弱ってるときに付き合い始めたスペックに不満のある彼について。



弱ってるときは優しい人に惹かれるんですけど、元気になればその人は不要になったりもするものです。
けど、人生では弱るときもまたあるでしょうから捨てがたいっちゃ捨てがたいんですよね。
ということでやはりここは「自分を知る」というところからのライフワークに答えを見出したいものですね。

根本さん

いつもお世話になっています。
26歳女性です。
弱ってる時に付き合っちゃった彼と別れて自立するべきかアドバイスいただけると幸いです。

彼への好意は全くありませんでしたが熱心に押されたため渋々半年前に付き合って、退職を機に1ヶ月前から同棲しています。
(2年間CADオペ社内ニートをしてメンタル崩しました。頑張ってきたけどポンコツなのでしょうか涙)

彼は外見普通、収入400万、高卒、弁が立ち私にはない賢さがあります。洞察、共感、問題解決能力高めですが正直スペックは物足りないです。私のためなら死ねるらしく、母からの虐待があったサバイバーです。

私の理想を聞いて彼は年収を上げるために転職しました。マッチョがいいとも言ったので体を鍛えてくれています。
でもふと私この人でいいんかな…と虚しさを感じます。
仕事を始めたら、あなたのことそんなに好きじゃないけど付き合ってあげてる、収入が低いから私も仕方なく働いてる。なんて意識になってしまいそうで怖いです。
ラブラブなカップルや高収入旦那をゲットした人を羨む気持ちやみじめさも湧いてきそうです。

好きにすりゃええんですが私の性格的にどんなスタンスで決めればいいでしょうか。

ご教示いただけると幸いです。
(Mさん)

だいたい人ってのは誰でも都合がよい生き物でして、ランチにちょいと塩辛いものを食ったせいで、その後、無性に甘いものが食いたくなってお菓子置き場を漁っていた私です。

恋愛と食い物を同列に扱っていいのかわからんけど、まあ、どっちも味わうものに違いねえ、とちょっとうまいことを思いついたのでまあ良しとしてくだせぇ。

そもそも「刺激的な恋」のあとには「穏やかで落ち着いた恋」を求めるものですし、そんな「落ち着いた恋」のあとにはやはり「刺激的な恋」を求めるのが人の心ってもんじゃねえかと思うのです。

まあ、ロックマンに振り回されてボロボロになったあとに、再びロックマンに挑む自立系武闘派女子も珍しくないですけどね。(野良猫も同様)

で、Mさんのように弱ってるときに付き合っちゃった彼氏というのは元気を回復するにしたがって粗大ごみと化すのもまた世の常でございます。

私も職業柄、弱った女子たちに数多くお会いするわけですけれど、あいつら、元気になったら全然顔見世ないんですよねー(あたりまえ)。

ということで、「この人でいいのかなあ?」という気持ちになってきた分だけMさんは元気を取り戻したってことですから、まあ、そろそろオアシスを出発する頃ですかねえ?

>仕事を始めたら、あなたのことそんなに好きじゃないけど付き合ってあげてる、収入が低いから私も仕方なく働いてる。なんて意識になってしまいそうで怖いです。

別に仕事を始めなくても今でもそう思ってない?笑
今は仕事してなくてやっかいになってるからそう言わないようにしてるだけで。

ただ、同棲はじめたんですよね?
そして、いま、彼のお金で生活してるんですよね?(あとは貯金とか?)

これがちょっと厄介だよなあ、と思うところでして。

しかも、彼、「私のためなら死ねる」だなんて物騒なこと言ってるんですよね?
別れ話とかしたら包丁とか持ち出さないですかね?(もちろん、俺が死ぬ!て感じで)

さらに、Mさんの期待にこたえる形で転職し、さらに体を鍛えてらっしゃるんでしょ?

ずいぶんと愛されてますよね?(重たいけど)

たくさん尽くされてますよね?

虐待受けてたそうですし、別れ話がこじれて事件にならぬよう、そっちに進む場合は綿密な計画が必要なのかな?とも思っちゃいます。

いろんな事例があります。

彼みたいな人と別れてすっごく後悔している人もいれば、逆に、なかなか次の彼氏ができないけど納得している人。

なんか別れるのが申し訳なくてずるずると付き合い続けてしまい10年もすぎちゃった人。
同じくずるずる付き合い続けてる一方で、浮気癖がついちゃったような人。

中には「彼氏を作ってもいいけれど、僕と別れないでくれ」と言われて半ば公認で浮気している方もいらっしゃるんですけど、カウンセリングに来られるってことはそれに納得できていないんでしょう。

「夫もいるけど彼氏もいる問題」って多いんですけど、Mさんも「ああ、わかるかも」という心理じゃないでしょうか。

また、スペックは物足りないし、見た目もいいとは言えないんだけど、性格がすごく良くて一緒にいて自分らしくいられるから、とそのまま結婚した方もいます。

「いろいろ考えたし、浮ついたときもあったけど、なんだかんだあたしには彼みたいな人がいいのかもしれん、と思うようになったのよね。」と悟ったように、穏やかな表情で話されていました。

ちなみに体の相性はどうなんでしょうか?
けっこう重要事項なんですが。

これが良ければちょいと別れがたいところがありますし、じゃなければサクッと別れることもできそうです。

ということで、結局のところMさんもお感じのように「自分らしさ」で決めるのが一番よくて、Mさんの人生で何が重要なのか?という点についても熟考に熟考を重ねていきたいところです。

ちょうどMさんと同世代の常連様がいらっしゃるのですが、少し前にずるずる関係を続けていた(半同棲だった)彼とすぱっと別れまして、悲しいし、罪悪感もあるし、彼のことつい心配しちゃうんだけど、けど、けど、別れてよかったと思う、とおっしゃってました。

彼女、恋愛も大事なんだけどライフワークに生きる覚悟ができてきまして、それが大きかったと思います。

だからMさんも「パートナーシップ」のみならず仕事やライフスタイルにも目を向けて「自分らしさ」を探求されるのが良いと思うんです。

例えば、Mさんにとってスペックってどれくらいが理想でしょうか?
そして、なぜ、スペックを重視してしまうのでしょうか?

とある常連様数名は「やっぱり学歴はMARCHや関関同立以上が理想」と口をそろえておりまして、「年収や職歴もそれなりのものを求めちゃう」とおっしゃっています。

「だって話が合わない人とは無理だもん。」ということで、「この人すごいな!と感じられるなら高卒でもいいけど」と一応緩和条件は付けられています。

で、彼女たちはそろいもそろってWという大学の出身で、ご立派な会社にお勤めでいらっしゃいますので、年収もそれなりというかかなり高めです。

「対等な関係」を求めるとどうしてもその辺が水準となるのでしょう。

「中身が大事」なのは言うまでもありませんが、婚活中、幾度となく「大学・勤務先」が分かったとたん、男に逃げられた経験をお持ちゆえ、せめてMARCHという意識になったのでしょう。(それでも引かれるときがあるみたいですが)(「女医をもらってくれるのは医者だけ」という名言が思い出されます。)

一方で、ないものを求めてスペックに走るのはちょいと危険でございまして、付き合いが長くなればなるほど劣等感がうずいたり、競争心が刺激されてマウントをとったり、相手のあら探しを熱心にしてしまったりするようになるからですし、スペックに踊らされるとこんどは「中身の問題」が浮上してくるからです。

とはいえ、見た目も大事だし、スペックも大事、というのは女性からすれば本能的なもんだと思います。

より優秀な種で子孫を残すという目的がありますから。

形にとらわれるのはよくない!中身が大事だ!という説にも賛同はしますが、やはり「見た目」や「匂い」「触覚」に学歴や職歴、年収というのも捨てがたいものだと思うのですよね。

そのあたりをどれくらい重視するかってのは「個人の価値観」でして、何が正しくて何が間違ってるってのもありません。

「自分はどうなのか?」がすごく大事なんです。

ということで、Mさんにおかれましてはいろいろと気持ちを整理していきたいですよね。

今の彼に対する気持ち。
確かに物足りない点は大いにあるのだけど、それだけ尽くされていやな気分はしないと思うのですよね。

そして、何より「ひとつ手に入ったから」不満が強くなるのは「愛情にあぐらをかく」ということになりますから、繊細に見ていく必要があるものです。

今の彼の価値もたくさん見えているからこそ、重要なチェック項目ですね。

そして、次の仕事をはじめ、ライフワークを考えていくにはよい時期だと思うのです。

そして、ライフワークが見えてきたときに今の彼の「処遇」を決めてもよいわけです。

例えば、あるクライアントさんは離婚を考えていました。
まじめできっちりしているし、とても良いパパだけど、中小企業のサラリーマン(管理部門)だし、話をしても面白くないし、なんせ刺激が感じられない、と。

それで彼女は出産後、専業主婦をしていたのですが、子どもが手を離れたら離婚を目指してライフワークに突撃されたのですよね。

それで起業して熱心に活動してましたらかなりうまくいったんです。
あっという間に夫の年収を超えるほどになりまして、これで堂々と離婚できると思ったんですけど、そのとき気づいたんです。

「あれ?夫氏、うちの事務をやってもらうにはちょうどよい男じゃないの?」

勢いで突っ走る彼女にとっては「リードを引いてくれる飼い主」は重要な存在でして、自分が好きなことをやっていく上で夫氏は最適なパートナーだったんです。

彼からすれば、中小企業とはいえ数十億の予算を管理してきたわけから、成功したとはいえ、個人事業主の経理を見るのはそんな難しいことではありません。

ということで夫婦としては微妙だったところに、ビジネスとしては良いパートナーとなり、なぜかその流れで長年のレスも解消してしまい、「離婚する必要がなくなっちゃった」ってことがありました。

「なんだかんだこの人が自分には合ってるみたい」と。

で、もちろん、別件では「あんないい人なのになんで?」と周りから反対されても「自分が納得できないから!」と5年付き合った彼(ほぼほぼ婚約者)と別れた方もいます。

趣味の集まりで知り合って付き合うようになり、仲間たちも家族も公認の仲で、きっとこの人と結婚するんだろうな、と思いながら関係を続けていました。

その一方、仕事ではストレスが溜まりまくりの生活で28歳のときにダウン。
休職中にカウンセリングに通い、「自分はやっぱり海外で生活したい!」と思うようになりました。

大学のときにオーストラリアに1年留学していてそのときに「海外で生活したい」と思うようになったそうですが、現実と親と世間体を考えて国内に就職した彼女。

彼との結婚という道もありますが、ここは一発、もう一度海外に出たいと思うようになりました。

それで苦渋の決断でしたが「いつ戻ってくるかわからないから」と彼にきっぱり別れを告げて再びオーストラリアに飛び立っていったんですよね。

なので、やっぱり「自分を知る」ということが大事だし、そのうえで「ライフワーク」なるものをあれこれ考えていって、そのプロセスにおいて彼のことも考えてみればいいんじゃないかなあ?と思うのです。

はてさてMさんはどんな人生を歩みたいのでしょうか?
まずはそこから見つめなおしていきましょうか。

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