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まあ、ムカつく話なんですけど心当たりがなくもない、という方は案外多いんじゃないかと思う今日のネタ。
でも、ふと怒りが湧き上がってスマホを握りつぶしてしまう自武女が大量発生しないか心配です。笑
「意識高い系なのは彼だけなの?」という恐ろしいところに着目しています。
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リトリートでの懇親会でお話した彼氏と別れました!
近い将来結婚できないこと、彼が頭の中で考える私の気持ちになると、もっと連絡取ったり会ったりしたいだろうし、そうした方がいいと思うけど、自分はもともと連絡がめんどくさいタイプで仕事や趣味でいっぱいになってしまう、でも好きならその気持ちを押してでもすると思うけど、そのエネルギーが自分にはない。それくらい好きな気持ちが少ない状態で一緒にいることが自分も辛いし、私に対して失礼だと思うから、別れたいとのことでした。
私としては、忙しいとそうなるの分かるなぁという気持ちと、それを直接言ってくれればいいのに!頭の中で自己完結されて切ない!という気持ちとありました。
色々話し、Yが良ければ、友達として、飲んだり、ご飯に行ったりしたい、また連絡してと話してました。
私からは何も連絡せずにいましたが、1週間くらいして、スキーに行っていた彼から、 「お土産なにがいい?」「今晩か明日の昼なら渡せるけどどうする?」とラインがありました。私が別れ話の時に「お土産欲しいな」と言ったからだと思います。
私は、どんな風に会えばいいか分かんなかったので、断りました。これは彼の手切れ金ですか…?友達としての第一歩を置いてきたのですか…?ただ素直にお願いを聞いたってことですか?
彼と友達として会う、別の人との出会いを探すと色々道はあるのかな、と思うんですけど、別の人でも同じようにサッと関係が終わってしまわないか不安もあります。
あと、懇親会で根本さんに言われた「意識高い系にコレクションされちゃう女」という称号?に怒りを感じすぎて、確かに男の人に良いとこ取りされているような気がして本当にむかつきます。
自分では最初から割と出していけるようになったと思うんですけど、まだ出しきれてないんでしょうか?
私は最初から私のままなのに、勝手に理想を押し付けられてがっかりされているような気がして怒りが湧きます。
今後についてアドバイスもらえたら嬉しいです。
(Yさん)
とりあえず、彼としては別に嫌いになったわけじゃないし、恋人として付き合うのがしんどくなっただけで、これからもお互いタイミング合えばご飯行ったり、友達みたいにしゃべったり、したきゃセックスしたりする関係でいたいってことなんじゃないですかね?
仲の良い友達だったらスキーに行った彼とのやりとりも理解できるでしょ?
その辺は白黒はっきり付けたい自立系武闘派女子とあいまいな感じでお互いを束縛しない関係を望む彼との違いですかねー。
まあ、最近はそんなあいまいな関係を好む女子も多いようですけれど、やっぱそこは斬った張ったの世界に生きる自武女にとってはややこしいし、めんどくさいのでしょう。
そういう「お付き合いの仕方」でお互いの認識がズレてるところがあったのかもしれませんけど、心当たりあります?
彼としてはとにもかくにも「近い将来結婚できない」というところが引っ掛かっていたのだろうと思います。そこはニーズが完全にすれ違うところかな、と。
このところ「結婚に前向きな武闘派女子」vs「結婚に後ろ向きな男子」という対戦がよく繰り広げられているようで、カウンセリングをしていても「ねえ、彼はどう思ってるの?あたしと結婚したいの?する気がないならさっさと次に行きたいんだけど?」と詰められることがよくあるのですけど、そこで私を詰められても・・・知らんがな、の一言で済ませたいのですけれど・・・「分かってるけど、彼がはっきりしないからせんせーに聞いてるじゃないの!」とさらに詰められる始末でございまして。
現代は収入面においてなかなか結婚を決断しづらい状況にある男性も多いですし、趣味や友人関係なども大事にしたい男子も多いですし、家族との結びつきが強いがゆえに曖昧な態度を取る男の子も多いのが現実かもしれません。
やはりそこは真正面から怒涛の寄りを見せるか、外堀を埋めて追い詰めていくか、あるいは、既成事実をどんどん作っちまうかなどしないとなかなか「フラッシュモブでプロポーズ」なんてシーンはお目にかかれないのかもしれません。
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ということで本題はそこじゃなくて、こっち。
>懇親会で根本さんに言われた「意識高い系にコレクションされちゃう女」という称号?に怒りを感じすぎて、確かに男の人に良いとこ取りされているような気がして本当にむかつきます。
1文の中に2度も「怒り」を表現されるあたり、激おこなYさんでございますけれど、案外、同様の被害に遭われている方も少なくないよね?ということでネタにしてみました。
先日のこちらの記事にも近しい話です。
さて、私の拙い調査によりますと「意識高い系にコレクションされちゃう女」の特徴としては次のような点が挙げられます。
・美形で華があり、連れて歩くと周りの男子たちに自慢できる。
・頭の回転が速くてコミュ力が高いので話が面白いし、楽しいし、友達などに会わせられる自慢の彼女である。
・それでいながら一歩引いてついてくる感じで、プライドの高さを覗かせないのでとてもファッショナブルな彼女である。
・ちゃんと自立しており、メンヘラな一面をあまり見せないので、自分のペースで付き合えてとても楽である。
・それでいながら一途な面があるので、しばらく放置しても逃げていかないなぞの安心感がある。
・あまり文句や不平不満を言わず、こちらに合わせてくれるので、自分の仕事や趣味に没頭させてもらえる。
「要するにキレイで頭が良くてエロくて引くところは引いて、鼻に付くプライドも出さないし、感情的になることもないし、自分を自由にしてくれて、一途に好きでいてくれる女」という感じでしょうか。
・・・なんとなく火に油を注いじまった感じがするのですが、、、(汗)
「え?それって都合のいい女ってこと?めっちゃむかつくんですけど?」と根本せんせーを詰めるのはやめましょうね。お願いだから。。。(滝汗)
もちろん、彼女からすれば「あたしのピュアな気持ちを踏みにじりやがって!」と怒り心頭になるのも無理はなく、私としては「おいおい、朝起きたら東京湾の底に沈んでたなんてことがなきゃいいけどな・・・」と真剣に彼の身を心配してしまうものです。
とりあえずYさんの“元カレ”も無事なようで良かったです。
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さて、
>私は最初から私のままなのに、勝手に理想を押し付けられてがっかりされているような気がして怒りが湧きます。
そう、確かにそうなんですよね。
勝手にYさんに期待して、勝手にがっかりしてるワンマンプレイなわけでして、「は?あたしの知ったこっちゃねえよ!」となるわけですけれど、Yさんに限らず、うちのクライアントさまはこの「勝手に理想を押し付けられる」という被害に遭ってる方も少なくないんですよね。
「恋愛経験が豊富だと勝手に思われている」
「すごく家庭的な人だと思われている」
「家事とか全然しない女だと思われている」
「放っておいても大丈夫な女だと思われている」
「一歩引いて自分に何でも合わせてくれる女だと思われている」
「自立的でメンヘラな部分がない、さっぱりした女だと思われている」
等々、そうした不満を抱えられる方も多いわけですけれど、逆に、自分が彼を理想化したり、あるいは、ご自身が理想主義にハマってるようなところはないでしょうか?と恐る恐る問いたいのですけれどいいでしょうか?あ、無理にとは申しませんので!
例えば、Yさんのケースだったら、「うーん、あたしが彼に期待してたことって何かなあ?あたしも彼を理想化してたところって何かあるんだろうか?」と振り返ってみるのはとても良いと思います。
そして、同時に自分の中に理想主義な部分がないかをチェックしてみられるのもありかと思います。
この辺、Yさんのことはリトリートでお会いしてセッションもさせてもらってますけれど、そういうところがあるのかどうかは正直分かりません。
何かを隠してたり、良く見せようとしたりしている風にも見えないですし、おっしゃるようにけっこうありのままを出してくださってるように見えます。
・・・が、そこってよくよく見てみないと分からないところでもあるのですよね。
「隠れたプライド」とか「隠したい後ろめたい自分」とか「まだまだ自分でも扱えない自分のイヤなところ」とかがあるかもしれないからです。
例えば、Yさんの文章を見ればYさんが“怒りんぼ”であることは分かりますよね。
これだけムカついてるんですから。
でも、そんな怒りんぼな一面を彼の前でどれくらい出せているのか?今まで付き合って来た男たちに“平常時から”怒りをちゃんと出せていただのか?をチェックしてみてください。
また、それだけ怒りんぼってことはたいへん情熱の女であられるわけで、同様に、歴代の彼氏の前で何%くらいその情熱を出せてきたのかを振り返ってみるのも良いでしょう。
当然そうなると大変セクシャリティが豊かなことも疑う余地がないわけで、彼の前でどれくらい女を解放できていたのか?についても調査検討してみるといいでしょう。
もちろん、自分では出せてたつもりだけどまだまだまの?前よりも今の方がずっと自分を出してるつもりだけどそれでも足りないの?という疑問も湧くかもしれません。
確かに自分の情熱量ってなかなか分かりにくいものですし、自立系武闘派女子を標榜されてるならば、無尽蔵のスタミナ、キラウエア火山なみの情熱、琵琶湖を蒸発させるほどの熱量、男の精を吸い尽くすほどのセクシャリティをお持ちなわけで、「自分のすべてを出しちゃったら男が引いちゃうに決まってるじゃない!!」という潜在的な怖れもあるかもしれません。
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理想主義ってのは「女ってのはこうあるべき」とか「いい女ってのはこういう振る舞いをするもんだ」「これくらいできなきゃおかしい」的な“高い基準”をたくさん持っている人のことを言うのですが、その基準があまりに高かったり、あるいは、常に高く設定されてるケースが非常に多く、それゆえ、背伸びをして生きるようになるんですね。
それが苦しいのですけれど、目標に向かって頑張るとかっていいことじゃないですか。
いい女になりたくて努力するのって全然良いことじゃないですか。
そう、理想を掲げて頑張ることが「やる気になる」ならばOKですし、また、そうして頑張ってる自分のことをちゃんと褒めてるなら素晴らしいのですが、案外、ここをすっ飛ばしてる方も多く、結果、たくさんの自己嫌悪に繋がることも多いのです。
で、こうした理想主義にハマると「背伸びした生き方」になるのですが、それは「意識高い系な生き方」と言えなくもないのです。
理想が高い=意識高い、というわけでね。
だから、なんか意識高い系男子に好かれていいとこどりされてるように感じるのは、自分もジャンルは違うけど意識高い系で、それゆえ、足元をすくわれてるのでは?という見方ができるんですけど、でも、Yさんがそうだと言ってるわけではなく、これはあくまで一般論なので、いきなり拉致して川崎の倉庫とかに連れ込むのは怖すぎるのでやめてください!!!
つまり、パートナーは鏡って良く言うじゃないですか。
だから、なんでこういう男ばかりに引っ掛かるの?と思った場合、「自分にも彼と似たところ、同じようなところがあるのかもしれない」という風に見ていくと、すっごくイヤな気分がするんだけど、はっ!と思う気づきが得られるものです。
そういう目で見ていくとどうでしょうか?
歴代の男たちを眺めてみて「あ、この部分があたし自身を映し出しているのかも」と思うところってありますか?
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理想主義にハマると背伸びして生きてる分、プライドも高くなります。
そのプライドは自分を良く見せるためでもあり、同時に、自分を守る「心の壁」になります。
理性的な人、自立系な人が男女ともよくハマりやすく、それゆえ「意識高い系」みたいに言われることもあるのですけれど、そうするとその「こうあるべき」という姿を常に見せようとしてしまうことがあるんですね。
「これくらいできなきゃおかしいよね」という基準を設定しているがゆえに、これくらいできる自分を演出するんですね。
例えば、「神楽坂でこれだけ長く仕事してるんだし、グルメで売ってるんだから、知らない店があるなんてありえないんだよね」と思っているわけです。
そうすると「根本さんって神楽坂詳しいんですよね?こんど友達と○○ってお店に行こうと思うんですけど行ったことあります?どうですか?」とお客様から聞かれたときに、(やべえ、そんな店知らん。いつの間にできたんだ?この状況じゃこっそり調べることもできん)などと思うのですが、それを出せなくて「お、おぅ」となってしまい、「あ、そ、そこ、いいよー。ワインも揃ってるしねー。い、一度行ったんだけどさー、なかなかよかったよ」などとうそぶいてしまうんですよね。
これは露骨な例なんですけれど、似たようなことをちょこちょこやっちまうし、それが癖になってしまうと、そういう演出をしてることにも気付かなくなっちゃうんですよね。
もちろん、理想主義にハマると「競争」も激化するものですから、何かと相手と張り合ったり、マウント取っちゃったりすることもありますし、逆に、マウント取られてると感じることも増えたりします。
それが習慣化しちゃうとこうした行動が「ありのままの自分の行動」として感じられるようになるんですね。
これが心の世界における怖い話でして、理想主義が当たり前になると「知らんうちに誰かと比較して自分を優位に見せようとする。気が付けば強がってしまって非を認められなくなる。自分を下に見られるとカチンとして食って掛かってしまう。」ということが癖になって自分でもそうしてることに気付かなくなるんですね。
理想を追い求めてるのは良いことだけど、それが逆にプライドになってしまうほどになると、地に足が着かなくなっちゃうのです。
※繰り返しになりますが、これはあくまで一般論ですので、決してYさんがそうだと言ってるわけではありませんので返す返すその点宜しくお願いします。いきなり拉致して多摩川の河川敷に連れて行くとかはなしでお願いします(平身低頭)。
ということで、理想主義ってのは知らんうちに自分の首を絞めるから思い当たる方は手放しておいた方がいいよね!と思うのです。
*『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)
*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days
*セミナー動画:「鎧を脱いでありのままの自分を愛するワークショップ~素の自分とつながり、素の自分を愛する3時間~」
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さて、
>自分では最初から割と出していけるようになったと思うんですけど、まだ出しきれてないんでしょうか?
まあ、正直言えば、Yさんと彼のやり取りを監視してないですし、デートに同行したりもしてないので、どれくらいYさんが自分を出せているのかは分からないんですよね。(当たり前だ。)
もちろん出せてないところもあると思うんですけど、「割と自分を出せてる」と自覚されてるならそれで全然OKだと思うんです。
そんないきなり100%自分を出す必要もありませんしね。
「今の自分で勝負する!」ということしかできないですから、ここは気にしないで大丈夫です。
でも、彼との関係を振り返ってみたときに何か自分の言動で気になる部分があったり、そもそも「男を選び間違えたぜ!」とか思うところがあったりしたら、そこはちょっと深掘りしてみたいところですよね。
なんで結婚したいと思う彼ができたのにうまくいかなかったのー!!!!と思う部分もあるでしょうから、まだまだそこはツッコミどころがあると思うんです。
その辺は次のリトリートセミナーで扱いましょうか!(手もみしながら)
◎セミナー動画:特別心理学講座「自分を知る、ということ~自己肯定感の本質について~」
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●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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