ロックマンと離れるときゅんとするけど近づくと冷静になる私がいるんだけどこれってなんですか?~ファンタジーと親密感への怖れ~



距離が近づくと怖くなったり、冷めたりする親密感への怖れ。
そこにファンタジー(空想)を絡めて解説します。
幼い頃に寂しく辛い思いをしているとファンタジーの住人になりやすく、現実の世界とうまく付き合えなくなりますし、親密感への怖れも発動しやすくなるのです。

はじめまして。いつもブログよりパワーをいただいております。

今回は心に内在する感情について、自立系武闘派女子、自分では手をつけられないほど二面性な自分に困っているのでメールいたしました。

半年前に出会ったロックマンを通し、友達関係の状態、SEXなし、関係を深めようとすると逃げる! 

ロックマンあるある話ですが、

相談というのは、ロックマンに会うと「会話がつまらないな、しょぼいな」と正直冷静な自分がいるのですが、離れると恋しくなり胸キュンが始まるのです。
出会って短い期間ですが、約束のドタキャンもあり、それなりに振り回されてきました。

そのときの感情を内観するなか、

私は幼少期に親に求めていた愛情をロックマンに尽くすことで得ようとしていたこと、父や母に対する寂しさをドタキャンされたときの寂しさに乗せて流していたのだと、自分でも不思議なほど、涙を流していました。

彼も私と同じ傷を持っているので、会えば共鳴し合うことで心地よさに繋がっていたのかと感じていますし、彼との未来は自分が疲弊するのが見えたため、私から離れました。

これで、心が落ち着くと思っていたところ、私の勤務先(接客)にお客さんとして来たことで、再会!
私がいることを分かって来ているので、会いにきたのか。と再会したときは冷静な自分でしたが、別れたあと、胸キュン、締め付けられる痛みがあります。

冷静な自分が顔を出していると、彼ではなく自分が安心してリラックスしながら付き合える男性に出会えるよ、と自分に話しかけている一方で相反する感情がロックマンと離れる苦しさが存在しています。

二人のワタシが同時に出てきて、ノートに感情をアウトプットしたり、向き合っていますが、いつになったら、ロックマンへの感情が落ち着くのでしょうか。

余談ですが、ロックマンに会ったことで、内観が深まり、セクシャリティーをブロックしていた自分に気づきました。
両親への期待、子供のままの良い子でいる感情と向き合い、更に号泣する日々を過ごしました。
そしたら、セクシャリティーが全開で、ムラムラな頭のなかは、変な人、状態であります。
カミングアウト失礼しました。

どうぞ辛口アドバイスも含め、宜しくお願いいたします。
(Cさん)

ココイチでは躊躇なくゼロ辛(普通)を選ぶ私はそれでも「うーん、ちょっと辛くね?」とか思ってしまうんですけどね。そう、唐辛子と黒胡椒が苦手です。(はあと)

でも、最近、ちょっとずつ辛いものも食べられるようになってきたんですよー!(ドヤ顔で)(お前はいくつやねん)(どうでもええやろそんな話)(昨日食べたから話したかっただけやろ)

ということで、だいぶセルフカウンセリング/セルフセラピーが上手になられたようで素晴らしいです!

ロックマン氏に感謝っすね!

ロックマン氏は「いい女養成所」という別名を持っておりまして、彼らとの葛藤の上でどんどん魅力が磨かれていくものです。

Cさんの場合も内観を繰り返し、子ども時代の自分と向き合い、そこで滞っていた感情が解放されてきたんだと思います。

日々号泣ってのは過去の痛みを洗い流しているような感じだと思います。
ま、それをひとりで成し遂げるあたりが生粋の自立系武闘派女子ということなのでしょう!

そうした感情が洗い流されたお陰でぐーんと内面が成長し、「頭の中が男子高校生」のようにムラムラしまくってるってのも素晴らしいですね!

とてもとても順調ですし、それくらいセクシャリティが豊かな女であることを実感されたかと思います。

そんな自分と出会うのもロックマン氏のお陰っすね!そしてまたひとつ「自分を知る」ということができましたね!

★セミナー動画:『野良猫男子ならびにロックマン氏の攻略方法を考える会。』

さて、

>私は幼少期に親に求めていた愛情をロックマンに尽くすことで得ようとしていたこと、父や母に対する寂しさをドタキャンされたときの寂しさに乗せて流していたのだと、自分でも不思議なほど、涙を流していました。

こんなことに気付いちゃったらカウンセラーいらねえじゃねえか!と思ってしまうのですけれど(笑)、子どもの時代のCさんはどんな少女だったのでしょうか?

空想癖みたいなものってありました?
ひとり遊びが当たり前でしたか?
お人形ごっことかやってましたか?

創造性も想像力も豊かな子ども時代はその寂しさ、辛さを紛らわすためにファンタジーの世界でよく遊ぶものなんですね。

それは決して悪いわけではないのですが、ただ、あまりに孤独だったり、辛い思いをしてたりすると「ファンタジーの住人」になってしまい、なにかとファンタジーの世界に浸るようになるんです。

それはそれでウォルトディズニーのようにそのファンタジーを具現化しちゃったりしてすごいパワーを持っているものです。

が、そうすると現実世界よりも自由に描けるファンタジーの世界の方が居心地がよくなってしまうこともあるのです。

言い方を変えれば「ファンタジーの世界がアンダーグラウンドになっている」ということです。

これはCさんに当てはまるかどうか分からないのですが、あるあるな例として捉えてくださいませ。

とある常連様は「彼とのセックスよりもひとりでするオナニーの方がはるかに感じてしまうのでなんとかしたい」というテーマでカウンセリングを続けています。

「彼とのセックスよりも、彼とした翌日にそのことを思い出しながらオナニーする方がはるかに感じる」と象徴的なことをよくお話されてたんです。

人目を気にしたり、恥ずかしがり屋ゆえにそうなることもあるのですが、彼女は子ども時代、かなり孤独で辛い思いを重ねており、まさにファンタジーの住人になっていました。

彼も丁寧に前戯をしてくれるし、挿入してからも早くも遅くもなくちょうどいいのですが、自分の気持ちがイマイチ盛り上がらず、セックスをしながらもあれこれと空想してしまうとのこと。それが彼になんか申し訳ないし、自分を出せないのももどかしいと。

そして、オナニーは様々な道具を使いこなし、想像の世界で思い切り自分を解放できるので、中イキだってできちゃうとのこと。

そこで現実と空想の世界を近づけていくべくあれこれ試行錯誤しているのですが、この間、セッションルームに入って来るなり「中でイケました!」とご報告してくださいました。笑

その彼女にはCさんが取り組まれたように、子ども時代の思いを解放していきました。
そして、親密感への怖れを手放すべく、人を自分の心に受け入れること、彼女も当然ながら相当な自武女ですので「委ねる(サレンダー)」を体感していくこと、「今」に意識を向けて「今できること」に集中していくこと、、、などをやってきています。

ファンタジーの世界は慰みなので別に消す必要はないのですが、そちらに行き過ぎると現実を生きられなくなりますから、そこをバランスを取っていくイメージです。

まあ、Cさんもみなさまも「確かにファンタジーの世界に住んでるかも」と思われたらぜひ参考にしてくださいませ。

で、Cさんの

>ロックマンに会うと「会話がつまらないな、しょぼいな」と正直冷静な自分がいるのですが、離れると恋しくなり胸キュンが始まるのです。

>再会したときは冷静な自分でしたが、別れたあと、胸キュン、締め付けられる痛みがあります。

「会う」「再会」というのは「現実」で、「別れたあと」は「ファンタジー」と見ると合点がいくんじゃないでしょうか?

お互い似た者同士ってことはCさんはロックウーマン(鉄仮面ちゃん)ということなのかな?

つまり、「そっか、あたしはまだファンタジーの世界で恋をしているのかも」ということです。

このとき注意が必要なのは「現実社会の彼と、ファンタジーの世界の彼は別人である」ということです。

ファンタジーの世界の彼は色々と脚色が可能です。
イヤなところを取り去り、いいところを拡大することだって可能だし、顔だって現実よりイケメンに変身させることもできます。

もちろん、Cさんがどっぷりファンタジーの世界に住んでるとも言い難いのですが、離れた後にきゅんとするわけですから、感覚的にファンタジーの世界に移動しちゃってるのかもしれないのです。

さて、少なくとも「親密感への怖れ」というのはCさんのテーマになりそうです。
生い立ちから言ってもおそらく親密な距離感ではあまりいい思いをされてないわけで、だから彼との距離が縮まると「冷静な自分」が大いに活躍するんです。

怖いと慎重になるし、冷静に考えようとするでしょう?
そして、相手のいいところよりも「これ以上近づかなくていい理由」=「悪いところ」を探し出したりするでしょう?

だから、距離が近づくと急激に気持ちが変わって冷静になっちゃうと思うんです。

先ほどとは別の方ですが「めちゃくちゃ盛り上がって路上でチューとかは全然できるんだけど、ホテルに入ると途端に冷めちゃって彼を置いて帰っちゃう」という話も意外と耳にします。

親密になると極端に冷静になっちゃうんです。

これは一種の「防衛本能」として解釈できます。

親密な距離で傷ついた経験がたくさんあるから、誰かと距離が縮まると自分を守るために冷静に状況を見極めようとする心理です。

要するに「前に犯したミスを繰り返さないために、ミスを犯した場面ではより慎重になる」ということですね。

だから、彼のことがすっごく好きであっても、「いやいや調子に乗ってダッシュしてはいけない。ここはひとつ冷静に状況を見極めなければまた傷ついてしまう。」という心理が働いてホットな気持ちに消火器をぶちまけるのでしょう。

となると、仮に盛りの季節に入られたCさんがいざコーフンしながらベッドインしたとしても、ものすごく冷静な自分が出てきて「あいつ下手やったわー。おもんなかったわー。ショボかったわー。演技するの疲れたわー。」と思うようになることは必至でしょう。

でも、これって誰もが持ってる心理とも言えるんですよね。

遠くにいるときは良い人だったけど、距離が近づいたらそうじゃない面が見えてきたって経験は少なからず誰でもしてると思いますし、アプリで婚活していてやり取りしてるときはすごく盛り上がって期待して実際に会ってみたらつまんなかったとか、付き合い始めは仲良くラブラブだったのに、距離が近づくにつれて険悪な雰囲気が増えてきたとか、まあ、親密感への怖れなんて誰でも持ってるわけですし。

だから、このブログをお読みの方で、「ああ、あたしもあるなー。これ何とかしたいんだよなー」と思った方は次の決意をしてみてください。

「ひとりではやらない」

親密感への怖れは対人関係の問題なので、ひとりでやるには限界があるんです。

自立系な方々は自立だけに何かと「ひとりでやる」ということにこだわりを持ってしまうものですが、確かにひとりでできることもあるんですけど、それは「準備」なんです。

でも、いきなり彼氏相手に実習するのはかなりハードルもリスクも高いですよね。

だからカウンセラーで練習しましょ、という宣伝なんですよね。告知なんですよね。セールスなんですよね。

相手はカウンセラーだから、という意識があり、お金も払い、時間も限られた中ですから、いい「練習台」になるわけですね。

でも、やっぱりカウンセラーも人ですから、親密感への怖れも出てくるんです。

※実際、カウンセリングを継続してきて「良いところ」に差し掛かるとなんだかんだカウンセリングに来なくなる方がいらっしゃいます。そういう方には「あんたは強制的に月1回通うこと」という命令を出すようにしています。が、潜在意識がすごいのは、それでも「急な出張・会議」「本人・家族の病気」「家のトラブル」といったやむを得ぬ事情を作り出すところです。

だから、「ああ、逃げたくなってきた。けど、ここが踏ん張り時だ」と持ち前の自武女根性を発揮していただいて通ってみると、あったはずの壁がかなり薄くなっていくことに気付けると思います。

で、カウンセラーの前で「自分をさらけ出す」ということをやってみるのです。

自分が内観してきたことと同じことをカウンセラーに対してやってみる。さらにカウンセラーの導きによってさらに深いところまで入ってみる。

そうしてどんどん自分を出していくんですね。

もちろん、「この人は信頼してよい」と思った相手じゃなきゃ意味はないので、「根本さんってやっぱいい加減な人だよね。怪しいよね。テキトーだよね。」と思われる方は別のカウンセラーさんを当たって頂いたほうがいいと思います。(号泣)

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例えば、「ブラックな自分」を話してもらうこともあります。

「すごく怒りっぽくて意地悪で、嫉妬深いし、思い通りにならないとすぐにイラっとするわがままで、何かあったらもう相手を許す気がなくて、でも、表面上はニコニコ仲良くできるひねくれた女なんです。」

たぶん、うちの読者様から見れば「ああ、そんなの当然よ。あたしだってそうだよ。なんならあたしの方がひどいわよ。あんたも同志ね!」と思うだけだと思いますが、ずっと優等生をやってきた方は清水の舞台から飛び降りるよりも勇気が要ることかもしれません。

「親や彼氏に対してほんとに言いたいことって何よ?」というところで様々な恨み辛み憎しみが出てくることもあれば、深い深い罪悪感が出てくることもあります。実は自分をすごく穢れた女だと思ってる、みたいな話もよくあるものです。

そうして、ふだん(無意識に)隠している部分を話し始めるといろんなことに気付いたりもします。

例えば、それだけで「親密感」を感じられるようになっていきます。

そこでイメージワークをしたり、(リトリートセミナーなら)ロールプレイセッションをしたりしていくと「心を開いて誰かを受け入れる」ということを体感できるようになるのです。

もちろん、これは「ファンタジスタ」たちにも有効な手段で、「現実を心を開いて受け入れる」というプロセスになります。

カウンセラーというのは「感情を聴く」ということをやっています。
表面的に起きていることではなく、そこで感じた感情を聴いていきます。
だからなおさら心を開きやすくなります。

まあ、宣伝を兼ねてますけど嘘じゃありませんので。

親密感への怖れというのは要するに「心を開いて相手を受け入れる」ということをやっていくのですが、そのためには「心を開く」ということをやっていかなきゃいけないわけでして、それをトレーニングするってことですね。

そして、自分が心を開くことができれば、ロックマン氏の心だって開けるようになります。(これはまた多少骨が折れますが、今よりもずっと楽です)

そもそも自分が心を開けるようになれば今よりもストレスがぐっと減りますし、ロックマン氏の動向に振り回されることもなくなっていきますから(自分軸が確立されるの。)、余裕も出てくるでしょう。

そうすると「離れてるときもきゅんとするけど、一緒にいるときゅんきゅんする」とか「離れてるときもなんか冷めてるけど、会ったらやっぱこいつちゃうかったわ」とかもっとはっきり気持ちも分かってくるでしょう。

ということで「心を開いてもう一度誰かを信頼してみませんか?」というテーマで自分と向き合ってみられると良いと思います。

◎慢性的な問題を手放して、本来の自分を取り戻してみませんか?(受付は2/6(火)18:00入金分まで)

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