結婚に焦る気持ちは分かるけど、優先順位が下の方だからあまりエネルギーが入らないんじゃないの?



「結婚を焦る気持ちは分かるけど、あんたそういうタイプやないやん?」というツッコミをするケースは後を絶たず、今回のYさんももしかしたらそのタイプかもしれません。
「自分らしい生き方」というのが「時間」を凌駕している場合って少なくなく、そこで焦るのはたぶん思考が動いているからなんですよね。

いつも参考になる記事ありがとうございます。

数年前ライブ配信で「婚活頑張ってるのに彼氏ができません、どうしたらいいですか?」と質問し、
「優先順位が低いんじゃない?」との回答を頂きました。

今になってその言葉の意味が分かりました。

というのも、私は相変わらず独身彼氏なしですが
もし本当に結婚に執着があるなら、我慢でも妥協でもしてとっくに結婚しているはずだよなと気づきました。

つまり、結婚することよりも優先していることがあるんですよね…私の場合は精神の安寧です。
今よりマイナスな状況になるような男なら結婚する意味なくない?と思っています。
(数年前メンタル弱男を引いて自分も病みました)

いい人と付き合いたい、なんならヘラクレスがいいに決まってる!それ以外いらん!という自武女の私に対し
一般女性はヘラクレスかはそんなに気にしてなくて、それより早く捕まえることを優先しているのだと気づいて驚愕しています。
いい男を探そうと思ったら時間かかるし、そっちの方が耐えられないという感じなのかなと。

私のような女はこのままだと結婚は来世になってしまいそうです。
納得いくまで妥協できない自武女が結婚を早めるにはどうしたらいいでしょうか?
(Yさん)

自立系武闘派女子とひとことに言っても実情はいくつもの部隊に分かれており、その与えられた環境の中でウダウダ言うてるものです。

だから、「突撃部隊」や「特殊空挺部隊」に属する方々と、「後方待機部隊(待つ女)」とは同じ自武女の看板を背負っててもちょっと色合いが違うため、お互い分かり合えない部分も持ち合わせているものです。とはいえ、攻撃力は遜色着けられぬレベルで拮抗しておりますので、どちらが上などということはないものでございます。

その部隊のひとつに「工廠部」というのがありまして、ここはビスの一本までも手作業で作り上げる武骨な職人たちが日々その腕によりをかけて黙々と仕事をしているのです。

そんな工廠部に属する武闘派女子たちは何事に対しても妥協を許さぬ頑固な職人ですので、材料ひとつとっても最良の品質を求めるのです。

そのため仮に納期が遅れようとも自分が納得できる材料に出会わなければノコを手に取る気すら起こさず、常に最高の品質を求めるがゆえに何年も顧客を待たせるということもあり得るのです。

「納期厳守」とか「コストはできるだけ安く」というモットーで働く職人たちもおりますが、彼らとは一線を画す、まさに職人集団なのです。

あ、この材料ってのが男ってことね。

そんな工廠部所属の職人であるYさんにとって

>納得いくまで妥協できない自武女が結婚を早めるにはどうしたらいいでしょうか?

という要求は矛盾に満ち満ちておりまして、「最高の材料を使って最良の製品を短期で仕上げろだと?てめぇ、職人を舐めてんのか?」とキレられるのがオチでございましょう。

え?そんなのやだ?

そんなん言うたかて、それがサガ(性質)なんだからしゃあなくね?

>つまり、結婚することよりも優先していることがあるんですよね…私の場合は精神の安寧です。

出会った男が精神の安寧をもたらしてくれるのかどうかの判定には少なくとも数年にわたる調査が必要になりますから、結果的にパートナーシップが後回しになってしまうのも仕方がないと言えるんじゃないでしょうか。

Yさんのお話を読み、あ、これは工廠部の説明になる!と思ってネタにしたものですから、その先を全然考えてなかったんですよね。

どうしましょうねぇ・・・

さて、この「結婚の優先度が低い問題」というのは工廠部の方のみならず、各部門で発生している慢性的な問題のひとつです。

慢性的な問題に関してはリトリートセミナーがとても有効なので、そちらをぜひ検討してもらいたいと宣伝を兼ねて心よりお伝え申し上げる所存です。

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例えば、「明らかにあたしの場合、仕事の方が優先度高いですよね?」とか「結婚したいですよ!誰かと一緒に暮らしてみたいですよ!けど、ひとりの時間もやっぱり大事にしたいじゃないですか!」とか「やっぱりあたしは実家の家族の方を優先してるってことなんですかね?」とか「結婚したい気ももちろんあるんですけど、正直、もうちょっと遊んでいたいというか、ちやほやされたいというか」とか「パートナーシップよりも推し活の方を優先しちゃうのって変ですか?」等々、似たような状況にハマっている方々は珍しくないものです。

「なぜ男ができなんじゃ!なぜ婚活がうまくいかないのじゃ!姫はご乱心ぞ!」と思われているみなさまはぜひ「結婚よりも優先順位が上のものってなんじゃろ?」と心の中をまさぐってみてくださいませ。

案外「ええー、もしかしてこれー?やだー」という発見があろうかと思います。

さて、この優先順位ってのは今まで生きてきた中で自然と定まってきた「法則」であり、かつ、ご自身の本質をも表すケースがありますので、これを変えようと思ってもなかなか困難に感じてしまうことが多いものです。

Yさんにしても、婚活よりも精神の安寧を優先するという事態は今に始まったことではなく、おそらく過去から連綿と続く歴史の中で築かれ来たものかと思います。

だから、「結婚よりも優先順位が高いものがあるんだから、そういうつもりで気楽にやった方がいいと思うよ。」という結論に至るのですね。

優先順位が高い「精神の安寧」の方にエネルギーを割きたいのが人の心ですから、それより低いものに同等のエネルギーをかけるのは無理なわけですね。

だから、「それなりのエネルギー」を配分するだけで満足できる結果が得られるってことが言えるのです。

とはいえ、そこは職人なYさんですから、仮に優先順位が7位のものであっても全力で取り組もうとされるわけですから、そこが難しいところですね。

で、そういう場合はちゃんとエネルギーバランスを整えるために、「精神の安寧」をふだんから最優先させることをまずはおススメするのです。

とはいえ、Yさんにとっても「精神の安寧」が1位なのかは分かりませんけれど。
それが3位で、婚活が7位かもしれないんですけれど。笑

まあ、それは分かりませんからこの2つだけで考えていきますね。

「精神の安寧を優先した婚活」ってどんなスタイルか想像できますか?

一緒にいて気持ちが安らぐかどうかのチェックはもちろんですが、デートをしたあと数日にわたってその後の自分の反応というのも確認したいところですよね。

お互いの距離が近づいていくにつれてどれくらい穏やかな気持ちが深まっていくかも重要なポイントですから、結果的に「じっくりと、ゆっくりと関係を創っていく」というスタイルが合っているのだろうと思います。

確かに職人たちは切り落としてきた木をすぐに加工することはせず、ちょうどよい水分量になるまで放置しておきますものね。

しかも、しばらく寝かせておきつつも、思うような材質でなければ捨ててしまいますよね。

だから、そうして時間をかけてじっくりと進めるのがYさんには合っているのかもしれません。

なので、そういう風に思い切っちゃった方がYさん的には楽だと思うのですがいかがでしょうか?

そこで「でも、早くしなければ婚期がますます遅れるじゃない!」と焦るかもしれませんが、それは頭で考えてることじゃないですか。

心としては精魂込めた作品を作りたい職人なのですから、婚期が遅れるからって妥協してしまえば、満足できるものはできませんよね?

よく自武女のみなさまは一般女子と自分を比べるのですが、それは「虎と猫を比べるようなものだから意味はないんだよ。同じネコ科だけどさ。」という話だから、「ああ、住んでる世界が違うのだな」と納得いただくほかはないのです。

ちなみにこのYさんのお話ですが、「あたしはYさんみたいな職人じゃないと思う」と感じられる方も多いかと思います。

とはいえ、ここも注意が必要で、「自分では意識していないけど、自分も相当材料を吟味しちゃってる可能性があるな?」という視点で一度自分を見つめ直してみて頂きたいんですね。

「そんな男にこだわってるつもりはない」と言いながらも、「こだわり条件」をめちゃくちゃ出してくるクライアントさんも珍しくないですから。

さて、心の優先順位についてそこかしこで話をしているわけですが、私たちにとっての優先順位第一位は圧倒的に「幸せであること」ですよね?

これはもうチャンピオンなので敢えて議論はしないほどですが、Yさんにとって「精神の安寧」が幸せにつながるものですし、それゆえ「結婚」だって幸せにつながるものじゃなきゃダメなわけです。

そして、その幸せにつながる結婚に対しては、その性質により「ヘラクレスオオカブトくんじゃなきゃダメだ」と思ってらっしゃるわけです。

だから、その幸せというのが第一位にあってこその婚活なわけですから、時間がかかってもいいわけです。

「そんなことしてたら来世になっちゃう!」と焦る気持ちもあろうかと思いますが、そこで妥協して「幸せであること」を感じられないのはもっと最悪だって分かってらっしゃるんですね。

だから、出てくる焦りの気持ちというのは思考が描いた「幻想」であって、真実ではない、という風に捉えていただくのが良いかと思うのです。

すなわち、

>納得いくまで妥協できない自武女が結婚を早めるにはどうしたらいいでしょうか?

と思っちまうのは無理はないのですが、そう思ったときは「まあ、あたしは工廠部の自武女なんだから時間をかけたいタイプ。妥協して結婚するなんてありえないタイプ。腰を据えてじっくり材料を吟味したいんだからしゃあない」という風に受け入れるのがベストなチョイスだと思うのです。

つまりは、

>もし本当に結婚に執着があるなら、我慢でも妥協でもしてとっくに結婚しているはずだよなと気づきました。

この気づきをほんとうに大切にした方がいいでっせ、ということなのです。

そして、精神の安寧のためにできることは何か?を考えていきましょう。

その方が優先順位が高いんですから、そこにもっとエネルギーを割きましょう、と。

ふだんの生活でよりメンタルが落ち着くスタイルを模索しましょう。

自室の模様替えが必要かもしれませんし、冷蔵庫の中身からクローゼットまで見直した方がいいと思います。

自分がほんとうに心安らぐ家をまずは作る、ということです。

行動もそうです。

仕事のやり方にだってメスを入れたほうがいいかもしれません。

休日もメンタルを整えることに時間を割きましょう。

ヨガや瞑想を採り入れますか?
ミニマリスト的な生活スタイルの方が合ってますか?
自然の多いところの方が好きですか?
ゆったりと料理を作る時間も作りましょうか?

そうして優先順位が高い方から満たされていくと、婚活に対する焦りだって少なくなっていくでしょう。

何よりも「自分らしい生き方ができてる!」と実感できるようになると思います。

まずはそこを目指すんです。

で、最後にオチがあるのですけれど、そういう生活を構築してみた上で「うーん、なんか違う、これはほんとうにあたしが求めているものなんか?」と思われた場合、優先順位の再検討が求められてると考えてください。

つまり、精神の安寧は過去のトラウマから来ているものであって、確かに重要だけど、そんな優先順位は高くないのかも?という風に。

となったらここで改めてトラウマと向き合いつつ、本来の優先順位を見直す作業に入っていきます。

「あれ?工廠部だと思ってたけど、、、実は突撃部隊だった?」なんてことも無きにしも非ずですので。

で、その辺を早く知りたかったらリトリートセミナーとか個人セッションとかがお勧めですけど、手っ取り早くこのセミナーも役立つかもね。(動画販売も予定してます)

◎オンライン:3/10(日)14:00-17:00 ありのままの自分を知って受け入れる究極の自己肯定感ワークショップ~ありのままの自分ってなんだ?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/51841

◎大阪:3/20(水祝)、東京:3/24(日)12:00-17:00 ゆるむ・解放する・アク抜きする・頭を空にするワークショップ
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/51973

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