも分かっている状態。

自分がなくて相手にばかり意識が向いてる状態のことを私は「幽体離脱」なんて呼んでるのですが、この状態になってしまうと自分のことを全然見れてないわけですから、あとでどっと疲れが来ちゃうわけです。

ところがだからと言って自分にばかり意識を向けてしまうと、いわゆる自意識過剰であり、自己中であり、自分本位であり、自分勝手という状態になりますから、バランスが肝心ですね。
そういう自意識過剰な状態ってのは自分に意識が行き過ぎてめり込んじゃってる状態みたいなものですから、これまた窮屈なんです。周りは全然見えないですしね。

自分にもきちんと意識が向けられて、そのうえで、相手にも気を配れる(配慮できる)というのが理想的な大人のバランス感覚と言えそうです。

さて、自分の足で立つことができると相手のことがよく見えるようになります。

 相手がどんな表情をしているのか?
 どんなことを考えているのか?
 今、言いたいことは何なのか?
 相手は今、何を感じているのか?

そういう意識を持って話を聴くことができます。
つまり、相手の気持ちをキャッチすることができるんです。

さらには、そこからは、

相手の言葉にできていない感情。
相手のホンネ。

などを察することができますので、会話のキャッチボールもよりスムーズに進みます。

相手「えーっと、こういうの何て言うんだっけ。えーっと。」
自分「それって○○ってことをおっしゃいたいんじゃないです?」
相手「あ!そうそう!よく分かったね。その言葉、なかなか出てこなくて。」
自分「そりゃそうですよね。実は私もさっき見てた雑誌に出てきた言葉なのですぐに思い出せたわけで、いつも使うもんじゃないですよね。」

相手の状態に寄り添い、そして、相手の意図をくみ取ることができるのです。

でも、これが自分のことでいっぱいいっぱいだと、この察する力が大変弱まってしまいます。
なんせ、自分に意識が向いてるわけで、相手の話もちゃんと聴けないのですから。

そして、次の段階では相手のことを考えてあげることができます。
つまり「与える」ということができるのです。

よく「与えなさい」という話を見かけますが、これ、ちゃんと自分の足で立っていることが前提なんですよね。依存的な状態にある段階ではどんだけ頑張っても空回りになってなかなか与えることはできないのです。

つまり、相手の気持ちを察することができるとさらに一歩踏み込んで、

 それに自分がどんな風に貢献できるのか?
 その人に自分が今、何をしてあげられるか?
 何をしたらその人が喜ぶのだろうか?

ということを考えられるようになるのです。

さて、そんな相手の気持ちを察することができるにはどんなレッスンができるか?というと、これはほんとにもう、日常生活のあちことにネタは落ちています。

職場にて打ち合わせやちょっとした仕事の会話でもいいです。

「相手は何を言いたいのか?」
「相手はどんな気分なのか?」

という点をチェックするだけです。意識的に。ただ、その時に自分の気持ちをチェックすることもお忘れなく。
自分が自分でいられること、地に足が着いていることをちゃんと確認する必要がありますね。

そして、さらに一歩踏み込んで、

「何をしてあげたらこの人は喜ぶだろう?」
「今、どんな貢献をしてあげることができるだろう?」

これを考えてみるのも有効ですね。

相手を喜ばせるためには、相手の気分をキャッチしたり、相手の言いたいことを察する必要があるわけで、その先を見越した上級編と言えます。

もちろん、こんなことは皆さん、日常生活の中で散々やってらっしゃると思います。
でも、なぜあまり成果が上がらないか?というと「自己判断」というフィルターをかけてしまうからではないでしょうか。

自分の足で立てていることが前提ですが、相手の話はどうしたって「自分なりの聞き方」しかできません。
自分フィルターを通して聞いてしまうわけです。それは逃れらない事実です。

その時に「これは自己判断じゃないか?相手の意図をそのままくみ取っているか?」という確認する作業が実はとても大切なのです。

自立した人は時に「思い込み」が激しくなり、自分で勝手に相手のことを決め付けちゃうことが多いのです。

そこでコミュニケーションが有効になってくるわけです。

「今のお話って○○という風に解釈できるんですけど、間違ってませんか?」
「そのお話って○○って意味で合ってますか?」

この「確認作業」が凄く大事なんですね。
それによって相手にも「自分のことを理解してくれようとしている」ということが伝わって、さらにあなたにハートを開いてくれます。

私のセミナーでも質疑応答などの時に「○○って話で合ってます?」とか「これって質問にちゃんと答えてます?」なんて確認をよくしています。
セミナーに参加されたことのある方ならよく耳にされてると思います。

でも、これ、勇気要るんですよね。
自分に自信ないとできないんです。
つまり、自分の足で立ててないとできないんです。

1.相手の気持ちを察し、
2.相手に与えられることを考え、
3.それが自分本位ではなく、相手の意図に沿ったものであることを確認する。

そんな3ステップのお話をさせていただきました。

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