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やっぱり自分の気持ちは無視しちゃいけないと思います。
違和感、もやもや、しっくりこない、って気持ちがあるなら、その正体をできるだけ明らかにした方が絶対いいと思うのです。
そういうときは改めて自分を徹底解剖して、より自分を知っていくこと。その過程で問題が出てきたらクリアしていくことを提案したいのです。
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私は33歳で、結婚出産を希望しています。
20代までは、大恋愛を繰り返しました。
隕石が落ちたような感動的な恋の始まりから、振り向かせるための努力の日々、映画顔負けの展開で交際開始、感情のジェットコースター、そして大癒着&共依存…
昔はこんな大恋愛の先に結婚や出産があると思っていました。
でも29歳の時の大失恋で、燃え尽きました。
そして気づきました。大恋愛の延長線上に「家庭」は無いと。
30歳からアプリで出会いを探し、今とても素敵な人と交際しています。
私には勿体無いような人ですし、何より愛情深く頼り甲斐があります。言いたいことはなんでも言えるし、行動してくれます。今までと決定的に違うのは、野良猫でもロックマンでもない点です。20代の失敗を生かして理想の人に出会えたと思いました。
初期はラブラブだった、というかそういう演出?を自分に施してましたが、2ヶ月で逃げたい衝動にかられました。
3ヶ月の今、彼の協力のおかげで和やかな距離感で過ごせていますが、恋人のような絡みはまだ復活させられません。(彼は求めてると思います)
やっと見つけた一緒にいたいと思えた人。でも一生二人で暮らすと考えると、何故か気持ちが暗くなります。
友達みたいな人と結婚したら幸せっていうけれど、セックスはなくてもいいと思う相手でいいのか。私の恋愛人生の結末として何かしっくりこない。何より、彼に失礼だ。と、モヤモヤします。
隕石の落下に頼らず、彼にコミットするにはどんな過ごし方をすればいいのでしょうか。
(Yさん)
もし、今、そんな隕石に直撃したらどうすると思います?
禁断の質問でした?笑
一気呵成に気持ちが持っていかれるか・・・どうしようかと懊悩されるか・・・。
「大恋愛」って刺激的ですよね。とても。
けど、何度も繰り返していたり、長年格闘を続けたりすると疲れてしまいますよね?
で、何に疲れると思います?
そう、感情のアップダウンに疲れちゃうんです。
ジェットコースターが大好きでもFUJIYAMA(富士急ハイランド)に何回も連続して乗れば疲れちゃうと思うのですよね。(ちなみに筆者は絶対乗りません。怖いもん。)
だから、やっぱり「落ち着いた恋愛がしたい」と思うようになるんです。
穏やかな、春の朗らかな日差しのような、一緒にいて安心感で包まれるような、ホッとできるような。
でも、やっぱりずっと春でも飽きちゃうわけです。
なんか刺激が欲しいな、と。
そうして結婚しちゃったりするとすっごくいい夫なんだけど、やっぱり物足りなくなっちゃって彼氏を作っちゃったりするんです。
もちろん、その彼氏はもれなく野良猫、ダメンズ、ロックマンのどれかでしょう。
そして、そんな彼に振り回されてきゃーきゃーきゅんきゅんしつつ、「あたし、何してるんだろう?」と時折賢者タイムを迎えられることになるのです。笑
こないだの記事も参考になると思います。
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さて、Yさんの同志はそんなわけでたくさんいらっしゃるのですが、実はある重要なポイントが抜けていることが多いのです。
もしかしたらうすうすお気づきかもしれません。
「なんで隕石の落下を待ってるの?」
ドキッとされた方はすでに気づいていましたね?
え?は?ん?と思った方は良い気づきが得られそうですね!
あ、いや、別に待ってるつもりじゃなくて、ぼーっと歩いていたら直撃しちゃったんです!ということかもしれませんが、もしそうだとするならば次に隕石が降ってくるのは相当レアな確率ってことになりますよね。
これは人によってはたいへん失礼な質問になるんですけれど、みなさん、ちょっと自分に問いかけてみてください。
「あたしの情熱に火をつけるのは彼の役目」と思っていませんか?
付き合った相手に合わせてしまうので恋が刺激的になるかどうかは彼次第?
実は「待つ女」で、相手が仕掛けてくれないと自分からは何もできない?
あんまり大きな声では言えないけれど恋に関しては依存的かもしれない?
で、それが悪いってことはなくて「個性」なのですけれど、もし、自分が受身が心地よく、待つ女の要素があるならば、その道の生き方があるものです。
おそらく悩みながらも今のその素敵な彼と結婚するんじゃないかと推測されます。
うーん、もやもやするしー、フクザツな気分だ、という方はこちらへどうぞ。
↓
◎東京/オンライン:11/10(日)13:00-17:00 心理学ワークショップ「『待つ女』が幸せを引き寄せる方法~女性性をさらに活用せよ!~」
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こういうお話に限らないのですが、Yさんをカウンセリングするんだったら「徹底解剖!」をまずは手掛けてみると思います。
それを通じて「自分を知る」ということを強力に押し進めていきます。
例えば「待つ女」と言ったって、人によってその傾向は様々です。
テコでも動かねえ!という固い意志を持ってひたすら待ち続ける女もいれば、きっかけさえ与えられたらどこまでも動く系の待つ女もいます。
ある程度は待つけど、意外と積極的に動ける人もいれば、付き合うまでは積極的だけど付き合い始めたら待つ女に変身しちゃう人もいます。
だから、その辺のバランスも含めて、またお仕事や家族関係、過去の恋愛などにもフォーカスしながら「自分ってどんな女なんだ?」ということを深堀したいのです。
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とあるクライアントさんは「恋愛でセックスがないなんて考えられない!」とずっとおっしゃっていました。
だけど彼女が付き合う相手はジェントルマンなんだけど淡泊な人が多くて不満をいつも抱えていました。レスになることも多かったしね。
一方、セックスが超楽しい!刺激的!という相手は男性として尊敬できないか、ちゃんとしたお付き合いじゃない形だったんですよね。
「両方のいいところどりをしたい!!」というのが彼女のたっての希望でした。(そりゃそうだ)
それで彼女をあれやこれやと深堀していったところ、親に対していろいろ思うところはあるけれど、けっこう安定的な生き方を望むタイプであることが分かり、セックスも激しく刺激的なプレイが好きだと思っていたけど実は温かくて深いつながりを感じられる方が好きだということが分かってきました。
ついでに「母との癒着」の傾向があることも分かってきまして、「そっかー、家(母)から自立するためにはそれくらい激しい恋を繰り返さなきゃいけなくなったし、それゆえ、セックスへの執着も強くなったんだねー」という状況が見えてきました。
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母と癒着していると「外」に逃げたくなるので彼氏を次々作ろうとします。
でも、癒着は切れていないので、母に対してと同じように癒着してしうまう相手か、癒着するにはあまりにも距離の遠い人を追いかけます。
しかし、癒着ってのは強力なゴムひものようなものですから、びゅいーんと母から離れても、少しでも力を抜いたらぐいーんと引き戻されてしまうんですね。
だからものすごい情熱が発揮されることになります。
母のところに引き戻されないように。
また、多くの場合、母との関係ではセクシャルなことはタブーになります。
だから、セックスをしているときだけ母との関係を切ることができます。
それでセックスに強い刺激を求めると同時に、セックスに執着心が生まれます。
でも、こうした恋愛やセックスは実は「母軸」であり、「彼軸」なものです。
だから、なかなか報われることが少ないのが現実なのです。
それでこの場合は母との癒着に注目しつつ、セクシャリティを重視してカウンセリングを進めていくことが多いものです。
それで、母との癒着が切れてくると求める恋愛が全然変わるものですし、セックスにそこまで執着しなくなるんです。
このお話がYさんやみなさまに当てはまるかは分かんないんですけど、一例として参考にしてもらえれば幸いです。
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つまり、ほんとうに自分に合ってる彼はどんな人なのか?とか、自分らしいパートナーシップはどんなんなのか?を追求していくってことがお勧めなのですね。
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また、そうした自分を徹底解剖していく上で、ライフワークなるものが見えてくることもよくあります。っていうか、けっこう私の場合はそれを重視します。
ライフワークってのは自分らしい幸せな生き方のことですから当然っちゃ当然ですね。
そうするとかつて大恋愛で使っていた情熱をそのライフワークの方にぶち込めるようになって、「外で刺激的な行動をしてきた分、内では穏やかで温かい場所を求める」というバランスに行きつく人も少ないないわけです。
さらには、「ああ!隕石ってあたしのことだった!!」ということに気づいてしまい、「やっぱりあたしは穏やかな恋よりも常に刺激的な恋の方が似合うわ」という生き方を選択される人もいます。
恋がライフワークであり、セックスがライフワークみたいな感じですが、案外、そういう女子も少なくないと思ってます。
だから、選択肢はとてもたくさんあるわけで、それを自分を知ることで選べるようになりたいんですよね。
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それで唐突にYさんの話に戻るんですけど、彼にコミットできるようにもまずはより深く自分を知ることをお勧めしたいですし、そこで何かしら傷だの癒着が出てくればそれを処理していけばいいですし、その結果、今の彼がやっぱり最高!!ってなればモヤモヤもきれいに晴れるでしょう。
「ああ、たぶん、今の彼があたしには一番合ってるんだ」と深く納得できることを目指しませんか。
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アプリや相談所を使っての婚活が一般化した現代だと、「結婚」が目的になってしまうことが多いと思います。
多少気になることがあっても、もやもやがあったとしても、「そんなこと気にしてたら結婚なんかできない」みたいな感じでそれらを無視しちゃうんです。
「気持ちが暗くなる」とか「しっくりこない」という思いを引きずったまま結婚するわけですから、その後も気持ちは盛り上がらないんですよね。
それで結婚数年経って「根本さーん、あたし結婚してよかったんでしょうかー?」とご相談に来られるケースが増えてるのです。
それもまた個人差があるのですけれど、やっぱ納得して結婚生活に突入することが望ましいと思うので、もやもやがあるなら徹底的に見つめていくことをお勧めしたいと思うのです。
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