婚約が決まった段階で元カレの存在が気になり始めるのはなぜなのか?



幸せになるのって怖いですよねー。結婚したら違う世界に行っちゃうと思いますよねー。
そしたら、その怖れに引っ張られて幸せから目を逸らそうとしちゃうことってよくあるんです。
しかもそれは大義名分としてはばっちりな理由を使うのです。

【寂しそうな元彼の視線を感じながら、幸せになれるのか?】
はじめまして!6年程前からブログや書籍、YouTube等々拝見しております!
やっとこさ、満を期して、ネタを提供する事態(?)となりました。

8年程前にサークルで出会った元彼がいます。その元彼に対する執着があり、泥沼の関係性を5年程続けた後、手放し本等々のお力を借りながら、3年程前にようやく徐々に元彼を手放すことができました。
そのタイミングで今彼と出会い、来月に婚約予定です(感謝合掌)。

しかし!最近久しぶりにサークルの集まりの連絡が来たタイミングで、元彼から連絡が来ました。
元彼とは今でも連絡を取る関係性なので、電話をして近況報告をする所まではいつものことだったのですが、今回は元彼から会う約束を取り付けてきました。
元彼から誘われることは実に6年ぶりの出来事でして、珍しかったこともあり、先週ついに、元彼と2人で会ってきました。
そして案の定、元彼の部屋で迫られました(3年遅いわ!!と一蹴し、終電で今彼の家に帰りました)。

さて、元彼は半年前に前の彼女と別れたそうで、とにかく寂しいそうです。
若かりし青春の5年間を捧げた相手であるだけに、寂しそうな目でこちらを見ている元彼の視線を感じると、今彼の想いが光る薬指が痛むのです。
幸せにしたかった、心を満たしてあげたかった、というか、なんなら今でも・・・という気持ちにどう折り合いをつけていけば良いでしょうか?

ネタとして取り上げてくださると幸いです!どうぞよろしくお願いいたします。
(Mさん)

泥沼の関係を5年続けて、ようやく手放せた相手だったらそりゃあ引きずりますわなあ。(縁側で茶を啜りながら)

そして、別れたとはいえ、今も連絡を取り合う関係だったとしたら自分が先に結婚する(幸せになる)のは申し訳ない気がしますよね。

「それってまるで自分の息子のことを語る母みたいですね~」とか「離婚したけどまだ話っぷりから結婚しているみたいな感じですよ~」なんて指摘をすることがあるんです。

形の上ではもう別れているし、お互いに次の人もいるんだけど、何となくきょうだいのような、いとこのような距離感で連絡を取り合う感じ。「好きではないと思うんです。もう。付き合いたいとも思わないし。けど、なんか心配しちゃうんですよね」という気持ち。さすがに体の関係はないけれどふつうに連絡取り合いたい感じ。

たぶんMさんは泥沼の中で母性のようなものを彼に抱いていたんじゃないでしょうか。
だから、息子には幸せになってほしいし、自分が幸せになることは息子を見捨てるような感じがしてしまうのかもしれません。

もちろん、どんな恋愛だってやり残したことってあるものです。

「幸せにしたかった、心を満たしてあげたかった」という思いが現役で残っているわけですけれど、それは「次の彼」へ引き継ぐ課題なんですけれどね。ほんとうは。

ということは婚約者の彼は、元彼の代わり?笑

さて、私のカウンセリングってのは「流れ(プロセス)」というものを非常に重視しているわけでして、今彼と婚約することが決まった時点で元カレから連絡が来て会うことにしたんですよね?

なるほどー。なぜ、このタイミングなんでしょうね?

よく「神様のテスト」なんて言いまして「もうあの男のことは忘れた!もう次に行けるぞ!よっしゃー!」と気合を入れた瞬間に元カレとばったり街で出会うみたいなことが起きるんですね。

それは神様が「ほんまにあんた次に行けるん?ちょっと試してみてもええか?」とはからってくれたような感じのやつです。

だから、そこで改めて「選択」し「コミットメント」することが課題になるんですね。

で、こうしたMさんのお話を伺うと、「元カレへの執着が多少なりとも残っているから心配しちゃうし、考えちゃうし、罪悪感も出てくるんだよね」という見方の他に「いやー、今の彼と幸せになる覚悟ができてないし、幸せになることが怖いから、そうして元カレに気を逸らすことをしちゃうんだよね」という見解を示します。

個人的にはむしろこの後者の方を重視することが多いものです。

実際、結婚が決まった瞬間に浮気しちゃうとか、昔の恋人と頻繁に会うようになる、という「幸せになる怖れ現象」はあるあるなものでして、要するにマリッジブルーのひとつとして捉えても良いわけです。

とはいえ、実際、「やっぱこいつちゃう!」と思って婚約者を捨てて野良猫の元に走る武闘派女子もいらっしゃいまして、「まあ、さすがやね~♪ほんまにしゃあないなあ」と笑いながら話を聴いております。

さて、彼の寂しい目に罪悪感を煽られ、執着というよりも癒着しそうなMさんですが、どうしたいんでしょう?

今の彼とそのまま結婚したいんでしょうか?
それとも元カレの元に戻りたいんでしょうか?

まずはそれを決めましょ。

考えるのではなく、心で決めましょ。

見たくないものがあっても目を逸らさずに向き合いましょ。

自分にとって何が幸せなのか、自分はどういう女なのかをちゃんと知って受け入れましょ。

★決められる人になる本と動画

『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)
*セミナー動画:「決断力を身に着けて人生を変える~自分らしく、自分の人生を決めていく!~」

幸せになることって無意識に怖れを喚起します。

「やったぜ!!」と思っている一方で、「こわっ!」と思うわけです。

そして、それは「罪悪感」なんかがあるときにはむしろその幸せをぶっ壊すような行動を自分に取らせます。

「そのときはそうすることが良いと思ったし、そうしたかったからしたんだけど、あとからなんてことをしちまったんだ!と思って最悪な気分になりました。どうしましょ?」

みたいな話も珍しくないのですが、それが罪悪感の仕業ってことですね。

そして、その罪悪感は彼との癒着を作り出すので「腐れ縁」という風に思えたり、「離れたいけど離れられない相手」みたいな風に思えたりするんです。

でも、それは罪悪感が作り出した幻ね。本物じゃないです。

なので、元彼に対する罪悪感はやっぱ扱っといた方がいいなー、と思いました。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
光の瞑想~疲れや罪悪感などを癒すイメージワーク~

さて、Mさんにとって今、大切なことは先ほどお話した通りなんですけれど、前提として「その寂しさは彼の問題なんだからあたしには関係ない」と思うことが必要です。

罪悪感なり、幸せになる怖れなりに捉われるとどうしてもそこが気になっちゃうわけですが、そっちではなく、それは彼の問題だときちんと切り離す必要があるんです。

それが「自分軸」ということですし、執着を切る方法にもなります。

◎ワークショップ「自分軸とは何?なぜ自分軸が大切なのか?どうしたら自分軸が確立できるのか?」
 東京・神楽坂:2023/7/16(日)14:00-16:30
 大阪・西梅田:2023/7/23(日)14:00-16:30
 オンライン:2023/7/29(土)19:30-22:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/49488

★自分軸を取り戻すための本。

*文庫版『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』 (だいわ文庫)

*新書版『なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?』(フォレスト出版)

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
また、感想を送ってくださったり、SNSで感想をつぶやいてくださったりすると根本がめっちゃ喜びます!

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。


無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

『(準備中)』


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

(準備中)


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

 『(準備中)』

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学。
根本の著作一覧
根本裕幸のサイン本屋さん
セミナーセミナー動画・DVD販売・音声配信サービス販売サイト

あわせて読みたい