6年追いかけた野良猫とのプラトニックな関係がなんでこんなにもモヤモヤしてしまうのでしょう?



長い間あいまいな関係を続ければそれが習慣化されるし、モヤモヤした気持ちもまた習慣化されてしまうのですっきりしないんです。
それがプラトニックな関係であればなおさら「手の内」を明かせてないのでそのモヤモヤが強まるんです。

根本先生!!

以前「自分を安心させてあげるには~」の記事でお世話になりました、自武女です。
その節はありがとうございました。
あれから好きなことをして女性性を上げまくり、アブラムシくんが飛んできたり、趣味のチームに男性性の強い方から加入したい!と申し出があるなど、、変化がでています!

が、、野良猫な彼(女性性強め)との癒着関係が、どうしてもすっきりしません。。

今日の記事で「プラトニックな関係ってなかなか忘れられないんですよ」とありましたが、ドンピシャそれ、です。
6年前に出会って片想い→両片想いを経て、半年前にようやく付き合いました。
ただ性的な関係いっさいなし、のプラトニックな腐れ縁です。

散々戦い続けてもうボロボロになったので、いまは追いかけるのをやめようとしてます。
別れようとは言ってないですが、、彼を好きな気持ちは、もうなくなったように思います。
が、、、ポツポツ向こうからラインが飛んできたりすると、自分からも連絡したくなってしまいます。
執着だけが残ってしまってるんでしょうか?
趣味の場で会っても楽しく話せないし、気まずいです。

でも彼は、私の6年間のすべてで、、。
だから今の気まずい状況がとても辛くて。

この関係と、自分の気持ちをすっきりさせるには、どうしたらいいのでしょうか。
(Cさん)

>あれから好きなことをして女性性を上げまくり、アブラムシくんが飛んできたり、趣味のチームに男性性の強い方から加入したい!と申し出があるなど、、変化がでています!

おお、すばらしいー!!やっぱアブラムシくんは飛んでくるんですねえ―。いい変化ですね!おめでとうございやす。

さて、その野良猫な彼ですけれど、とりあえず今は一応付き合ってる状態だと思っていいんでしょうか?

なんですっきりしないか?と言えば、

>でも彼は、私の6年間のすべてで、、。

というところでして、半年前にとりあえずお付き合いすることになったとしてもあんまり感慨深くはなかったと思うのですよね。

これは心理的に見ると「習慣性」という問題があるんです。

>散々戦い続けてもうボロボロになったので、いまは追いかけるのをやめようとしてます。

というほど憔悴してるわけでして、そりゃあ、好きかどうかなんて分かんなくなるし、なんなら自分の本音も見えなくなっちゃうと思いますし、要するに「あたし、疲れちゃったみたい」ということなんだろうと思います。

6年も鬼ごっこしてたわけですもんね。そりゃ、お互い疲れますわな。だから、お付き合いするというのは変な話「停戦協定」みたいなものかもしれません。

何のために頑張ってきたんだろう?とか思ってため息出たりしません?
彼氏ができた喜びよりも、これでもう追いかけなくて済むんだ、という安堵感の方が大きくありません。

まあ、それだけ頑張ったんですから「あたしは偉いなあ。さすが情熱の女やなあ。うんうん。」と自分をよしよししまくってあげてほしいところです。

この6年間、自分を頑張らせた要因って何だと思います?

「逃げる者は地獄の果てまで追いかける」という自立系武闘派女子の習性でしょうか?

実はここにプラトニックな関係というのがちょっとアレンジを加えているものです。

別にセックスが目的じゃないと思うんですけれど、でも、それがあるかないかってのはご褒美があるかないかという大きな違いになりやすいものです。

「目的」ではないけれど、彼を好きであること、彼と一緒になりたいと思うことを確信させるものであり、また、彼も自分に気があるんじゃねえか?という期待を持たせてくれるものであり、つまり彼を追いかける「正当な理由」になり得るんです。

ゼロとイチは大きな違いがありまして、一度関係を持てば情もまた湧くもんですよね。

しかし、プラトニックというのはある意味「中途半端」なんですよね。

体の関係があったとしても「あたしはあなたにとって何なの?」という疑問が湧くわけですから、それがなかったらなおさら「あたし何してんだろ?」という虚しさが伴うものです。

それを6年も続けるわけでしょう?

その原動力となっていたものって何なのでしょう?

意地なのかな?
それともそれくらい好きだったのかな?
あるいは追いかけること自体が習慣化しちゃったのでしょうか?

Cさんの状況を言い換えれば「6年レスが続いている恋」になるんですよね。

元々あったものがなくなったらレスなんで、ちょっと違和感あると思いますけど。

その状態で野良猫を追いかけるのはやっぱしんどいですよね。
燃え尽きてしまってもしょうがないです。

だって6年ですもの。
当時、小学校に入学したガキが中学生になっちゃうんですもの。

その間に習慣化されたことも数多くあると思うんです。

だから、彼からのラインに反応したくなるのも好きかどうかというよりもそれが「日常」になってるからかもしれません。

仮にCさんが性欲強く、一流のオナニストであったとしても、6年もお預けを喰らってる状態なら「セックスよりオナニーの方がいい」と思い込むようになっても不思議ではありません。

二人の関係も「追いかける彼女と逃げる彼」という図式で固定化されてしまうのであれば、Cさんの頭の中は常に「彼を仕留める方法」を考えることがクセになってしまいます。

要するに「思い続けているけど叶わない」というある種の「諦め」もまた出てくるものです。

そもそもなんでプラトニックな恋愛が忘れがたいか?と言えば、ふたりの関係が明確に定義できないからです。

あたしたちは男と女の関係なの?
それとも単なる友達?
でも、それも違うよね。
あたしはあんたを男として見ているし。
じゃあ、何なの?

という思考がぐるぐるぐるぐる巡って、結果、「腐れ縁」というこれまたよく分からない関係として定義付けたりします。

でも、それも納得してるわけじゃないですよね。

このグレーでよく分からない関係性というのが、白黒はっきりさせたい女性性には気持ち悪くてしょうがないわけです。

繰り返しになりますが、体の関係を持つことが目的ではなくても、それが二人の関係を保障するものにはなり得ます。

それではっきり「あたしたちは男と女の関係だ」と思えますから。

セックスが山の頂点ではないけれど、それがないってことは富士登山をしていて6合目あたりで山を下りることを繰り返してる感覚みたいなもんです。

やっぱ山頂でご来光を拝みたいという目標も、いつも6合目で下山してたら諦めるようになりますよね。

とはいえ、まだ山頂まで登ったことがないわけですから、登山を諦めきれず、なんかモヤモヤした状態が続くと思うのです。

もう少し深掘りするとセックスって基本的にお互い裸になりますよね。
お互いのすべてを見せ合う行為と言ってもいいでしょう。

そうするとセックスがないということは、まだまだ手の内を明かしてないし、相手のすべてを知らないことになりまして、それがたいへん私たちをモヤモヤさせることになります。

だって好きな人のすべてを知りたいと思うでしょう?
好きな人には自分のすべてを受け入れてほしいと思うでしょう?

だからプラトニックな恋ってのは中途半端になりやすいんです。

とはいえ、それも個人差がありますけどね。

ちなみにプラトニックであることはCさん自身が望んだこと?それとも彼がそこでも逃げてたの?

さて、そんな心理に加えて、6年間の格闘で燃え尽きてしまってるCさんからすれば、もう彼に対する気持ちなんて分からなくなるんですよね。

っていうか、自分の本音を知ったらとてもやっていけないから厳重に蓋をして見ないようにしちゃうことだってあるんです。

例えば、本音のひとつは「怒り」である可能性は高いです。
あいまいな彼の言動に怒り、そんな彼に振り回されてる自分、彼との関係をはっきりさせられない自分に怒るわけです。

「虚しさ」や「寂しさ」はどうでしょう?感じられますか?
たぶんこの6年間でいやっちゅう程その感情を感じてきたと思います。

そこからは劣等感や無価値感も出てくるかもしれません。

周りの友達などを見て比較して劣等感や嫉妬心を覚えたり、自分のことが情けなくなったり、投げやりになったりしたりしてるかもしれません。

ちなみにCさんはこの6年間、彼以外の男性とはお近づきになったことはないんでしょうか?

本命は彼だけど、ちょこちょこつまみ食いしていた、とか、これまた腐れ縁の既婚者とずるずる行ってる、とか、そういうことはありませんか?

そうすると罪悪感も出てきますし、虚しさもまた強化されやすいですね。

そういうネガティブな感情がわんさかあったらとても「まだ彼のことが好きなんです~」とは意地でも認められないですよね。

でも、そのあたりはどうなんだろう?
Cさんからすればもう好きな気持ちはなくなったとのことですが、ほんとになくなったのか、蓋をしているだけなのかは正直疑わしいと思っちゃいます。

「好き」であることも「習慣化」しますから。

そういうときに根本さんのカウンセリングとかグループセッションとかリトリートセミナーとかを受けると時にヤバいことが起こるんですよね。

「ああ、来るんじゃなかった!」と頭を抱えられる方もいらっしゃるほどで。

なぜかというと「蓋を開けようね」と懇切丁寧親切に扱われるからです。

えーーっ!?まだ彼のこと好きだったのー???なんて気付きたくないでしょう?

えーーっ!!彼とのセックスを未だに求めてるのー???なんて思いたくないでしょう?

だけど、そんなことを百も承知で蓋を開けようとするのは、やっぱ自分の気持ちに蓋をしてたら幸せは感じられないからです。

「6年も彼を追いかけてようやく捕まえて、それで燃え尽きちゃって、いったい自分は何してるんだ?って散々思って来たでしょう?そんな彼のことをまだ好きだなんて認めたくないし、信じたくもないでしょう?そんな女ってバカだって思うよね?でも、そんなバカな女なんじゃないの?いいじゃん、バカで。そんなに思われる彼は幸せだし、それだけ思い続けられるあんたはやっぱすごいよ。誇りに思った方がいいんだよ。」とか言われたらどう思います?ムカつきます?殺意が湧きます?それともウッと胸が詰まります?

自分の気持ちに素直に、正直になりましょうってよく言います。
そこには認めたくない気持ちもたくさんあるかもしれないけれど、あるもんはしょうがないじゃん、認めようよ、と言います。

良い悪いじゃなくてあるもんはあるんだからしょうがないじゃん。

だから、そこに徹底的に素直になることをお勧めしたいんです。

怒りも寂しさも悲しみも虚しさも疲れもプライドも嫌悪感も無価値感も罪悪感も愛情も全部認めちゃいなよ、というわけです。

そこまで行くと新たな物語をスタートさせることができます。

まずは「ゴール」を決めようとするかもしれません。
自分が納得できるゴールが設定できるとまた動き出せます。

もしかしたら、もう彼のことは嫌いなのかもしれません。何ならほんとになんとも思ってないかもしれません。

でも、蓋をしたまんまではそれすら気付くことはできません。

私が扱ってきた事例ではどっちもあります。
まだ好きなんだねー、も、もう気持ちはないよねー、も。

でも、それは素直な気持ちを掘り下げて行って出てくる本音です。
そして、強い力で蓋をしてしまっていたら自分でそれを開けるのは難しいものです。

とりあえず景色のいいところでボーっとしながら「あたしの本音って何だろうなあ」と自分に聞いてみてください。

それが分かんなければカウンセリングとかいろいろ使ってみてください。

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