離婚を切り出されて衝動的に夫との写真や動画を消してしまい、今は「なんでそんなことをしてしまったんだ」と後悔と喪失感が消えません。



元データもなくなってしまったとすればショックで絶望してしまうのも無理はないのですが、そのできごとは何を示しているのでしょうか?
心理的に見ていくと、消してしまったのはただの写真や動画ではなく、“大切な思い出”としての写真や動画です。
ということはそこから何が言えるでしょうか?そして、何をしていけばいいのかも分かってきますね。

根本先生、はじめまして。
初めてネタのリクエストをお送りさせていただきます。

今回お伺いしたいのは「喪失感」と「後悔」についてです。
一年ほど前に、旦那さんとの写真や動画を消してしまいました。当時、旦那さんから離婚宣告をされたばかりで、そのときは怒りや悲しみが大爆発!「どーせ別れることになるなら、もう思い出したくない」と旦那さんとの写真や動画を消しました。とはいえ、”最近消去した項目”には残っているから、いつでも復元できると思っていたので、謎にそのデータも全て消えてしまったときは、絶望感と喪失感でいっぱいになり、あれから一年近く経ってもその気持ちは和らいでいません。ふとしたときに思い出し「なんであんなことをしてしまったんだ…」と絶望します。

プロポーズしてもらったときの写真も、誕生日をお祝いしてもらったときの写真も、初めての結婚記念日の写真も全てなくなってしまいました。ちなみに旦那さんも「あなたとの写真は全て消した。未練がないから」と言っていたので、この先旦那さんと再構築できたとしても、写真が戻ることはありません。

いろんな復元方法を調べましたが、やはり元データが消えてしまっているようで復元は難しそうです。
「写真や動画ごときで何言ってるんだ…」「写真はなくても思い出は記憶として残ってるだろ」「震災とかで写真や動画よりももっと大切なものを無くしてしまった人もいるんだぞ」「そもそも消したのは自分だろ」と思う自分もが、この喪失感や絶望感、後悔を和らげたいです。

根本先生から何かご教授いただけたらと思い、お送りさせていただきました。ご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。
(Eさん)

それはそれは心中お察しいたします。
大爆発の結果、写真や動画を消しちゃうなんてまさに情熱系武闘派女子の面目躍如ということですね!
勢いあまって車に火をつけるとか、家中の窓ガラスを割るとか、ヤツをヤっちまうとかしなくてよかったですね。まだまだ朝晩は冷えますもんね。

しかも元データまで消えてしまって復元不可能と思えば、絶望もまた深いし、後悔してもきしれないところかもしれません。

まあ、ただの写真や動画じゃないですものね。
夫氏との思い出そのものですものね。

ということはまだやり直したい気持ちは今も強く残っているのでしょうか?
そして、写真はともかく、夫氏との関係は復元できそうなのでしょうか?

Eさんの問題はその写真や動画が夫氏と心理的にイコールであることから悩ましくなってると思うんですよね。

もし、夫氏との関係を再構築できたとしたら、その事件はどのようにとらえられると思いますか?

あるいは!
Eさんに年下でイケメンで背が高くてお金持ちでバリバリ稼いで優しくて穏やかで情熱的に自分を愛してくれる次男の彼氏ができたら、、、、その写真や動画を消してしまった後悔はどうなると思います?

私たちはよく「モノ」に「感情」をつなげてとらえます。特に女性性が豊かな方ほどその傾向は強くなります。

だから、大好きな彼にもらったプレゼントはお値段以上の価値を持つものとなりますし、大好きな彼と行ったレストランもすっごく特別な場所になります。

それで、彼が浮気相手をそのレストランに連れていき、自分と同じものをプレゼントしていることをインスタで知った日にゃ、富士山が山体崩壊するほどの大爆発を起こしてしまうわけです。

浮気されたこともものすごくショックなのですが、自分の大切な思い出が踏みにじられてしまって輪をかけて傷ついてしまうのです。

だから、その写真や動画を消してしまったことを大後悔しているEさんは、それくらい夫氏のことをまだ愛している、という証拠になるのです。

まあ、極端に聞こえるかもしれませんが、それは夫氏を失ってしまったのと同じくらいの痛みと思ってもいいのです。

だから私としては夫氏との関係が今のところどうなってるのかがとても気になるわけですね。

少しずつ改善の兆しが見えてくるのならばいいのですが、あまり芳しくない状況だったり、すっかり停滞していたりするのであれば、その喪失感、絶望感は大きいままですよね?

とすれば、改めて夫氏との関係改善にエネルギーをぶち込んで行きましょう!

夫婦関係の改善というのは今もカウンセリングの王道のテーマなのですが、主に次のようなアプローチを考えていくものです。

・そもそもなんで離婚を宣言されてしまったのか?その原因は思い当たるところがあるのか?

・お互いの性格や価値観はどんな感じなのか?どこですれ違いが生じたのか?

・両方の育った家庭環境や過去の恋愛事情はどのようなものだったのか?

そうした入口から関係が改善していくためのヒントを得ていくものです。

例えば、「夫氏の愛情に胡坐をかいてた」というあるあるのケースであれば、夫氏に理想の母を求めていなかったか?夫氏の気持ちを素直に受け取れていたのか?夫氏への愛情表現はどうだったのか?みたいなところに改善点が見つかります。

また、「レスなど性生活の問題」があった場合は、ご自身のセクシャリティを見つめ直していくことが課題となるものですし、「価値観が合わずに喧嘩ばかりしていた」のであれば、競争を手放したり、自分軸を取り戻したりしていくのが王道となります。

離婚を回避することが目的じゃなくて、信頼し合える夫婦になることが目的ですから、より良い未来を築くためにそうしたアプローチが有効だと考えています。

ま、夫氏側が言い出す離婚はひっくり返せることが多いですけどね。

ただ、こういう問題が勃発したことで、自分自身を振り返り、自分らしい人生を構築していくためのきっかけにするチャンスとも言えます。

Eさん自身の人生を振り返るチャンスというわけです。

また、こういう問題の場合どうしても「執着」が出てきてしまうものですから、はじめに「夫を手放すワーク」に取り組んでいただくことも多いです。

「手放す」ってのは「別れる」んじゃなくて、「執着をなくす」ということを目的にしたものです。

何が辛いってその執着が苦しいものですから、愛情を取り戻すためにも必須科目みたいなものです。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
新しい学び「どうしたらいい?」が解決する 自分と他人の心理学(池田書店)
*セミナー動画:本気の手放しワーク 2024
*セミナー動画:『本気の手放しワーク』

先日、しばらく取り組んでいた夫婦関係が改善したケースがありました。

現代風の夫婦で「基本的に仲はいいんだけど友達やきょうだいみたいになってしまい、何年もレスの状態が続いていた上に、夫氏にお金問題が勃発して離婚騒動になっていた」のです。

先ほど紹介した流れで夫婦関係を見ていったところ、

「妻が自立しすぎて男性性優位になっており、優しくて女性性が豊かな待つ男である夫氏と男女が逆になったような状態になっていた。にもかかわらず、恋愛やセックスに対してはたいへん奥手な彼女であるため、仲はいいけど男女になれない状態になっていた。」

という状況が見えてきました。

男女がひっくり返ったような関係ってのはそれだけなら別に問題がないのですが、恋愛モードになると急に彼女が「少女」になるものですから「離婚」という話が出てきてたのです。
(離婚は彼女から言い出し、一旦は彼も同意したものの、でも、お互い一歩が踏み出せずに並行状態になっていた。)

だから、うちのブログでもよくある「大人女子を目指そう!いえーい!!」というプロジェクトを発動させまして、恥ずかしさを克服したり、セクシャリティと向き合ったり、性的トラウマを手放したり、過去の彼氏たちへの執着を手放したりしていくうちに、夫氏に対する見方が変わっていき、「もう一度、夫婦を頑張りたい」という状態になったのです。

ぱちぱち。

さてEさん、そして同志のみなさんの場合はどうでしょうか?

「今できること」って必ずあるんです。

過去に引っ張られると「後悔」しますし、未来を想像すると「不安」になるものです。

でも過去はどうしようもないし、未来は今の自分が創ることができるものです。

だとすると「今」に意識を向けることが、Eさんの大後悔時代を終わらせることにもつながると思うのです。

最後に。

「後悔」については、まず多くの場合で「それが当時の自分にとって最善の選択であった」ということを受け入れていくことをします。

今の自分から見れば「No!」なことであっても、当時の自分にとっては「Yes!」で、その他の選択肢は選べなかった、ということです。

さらに、心理的に見れば、「写真を消したのは当時の潜在意識がゴーサインを出したからできたこと」と解釈します。

そう、Eさんの潜在意識が「写真も動画もいらねえ!」と判断したということです。

衝動的に消してしまったように思えて、実はそれを潜在意識が同意していたのです。

もし、そうじゃなかったら、元データが残っていたり、消したつもりで消せていなかったりするんですね。

潜在意識が決めていたことだとすれば、顕在意識ではどうしようもないんです。

とはいえ、それで納得できるものではないと思いますので、「今」に意識を向け、「今できることをする」というのがベストになるのです。

「後悔」や「嫉妬」は「今」に意識を向けることですーっと消えていく。

◎東京/オンライン:5/24(日)13:00-17:00 自己探求ラボ「投影を極める、投影を使いこなす」
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